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●4月_運命のいたずら2※【ヒート/甘々/じっくり】

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「柊先輩…」

頸の匂いを堪能した後、そのまま先輩の耳を喰む。

手を脇の間から滑らせ、服の上からでもその主張がわかってしまう、胸の果実を指で転がす。

「ぁ…はっ…ふっ…」

先輩から、甘いため息が漏れ始める。

目を瞑って、この快感をやり過ごそうと少し眉間に皺を寄せている。

「先輩、ここ気持ちよさそうですね」

果実を少し力を入れて摘んだり、ときどき転がしたり、弾いたりする。

すると先輩の体は面白いくらい、ビクビクと反応してくれる。

「だめぇ…やまがみっ」

「山神じゃなくて、海斗って呼んでください湊さん」

先輩の名前を呼びながら、快感を教え込むように愛撫する。

反抗されることもなく、名前呼びも咎められなかった。

先輩をソファから引き摺り下ろし、床に座っている僕の上に先輩を持ってくる。

今度は両手でカレの果実を可愛がると、湊さんは快感に身を捩っているようだった。
腰が勝手に揺れてるのが、ねだってるみたいで、更に僕を夢中にさせた。

「ちゃんと呼べたら、こっちも触ってあげますよ」

そう、ときどき、カレの太ももや下腹部付近を撫でると、少し期待で体に力が入ってる気がした。かわいい。

「…んやっ、…っ」

唇を噛んで、漏れそうな声を抑えているのがいじらしい。
体に力があまり入らなくて、僕に体を預けてる感じもなかなか最高。

「ほら、海斗お願い触ってって。それともこっちの方が好きですか」

意地悪と知りながら、少し強めに果実を可愛がる。
面白いくらいに湊さんの体が跳ねて、潤んでいた瞳に、更に涙が溜まり始めた。

「…っ。かいとぉ…」

「はい」

「下もっ…触って、おねがいっ…」

「…っいいですよ」

湊さんの頸に軽い口づけをすると、頭だけイヤイヤと嫌がる。
でも体は俺にされるがまま、次の快感を待ち侘びているようだった。


ズボンを脱がせると、下着の上からでもわかるくらい、前も後ろもぐちゃぐちゃに濡れていた。

「…はっ…みないでぇ」

今更恥ずかしがる湊さんのいろんな表情をもっと見たくなった。

湊さんをソファに寝かせて、そのまま下半身の最後の砦を脱がす。
肘置きに頭を乗せてるから、彼からは僕のしてる行為が隠さず見れてしまう。


彼の足をひらかせ、その間に入って、近くでそこを観察して堪能した。

「ゃ、だめぇ…」

閉じようと抵抗する脚は全然力が入っていないようで、
そこを直接舌で愛撫すると、
また全身が気持ちよさそうにピクピクと震え、
湊さんは手の甲を噛んで声を押し殺していた。

「…っん…ッ」

そんないじらしい抵抗も虚しく、
既にとろとろな入口は僕の指をあっさりと飲み込んだ。

そのまま入口の浅いところばっかりをかき回すと、先輩の腰がもっと奥とねだるように揺れた。

口に含んでいる彼の男の象徴も、僕の指の動きに呼応するように反応していた。

「…ひはほはん、ほほほうほおほおえうえ
(湊さん、ここもうとろとろですね)」

チラッと彼の表情を伺うと、
潤んでいた瞳からは涙が溢れ、顔も真っ赤にして、快感とわずかに残った理性の間で揺れてるように見えた。

それが少し不服で刺激を強めてしまったのは、少し大人気ないなと思いながら、
指の本数を増やした。

「…っ、かいとぉ」

あえてゆっくり出したり、入れたりを繰り返す。
出て行く時は名残惜しそうに吸い付き、入る時は歓迎されてるとばかりに食まれる。

さっき教えたばかりの飼い主の名前もちゃんと呼べている。


「えらいですよ、湊さん」

ちゃんと呼べたご褒美に、前でイかせることにした。

後ろは入れたままだけど、
前は手であえて少し物足りないくらいの緩い力で絶頂を導く。

「…ッ…いじわるぅ…」


焦らされた身体の理性を溶かすには、十分な刺激だったらしい。
湊さんはもうほぼ無意識に腰を振って、自分から僕の手で自慰しているように見えた。

下から彼を見上げて表情を伺うと、
はあっはあっと短く肩で息をしながら、
とろんとした表情で僕を見つめていた。

「…ッ」

僕と目があった後も、腰を止められなかったようで、
湊さんは羞恥で顔を赤らめながら絶頂した。


「…ゃ……っ‼︎  」

一瞬詰めた息のあと、酸素を求めるようにその余韻に浸っているようだった。

彼をいじめていた中の指はずっとギュッギュッと締め付けられたまま、物足りなさを表してるようだった。



まだ絶頂間もない彼を待つ余裕もなく、
僕は先輩の初めてを奪ったようだった。

指ではとろとろだったのに、僕のものを受け入れるのは少し抵抗していた。

「っ‼︎…だめぇ」

自分がされていることを認識して、湊さんは今更抵抗を試みようとした。

たが、そのまま少し腰を揺らすと、
快感に貫かれたように、ツンツンした目がとろんととろけてきた。

「はっ、あッ…ゃ…」

閉じなくなった口から涎が溢れ、涙でぐちゃぐちゃな顔がさらに乱れる。

ぐちゅぐちゅと優しく、湊さんを味わってると、何を思ってか、腕が首に回されて、そのままギュッと引き寄せられる。

今無理やりいけないことをしてることに少しチクッと胸が痛んだが、
彼から求められたことに無性に高揚してる自分もいた。

「湊さん、かわいいですよ…」

近くなった彼の頬や目元に口づけを落とす。

それを気持ちよさそうに、嬉しそうにされて
「かいと…」
と紡がれてしまえばい、僕の我慢はあっさりと終わった。


「…っ、はぁ…はぁ…」

どちらの呼吸音ともわからないくらいに呼吸は乱れていた。
どうやら湊さんも一緒に絶頂を迎えたらしく、僕のお腹にも彼のものが飛んできているのが見えた。


昼間に見た綺麗な高嶺の花が、今ここで咲き乱れている様が酷く心をかき乱した。

自分のものしたい独占欲が心を満たした。

「あっ…なんでっ」

本能のまま今度は湊さんをうつ伏せにして、また組み伏せる。

「ごめんなさい、今度はちゃんと噛みますから」

番になる時は頸を噛むが、同じ人間なのだから痛いらしい。
でも快感に溺れさせた後に噛んであげると、それはΩが一生忘れられないくらいの快感らしい。

どうせなら、幸せな思い出の方がいいよね。

湊さんを膝立ちにさせて、シャツのボタンを外す。

その間も快感に揺さぶられ、湊さんは自分の体も支えられないようにもたれかかってきた。

そのまま少し緩んだ首元を露出させ、
服越しに彼の果実も可愛がる。

「あっ、やっ、んあっ、ふっ」

湊さんの口から意味にならない声がただただ溢れて、
だんだん目の焦点も合わないくらい快感に溺れ始めた。

今なら…。
本能か、気がついたら、僕はそこに自分の印とばかりに頸を噛んでいた。


これで湊さんは僕の、僕だけの番になった。


「あ"っ‼︎…はッ…ぁ」

湊さんはその衝撃で一瞬目を見開いたが、また腰で中の気持ちいいところをとんとんしてあげると、
目を閉じてとろんとした表情に戻った。


そして僕はまた彼の中で限界を迎えた…









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