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第二十話 暗殺
しおりを挟む俺がついた場所は、魔王がいる部屋だ。
魔王は、寝ていた。
俺は、短剣を手に持ち、魔王に近付いた。
俺は、深呼吸をして、覚悟を決め、影殺しを使い、魔王の影の首を切った。
現実の魔王の首にも切り傷ができ、首と体が離れた。
魔王は、別れた首と体から血を流し、死んだ。
魔王は、最後に、信じられないような表情を浮かべていた。
さて、任務は、完了した。
俺は、何を失うのか。
覚悟していると、手につけたブレスレットが、砕け散った。
これは、レミアから貰った身代わりのブレスレット。
ま、まさか、代償を身代わりしてくれたのか。
レミア、ありがとう。
俺のことを守ってくれて。
早く、大司教様に報告しなくては。
俺は、魔王の死体を影に喰わせ、影移動を使って、大司教様の所に移動した。
俺は、大司教様に全てを報告した。
「つ、つまり、ラルクは、何も失っていないということか?」と、大司教様が、聞いてきた。
「そういうことです」と、答えた。
「そ、そうか。はぁ、レミアとの結婚を撤回するわけにもいかないなぁ」と言い、大司教様は、頭を抱えた。
大司教様は、「ラルク、レミアとの結婚は、許す。だが、あの条件は、結婚式を挙げるまで、守れ」
俺は、「はい、もちろんでございます」
大司教様は、「ならいい。今は、体を休ませろ。明日からもレミアの護衛を頼む」
俺は、頭を下げ、影移動を使い、移動した。
着いた場所は、レミアの部屋だ。
レミアは、可愛らしい寝息を立てて、寝ていた。
俺が、レミアの姿を見て、この部屋から離れようとすると、レミアが寝言を言っていた。
ありがとうと。
それは、夢の中の俺か、今の俺か、どちらに言ったか、わからなかったが、いい気分になった。
俺は、影に護衛を任せ、家に戻り、体を休めた。
俺は、朝焼けと同じ時間に起き、レミアの護衛に着いた。
いつものように護衛していると、レミアは、何故かいつのよりも早く起きた。
レミアは、準備をいつものようにして、俺のことを呼んだ。
「どうしたんだ?レミア」と、聞いた。
「えっと、今から、私変なこと言うけどあまり気にしないで。ラルク、昨日、私の髪を撫でた?」と、レミアは、聞き返してきた。
俺は、内心驚きながら、「いや、撫でてないけど」と、答えた。
レミアは、「そ、そうなんだ。朝起きたら、そう感じたんだよね」
「じ、じゃあ、そ、その、わ、私の頭、今、撫でてくれる?」と、レミアは、少し照れながら、聞いて来た。
「もちろん、良いよ」と答え、レミアの頭を撫でた。
頭を撫でられたレミアは、恥ずかしながらも嬉しそうな表情を浮かべていた。
しばらく、レミアの頭を撫でていると、ドアをノックされた。
俺は、直ぐに、レミアの前から、姿を消した。
レミアが、入室の許可を出すと、護衛の1人が入ってきた。
何かを確認すると、出て行った。
護衛が出て行く、レミアが、俺のことを呼んできた。
俺が姿を表すと、頭を撫でることを要求してきた。
俺は、そんな可愛いお願い事をするレミアのお願いを断ることなどできる訳なく、承諾した。
俺は、レミアがいつも部屋を出る時間まで、レミアの頭を撫で続けた。
レミアは、ずっと、嬉しそうな表情を浮かべていた。
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