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救われた命と海城都市コバルト
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周りがきらきらと眩しく、光の奔流の中でたゆたう私の意識。その光はとても暖かった。そして誰かが話しかけてくる。
データ記録(ログ):宇宙航行日誌(S.J-0112.52)再生開始。
《ごめんなさい。本当はあの時に止めなくてはいけなかったのに。結局私は何もしてこなかった-せめてもの償いとして貴方が緊急事態に陥ったとき用にサポートAIを密かにプログラミングして貴方の機能の一部にインストールしたわ、サポートAIの名前は「ユキ」私の名前をつけたの。このことがあいつ等にばれないことを祈ってるわ。但しこの記録が再生されている時は既に私が死んだ後のはずだから・・・じゃあね、ダイチ。ユキより-。》
ああ、我が最愛の友の娘-ユキ。私は光子AIの代わりとしてピコマシンを植え付けられ脳と脊髄の一部が金属生命体へと変化して他の被験者と今頃は光子脳殻AIになっていたはずだ。しかし、この記録が正しければユキ君は死亡しているとに-。ここで記憶回復による激痛が走り意識が現実へと戻りだす。
「あああああああああ!!!!!!!!」
「はぁ・・はぁ・・・。ここは?」
脳殻だけの状態で培養液の中にいることがVSE艦内の監視カメラを通して確認できた。私は生きのこったのか?
と記憶を遡ってゆく。そう、私の一番最後の記憶それはロロとネリーの今にも泣き出しそうな顔を見ながら燃え盛る炎の塊に焼き尽くされてゆくところで途切れている。
「なぜ私が生き残っている?答えろサポートAIユキ!」
『はい。ユキ様のご命令がマスターより優先されるようにインプットされておりましたので、マスターの脳殻のみ、最優先事として緊急テレポートを致しました。』
「ユキが私を救ってくれたのか、そうか。なぁ、ユキが死ぬ間際の記録はあれ以外あるか?」
『残念ながらユキ様からお預かりした記録は再生した1件のみとなります。』
「わかった、ありがとう。脳殻の損傷率はどのくらいだ?」
『脳殻への損傷はありません。オールグリーンです。』
「金属バイオノイドMk.2を用意してくれ。例のテスト結果も知りたいからな。」
金属バイオノイドMk.2は以前のボディの主要機関部を改良して体外にある・・・この場合は魔素を取り入れ荷電粒子エネルギーへと変換する高効率魔素変換コンバーター(High Efficiency Magic Conversion Converter)HMCを導入。簡単にいうと魔素を取り入れ荷電粒子エネルギーへ変換する。以前の荷電粒子エンジンの代わりするつもりだ。今回はそのテスト試験を行う。ちなみに、ロロとネリーの双子との一件から3日経っていた。
ホログラムデッキで変換効率のチェックとエネルギーを攻撃に回した場合のテストを行った結果、魔素が周辺からなくならない限り無限にエネルギーを産み出すことが判明。
攻撃力は威力の調節次第で麻痺状態から敵を完全な灰にすることができることが判明。
防御力は猫族の族長エイム・フロス・フルーメが放った滅却の炎(サン・イクシーティオ)程度なら持ちこたえる程まで上昇していることが判明。
更にSAWのモデルAN-4阿修羅をこのボディMk.2に対応させる為に改良。AN-4阿修羅改ができあがる。性能は乗りて次第となり、唯一変わったのがバックパックによる飛行時間が10分から低空飛行ならエネルギーが尽きるまで飛行が可能となった点である。
「さて、大分時間がとってしまったが行くとするか。」
転送装置デッキまで移動し宿場町ブリーリャ近くまで転送する。そこから冒険者ギルドへと向かう予定だ。
宿場町ブリーリャへ着くと冒険者ギルドの扉をギイと押し開ける。そして受付カウンターへと足を運ぶ。
「こんにちは。モモさん。」
「あ!ダイチさん。いらっしゃいませ!今日はどういったご用件で?」
「実はですね。魚のディ・スパールについて聞きたいんですよ。どこに行ったら手に入るか知ってますか?」
「ディ・スパールってあの高級魚のディ・スパールについてですか。少々お待ちください~」
何やらカウンターの下でゴソゴソと物をあさっているようだ。よいしょ!っと分厚そうな本を出してくると数ページめくって。
「あ、ありました。これが高級魚のディ・スパールです。体長が1m前後で、体全体が虹色の斑紋が特徴的な魚です。年中を通して取れますが、とても入手度が難しくレア度は個体にもよるそうですが大体Aランクで真紅色はA+ランクとなります。手に入れるのでしたら東に行った海に面した海城都市コバルトですね~。しかし、ダイチさんのEランクではまず無理があるかと思いますがそれでも行かれますか?」
「どうしても必要でね。海城都市コバルトにはどうやったらいけるかな?」
「それでしたら海城都市コバルト行の馬車がでていますのでそれに乗って行かれるといいですよ!ギルドの反対側に停車場があるのでご利用下さい。・・・私もいつかは一度はディ・スパール食べてみたいです。」
「ふむふむ。モモさんの頼みなら断れないな、もし捕れたら持ってきますよ(ニッコリ」
「あ・・・催促したみたいですいません。ディ・スパールは日持ちしない魚なので海城都市コバルトでし食べられないんですよ」
「大丈夫。必ず捕ってくるので待ってて下さい。」
「は、はぁ・・・でしたら期待せずに待ってますね」
停車場で馬車を待ち海城都市コバルトへと向かう。所要日数は片道2日間といったところだ。
データ記録(ログ):宇宙航行日誌(S.J-0112.52)再生開始。
《ごめんなさい。本当はあの時に止めなくてはいけなかったのに。結局私は何もしてこなかった-せめてもの償いとして貴方が緊急事態に陥ったとき用にサポートAIを密かにプログラミングして貴方の機能の一部にインストールしたわ、サポートAIの名前は「ユキ」私の名前をつけたの。このことがあいつ等にばれないことを祈ってるわ。但しこの記録が再生されている時は既に私が死んだ後のはずだから・・・じゃあね、ダイチ。ユキより-。》
ああ、我が最愛の友の娘-ユキ。私は光子AIの代わりとしてピコマシンを植え付けられ脳と脊髄の一部が金属生命体へと変化して他の被験者と今頃は光子脳殻AIになっていたはずだ。しかし、この記録が正しければユキ君は死亡しているとに-。ここで記憶回復による激痛が走り意識が現実へと戻りだす。
「あああああああああ!!!!!!!!」
「はぁ・・はぁ・・・。ここは?」
脳殻だけの状態で培養液の中にいることがVSE艦内の監視カメラを通して確認できた。私は生きのこったのか?
