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鍛冶屋と研ぎと意地と
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ロロとネリーにおすすめの鍛冶屋を教えてもらい武器を見て回る。
「ねぇねぇ、ダイチ。その手に持っている四角い箱はなんなのにゃ??」
今手に持っているのはハンドスキャナーで武器に使われている素材の分析を行っていたところだ。
「これかい?これはうーん。素材などを分析する装置だよ。こちらの世界で言うと魔道具に当たるかな。」
「へぇ・・・そんな高価な魔道具持ってたんだ。それで何が分かったの?」
ロロが興味深そうに覗いてくる。
「うむ。ここで使われている武器の素材は鉄が70%、青銅が25%、銅が5%使われているんだ。そして、鉄の中に未知の素材が50%混じっていることが分かった。ここのソード類は確か魔力が伝わりやすく取り扱いがよいことで有名なんだよな?」
「ええ、そうよ。わっちが使ってるショートソードはここで買った物だわ。魔力伝導率が高くてとても切れ味もいいの。火属性の魔法を付加して攻撃することもできるから重宝しているわ。たしか・・・ネリーが魔剣を買ったのもこのお店だったはずよ。ネリーに聞いてみたら?」
ネリーの元へ行くと魔剣の刃こぼれの修理の依頼額が高いと交渉中だった。
「お客さん、Aランク冒険者だからって自分の武器を大切に扱えないのならこの金額になりますよ。もしこの金額が嫌なら他あたってくださいな。」
店員がネリーにそう言い放った。
「う・・それはぁ・・・。そうにゃ!ダイチが全部悪いにゃ!だからダイチ!修理代金払うにゃ!」
突然私のせいにするかこのニャンコは・・・あとで尻尾を撫でる刑をしてやるからな。
「いきなりだな、ネリー。魔剣の刃こぼれ具合と修理代金はいくらなんだ?」
店員に魔剣の状態と値段を聞いてみた。
「えーっと。魔剣の刃こぼれの修理に1Gと500Sになります。これでもAランクの方なので安くしている方なんっすよ。」
「すまないが魔剣を見せてくれるか?」
「ええ・・・かまいませんが素人の方に魔剣の刃こぼれを修理するのは無理っすよ」
店員から魔剣を手にとり刃こぼれの状態と他に異常がないかを目視確認と指で触って確認をする。
(これなら私でも修理できるな。しかし、以前にも刃こぼれの修理したあとがある。刃の付け直しが甘いな。)
「ネリーこの魔剣は以前にも修理をここでしてもらったのか?」
「にゃ?修理してもらったことあるけど・・・何で知ってるにゃ??言ったことはないはずだがにゃあ」
「この程度の刃こぼれなら私が500Cで修理を受けよう。言っちゃあ悪いがこの店のレベルはたかがしれている。売っている武器は良いものが多いが手入れに関しては素人もいい所だ。」
「おい、兄ちゃんよ。言ってくれるじゃねえか?俺たちドワーフの修理技術が素人レベルとは喧嘩売ってんのか。いつでも買ってやるからよぉ?舐めたこといってると痛い目に合うぞ。」
店の奥からがたいのよいおっさんがドスを効かせた声で怒鳴ってくる。
「バ、バン親方!悪気はないのにゃ!ほら、ダイチも謝って!ここのドワーフのバン親方はとても気難しい事で有名なのにゃ・・・魔剣を修理してもらわないと僕が困るのにゃあ。」
「バン親方と言ったか?この魔剣の刃付けと成形をおこなったのは貴方なのですか?あと、失言を言ってすみません。」
「ああ?そうだがそれがどうしたってんだ。今更謝られても修理費は倍の10Gとさせてもうからな。覚えておくんだな。」
「逆にバン親方に言わせてもらう。素人レベルの修理で10Gとは詐欺も甚だしい。工房を貸して頂けるのなら私が言った事が嘘か誠かわかるはずですよね?まぁ、そのまま白を切って頂いても結構ですが・・・。」
