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第83話 デルクの春
しおりを挟むあと2日で貴族学院が始まる日に、デルクに呼ばれた。
僕は、呼ばれたマラアナ王国に来ていた。約束の場所には、角を隠したデルクと15歳ぐらいの女性がいた。
「おお、来たか、アレク」と、言ってきた。
「今日はどうしたの?」と、聞いた。
「今日は、挨拶に同行して欲しいんだ。婚約を許して貰うために」と、答えてきた。
「こ、婚約者、えっと、彼女がそうなの?」と、聞いた。
「はい、デルクさんとお付き合いしているルナと言います」と、答えてきた。
簡単な打ち合わせをして、姉夫婦のところに挨拶に行くことにした。
姉夫婦の家に着くと、ルナさんが扉を叩き、姉夫婦を呼んだ。
少し時間が経つと、姉夫婦が出てきた。その姉夫婦は、見覚えがある顔だった。それは、ゲイルとミナさんだ。
「な、何で、辺境の悪夢がいるんだ?」と、ゲイルが聞いてきた。
「ルナさんとお付き合いしている人から、挨拶に同行して欲しいと言われたから来たんだ。でも、びっくりしたよ。まさか、ルナさんのお姉さんがミナさんだったとは」と、言った。
玄関で話すことではないので、家の中に入った。
「お姉ちゃん、アレクさんと知り合いなの?」と、ルナさんが聞いた。
「うん、知り合いだよ。ゲイルさんと関係があって2回あったことがあるよ」と、答えた。
「でも、何で、アレクさんのことを辺境の悪夢って、呼んでるの?」と、聞いてきた。
「辺境の悪夢というは、僕の昔の呼ぶ名なんだ。ゲイルは、僕と昔に会っていて、その時からこの呼ぶ名で呼んでいるよ」と、答えた。
今まで、黙っていたデルクが、「久しぶりだな、ゲイル」と、言った。
「うん?俺は、あんたと会ったことはないと思うが?うん?待ってよ、あんたまさか」と、何かに気づいた顔をした。
「ああ、そのまさかだ」と言い、角を生やした。
角を生やしたのを見た、ミナさんは、ルナさんを後ろに隠した。
「ど、どうしたの、お姉ちゃん?」と、ルナさんがミナさんに聞いた。
「わ、私の妹に何する気?」と、ルナさんの疑問を無視して、デルクに聞いた。
「ま、待って、お姉ちゃん、私、デルクさんが、魔族ということは、知っていて、付き合っているの」と、言った。
「ミナ、こいつは、大丈夫だ。ルナに危害を加えたりしない。少し変わり者だが、悪いやつでは無い」と、言った。
「ミナさん、たしかにデルクは、魔族ですが、約束は、キッチリと守る方です。だから、安心して下さい」と、言った。
僕とゲイルとのルナさんの言葉を聞き、ミナさんは、落ち着いた。
その後は、僕がデルクのことを話して、ゲイルとミナさんにデルクとルナさんの婚約を許して貰った。
「ありがとな、アレク」と、言ってきた。
「ありがとうございました。アレクさん」と、言ってきた。
「気にしないで、2人の仲を認めて貰えて良かってね。じゃあ、僕はこれで。あ、そうだ、結婚式には、呼んでよね。祝いたいから」と、2人に言った。
その言葉を聞き、2人は、顔を真っ赤にした。
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