魔王と騎士の楽しい世界統一新婚生活

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二章

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「お取り込み中申し訳ないのですが。」

突如聞こえた声にはっとした。そうだ、グヴィタも居たんだった。
今までの熱烈なキスや俺の恥ずかしい声も始終披露してしまったのかと思うと
また情けない気持ちで泣けてきた。

「ライラータ、いくら新婚とは言え、そういった事は部屋でなさりなさい。
 陛下もですよ。少しは拒んで下さらないと、この男は止まれないのですから……」

グヴィタの恥ずかしいお説教が始まった途端、彼はまた俺を軽々と姫抱っこして
優雅に歩き出した。

「っこら!お待ちなさいライラータ!話はまだ……!」

グヴィタには申し訳ないが、完全に勃ち上がってしまったあれを
見られるよりはマシなので明日謝ることにする。
どんどん小さくなるグヴィタの声を聞きながら、俺は厚い胸板に擦り寄った。

あっという間に俺の部屋に着き、またベッドに優しく降ろされる。
だが今度は彼が押し倒すように上に覆い被さり、俺の頭の横に両肘をついた。
銀色の髪が彼の背中を滑り、さらさらとベッドの上に落ちるのがとても綺麗だ。
涙で滲む目でそれを見つめていると、よそ見するなとばかりにまた顎を掴まれて深い口付け。

「ぁむ……ん、むぅ……っ」

「…は、……陛下……。」

唇が離れ、指輪を握らされた。また返されたのかと思って泣きそうになっていると
熱く輝く目で俺を見つめ、左手を差し出した。嵌めろ、ということか。
彼の左手を優しく取り、震える手で小指に嵌めた。

「…おれ、ぜったい大事にするから……んっ…」

彼の手をきゅっと握って見上げるとまた口付けられた。
嬉しい。嬉しいが、これだけ何回も熱い口付けをされると股間の方がもう限界だ。
思わずもぞもぞと腰を動かしてしまうと、それに気付いた彼に
太腿から内腿の付け根までを指でなぞられた。

「ひゃ…っ!」

恥ずかしさに慌てて足を擦り寄せて股間を隠そうとしたが、それより早く
彼に足の間に割入られ、逆に大きく開かされてしまった。
ぴったりしたズボンから浮かび上がる高ぶりの形がくっきりと分かってしまい
とても恥ずかしい。堪らず横に顔を背け、目を伏せた。

「やだぁ…や、見ないで……」

「…こんなに勃たせて、陛下……お若いですね。」

「ひんっ…!」

触れるか触れないかくらいの強さで、高ぶりの付け根から先端までを
すっとからかうように撫でられた。思わず彼の腰を両腿で挟み込む。
若いってなんだ。見た目的に、俺達はそう変わらない歳のように見えるのに。
…いや、それより。

「や…ルナノ、さ……おねがいっ……」

「……何を、ですか?」

色っぽい声で優しく囁かれて身体中がじんと痺れた。勝手に身体が揺れてしまう。
伏せていた目を彼の方へ向けて、震える唇で言葉を紡ぐ。

「……ね、さっき、みたいに……普通に、話して…」

「は……?いえ………しかし、陛下…。」

「やだ…名前…終夜って、呼んで…?」

俺のお願いが予想外だったのか、少しきょとんとした様子の彼。
しかし、俺にとってこれは大事な事だ。
俺と彼は結婚する。
なのにいつまでも固い口調で陛下と呼ばれ続けるなんて嫌だ。
彼にはいつも普段の喋り方で話して欲しい。それから、彼に名前で呼んで欲しい。
ふるふると首を振っていると笑いを含んだため息が聞こえた。
また呆れられてしまったんだろうか。

