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來帝

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双子のロロとネリーと町へ

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「ところで、この世界での通貨はどうなっているんだ?」
「わっちが教えてあげるわ。」
艦内食堂で食事をとりながらロロに通貨について尋ねていた。

1P(カーミナ)=1000000G
1G(ゾアート)=10000S
1S(スティブ)=1000C
1C(アリジン)=100B
1B(アイリ)=10F
1F(フェル)

「となるんだけど1Pは殆ど使わないわね。使うとすれば商人や国家間での取引で使われるくらいかしら。あとお金は冒険者ギルド内に併設された銀行へ行けばどこでも取引できるわ。他に聞きたいことはあるかしら?」

「さっきからギルドと言っていたがどんな組織なんだ?」

「ギルドは西・東大陸の国家間を超えた大きな組織になります。職種によって様々なギルドあり仕事の斡旋などをいたしますし、様々な恩恵も受けられますわ。また、ランク制度というのがありS、A、B、C、D、Eのランクに分けられます。Sが最高ランクで一番最低ランクがEですわ。まぁここら辺の説明はギルドに行けば最初に説明してくれますわ。」

「大体は理解できた。ちなみに、ロロとネリーはギルドに所属しているのか?」

「ええ、わっちとネリーは冒険者ギルドでわっちがAランク。ネリーもAランクですわ。ダイチも入るので?」

「どのギルドに入るかはわからんが考えてはおこうと思う。」

食事も終わり宿場町ブリーリャへ行くことにする。目的は武器や防具類の下調べが主であり購入も視野に入れておく。双子は一旦着替えてくるといい後で合流する予定である。ラナが町に行くならこれを持っていけと小さな物を1つ渡してきたので貰っておく。

小一時間程して双子と合流し、2人には三角形のバッチを渡しておく。
このバッチはこの場から町の近くまで転送(テレポート)するのに必要だから失くさないように言った。
艦内の転送装置(テレポート)デッキまで移動し。

「それじゃ、行こうか。」

「ちょ、ちょっと待つにゃ!こんな物を付けただけでテレポートできるのかにゃ。普通は空間魔法の上級が扱えないと転移できないにゃ。」

「そ、そうよ!本当に大丈夫なの!?」

「そうか・・・この世界だと空間魔法で移動するのが普通なのか。大丈夫だ。怖いとは思うが下手に動かなければ特に問題はない。それに宿場町ブリーリャへは転送可能範囲内だ。では行くぞー。サポートAIユキ、宿場町ブリーリャの近くへ転送開始。」

『サポートAIユキ:自動転送開始します。転送。』

視界が一瞬真っ白になるが次の瞬間には街道から少し脇に逸れた所へ転送される。

「ほらな?大丈夫だろ?」

「ほらな?じゃないわよ!!体が消えかかったと思ったら次の瞬間には真っ白になるし!怖かったああ・・」

「じゅ、寿命が5年は縮まるかと思ったにゃぁぁぁ・・・」
とその場にへたへた~と崩れる2人。罵倒と安堵の言葉がそれぞれでるのを見て少し笑ってしまったのは内緒だ。
しかし、ロロとネリーの冒険者姿は目に毒である。
ロロは水色の透き通ったロングの髪に金色の目、そしてなにより整った顔がとても美人である。しかも・・・スタイル抜群で出るとこは出て引き締まる所はキュと引き締まってておりお尻から太ももにかけていわゆる安産型のお尻が特徴的である。服装は機動性を重視しているのか軽装備の胸当てとショートパンツなのである。

逆にネリーは銀色の短髪に金色と翡翠色のオッドアイに小顔で活発的な印象があり美人である。姉のロロとは対照的にスタイルは全体的に控えめではあるが足がとても美脚なのである。服装は姉と同じだが革製のロングブーツがとても似合っている。

ちなみにひきこもりのラナはピンク色の髪のポニーテールにあどけない感じの顔つきで目は黒色である。少女の姿で常にスリットの入ったワンピース姿で艦内を歩き回っている。

「では行くとしよう。ロロ、ネリー案内頼んだぞ。」

ロロとネリーの案内で宿場町ブリーリャへ無事に入ることができた。ここの検問はかなり厳しく荷物検査も徹底的に行われてたいる。身分証明書になるものが無い場合は5Sはとられるそうだ。
ここでロロとネリーはそれなりに有名らしくお店に行く先々で元気か?また来いよ~と声をかけられている。

「二人とも有名だったんだな・・・知らなかったよ。」

「表向きはAランク冒険者で通してるしそれなりにギルドへも貢献してるからよ。絶対に守り人とばれてはいけないのよ。」

「えへへ~。有名になるとギルドからの待遇も良くなるし何より・・・お店で買い物すると半額で売ってくれる時もあるんだにゃ~。」

それはいいことを聞いたと返事をして、目的の物を物色することにする。まずは鍛冶屋からだ。
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