「このガキ言いやがるじゃねえか!!!!いいだろう、工房を貸してやるお前の修理技術とやらをみせて貰おうじゃあねえか!!!!もし、俺の技術よりも下手だったらただじゃおかねえからなぁ!!!」
バン親方は顔を真っ赤にして店の外にまで聞こえるでかい声で私の賭けにのってきた。
「ちょ、ちょっとおぉー。一体何が起こったのネリー。しかもバン親方までカンカンに怒ってるし!」
「ロロ姉さま実はかくかくしかじかで・・・こうなったのにゃぁ・・・」
ネリーの尻尾はうなだれてロロは飽きれた顔をしていたが気にしないでおこう。
「ではバン親方、工房の方を借りますので失礼します。ロロ、ネリー本当の研ぎというものを見ていくかい?」
「はぁ・・・。しょうがないから最後まで付き合ってあげるわよ。ネリーもそれでいいでしょう?」
「わ、わかったにゃぁ・・・。」
「俺たちにも是非見せて貰おうじゃねえか!?このもやし野郎!構わねえよなぁ??」
「どうぞ、是非見ていってください。ただし、研いでいる最中は一切喋らないことを約束してください。集中したいので。」
そして。工房の隅にある研ぎ台へと行く。大密林シーヴァで掘り出した砥石を転送で取り出して荒砥、中砥、中仕上げ、仕上げ用砥石を水にそれぞれ15分程つけて(大密林シーヴァで採れた砥石は吸水性のある砥石なので)から研ぎ始める。
まずはバン親方が研いだ魔剣の刃のラインの微調整を荒砥石を使って修正していくのだ。
ジャリジャリといかにも研いでますという重たく大きな音が工房内を支配していく。
ラインの修正が終わったら刃の付け直しを行う、この時砥石の面の中央が凹んでいたので面直しもする。
荒砥で刃の付け直しが大体出来上がったら「かえし」がでているかチェックする。
次に、中砥石で刃のかえしをとりながらエッジもつけてゆく。
次に、中仕上げ砥石で更に中砥石でついたキズを細かく奇麗にしていく。この時にエッジや刃全体の様子を見ながら研いでゆく。
この時の研磨音はジャリジャリからシャリシャリとあまり音が立たなくなっていくのだ。
最後は仕上げ用砥石の出番だ。
「ねぇねぇ、ダイチ。その手に持っている四角い箱はなんなのにゃ??」
今手に持っているのはハンドスキャナーで武器に使われている素材の分析を行っていたところだ。
「これかい?これはうーん。素材などを分析する装置だよ。こちらの世界で言うと魔道具に当たるかな。」
「へぇ・・・そんな高価な魔道具持ってたんだ。それで何が分かったの?」
ロロが興味深そうに覗いてくる。
「うむ。ここで使われている武器の素材は鉄が70%、青銅が25%、銅が5%使われているんだ。そして、鉄の中に未知の素材が50%混じっていることが分かった。ここのソード類は確か魔力が伝わりやすく取り扱いがよいことで有名なんだよな?」
「ええ、そうよ。わっちが使ってるショートソードはここで買った物だわ。魔力伝導率が高くてとても切れ味もいいの。火属性の魔法を付加して攻撃することもできるから重宝しているわ。たしか・・・ネリーが魔剣を買ったのもこのお店だったはずよ。ネリーに聞いてみたら?」
ネリーの元へ行くと魔剣の刃こぼれの修理の依頼額が高いと交渉中だった。
「お客さん、Aランク冒険者だからって自分の武器を大切に扱えないのならこの金額になりますよ。もしこの金額が嫌なら他あたってくださいな。」
店員がネリーにそう言い放った。
「う・・それはぁ・・・。そうにゃ!ダイチが全部悪いにゃ!だからダイチ!修理代金払うにゃ!」
突然私のせいにするかこのニャンコは・・・あとで尻尾を撫でる刑をしてやるからな。
「いきなりだな、ネリー。魔剣の刃こぼれ具合と修理代金はいくらなんだ?」
店員に魔剣の状態と値段を聞いてみた。
「えーっと。魔剣の刃こぼれの修理に1Gと500Sになります。これでもAランクの方なので安くしている方なんっすよ。」
「すまないが魔剣を見せてくれるか?」