と記憶を遡ってゆく。そう、私の一番最後の記憶それはロロとネリーの今にも泣き出しそうな顔を見ながら燃え盛る炎の塊に焼き尽くされてゆくところで途切れている。
「なぜ私が生き残っている?答えろサポートAIユキ!」
『はい。ユキ様のご命令がマスターより優先されるようにインプットされておりましたので、マスターの脳殻のみ、最優先事として緊急テレポートを致しました。』
「ユキが私を救ってくれたのか、そうか。なぁ、ユキが死ぬ間際の記録はあれ以外あるか?」
『残念ながらユキ様からお預かりした記録は再生した1件のみとなります。』
「わかった、ありがとう。脳殻の損傷率はどのくらいだ?」
『脳殻への損傷はありません。オールグリーンです。』
「金属バイオノイドMk.2を用意してくれ。例のテスト結果も知りたいからな。」
金属バイオノイドMk.2は以前のボディの主要機関部を改良して体外にある・・・この場合は魔素を取り入れ荷電粒子エネルギーへと変換する高効率魔素変換コンバーター(High Efficiency Magic Conversion Converter)HMCを導入。簡単にいうと魔素を取り入れ荷電粒子エネルギーへ変換する。以前の荷電粒子エンジンの代わりするつもりだ。今回はそのテスト試験を行う。ちなみに、ロロとネリーの双子との一件から3日経っていた。
ホログラムデッキで変換効率のチェックとエネルギーを攻撃に回した場合のテストを行った結果、魔素が周辺からなくならない限り無限にエネルギーを産み出すことが判明。
攻撃力は威力の調節次第で麻痺状態から敵を完全な灰にすることができることが判明。
防御力は猫族の族長エイム・フロス・フルーメが放った滅却の炎(サン・イクシーティオ)程度なら持ちこたえる程まで上昇していることが判明。
更にSAWのモデルAN-4阿修羅をこのボディMk.2に対応させる為に改良。AN-4阿修羅改ができあがる。性能は乗りて次第となり、唯一変わったのがバックパックによる飛行時間が10分から低空飛行ならエネルギーが尽きるまで飛行が可能となった点である。
「さて、大分時間がとってしまったが行くとするか。」
転送装置デッキまで移動し宿場町ブリーリャ近くまで転送する。そこから冒険者ギルドへと向かう予定だ。
宿場町ブリーリャへ着くと冒険者ギルドの扉をギイと押し開ける。そして受付カウンターへと足を運ぶ。
「こんにちは。モモさん。」
「あ!ダイチさん。いらっしゃいませ!今日はどういったご用件で?」
「実はですね。魚のディ・スパールについて聞きたいんですよ。どこに行ったら手に入るか知ってますか?」
「ディ・スパールってあの高級魚のディ・スパールについてですか。少々お待ちください~」
何やらカウンターの下でゴソゴソと物をあさっているようだ。よいしょ!っと分厚そうな本を出してくると数ページめくって。
「あ、ありました。これが高級魚のディ・スパールです。体長が1m前後で、体全体が虹色の斑紋が特徴的な魚です。年中を通して取れますが、とても入手度が難しくレア度は個体にもよるそうですが大体Aランクで真紅色はA+ランクとなります。手に入れるのでしたら東に行った海に面した海城都市コバルトですね~。しかし、ダイチさんのEランクではまず無理があるかと思いますがそれでも行かれますか?」
「どうしても必要でね。海城都市コバルトにはどうやったらいけるかな?」
「それでしたら海城都市コバルト行の馬車がでていますのでそれに乗って行かれるといいですよ!ギルドの反対側に停車場があるのでご利用下さい。・・・私もいつかは一度はディ・スパール食べてみたいです。」
「ふむふむ。モモさんの頼みなら断れないな、もし捕れたら持ってきますよ(ニッコリ」
「あ・・・催促したみたいですいません。ディ・スパールは日持ちしない魚なので海城都市コバルトでし食べられないんですよ」
「大丈夫。必ず捕ってくるので待ってて下さい。」
「は、はぁ・・・でしたら期待せずに待ってますね」
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