伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜

文字の大きさ
83 / 102

第83話 デルクの春

しおりを挟む

 あと2日で貴族学院が始まる日に、デルクに呼ばれた。

 僕は、呼ばれたマラアナ王国に来ていた。約束の場所には、角を隠したデルクと15歳ぐらいの女性がいた。

 「おお、来たか、アレク」と、言ってきた。

 「今日はどうしたの?」と、聞いた。

 「今日は、挨拶に同行して欲しいんだ。婚約を許して貰うために」と、答えてきた。

 「こ、婚約者、えっと、彼女がそうなの?」と、聞いた。

 「はい、デルクさんとお付き合いしているルナと言います」と、答えてきた。

 簡単な打ち合わせをして、姉夫婦のところに挨拶に行くことにした。

 姉夫婦の家に着くと、ルナさんが扉を叩き、姉夫婦を呼んだ。

 少し時間が経つと、姉夫婦が出てきた。その姉夫婦は、見覚えがある顔だった。それは、ゲイルとミナさんだ。

 「な、何で、辺境の悪夢がいるんだ?」と、ゲイルが聞いてきた。

 「ルナさんとお付き合いしている人から、挨拶に同行して欲しいと言われたから来たんだ。でも、びっくりしたよ。まさか、ルナさんのお姉さんがミナさんだったとは」と、言った。

 玄関で話すことではないので、家の中に入った。

 「お姉ちゃん、アレクさんと知り合いなの?」と、ルナさんが聞いた。

 「うん、知り合いだよ。ゲイルさんと関係があって2回あったことがあるよ」と、答えた。

 「でも、何で、アレクさんのことを辺境の悪夢って、呼んでるの?」と、聞いてきた。

 「辺境の悪夢というは、僕の昔の呼ぶ名なんだ。ゲイルは、僕と昔に会っていて、その時からこの呼ぶ名で呼んでいるよ」と、答えた。

 今まで、黙っていたデルクが、「久しぶりだな、ゲイル」と、言った。

 「うん?俺は、あんたと会ったことはないと思うが?うん?待ってよ、あんたまさか」と、何かに気づいた顔をした。

 「ああ、そのまさかだ」と言い、角を生やした。

 角を生やしたのを見た、ミナさんは、ルナさんを後ろに隠した。

 「ど、どうしたの、お姉ちゃん?」と、ルナさんがミナさんに聞いた。

 「わ、私の妹に何する気?」と、ルナさんの疑問を無視して、デルクに聞いた。

 「ま、待って、お姉ちゃん、私、デルクさんが、魔族ということは、知っていて、付き合っているの」と、言った。

 「ミナ、こいつは、大丈夫だ。ルナに危害を加えたりしない。少し変わり者だが、悪いやつでは無い」と、言った。

 「ミナさん、たしかにデルクは、魔族ですが、約束は、キッチリと守る方です。だから、安心して下さい」と、言った。

 僕とゲイルとのルナさんの言葉を聞き、ミナさんは、落ち着いた。

 その後は、僕がデルクのことを話して、ゲイルとミナさんにデルクとルナさんの婚約を許して貰った。

 「ありがとな、アレク」と、言ってきた。

 「ありがとうございました。アレクさん」と、言ってきた。

 「気にしないで、2人の仲を認めて貰えて良かってね。じゃあ、僕はこれで。あ、そうだ、結婚式には、呼んでよね。祝いたいから」と、2人に言った。

 その言葉を聞き、2人は、顔を真っ赤にした。

 

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!

八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。 『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。 魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。 しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も… そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。 しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。 …はたして主人公の運命やいかに…

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

僕だけレベル1~レベルが上がらず無能扱いされた僕はパーティーを追放された。実は神様の不手際だったらしく、お詫びに最強スキルをもらいました~

いとうヒンジ
ファンタジー
 ある日、イチカ・シリルはパーティーを追放された。  理由は、彼のレベルがいつまでたっても「1」のままだったから。  パーティーメンバーで幼馴染でもあるキリスとエレナは、ここぞとばかりにイチカを罵倒し、邪魔者扱いする。  友人だと思っていた幼馴染たちに無能扱いされたイチカは、失意のまま家路についた。  その夜、彼は「カミサマ」を名乗る少女と出会い、自分のレベルが上がらないのはカミサマの所為だったと知る。  カミサマは、自身の不手際のお詫びとしてイチカに最強のスキルを与え、これからは好きに生きるようにと助言した。  キリスたちは力を得たイチカに仲間に戻ってほしいと懇願する。だが、自分の気持ちに従うと決めたイチカは彼らを見捨てて歩き出した。  最強のスキルを手に入れたイチカ・シリルの新しい冒険者人生が、今幕を開ける。

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。 そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。 その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~

夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。

処理中です...