25 / 26
嫌なギルドマスター
しおりを挟む
昼過ぎ-
「うーん・・・。冒険者ギルドの冊子を何度も見てるけど相変わらずこちらの文字は読めなくて困っているんだ。S、A、B、C、D、Eからなるランク制とは聞いていたが具体的に何を基準としてランクが決められているのか誰か詳しく知っている人いるか?」
「んにゃー詳しくと聞かれてもねぇ?」
「ええ、こればかりはギルドに聞くしかわからないわ」
「我も先ほどギルドカード?という物を貰ったが詳しくは冊子を見てくれと言われただけじゃ。」
「仕方がない、ギルド職員の人に聞いてみるか。」
受付カウンターで先ほどの女性に「ランク制度とはどんな基準で決められているのか?」と聞いてみたところ。
「厳密な基準をお教えすることはできませんが、基本的には依頼の難易度によってポイントが決まっていまして、ポイントがある一定数以上に達するとランクがあがるようになっています。また、緊急クエストが発生した場合はポイントも高く設定されています。他に聞きたいことはありますか?」
「ランク制にはポイントを貯める必要があるのは理解できたが、この世界ではステータスと言った能力を数値化した物は存在するのか?」
「ステータスですか?覚えた技や魔法などのレベルを紙などに転写することは可能です。しかし、個々の能力を数値化するといった未来チックな物はございません。そもそも、個々の能力を数値化するということは敵にバレた場合死活問題となりかねません。よって総合ギルドからその様なステータス化するという行為自体が禁じられております。」
「なるほど・・・自分の技・魔法類は見れてもステータスは見れないと。完全に実力主義社会って訳か。大体のことはわかった、ありがとう。」
「ああ、冒険者ダイチ殿。お待ちください。マスターとサブマスターがどうしてもお会いしたいと言っております。お時間はございますか?」
また、私に会いたいだと?どういうことだ。勘ぐっても仕方があるまい会ってみるだけ会ってみるか。
「分かりました。仲間に少し待ってもらうように伝えたらこちらのカウンターへ来ますね。」
「ありがとうございます。」
パーティーメンバーに「ちょっとギルドのマスターに会ってくるから待っていて欲しい」と伝え終わるとカウンターまで行き、ギルドマスターのいる書斎と思わしき部屋へ案内され暫しお待ちください。と言われソファーに座って待つことに。
それから間もなくしてギルドマスターが現れその姿にびっくりた。筋骨隆々でタフなマスターが来るのかと思いきや中肉中背でお腹もなかりでて・・・はっきり言うなら油ぎっしゅでデブったマスターとひょろっとしたモヤシの根暗なサブマスターがでてきた。
「初めまして。つい最近冒険者になりました、ダイチと申します。」
「挨拶ご苦労。吾輩はブリーリャの冒険者ギルドマスターをしとるギッシュという。こちらはサブマスターのネクーラだ。」
「どうもお初にお目にかかります。サブマスターのネクーラです。クヒヒ」
「それで私に会いたいとお聞きしたのですが。一体どのような件で?」
「うむぅ!要件は簡潔にいうとしよう。君、この鱗どこで手にいれたんだ?この際だから言っておくが偶々拾ったなどという戯言はきかんからな?」
「・・・。」
「黙り込む気ですかぁ~。この鱗は邪龍の物です~。ここ大密林シーヴァに生息する邪龍の鱗をどういった方法で入手したのか吐いて下さい。クヒヒ」
この2人からはなぜか嫌な感じしかしない。ラナのことを邪龍とも言った。ひょっとして何か企んでいるのか?
「これは・・・。とてもお察しがいいのですね。参ったな・・・。実を言うと邪龍の寝床近くまで行く裏道を見つけましてね。そこで拾った物なんですよ。鱗だけでもかなりの額になるのはご存知でしょう?同業者にはしられたくないので・・・。黙ってていただけませんか?」
この2人にかまをかけみる。食いつくか・・・?
