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第十五話 留学先で
しおりを挟む馬車は、順調に進み、留学先に着いた。
留学には、1週間ぐらい滞在する予定だ。
留学先では、留学先の歴史や文化とかを学ぶ。
初日には、歓迎パーティーがあり、案の定、レミアは、目立っていた。
留学先の者達に囲まれそうになっていたが、第1王女が、隣でそれとなく牽制をしてくれて、囲まれることは、無かった。
それでも、レミアと少しでも関係を持とうとして、諦めない者もいた。
それらは、護衛達が、対応していた。
レミアは、そんなことに気付かず、アリアと楽しそうに会話をしていた。
多分だが、アリアも気付いていないだろう。
歓迎パーティーは、そのまま終わった。
レミアは、マリアベルとアリアと一緒の部屋らしい。
護衛対象が、増えたな。
最優先は、レミアだけど。
2人のことも護衛するか。
2人が傷付いたり、死んだりしたら、レミアの心に傷をつけてしまう。
だから、出来る限りは、守るか。
3人が同じ部屋にいるということは、レミアとの夜の時間は無くなるのか。
まぁ、仕方ないか。
あ、マリアベルとアリアの着替えやお風呂なども覗いていない。
興味が無いから。
俺が興味があるのは、レミアだけだから。
次の日は、留学先の文化を学び、留学先の王都の街並みを馬車に乗りながら、見て回った。
その次の日は、留学先の歴史を学んだ後に、王都を自由に回る時間ができた。
レミア達は、王都の観光をするために、街に出た。
もちろん、護衛と一緒に。
レミア達は、王都の街を見て回った。
レミア達は、途中で、店の中の個室に入っていった。
そこで、レミア達は、お茶をしていた。
お茶をしているときに、突然、レミアが、「ラルク、少し来てくる?」
「どうしたましたか。聖女様」と言い、レミアの前に姿を現した。
「えっとね、観光している間だけ、見ないで護衛して欲しいの」と、レミアが、両手を合わせて、お願いして来た。
俺は、「聖女様、それは、あまりにも危険です。それに、私は、大司教様から雇われている身です。承諾しかねます」
レミアが、「お父様には、私から言っとくから、大丈夫よ。もし、危険と感じたら、直ぐに呼ぶから」
「分かりました。では、何かありましたら、直ぐに呼んでください。直ぐに、駆けつけますので」と言い、護衛に戻った。
と言っても、レミアに言われた通り、見ないように護衛している。
その日の夜に、何故か、レミアに呼ばれた。
俺は、どうしたんだと思いながら、レミアの前に姿を現した。
「護衛中にごめんね、ラルク。少し渡し物があって。これ」と言い、レミアは、小さいブレスレットを渡して来た。
「これは何でしょうか?」と、聞いた。
「これは、身代わりのブレスレットと言って、店主さんが言うには、つけた人を守ってくれるそうです。ラルクは、私のことを守ってくれから、少しでも役に立てばと思って」と、レミアが、微笑みながら、答えてくれた。
「ありがとうございます、聖女様。私は、これからも一層、守らせて頂きます」と言い、頭を下げ、下がった。
その後は、今日のことを大司教様に報告した。
大司教様、俺に嫉妬しないで下さい。
レミアのことです。
お土産は、買ってくるので、そんな目で見ないで下さい。
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