「……全く、可愛いおねだりだな……シューヤ様。」

「ぁ…、ルナノワさ…」

優しく目を細めて微笑む彼。名前を呼ばれただけで胸の奥がじくじくと
熱く疼いて堪らない。

「…私の事は、ルナと。」

「ぅん…うんっ、ルナぁ……!」

嬉しくて彼の首にしがみつく。白い首筋がやけに色っぽくて
思わず吸い付いてしまった。

「はむ、ん…んぅ…」

「…ふふ、積極的だな。」

抵抗するでもなく、ルナは少し笑って、俺の耳を柔らかく指で揉みながら
好きなようにさせてくれた。受け入れてもらえたのが嬉しくて
必死に舌を這わせる。調子に乗って、少し強く吸い付いて痕をつけた。

「こら、シューヤ様…」

「ぁう…ごめんなさ、でも……」

咎めるように耳を噛まれたが、優しい声とやわやわとした甘噛みで
まるで甘やかされているようだ。

「ルナが、俺の…お嫁さんだって…しるし、付けたくて……っあ!やあぁ…っ!」

突然の甘い刺激に背が仰け反った。胸から走った痺れに混乱しながら
そこを見れば、手袋に包まれたルナの細く長い指が俺の乳首を
服の上から摘まんでいた。

「やだっ…!ぁう、そこ、や……やだぁ…っ!」

余りにも恥ずかしい光景で、見ていられずにまた頭を逸らした。
身体の力が抜けるような快感に首を振ると、今度は両方の乳首を
きゅうきゅう引っ張られて腰までびくびくと跳ねる。

「んゃあっ…!だめ、だめぇ…っ、ひっぱっちゃ……!」

「なあ…ちょっとおっぱい弄られただけで、こんなに感じて……。
 アンタが嫁の方が良いんじゃないのか?」

「……ぅう……っ」

意地悪く笑うルナを少し睨んだ。視界は涙で歪んでいるので
多分涙目で睨んでも全く怖くないだろうが、しないよりは良いだろう。

「ふ……続き、してくれって?」

「っひ、んゃあぁ……っ!」

突然くに、と爪を立てられて恥ずかしい声が出てしまった。
そんな俺の反応を見て舌舐めずりをしたルナが、更にかりかり引っ掻いたり
中指と親指で押さえつけた乳首の先端を潰すように、人差し指でぐりぐりしてきた。

「ゃっ…や、も、だめぇ……そこぉ、変になっちゃ……っぁう…!」

好きなように弄られ続けたそこはじんじんと熱を持って
服の上からだと言うのに少し触れられるだけで
冷たい氷でも当てられたような刺激を感じる。

「はぁ……いいぜ…変になれよ……。」

俺の乱れた姿を見つめ、熱っぽく息を吐く彼の唇が壮絶にいやらしい。
こんなに綺麗で清廉で美しいルナが、こんなにいやらしい事をしている。
それだけで、まだろくに刺激されていない俺自身が更に膨らんだのが分かった。

「んん…も、だめ……きつぃ……っ」

腰がびくびくと跳ねて、少しでも快感を貪ろうとゆらゆらとみっともなく
揺れるのを止められない。ズボンに締め付けられた股間が痛い。
まだお互い服を脱いでもいないのに。
唇を噛み、必死に熱を堪える。

「……ここだけでいくか…?」

ここ、と言ってまた乳首を捏ね回されて、電流でも流されたように
背を仰け反らせた。嫌だ。そんなところを弄られるだけでいくなんて。

「あぁ…っ!…ぁ、やだ、ルナぁ……こっち……こっちも…っ!」

もう快感にとろけた頭は羞恥心など感じなくなっていて、今にも
弾けてしまいそうな股間をルナの腹に押し当てた。
服越しに感じるルナの身体の固さに堪らなくなって、腰を上下に揺する。

「はぁ…あ、ぁう、……あっ…ルナ、ルナぁ…っ」

きもちいいのに、まだ決定的な刺激が足りないせいか
ぎりぎりのところでずっといけない。苦しくて気持ちよくて
頭がおかしくなりそうだ。

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