「ふむ・・・。そんな裏道など聞いたこともないがいいだろう。今からは言うことは他言無用で頼むよ。まだ先の話だが、邪龍討伐を行う予定でね。勇者様一行にも使者を送って討伐に参加して頂けないか返事を待っているところなのだよ。そこへ君も参加してもらいたいのだよ。断れば・・・命はないかもしれないね。おっと、失礼。」
このギッシュという男、肥満体型なだけあって汗もすごい、一発殴り倒してやりたいところだが重要な秘密を話したのでこの場は知らない振りをする。
「分かりました。その際にはよろしくお願いします」
「殊勝な心掛けだ。ネクーラ君、彼を送ってあげなさい。」
「はい、ギッシュマスター。クヒ」
ギルトを出るまでは表情を崩さなかったがとんだゲスなやつもこの世界にはいるんだな、この話の展開次第では勇者一行とギルドを敵にまわすことになるかもしれん。
みんなにはあとで話すとしよう。
「うーん・・・。冒険者ギルドの冊子を何度も見てるけど相変わらずこちらの文字は読めなくて困っているんだ。S、A、B、C、D、Eからなるランク制とは聞いていたが具体的に何を基準としてランクが決められているのか誰か詳しく知っている人いるか?」
「んにゃー詳しくと聞かれてもねぇ?」
「ええ、こればかりはギルドに聞くしかわからないわ」
「我も先ほどギルドカード?という物を貰ったが詳しくは冊子を見てくれと言われただけじゃ。」
「仕方がない、ギルド職員の人に聞いてみるか。」
受付カウンターで先ほどの女性に「ランク制度とはどんな基準で決められているのか?」と聞いてみたところ。
「厳密な基準をお教えすることはできませんが、基本的には依頼の難易度によってポイントが決まっていまして、ポイントがある一定数以上に達するとランクがあがるようになっています。また、緊急クエストが発生した場合はポイントも高く設定されています。他に聞きたいことはありますか?」
「ランク制にはポイントを貯める必要があるのは理解できたが、この世界ではステータスと言った能力を数値化した物は存在するのか?」
「ステータスですか?覚えた技や魔法などのレベルを紙などに転写することは可能です。しかし、個々の能力を数値化するといった未来チックな物はございません。そもそも、個々の能力を数値化するということは敵にバレた場合死活問題となりかねません。よって総合ギルドからその様なステータス化するという行為自体が禁じられております。」
「なるほど・・・自分の技・魔法類は見れてもステータスは見れないと。完全に実力主義社会って訳か。大体のことはわかった、ありがとう。」
「ああ、冒険者ダイチ殿。お待ちください。マスターとサブマスターがどうしてもお会いしたいと言っております。お時間はございますか?」
また、私に会いたいだと?どういうことだ。勘ぐっても仕方があるまい会ってみるだけ会ってみるか。
「分かりました。仲間に少し待ってもらうように伝えたらこちらのカウンターへ来ますね。」
「ありがとうございます。」
パーティーメンバーに「ちょっとギルドのマスターに会ってくるから待っていて欲しい」と伝え終わるとカウンターまで行き、ギルドマスターのいる書斎と思わしき部屋へ案内され暫しお待ちください。と言われソファーに座って待つことに。
それから間もなくしてギルドマスターが現れその姿にびっくりた。筋骨隆々でタフなマスターが来るのかと思いきや中肉中背でお腹もなかりでて・・・はっきり言うなら油ぎっしゅでデブったマスターとひょろっとしたモヤシの根暗なサブマスターがでてきた。
「初めまして。つい最近冒険者になりました、ダイチと申します。」
「挨拶ご苦労。吾輩はブリーリャの冒険者ギルドマスターをしとるギッシュという。こちらはサブマスターのネクーラだ。」
「どうもお初にお目にかかります。サブマスターのネクーラです。クヒヒ」
「それで私に会いたいとお聞きしたのですが。一体どのような件で?」
「うむぅ!要件は簡潔にいうとしよう。君、この鱗どこで手にいれたんだ?この際だから言っておくが偶々拾ったなどという戯言はきかんからな?」
「・・・。」
「黙り込む気ですかぁ~。この鱗は邪龍の物です~。ここ大密林シーヴァに生息する邪龍の鱗をどういった方法で入手したのか吐いて下さい。クヒヒ」
この2人からはなぜか嫌な感じしかしない。ラナのことを邪龍とも言った。ひょっとして何か企んでいるのか?
「これは・・・。とてもお察しがいいのですね。参ったな・・・。実を言うと邪龍の寝床近くまで行く裏道を見つけましてね。そこで拾った物なんですよ。鱗だけでもかなりの額になるのはご存知でしょう?同業者にはしられたくないので・・・。黙ってていただけませんか?」
この2人にかまをかけみる。食いつくか・・・?
「ふむ・・・。そんな裏道など聞いたこともないがいいだろう。今からは言うことは他言無用で頼むよ。まだ先の話だが、邪龍討伐を行う予定でね。勇者様一行にも使者を送って討伐に参加して頂けないか返事を待っているところなのだよ。そこへ君も参加してもらいたいのだよ。断れば・・・命はないかもしれないね。おっと、失礼。」
このギッシュという男、肥満体型なだけあって汗もすごい、一発殴り倒してやりたいところだが重要な秘密を話したのでこの場は知らない振りをする。
「分かりました。その際にはよろしくお願いします」
「殊勝な心掛けだ。ネクーラ君、彼を送ってあげなさい。」
「はい、ギッシュマスター。クヒ」
ギルトを出るまでは表情を崩さなかったがとんだゲスなやつもこの世界にはいるんだな、この話の展開次第では勇者一行とギルドを敵にまわすことになるかもしれん。
みんなにはあとで話すとしよう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうぞ添い遂げてください
あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。
ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
短編)どうぞ、勝手に滅んでください。
黑野羊
恋愛
二度も捨てられた聖女です。真実の愛を見つけたので、国は救いません。
あらすじ)
大陸中央にあるルオーゴ王国で、国を守る結界を維持してきた聖女ロザリア。
政略のため王太子と婚約していた彼女は、突如『真の聖女』が現れたとして婚約を破棄され、聖女の座を追われてしまう。さらに、代わりに婚姻しろと命じられた聖騎士からも拒絶され、実家にも見捨てられたロザリアは、『最果ての修道院』へと追放された。
けれど彼女はそこで、地位や栄光、贅沢などとはほど遠い、無条件に寄り添ってくれる『真実の愛』と穏やかな日々を手にいれる。
やがて聖女を失った王国は、崩壊へ向かっていき――。
ーーー
※カクヨム、なろうにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる