異世界召喚された装甲兵は、自分の意思で選択する

竹桜

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第二十九話 新たな関係

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 3人は、私の告白を受け入れてくれた。

 その日から、私の生活を変わった。

 朝日が私のことを起こした。

 起きた私の隣からは、可愛らしい寝息が聞こえてきた。

 私の右腕からは、柔らかい感触を感じ続けている。

 そして、いい匂いがしている。

 私は、自分の右側の方を向くと、ネグリジェ姿のサリーサがいた。

 そんなサリーサは、安心している表情を浮かべ、スヤスヤ眠っている。

 そんなサリーサの頭を撫でてから、右腕を離した。

 頭を撫でられたサリーサは、無意識に嬉しそうな表情を浮かべていた。

 そんなサリーサを見ながら、部屋を出て、いつもの鍛錬をした。

 いつもの鍛錬を終え、キッチンに戻るとサリーサと純麗が、朝食を作り始めていた。

 サリーサは、キッチンに入ってきた私に気が付き、嬉しそうな表情を浮かべた。

 「おはようございます、篠井さん」

 「あ、おはよう、正樹君」

 「おはよう、サリーサ、純麗」

 朝の挨拶をした後は、私も朝食作りを手伝った。

 朝食が作り終えたぐらいに、ネグリジェから着替えたサリーサが、リビングにやってきた。

 起きてきたサリーサは、既に身支度を整えていたので、直ぐに朝食にした。

 朝食を食べ終え、一緒に食器を片付け、純麗と一緒に、街に出掛けた。

 手を繋ぎながら、街を歩いている。

 その時、サリーサは、嬉しそうな表情を浮かべていた。

 街を歩いていると、顔見知りの店主に呼び止められた。

 「見ていてくれ、今日は、いい魚が入っているんだ」

 私達は、その店に向かい、店に並べられている魚を見てみた。

 いつも新鮮だが、今日は特に新鮮だな。

 そんなことを思っていると純麗が、私の袖を引っ張ってきた。

 「正樹君、この魚なんて良くない?」

 純麗が指差した魚は、特に鮮度が高く、しかも4人分ぐらいの大きさだった。

 ムニエルに丁度いいな。

 「確かにいいね。鮮度も良くて、大きさも丁度いい」

 私は、その魚を指差した。

 「店主、その魚と貝を10個くれ」

 店主は、毎度と言い、購入した物を包んでくれた。

 お金を支払い、その商品を受け取った。

 その後は、純麗と手を繋ぎながら街中を回って、買い出した。

 夕方前に戻り、夕食に、ムニエルと貝のスープを作り、いつもの夜を過ごした。

 寝る時間になり、サリーサと純麗と別れた。

 私は、サリーサと一緒に自室に向かった。

 自室に戻ったエノーアは、ベッドの右側に寝転がった。

 私は、ベッドの真ん中に寝転がった。

 エノーアは、少し顔を赤くして、私の右腕に抱き着いてきた。

 そして、視線を向けてきた。

 「お、おやすみなさい、篠井さん」

 「おやすみ、エノーア」

 30分もすれば、エノーアの可愛らしい寝息が聞こえてきた。

 私は、気持ち良さそうに寝ているエノーアの頭を撫でた。

 エノーアは寝ながら、嬉しそうな表情を浮かべていた。

 本当に可愛いな。

 エノーアの寝顔を堪能した後に、私も眠りについた。

 そんな感じの生活を過ごしている。

 ちなみに私の隣で寝るのは、3人が決めた順番だ。

 とても幸せな生活だ。

 この世界に来る前には、想像出来なかったことだな。
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