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未熟な冒険者のコルト
コルトの手記 闇の中から光が見えた
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スライム、と一言でその種族のことを言い表せます。
けど強さが違う。その中での種類もたくさんある。
能力の違いもあります。
戦闘に入ると、私なんかではひとたまりもありません。
みんなが合流してくれたら、ようやく何とかできるんじゃないかと思える強さ。
一目見て、そう感知しました。
みんなとは、直線距離ならそんなに遠く離れてはいません。
けど、どんな魔術でもどんなアイテムでも、壊せそうにない分厚い岩壁が立ちはだかってます。
距離的にも時間的にも、私が襲われたらまず間に合わないことは流石に分かります。
でも、スライムとの距離はまだ遠かったです。
だから、みんながこっちに駆けつけてくれると思ってました。
ですが、動く気配はありませんでした。
みんなの方には、近くにいるスライムみたいな存在の気配はありません。
けど、何やら神秘的な力の存在は察知できました。
天使か何かが降臨したんだろうか?
それなら身動きがとれないのは分かります。
でも、そんな存在が近くにいたら、どんな魔物でもすぐに浄化されるはず。
なのにそこでうごめいています。
私は少しでも早くみんなと合流するために、静かに後退することにしました。
向こうでは、私よりも早く移動しているようでした。
その神秘的な力も一緒に動いているようでしたから、逆戻りしてから私と合流するつもりなんだろうと思ってました。
でも、岩肌のダンジョンは私を静かに移動することを許してくれませんでした。
石を踏みにじる音、歩くたびに背負ったバッグが出す音。
目のないスライムは、その鋭い感覚器官で近くに獲物がいると察知したんでしょう。
最初のうちは揺らめくような動きでしたが、それは獲物に向かって移動するカモフラージュだったようです。
私が知らないうちに、私との距離を縮めていました。
思いもしなかったスライムの行動で、私は焦りました。
でもなるべく冷静さを失わないように心がけてました。
それはこの時に限ったことではありません。
常日頃の心がけが幸いしました。
バッグを背中からお腹の方に移しながら、ゆっくり後ずさりしました。
慌てて逃げだすと、スライムも一気に距離を縮めてくるかもしれないと思ったから。
向こうの仲間達の気配は素早く動いているように感じました。
ひょっとしたら合流は間に合うかもしれない。
そんな希望を感じましたが、合流どころか、どんどんダンジョンの入り口の方に動いていったのです。
「え? こっちに来るんじゃないの? あ、私も急いで向こうに行けばよかったんだっけ?」
火炎魔法の系統のアイテムを取り出しながら、少しぐらい音を出してもいいからとにかくみんなの元に辿り着くことを優先しました。
そんな私の動きを把握したのか、スライムは私に襲い掛かります。
それでもアイテムをとにかくスライムに向かって投げ込み、何とかひるませます。
しかし距離は近づく一方。
なりふり構わず、スライムに背中を向けて走り出しました。
ところがです。
みんなとの距離がどんどん離れて行きます。
スライムとの距離はどんどん短くなってきました。
みんなと一緒に動いている神秘的な力は、宝物が発しているもの。
そして私はみんなの足止め役だったのか、とそこで初めて気が付きました。
だって合流地点を過ぎて、さらに入り口に向かって加速して進んでいくんですから。
置いていかれる心細さが心の中で強くなっていきました。
誰も助けに来てくれない。
私はバッグの中から、とにかく手当たり次第に攻撃に類するアイテムをスライムに向かって後ろ向きで投げつけました。
苦手と思われた火の類をも、スライムは覆って消火していきました。
恐怖におののきながら、それでも声を発するのを我慢しました。
他のスライムから襲われたら、そこでもうおしまいですから。
しかしこのまま走り続けてもやがて追いつかれてしまうのは目に見えてます。
絶望の中で、私は力が抜けていくのを感じました。
そして不安定な岩肌の地面に足を取られ、転んでしまいました。
上から押し潰すように、その巨体が私の上から落ちてきました。
心許ないながらも、それでも唯一の私の味方は、バッグの中のアイテムしかありません。
そのバッグもその衝撃で、スライムの体の中で離ればなれになってしまいました。
