聖女の護衛兼恋人の暗殺者は、今日も聖女が知らないところで守り続ける

竹桜

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第十四話 留学

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 魔法学院の前期が終わったが、レミアは、大司教様の元に帰れない。

 これから、レミアは、隣国に留学をしに行く。

 大司教様は、嘆いていたけど、レミアが、手紙で、友達と外国に行きたいと書くと、納得してくれた。

 まぁ、俺には、いつも以上に、警戒しろという命令が掛かったが。

 レミアが乗る馬車には、友人2人が乗り込んだ。

 それ以外の人は、誰も乗り込まなかった。

 普通は、6人で1つの馬車だが、聖女だから特別なのだ。

 まぁ、レミアの馬車の近くには、護衛達がついているが。

 留学の場所まで、1週間ぐらいで到着予定だ。

 馬車の中で、レミアは、友人達と楽しそうにお喋りをしていた。

 その光景を見ながら、護衛していると、魔物が飛んできていることを見つけた。

 俺は、影を警戒に残し、魔物を排除するため、移動した。

 あの魔物は、ワイバーンか。

 直ぐに片付けるか。

 俺は、影移動で、ワイバーンの上に移動し、ワイバーンの頭を切った。

 ワイバーンは、そのまま、地面に向かって、落ち始めた。

 俺は、ワイバーンの死体を魔法袋にしまい、影移動を使い、地面に戻った。

 折角、ワイバーンの死体が入ったんだ。

 何か作るか。

 そう思っていると、レミアから、呼べ出された。

 俺は、影移動を使い、直ぐに、レミアの前に姿を現した。

 「ラルク、お茶とか用意出来る?」と、レミアが、聞いて来た。

 「もちろん、出来ますよ。聖女様。直ぐに、用意致しますね」と、答えた。

 俺は、魔法袋から、レミアが大好きな茶葉を出し、3人分、淹れた。

 そして、その紅茶に合うお茶菓子を出した。

 「どうぞ、聖女様、ご友人方」と言い、頭を下げた。

 レミア達は、紅茶を飲み始めた。

 レミアは、いつも通りの美味しさという表情を浮かべ、友人達は、驚いていた。

「いつも通り、美味しいですよ。ラルク」と言い、レミアは、微笑んだ。

 「ありがとうございます、聖女様。では、私は、これで」と言い、護衛に戻った。

 俺が去った後、友人達は、レミアに、いつものこの紅茶を飲んでいるのかと聞いていた。

 レミアは、不思議そうな表情を浮かべながら、飲んでいると答えた。

 友人達は、また驚いていた。

 アリアは、平民だから仕方ないと思ったが、第1王女のマリアベルが、驚いたのは、俺も少し驚いた。

 俺が、淹れた紅茶がそんな美味しいものか。

 レミアにしか淹れることが無かったから、分からなかったな。

 それから、俺は、馬車の中でお茶するときに、紅茶を淹れることになってしまった。

 まぁ、レミアが、喜んでくれるから良いけど。

 


 

 


 
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