伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜

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番外編 エーリゼとの約束

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 今日は、エーリゼとギルドの依頼で、SS級モンスター、ウォータードラゴンの討伐に来ていた。

 「アレク、そっちから攻めて」と、エーリゼに言われた。

 「うん、任せて」と言い、左からウォータードラゴンの急所を攻撃した。

 急所を攻撃されたウォータードラゴンは、よろめき、長い悲鳴を上げた。

 エーリゼは、その隙を見逃さず、ウォータードラゴンの首を手刀で切り落とした。

 ウォータードラゴンは、大きい水溜りに倒れ、それ以降動くことは無かった。だが、ウォータードラゴンが倒れる時に、大きな水飛沫を上げ、僕とエーリゼの服が濡れてしまった。

 「エーリゼ、大丈夫?」と、聞いた。

 「うん、大丈夫だよ」と返し、服を脱ぎ始めた。

 「ちょ、何してるんだ。エーリゼ」と言い、僕は、顔を逸らした。

 「だって、風邪引くかもしれないじゃん。なんで、アレクは、恥ずかしかったの?僕の裸何回も見たじゃん」と、言ってきた。

 「それとこれは、訳が違うよ。これ、羽織って」と言い、顔を逸らしながら、毛布を渡した。

 火を起こし、暖かい風で、僕達の濡れた服を乾かせている。

 僕とエーリゼは、毛布しか身につけていない。なのに、エーリゼは、僕の背中に抱きついている。

 「なんで、抱きついているの?エーリゼ」と、聞いた。

 「だって、こうして方が体温が維持できるからだよ。後、アレクに抱きつきたいと思ったからだよ」と、嬉しそうな声で返してきた。

 「じゃあ、これならどう?」と言い、僕は、エーリゼと向かい合い、抱きついた。

 エーリゼは、驚いていたが、すぐに僕の左肩に顔を乗せ、「ねぇ、アレク、この時間が永遠に続くといいなぁて、僕、考えちゃうんだ。これは、ダメなことかな?」と、聞いてきた。

 「ううん、ダメじゃないよ。そう考えてくれるということは、僕のことを好きでいてくれるから、とても嬉しいよ」と、返した。

 「そっか、ありがと、アレク」と、僕の耳元で言ってきた。そして、僕の唇に、キスをして、エーリゼは、微笑んだ。

 [次の日]

 エーリゼは、昨日水に濡れたせいなのか、体調を崩してしまった。

 念の為に、医者を呼んで、診断をしてもらった。診断している間、僕とテレスとアリアとセシリーとフェリスは、エーリゼが休んでる部屋の中にいた。

 医者の診断も終わり、僕達は、診断の結果を待っていた。

 「奥様、おめでとうございます。ご懐妊でございます」と、医者が言った。

 えっと、僕達は、固まってしまった。

 「か、か、懐妊?じ、じゃあ、僕とアレクの子供がお腹の中にいるってこと?」と、医者に聞いた。

 「ええ、そうでございます。妊娠3ヶ月というところでございます」と、返した。

 「やったね、エーリゼ」と、テレスが言った。

 「さ、先を越されてしまいました。ですが、おめでとう、エーリゼちゃん」と、アリアが言った。

 「おめでとうございます、エーリゼさん。私、自分のことにように嬉しいです」と、セシリーが言った。

 「うん、懐妊、おめでとう、エーリゼ」と、フェリスが言った。

 「みんな、ありがとう」と言い、嬉し泣きをした。

 エーリゼは、みんなに礼を言ってから、僕の方に向いた。

  「ねぇ、アレク、僕、今、世界で1番幸せだよ。あの夕日の中で誓ってくれた約束を守ってくれてありがとね、アレク」と言い、今まで見たどんな笑顔よりも美しい笑顔を浮かべた。
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