体を襲う圧力と、溶かされそうになっていく際の、体中に感じる痛み。
そして息苦しさ。
頼りになるのは、装備の内側に収納している私の持ち物、回復系のアイテムだけでした。
けれどもこの状況では、何の力にもなってくれません。
私は死を覚悟しました。
ですが、遠く離れたバッグがなぜか発光して爆発が起こりました。
スライムの体内にいた私には、その衝撃は伝わりませんでした。
それでもスライムにはダメージがあったようで、来た道を引き返すように戻ろうとしていました。
スライムから解放された私は、その衝撃の強さを改めて知りました。
入り口に向かう方向の天井から岩盤が落下して、入り口に向かう通路は完全に遮断されてしまいました。
穴をあける術はありません。
前には強いスライム。後ろは岩盤。
今の私に必要と思われる回復の薬草や呪符はすべて使いました。
それでも回復できた体力は微々たるもの。
私はうつぶせになったまま身動き一つできませんでした。
ふと見ると、壁に穴が開き、その奥に何やら広めのスペースが見えました。
絶望に打ちひしがれても、生きたいという本能が勝ったんでしょう。
這いつくばりながらそのスペースに入り込みました。
スライムの姿はそこからは死角になって見えません。
奥の方を見ると、光が全くないのに、随分と重厚そうな扉がありました。
そこに逃げ込めば何とかなる。
そのまま這って扉の元に辿り着き、しがみつきながら立ち上がって扉を開けました。
そこはちょっとしたスペースの小部屋でした。
そしてさらに奥には、もう一つ、同じような扉がありました。
しかし私はそこで力尽きました。
「このまま死んじゃうのかな……」
そう呟いたのは覚えてます。
瞼にも力が入らず、重く感じるままに目を閉じました。
遠くから「大丈夫か」という声が聞こえてきましたが、あの人達の誰かの声ではないことは分かりました。
助かった。
助かったわけじゃない。
この二つの思いを持ったまま、気を失いました。
再び目が覚めたのは、木の板に囲まれた部屋でした。
重厚そうな扉はありました。
不思議な台がその反対側に一つだけ。
そしていろんな人達がそこにいました。
口の中には、何か食べ物が入っているような感触。
そして仰向けの私を上から見おろして、喜んでいるような顔をする人達が目に入りました。
「助かった」
そんな安心を感じると同時に
「あの人達は助けてくれなかった」
そんな悲しみがうまれ、そしてダンジョンの中で感じた絶望もそのまま続いてました。
でも、スライムに襲われて「助かりっこない」という絶望ではありません。
冒険者の修練所の卒業時、チーム入会の勧誘を待っていました。
あの人達からしか、声をかけてもらえませんでした。
その人達からは、救いの手を伸ばしてもらえませんでした。
なら私は、誰からも必要とされてないのではないだろうか。
けれども私は、この不思議な部屋で、おにぎりという食べ物を持たされてました。
そんな絶望の中でも、おにぎりの味は分かりました。
温かく、しょっぱく、そして可愛い形と大きさに慰められました。
助けてくれた人は、そのおにぎりを作ってくれた人を紹介してくれました。
この人のおかげで、たくさんの冒険者達が救われているんだ、という話を聞きました。
おにぎりで助かったこの命は、何の役に立つんだろう。
そんな悩みを持ちました。
こんな小さい食べ物で、あんな苦痛がいつの間にかなくなってたことが不思議でした。
この人は、いったい何者なんだろう?
そんなことも感じました。
気が付いたら、私はその人にお願いしていました。
「こ、ここで働かせてくださいっ!」
と。
けど強さが違う。その中での種類もたくさんある。
能力の違いもあります。
戦闘に入ると、私なんかではひとたまりもありません。
みんなが合流してくれたら、ようやく何とかできるんじゃないかと思える強さ。
一目見て、そう感知しました。
みんなとは、直線距離ならそんなに遠く離れてはいません。
けど、どんな魔術でもどんなアイテムでも、壊せそうにない分厚い岩壁が立ちはだかってます。
距離的にも時間的にも、私が襲われたらまず間に合わないことは流石に分かります。
でも、スライムとの距離はまだ遠かったです。
だから、みんながこっちに駆けつけてくれると思ってました。
ですが、動く気配はありませんでした。
みんなの方には、近くにいるスライムみたいな存在の気配はありません。
けど、何やら神秘的な力の存在は察知できました。
天使か何かが降臨したんだろうか?
