モテたかったが、こうじゃない 魔力ゼロになったおれは、あらゆるスパダリを魅了する愛され体質になってしまった

三ツ葉なん

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アイリーン嬢の新刊

お化けより怖いもの*カール

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白い部屋、ベッド、薬品の匂い。

ここは保健室。と言っても別に怪我したとかじゃなくて、心配性のフィリップ先生の定期健診だ。

「血圧や心音も異常なし。気分はどう?」

「朝ごはんも美味しく食べてすっごくいい気分!」

「ふふっ、それはよかったね。はい、じゃあ今日の健診はお終い。お疲れさま。マシロ君はこの後どうするの?」

うーん。ダブル王子は今は学園にいるし、グランツ様も一昨日から遠征に行くって言ってたから騎士の人達もいないだろうし…。

「お城を探検しようかな」

「それじゃ、もし光る鏡を見つけたら気をつけてね」

「光る鏡?」

「そう、このお城も歴史の深い建物だからね。…出るらしいんだ」

「で、出るって…何が…」

「お化けだよ。まあその光る鏡はお化けって言うより、何でも異界に通じてしまった鏡らしくて、触ると鏡に吸い込まれて戻って来れなくなるとか」

「・・・・・」

「あ、でもっ、あくまで噂話っていうか!まだお昼前だし大丈夫だよ。ごめんね、そんなに怖がるなんて…」

「こ、怖くなんかないよ!そんなの、見つけたって全然平気だし…っ、とにかくありがとうございました!」

「あっ、本当にごめんね!」

おれは医務室を出た。

これくらいの話、べ、別に怖くないし…っ。

まだ全然明るいし、もう何日も住んでるけどそんな鏡見た事ないし。……取り敢えず、カール様が居そうな研究室に行ってみよう。あくまで行く場所がないだけで、そう、冒険の最初の目的地なだけだから。

研究室に向かうため階段を登る。…なんか、いつもより暗くない?それにまだ誰ともすれ違ってない…。

いや、いつもだってそんなに頻繁に人と会わない、はずだし、それに騎士棟からの訓練の声が聞こえないから静かに感じるだけでいつもと一緒…そうだ、そうに違いない。

いつもより駆け足で階段を登る。少し息を切らしながら2個目の踊り場が見えてきた。…あれ?

こんなところに鏡なんてあったっけ…?

いや…おれが見落としてただけ…?そもそもこの階段で合ってるのかな?

段々と不安になってくる。それにあの鏡、うっすら光ってるような…。

いやいや、さっき話を聞いたから変に意識してるだけでただの鏡だしいつもの階段だ。

…見ないで前を通れば大丈夫。

下を見てゆっくりと一段一段を登る。大丈夫、このまま通り過ぎれば…。

「マシロ君?」

「えっ!あっ、わわ…っ」

突然聞こえた声にびっくりしてよろめく。運悪く鏡の方に倒れていくおれは必死に手を伸ばした。

一層背後の鏡が光り、想像していたぶつかる痛みは無くそのまま吸い込まれていく。

「マシロ君…っ!!」

身体のほとんどが鏡の中に入り、外に出ているだろう手が誰かに掴まれた。

その手を咄嗟に握り返したが、その人ごとおれは鏡の中へ落ちていった…。




◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇




滑り落ちるようにたどり着いた場所は暗くて何も見えない。

ひんやりとした空気から石?洞窟?みたいな雰囲気だけどわからない。

多少痛いけど下が案外柔らかかったかのかそこまでのダメージもなくて安心する。

とにかく起き上がろうと腕を突っ張ると逆に引き寄せられた。え!?なになに…っ!?

「うゔ…っ」

自分ではない呻き声で思い出す。そうだ、おれ誰か巻き込んじゃったんだ!