「ええ・・・かまいませんが素人の方に魔剣の刃こぼれを修理するのは無理っすよ」
店員から魔剣を手にとり刃こぼれの状態と他に異常がないかを目視確認と指で触って確認をする。
(これなら私でも修理できるな。しかし、以前にも刃こぼれの修理したあとがある。刃の付け直しが甘いな。)
「ネリーこの魔剣は以前にも修理をここでしてもらったのか?」
「にゃ?修理してもらったことあるけど・・・何で知ってるにゃ??言ったことはないはずだがにゃあ」
「この程度の刃こぼれなら私が500Cで修理を受けよう。言っちゃあ悪いがこの店のレベルはたかがしれている。売っている武器は良いものが多いが手入れに関しては素人もいい所だ。」
「おい、兄ちゃんよ。言ってくれるじゃねえか?俺たちドワーフの修理技術が素人レベルとは喧嘩売ってんのか。いつでも買ってやるからよぉ?舐めたこといってると痛い目に合うぞ。」
店の奥からがたいのよいおっさんがドスを効かせた声で怒鳴ってくる。
「バ、バン親方!悪気はないのにゃ!ほら、ダイチも謝って!ここのドワーフのバン親方はとても気難しい事で有名なのにゃ・・・魔剣を修理してもらわないと僕が困るのにゃあ。」
「バン親方と言ったか?この魔剣の刃付けと成形をおこなったのは貴方なのですか?あと、失言を言ってすみません。」
「ああ?そうだがそれがどうしたってんだ。今更謝られても修理費は倍の10Gとさせてもうからな。覚えておくんだな。」
「逆にバン親方に言わせてもらう。素人レベルの修理で10Gとは詐欺も甚だしい。工房を貸して頂けるのなら私が言った事が嘘か誠かわかるはずですよね?まぁ、そのまま白を切って頂いても結構ですが・・・。」
「このガキ言いやがるじゃねえか!!!!いいだろう、工房を貸してやるお前の修理技術とやらをみせて貰おうじゃあねえか!!!!もし、俺の技術よりも下手だったらただじゃおかねえからなぁ!!!」
バン親方は顔を真っ赤にして店の外にまで聞こえるでかい声で私の賭けにのってきた。
「ちょ、ちょっとおぉー。一体何が起こったのネリー。しかもバン親方までカンカンに怒ってるし!」
「ロロ姉さま実はかくかくしかじかで・・・こうなったのにゃぁ・・・」
ネリーの尻尾はうなだれてロロは飽きれた顔をしていたが気にしないでおこう。
「ではバン親方、工房の方を借りますので失礼します。ロロ、ネリー本当の研ぎというものを見ていくかい?」
「はぁ・・・。しょうがないから最後まで付き合ってあげるわよ。ネリーもそれでいいでしょう?」
「わ、わかったにゃぁ・・・。」
「俺たちにも是非見せて貰おうじゃねえか!?このもやし野郎!構わねえよなぁ??」
「どうぞ、是非見ていってください。ただし、研いでいる最中は一切喋らないことを約束してください。集中したいので。」
そして。工房の隅にある研ぎ台へと行く。大密林シーヴァで掘り出した砥石を転送で取り出して荒砥、中砥、中仕上げ、仕上げ用砥石を水にそれぞれ15分程つけて(大密林シーヴァで採れた砥石は吸水性のある砥石なので)から研ぎ始める。
まずはバン親方が研いだ魔剣の刃のラインの微調整を荒砥石を使って修正していくのだ。
ジャリジャリといかにも研いでますという重たく大きな音が工房内を支配していく。
ラインの修正が終わったら刃の付け直しを行う、この時砥石の面の中央が凹んでいたので面直しもする。
荒砥で刃の付け直しが大体出来上がったら「かえし」がでているかチェックする。
次に、中砥石で刃のかえしをとりながらエッジもつけてゆく。
次に、中仕上げ砥石で更に中砥石でついたキズを細かく奇麗にしていく。この時にエッジや刃全体の様子を見ながら研いでゆく。
この時の研磨音はジャリジャリからシャリシャリとあまり音が立たなくなっていくのだ。
最後は仕上げ用砥石の出番だ。
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