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第60話 後処理
しおりを挟む魅力解除されてから、1週間経った。
[ナラダ司祭視点]
「だから、聖女様をすぐに探し、また聖女様に戻せばいい」と、神官が言った。
「いや、新しい者を向かい入れて、聖女様にした方がいい」と、別の神官が言った。
今のクラリス教国は、混乱を極めていた。
それもそうだ、魅力されている中で、本物の聖女を追い出し、魅力魔法の使い手を聖女としたのだから。
「ナラダ司祭は、どちらの意見に賛成ですか?」と、神官が聞いて来た。
「私は、新しい者を聖女様にすることに賛成だ。セシリーは、今、とても幸せだろうしな」と、答えた。
その言葉を聞いた会議室の中にいる人達は、驚きの表情を浮かべた。
「ナラダ司祭、聖女様がどこにいるのかご存知で?」と、聞いてきた。
「ああ、知っているとも、魅力に操らそうになったから、セシリーを守るために彼に託した」と、言った。
「では、すぐに聖女様をクラリス教国に連れって帰って下さい」と、私に言ってきた。
「それはできない。セシリーも、もう聖女に戻ろうとは、思わないだろうし、彼なら幸せにしてくるだろう」と、答えた。
「その彼と言うのは、誰なのですか?」と、聞いてきた。
「それは、教えることができないな。ああ、それと、私は今からクラリス教国の司祭を辞める」と言い、席を立ち、会議室から出た。
準備してあった荷物を持ち、ハロルク王国に向かって、歩き始めた。
[アレク視点]
「久しぶりです。ナラダ司祭」と、森の中で声を掛けた。
「おお、フレック殿、セシリーは元気ですか?」と、聞いてきた。
「ええ、元気ですよ」と、答えた。
「それは、よかったです。で、私に何か用ですか?」と、聞いてきた。
「クラリス教国の司祭をやめたのですよね。でしたら、私の領地の教会で、司教をして頂きたいのです。前任の者が腰痛で、引退してしまう為、人材を探してまして」と、答えた。
「こんな老いぼれでよければ、その話受けさせて貰います」と、言った。
「では、よろしくお願いします」と言い、ナラダ司教を領地に連れって帰った。
ナラダ司教のことをセシリーに伝え、セシリーは、会いに行き、再開を喜んでいた。
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