「だ、大丈夫ですか!?ごめんなさい…っ。おれが掴んだから…っ」

それに柔らかい床だと思っていたけど、この人がクッションがわりになってくれていただけだと気がついて血の気が引く。

「け、怪我は…っすぐ退きます!ごめんなさい…っ」

もうパニックで泣きそうだ。

「落ち着いてマシロ君。私は大丈夫だから」

近くで聞こえた声にハッとする。この人…っ。

「カール様!?」

「びっくりしたよ。マシロ君の様子がおかしいから体調でも悪いのかと声を掛けたら突然、」

「わああぁぁ…っ!カール様ぁ!カール様だぁぁあ!!わあーんっ!!」

「わ、うるさっ」

まさかの知り合いに緊張の糸が切れて一気に安心と恐怖が湧き上がってきてごちゃ混ぜだ。
見えないが、おそらく首だろうところに抱きついて泣いてしまう。

泣き喚くおれに会話を諦めたのかカール様が優しく頭を撫でて慰めてくれて余計泣けてくる。

気が済むまで泣いたおれは疲れで落ち着いてきていた。しかし、まだぐずぐずになっている様子にカール様がまるで子供に話しかけるように優しく声を掛けてくれた。

「…少し落ち着いた?」

「ゔぅ…ぐずっ、はい…ひっく…っ」

「あーあー見えないけどすごい顔なんだろうね今。暗くて残念」

「ゔー…っ」

「ごめんごめん、それにしても驚いたよ。まだこんな遺物が残っていたなんて」

「いぶつ…?お化けじゃなくて?」

「ぶふっ、お化け?可愛い事言うね。これは大昔の魔導士長が城が攻められた時の脱出経路確保で掛けたトリック魔法の残りだよ。全部解いたって聞いていたけれど、まさか見落としがあったなんて」

「トリック魔法って事は、おれ達ここから出られるの?」

「当たり前でしょ。脱出するのが目的の魔法なんだから出口が無くちゃ破綻してる」

「そかぁ…」

よかった異界じゃなくて。

「安心出来て何より。じゃあ涙も引いたようだし、出口を探そう。道なりに行けばあると思うけど」

「あ、はいっ!…あ」

「?どうしたの?」

立ち上がったであろうカール様に続いて立とうとしたが、安心して気が抜けたのか力が入らない。

何度か力を入れるが完全に抜けた腰は言うことを聞かずにへたり込むだけだ。…情けない。

「…ごめんなさい、立てません」

「あら」

本当に情けない…。

「うーん、君を担ぐぐらいどうって事ないけどここは暗過ぎるしどれくらい歩くことになるか分からない。しょうがない、マシロ君が歩けるようになるまで待つか」

そうして隣に座る気配がする。

「…ごめんなさい」

「いいよいいよ、よっぽど怖かったんだね。あ、そうだ。マッサージしたら早く治らないかな?」

え?

「私もただ待ってるのも暇だし揉んであげるよ。えーと…足は、これかな?」

突然脇腹辺りに触られる感触があって思わず声が出る。

見えていないからか探るようにさわさわと触られるのがくすぐったくてゾワゾワする。

「あ…っ、カール様ちがっ、そこお腹…っふぅ…っ」

「え?そっかじゃあ、もう少し下の方?」

身体をなぞるようにゆっくりと下に移動する手。見えない分感覚が研ぎ澄まされていつもより敏感に感じてしまう。

これは、善意でしてくれてて…っ、おれが立てないから、仕方ないのに…っ。

探られながら撫でられる感触にだんだん息が上がってしまう。カール様はただのマッサージをしてくれてるだけで、別にえっちな事じゃ、ないのに…。やばい、たっちゃう…っ。

自分の意思とは逆に甘い息が漏れてしまうのを両手で口を塞ぐことで耐える。

「どうしたの?苦しそうだけど…。服の締め付けがきついのかな?」

そういうとカール様は器用におれのズボンと下着に手を掛けてどんどん下ろしていく。

喘ぎが勘違いされたのと、いくら暗くて見えないと言っても下半身丸出しになっていく自分に羞恥心がどんどん膨らんでいく。

あまりの展開に頭がついていかず、ただ耐えるのみだったおれは遂にズボンと下着を足から抜き取られた。晒された足やちんこがすーすーして縮こまる。恥ずかしさに少し震えてしまう。

なにも身につけていない足を下からするすると撫でられ、その度にビクついて声が漏れる。

「あれ?もしかして下着も取っちゃった?ごめんね、震えてる、寒いね。もっとこっちおいで」

ぐっと引き寄せられて温かな感触に後ろから抱え込まれてピッタリと触れ合う。顔が近いのか耳元でカール様の息遣いがして喘いでしまった。

「あぁ、そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。…ただのマッサージだからね」

そう言って今度は両手で太腿や腰を撫でるように揉まれる。内腿や際どいところを触られる度に、ダメなのに勝手に期待して少しの快感を敏感に拾ってしまう自分に耐えられず頭を軽く振って誤魔化す。やだ、これはマッサージ…っ。気持ち良くなるなんて、ダメなのに…っ!

「ふぅ…っん…ふっぁ…んぅ…」

ダメだと思えば思うほど気持ちよくて…遂におれのちんこが硬くなり始めているのがわかった。

早く!早く治れ…っ!じゃないと、バレちゃう…っ!

