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本編
熱に当てられて
しおりを挟むタオルでガッと体を拭かれ、
2階にある彼の部屋に連れていかれる。
普段優しい彼の少し余裕がなさそうな仕草が時々見えて、不覚にも心臓に悪い。
「ここ赤く腫れてて、痛そう」
「あっ…あっ…やっ」
つねられたり、噛まれたりした胸の先端を彼は優しく、優しく舌で慰めてくれる。
「あ…ようへっ…あっ…」
勝手に鳴いて、シーツを握ってその快感から逃れようとする。
「はっ…あっ…あ…」
ふやけてしまうのではないかと言うほどに、そこを舐められ続けた。
その頃にはもともと少なかった抵抗力はなくなり、
すっかりされるがままに体を預けてしまっていた。
「すごい、ひーくん気持ちよさそうだね」
そんな陽平の声が聞こえてるはずなのに聞き取れなくて、
固くなっているそこに、漏れてしまっている蜜を塗り広げて、嬉しさと情欲を孕んだ目で微笑まれる。
「んんん…あ…」
反抗する言葉すら出なくて、気持ちいいのをただ肯定する言葉が漏れてしまうだけだった。
「ひーくんかわいい」
そう言って、首に潜り込まれて、
頸の近くで息を感じるだけでゾクゾクした。
「ひゃっ…やっ…ぁあ」
時々いたずらに歯を立てられたり、優しくそこを舐められる。
それだけで全身がゾクゾクするのに、下半身は一番知っている気持ちいいを人の手でされ続ける。
そんな刺激にあっけなくそこは限界を迎えた。
「ひーくんいっぱい出たね」
そう褒めてくれる幼馴染は、俺が知っている泣き虫な彼ではなく、強いオスのαの顔だった。
「今度はこっちでも気持ち良くなろうね」
そして彼は今日知ったばかりの気持ちいいところにも指を埋めた。
「ぁあ…やぁ…」
グチュグチュと、耳を犯す水音はじぶんのそこから発生していると知りたくなかった、
自分だけが発情して、自分だけが期待しているようで、恥ずかしくなる。
「わかる?ここ3本食べてるんだよ」
意識させられるようにゆっくりと動かされる。
「ぁあ…いじわる…」
「意地悪じゃないよ。ちゃんと解さないとひーくんが痛くなっちゃうからね」
「あっ…そごだめっ」
「へー、ここが好きなんだ」
内側の真ん中らへんをトントンと指でマッサージしれると、
腰が勝手にあばれた。
そこを押されるだけで頭が真っ白になって、目がチカチカした。
「や!あっ!だめっ!っ」
そんな静止も聞かず、陽平はそこばかりをトントンして、
そして反りかえるほど張り詰めている前も一緒に擦る、
「いいよ、いって」
「あっ、や…ぁあああっ」
そう許可されて、体はあっけなく2度目の絶頂を迎えた。
「はぁ…はぁ…ぁあ…はぁ」
いくら吸っても整わない息と、
絶頂によって過敏になった体は彼の指をもっとと食んでしまう。
「そろそろ僕のを入れてあげるね」
そして朝日が昇るまで、陽平に抱き潰されたと思う。
途中から飛びすぎて、記憶がうまくつながらなかった。
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