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本編
初めてと初めて
しおりを挟むさっきのは防衛的に体が反応していただけ。
でも今は違う。陽平が欲しいと発情してるんだ。
「ごめんね、さっきのに当てられちゃったか」
と少し困ったような顔をした陽平と目が合う。
頭がボーっとして、彼の言っている意味がわからなくて首を傾げる。
「…っ…すぐ戻るからちょっと待ってて‼︎」
そう言って彼はどこかへ走っていった。
しばらくしてやっと歩けるまでに回復した頃には、
着替えのジャージを着させられ、
俺たちは学校を後にした。
◇◇◇◇(陽平宅)
歩いてはいるが、いまだに少しぼーとししまっている俺の服を脱がせ、
陽平と一緒にシャワーをかけられた。
「ひーくん怪我してない⁇」
陽平は体を洗いながら、いろんなところを確かめていた。
「あっ…やぁ…よう…あ…」
そんな手にいまだ敏感な体は反応してしまって、喘ぎ声みたいな声が抑えられないでいた。
全身をくまなくあざや傷がないのを確かめてから
「ひーくんここに手を置いて」
と浴槽の淵に手を置かれ、
そのまま前屈みにさせられて、
後ろからひくひくと収縮して赤く腫れたように充血しているそこを観察される。
「やっ…みないで」
この家に来てからより一層濃く感じる陽平のαのフェロモンのせいで発情しているそこを
あろうことか、暖かくて柔らかい何かがいたわるように侵入してきた。
「やっ…そこきたないから」
浴槽の淵に捕まっているのがやっとなくらい脱力している体で抵抗することもできず、
ただ気持ちいいその刺激を受け入れるしかない
「そんなことないよ、綺麗だよ」
そう言っているのが陽平だと思うだけで、思考がショートしそうだった。
「あいつらにどこまでされたの」
そう少し刺々しいフェロモンを隠しきれない陽平が低い声で聞いてくる。
「全部教えて」
そう言って内腿を優しく舐められて、
力が抜けて浴槽に上半身を預けるような体勢になってしまった。
腰だけ突き出してるようで恥ずかしい。
「ほら、いい子だから、ひーくん教えて」
促してるのか、阻んでくるのかわからない快感に自分が何を口走ってるのかわからなくなってくる
「あ…ち…乳首つねられて…あと…うしろ…後ろを指でぐちゃぐちゃって…された…ん」
今度はそこに陽平の指が入ってきて、
ぐちゃぐちゃってされた。
「こう??それだけ⁇」
「んあぁあっ…やっ…それだけっ」
「こっちは?」
そう言って頸をペロリと舐められた。
途端に恐怖と情欲でゾクゾクと全身がピリピリとした。
「はぁああっ…そこ…してない」
隠すこともできず、されるがままで、
陽平にそこを支配されてもおかしくないのに、
やだやだと幼子のように請うのが精一杯だった。
「ベッド行こうか」
そんな冷静なような、抑えきれない熱暴走が漏れ出てしまっているような陽平を拒否する選択肢はもう残っていないようだった。
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