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帰宅[有希]※残酷な描写があります。
家に帰ると、既に父親が帰宅していた。
2DKの古いアパートの玄関のドアを開ける。
父親の他に女性の声がしていた。
何やら険悪な雰囲気の声。
怒鳴り声に近いような叫び声に近いような…。
僕は、そっとドアを開けてなるべく中を見ないようにしながら、無言で中に入る。
「うっせぇ!もう帰る!」
父親も女性は喧嘩していた様子。
多分30代半ばの女性。
顔立ちは整っているが、何と言えばいいのか、清潔感がない。
ボサボサのロングヘアーにボロボロのネイル、取れかけのまつ毛。
きっと父と同じ様な人種なんだろう。
女性は、僕を一瞥すると、ヒールを足に引っ掛けて出ていった。
「死ね!」
とタバコを咥えた父は女性の背中に暴言を吐いていた。
父も、女性もアルコール臭かった。
僕はこの、酒とタバコが入り混じった匂いが本当に大嫌いだ。
「おい、てめ、見てんじゃねぇよ。」
「あ、えっと…。ごめんなさい…。」
気まずい。僕は、最悪のタイミングで帰宅したらしい。
「何ちんたら帰って来てんだよ。俺の飯は?誰のおかげで高校行けてんだ?俺のおかげだろ?」
もう少し、先輩の家にいたらよかった、と後悔する。
せっかく引き留めてくれたのに。
父は、また次のタバコを取り出して火をつける。父はイライラするとタバコを続けて何本も吸うのだ。
「はい。高校に行けるのは、父さんのおかげです。」
「そうだよなぁ。俺のおかげだよな。それなのに何だ、その目は。俺に喧嘩売ってんのか?」
「そんなつもりじゃ…。」
「そんなつもりじゃないって言いたいのかよ?はぁ?大人しく謝れよ!!ごめんなさい、だろ!」
僕はどうやら、墓穴を掘ったらしい。
いや、この人には何を言ったって火種になるだけか。
「おい、ケツ出せ。謝りもできないクソガキなんか、俺の便器で充分だろ。見てただろ?俺は今、女とヤれなくてイライラしてんだよ。」
「はい…。」
こうなったら誰にも止められない。
僕は、大人しく従った。
ズボンを下ろして、父の前に臀部突き出す格好で四つん這いになる。
父の両手で、臀部を鷲掴みにされて、真ん中の穴を無理やり開かされる。
指先に挟んだタバコの火が、お尻に触れて熱くて、ピリピリ痛む。
(さっきまで、蓮也先輩が入ってたのに…。)
父のペニスが無理やりねじ込まれる。
「い、いたい…。」
「はぁ?文句言うな。クソが。」
父からどんどん汚い言葉が溢れる。
さっきまで蓮也先輩とセックスしていたからいつもより抵抗なく父のペニスを受け入れてしまった。
いつもよりはマシだけど、やっぱり慣らされていないので痛くてたまらない。
挿入するとすぐに抜き差しが始まる。
父は、呼吸を荒げていた。
いつも通り、片手で背中に爪を立てて僕のことを引っ掻く。
もう片方の手で、父が僕の後ろ首を片手で床に押さえつける。
激しく何度もピストンされる。
「なぁ、おい、他のもんいれてんのか?いつもと感覚が違うなぁ…。」
キレ気味に父が言う。
僕は、先輩の事がバレるんじゃないかって、ドキリとした。
父の動きが激しくなる。
首を押さえ付けられてるから息ができない。呼吸もできない。
「うぅ…。」
何とか声を出そうとしたけど無理だった。
「おい、ちゃんと言わねぇと聞こえねー。」
「してなぃ…。」
必死に抵抗するけど、体格の大きな父には逆らえるはずもない。
「ほんとは、俺以外の男としてんだろ?学校か?まさかセンコーか?なぁ。やっぱり母ちゃんに似て淫乱なんだろ?こうやって、父親にケツ掘られてんのに、感じてケツの穴閉めてんだもんなぁ。なぁ、他にも男がいんのか?」
父が持っているタバコの灰が肌に落ちてくるたび、痛くないのに、皮膚がピリピリ痛む。
(怖い。助けて…。)
頭の中で助けを呼ぶけど、もちろん誰も答えてくれない。
「い、いない…。」
引っ掻かれる背中の傷がピリピリする。
「ほんとの事言え!!!」
怒鳴り散らしながら、僕の事を思いっきり突き飛ばした。ゆっくり顔を上げると、眼を血走らせた父が、「調子に乗んなよ。」と言いながら、僕の両脚を持って股を開かせる。
「い、いたい…。」
「痛いじゃないだろ。気持ちいいですって言えよ。挿れてくださいのひとことも言えねぇのか?」
「き、気持ちいです、いれてほしいです。」
今度は父親と向き合うかたちで、挿れられた。
さっき、蓮也先輩とも同じ体制でセックスしたのに、こんなに違うなんて。
「んで?俺よりデカい男とやってんだろ?
なぁ、どこのどいつとやってんだよ!!」
大声で叫びながら、フィルターギリギリまで吸ったタバコを僕のペニスに押し付けた。
痛みで声も出ない。
涙ももう出ない。
「やってないです。」
もし、蓮也先輩の事がバレたら僕も蓮也先輩にも危害が及ぶだろう。
僕は、必死に黙ってた。
肛門が裂ける様な感覚に怯えながら、蓮也先輩が助けに来てくれたらいいな、と現実逃避な事を考えるしかなかった。
僕の中で射精した後、父は、アルコールのおかげですぐに眠りについた。
蓮也先輩に抱かれた感触を上塗りされてしまった。
もう、死んでしまいたい。
蓮也先輩に抱っこされて、頭を撫でられたまま死ねたら、、、
幸せの絶頂で死ねたら…。
部屋の隅でいつ起きてくるかわからない父に怯えながら、僕は、幸せだった今日の蓮也先輩との時間を反芻するしかなかった。
お尻から、汚い液体がジュルジュル漏れて気持ちが悪かった。
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