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第十六話 クズ共
しおりを挟む留学先に来てから、5日が経った。
レミア達は、いつものように、紅茶を飲みながら、会話をしていた。
それを眺めながら、護衛をしていると、レミア達の部屋に近付く気配を感じた。
俺は、短剣を抜き、警戒をした。
来た人物は、この場所のメイドだった。
そのメイドは、飲み物を3つ置いて、部屋を出て行った。
俺は、念のため、それを遠くから確認した。
俺は、直ぐに、レミア達の前に姿を現した。
俺は、「聖女様、マリアベル様、アリア様、その飲み物を飲んではいけません」
レミア達は、驚いた表情を浮かべていた。
「何で、ダメなの?」と、レミアが、聞いて来た。
「その飲み物は、お酒です。多分ですが、間違えてしまったのでしょう」と、答えた。
レミアが、「そうなんだ。でも、どうしよう?飲まないと好意を無駄にしちゃう」
俺は、「安心して下さい。そのお酒は、私が、回収して、いつも働いている者たちに配りますので」
レミアが、「それなら、良かった。じゃあ、お願い、ラルク」
「お任せ下さい。では、回収致しますね」と言い、魔法袋から、水筒を出し、液体を入れた。
水筒を魔法袋にしまい、「では、私は、これで」と言い、レミアの前から離れ、護衛に戻った。
ふぅ、良かった。
誰だ。
睡眠薬を混ぜた者は。
これは、早急に調べなくては。
レミア達には、お酒と伝えたから、特に何も思ってないだろう。
レミア達に気づかれる前に、片付けるか。
俺は、直ぐに、影を出し、情報を集めた。
犯人の情報は、直ぐに入って来た。
今回の犯人は、留学先の貴族の子息達だ。
首謀者は、公爵の子息だ。
俺は、何故、こんなことをしたかの情報を集めるために、影をつけた。
すると、首謀者は、直ぐに、話し始めた。
どうやら、首謀者は、元々第1王子の側近だったが、問題を起こし、側近から外され、更には、跡継ぎからも外せれたらしい。
だが、首謀者は、プライドが高く、当主の座を諦めていない。
普通の手段では、この状況をひっくり返すことは、出来ないと悟り、今回のことを計画した。
その計画は、レミアとマリアベルの純潔を奪い、自分の地位を上げるというものだ。
そして、アリアは、取り巻き達に、与えるらしい。
さて、こいつらは、クズ共だ。
本当なら、大司教様の指示を仰ぐところだが、その必要も無いだろう。
誰にも気付かれずに消してしまえば、何も問題なんて起きないからな。
クズ共は、夜中に行動を始めた。
クズ共は、緊急用の脱出通路から、侵入を始めた。
脱出通路は、地下にあるため、俺は、そこで待ち構えた。
声が漏れるといけないので、影で、薄い膜を貼り、音が漏れないようにした。
クズ共は、何も知らずに、通路を進んだ。
俺が待ち構えているところから、20メートルぐらいまで、クズ共は、近づいて来た。
俺は、影で、クズ共の体を縛り、口を塞いだ。
クズ共は、抵抗も出来ず、縛られたまま、地面に倒れた。
俺は、クズ共に近づき、「こんばんわ、今日は、いい満月ですね。あ、申し訳ない、ここからでは、見えませんね」
クズ共は、驚いた表情を浮かべていた。
俺は、「それにしても可哀想ですね。貴方達は、こんなところで死ぬのですから。あ、すいません、1人を除いてでしたね」
クズ共は、塞がれた口を動かして、何かを言おうとしていた。
どうせ、しょうもないことだ。
まず、俺は、1番近くにいたクズの首に短剣を刺した。
刺されたクズは、首から血を流しながら、絶命した。
1人殺されたことで、自分達が本当に死ぬと理解したクズ達は、命乞いを始めた。
クズ達の中には、涙を流しながら、ズボンを自分で汚しながら、命乞いをしているクズもいた。
俺は、一切の躊躇も無く、1人除いて、全員殺した。
生き残ったのは、今回の首謀者だ。
首謀者は、自分が、死なないことに安心していた。
俺は、死体を影に喰わせながら、「おい、クズ。お前、自分が、死なないとでも思っているのか?おめでたい奴だ」
首謀者は、信じられないような表情を浮かべていた。
俺は、「こいつは、お前に比べたら、まだマシだな。簡単に死ぬことができたからな。だが、お前は、違う。お前は、これから、拷問され、拷問の果てに死ぬんだから」
首謀者の顔は、恐怖に染まっていた。
「拷問されながら、自分の計画したことを反省することだ」と言い、前に暗殺者を拷問した場所に、影移動で、移動させた。
拷問は、影にやらせる。
あんなクズのために、俺の時間を割きたくない。
そんな時間があるなら、レミアの寝顔を眺めてるわ。
メイドは、今回に限り、許すことにした。
どうやら、あのメイドは、脅されていたようだし。
次、やったら、直ぐに消すがな。
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