「ふぅーっふぅーっ、うゔぅー…っ」

耐えることに必死でカール様の様子なんて全然気にしていなかったが、不意に耳元で笑われた気がした。

するとさっきまで太腿を中心に揉んでいたのが上に上がってきて、硬く立ち上がっているちんこに触れてきた。

堪らず口を押さえていた手で静止する。が、感じすぎた身体はさらに力が入らなくて大した抵抗が出来ない。

「あぁ…っかー…る、さ…んんぅ…っそ、そこは…っ」

「ん?どうしたの?ここ凄く硬くなってるよ?しっかりほぐさないと」

「あ“ぁああっ、だめ、そこはぁあ…っ、ちがぁ…ああ“あぁ…っふぅ…っ」

本当は見えてるんじゃないの?と思うほど的確におれの気持ちがいいところばかりを擦られて一気に快感が脳まで駆け上がる。

散々絶妙に焦らされていたからタガが外れたように快感に支配されて、あまりの強い刺激にカール様にしがみつく。凄く気持ちいい。

「はぁ…ふふっ、気持ちいい?震え凄いよ?」

「あああぁあんっふぅ…っあぁっ!はっ、きもひぃ…いぃ…あぁんっ!きも…ちぃ…っ」

「可愛い。マシロ君はただのマッサージでも気持ち良くなっちゃうんだ。ここ、ぐちょぐちょだものね。聞こえる?マシロ君の凄くいやらしい音…」

わざと大きくなるように上下に擦られる。空間が反響しやすいのか、脳が快感で痺れているからか、頭の中で自分から出ているとは思えない程いやらしい水音が響いて犯してくる。

「や…おれ、やらし…えっちなぁ…あぁ…おとぉ…っしゅごい…っ」

「はあ、はっ…ふ、凄くえっちだね。気持ちいい?」

「きもちぃ…っ、きもぉちぃ…でしゅっ、あ、あんっ」

「このまま出したい?それとも一緒にイク?」

一緒ぉ…?かーるさまもきもちいいのぉ…?おれだけ、きもちよくなってるんじゃ、ないの…?

「いっしょ、イクぅ…っ、おれだけ、きもち…いの、はずか…しぃっ」

「恥ずかしいんだ、そうだね。一緒だったら恥ずかしくないね」

「いっしょ…ぉ、あああ“あぁっ?あっ!ああぁぁあ…っ!!」

お尻に硬くて熱いものが添えられたと思ったら一気に最奥まで入ってきた。

衝撃こそ凄かったが全然痛みはなく、寧ろ中を大きなもので犯された快感に挿れられると同時におれのから出てしまった。

「ふっはあ、はは…っトコロテンだ。凄いね、エロ…。お尻も途中から解されてるの気が付かないほど前で感じてたものね…はっ、可愛いなーも…」

「あ?ああぁ…?」

「あーあー、とんじゃった?そんなに気持ち良かったんだ。でも、私はまだまだだから、付き合ってくれるでしょ?マシロ君の足も腰ももっと震えて、まだ歩けそうにないものね…?」

それから再開された律動に中の肉壁をガツガツ擦られてまた喘ぐ、中に注がれて気持ち良くてまた射精する。
そんなことをどれくらい繰り返したか分からないが、気持ちいいしか考えられなくなった頭ではもうどうでも良くなっていた。

いつ気を失ったのかわからないが、目を覚ましたおれはふかふかのベッドの上にいた。

ベタベタした感じがないから洗ってもらったのは分かるけど、少しでも身体に力を入れようものなら筋肉痛のような痛みに襲われてベッドに沈む。…なんか意味わからんぐらい疲弊してない?

「あ、起きたかい?」

奥から出てきたカール様が爽やかな笑顔で近づいてくる。心なしかいつもよりお肌がツヤツヤしている気がする…。あ、そんなことより!

「あのおれ、折角マッサージしてもらってたのに気持ち、よく…なっちゃって、それに出られたってことはカール様が運んでくれたんでしょ?…何もかもごめんなさい。ありがとうございました」

おれの言葉にとっても機嫌よさそうにベッドに腰掛けたカール様は鼻歌でも歌い出しそうな程楽しそうに横たわるおれに覆い被さってきた。

「本当だよ。あの後君を抱えて暗い中大変だったんだよ?まあ、私ほどになればどうとでも出来ることだったから、でもどうしてもって言うなら…お礼してくれる?」

「…お礼?」

「そ、思わぬ時間のロスで仕事が終わらなくてね。明日の朝まで手伝ってくれないかい?」

「もちろん!おれに出来ることなら何でもするよ!」

「言ったね。じゃあよろしく頼むよ。可愛い助手君」

回復魔法で筋肉痛を取って貰ったおれは本棚の整理や掃除、たまに入るセクハラやベッドのお供まで、朝までみっちり手伝わされたのだった。











「脱出魔法で一瞬だったけど、内緒にしておこう」












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