それなら身動きがとれないのは分かります。
でも、そんな存在が近くにいたら、どんな魔物でもすぐに浄化されるはず。
なのにそこでうごめいています。
私は少しでも早くみんなと合流するために、静かに後退することにしました。
向こうでは、私よりも早く移動しているようでした。
その神秘的な力も一緒に動いているようでしたから、逆戻りしてから私と合流するつもりなんだろうと思ってました。
でも、岩肌のダンジョンは私を静かに移動することを許してくれませんでした。
石を踏みにじる音、歩くたびに背負ったバッグが出す音。
目のないスライムは、その鋭い感覚器官で近くに獲物がいると察知したんでしょう。
最初のうちは揺らめくような動きでしたが、それは獲物に向かって移動するカモフラージュだったようです。
私が知らないうちに、私との距離を縮めていました。
思いもしなかったスライムの行動で、私は焦りました。
でもなるべく冷静さを失わないように心がけてました。
それはこの時に限ったことではありません。
常日頃の心がけが幸いしました。
バッグを背中からお腹の方に移しながら、ゆっくり後ずさりしました。
慌てて逃げだすと、スライムも一気に距離を縮めてくるかもしれないと思ったから。
向こうの仲間達の気配は素早く動いているように感じました。
ひょっとしたら合流は間に合うかもしれない。
そんな希望を感じましたが、合流どころか、どんどんダンジョンの入り口の方に動いていったのです。
「え? こっちに来るんじゃないの? あ、私も急いで向こうに行けばよかったんだっけ?」
火炎魔法の系統のアイテムを取り出しながら、少しぐらい音を出してもいいからとにかくみんなの元に辿り着くことを優先しました。
そんな私の動きを把握したのか、スライムは私に襲い掛かります。
それでもアイテムをとにかくスライムに向かって投げ込み、何とかひるませます。
しかし距離は近づく一方。
なりふり構わず、スライムに背中を向けて走り出しました。
ところがです。
みんなとの距離がどんどん離れて行きます。
スライムとの距離はどんどん短くなってきました。
みんなと一緒に動いている神秘的な力は、宝物が発しているもの。
そして私はみんなの足止め役だったのか、とそこで初めて気が付きました。
だって合流地点を過ぎて、さらに入り口に向かって加速して進んでいくんですから。
置いていかれる心細さが心の中で強くなっていきました。
誰も助けに来てくれない。
私はバッグの中から、とにかく手当たり次第に攻撃に類するアイテムをスライムに向かって後ろ向きで投げつけました。
苦手と思われた火の類をも、スライムは覆って消火していきました。
恐怖におののきながら、それでも声を発するのを我慢しました。
他のスライムから襲われたら、そこでもうおしまいですから。
しかしこのまま走り続けてもやがて追いつかれてしまうのは目に見えてます。
絶望の中で、私は力が抜けていくのを感じました。
そして不安定な岩肌の地面に足を取られ、転んでしまいました。
上から押し潰すように、その巨体が私の上から落ちてきました。
心許ないながらも、それでも唯一の私の味方は、バッグの中のアイテムしかありません。
そのバッグもその衝撃で、スライムの体の中で離ればなれになってしまいました。
体を襲う圧力と、溶かされそうになっていく際の、体中に感じる痛み。
そして息苦しさ。
頼りになるのは、装備の内側に収納している私の持ち物、回復系のアイテムだけでした。
けれどもこの状況では、何の力にもなってくれません。
私は死を覚悟しました。
ですが、遠く離れたバッグがなぜか発光して爆発が起こりました。
スライムの体内にいた私には、その衝撃は伝わりませんでした。
それでもスライムにはダメージがあったようで、来た道を引き返すように戻ろうとしていました。
スライムから解放された私は、その衝撃の強さを改めて知りました。
入り口に向かう方向の天井から岩盤が落下して、入り口に向かう通路は完全に遮断されてしまいました。
穴をあける術はありません。
前には強いスライム。後ろは岩盤。
今の私に必要と思われる回復の薬草や呪符はすべて使いました。
それでも回復できた体力は微々たるもの。
私はうつぶせになったまま身動き一つできませんでした。
ふと見ると、壁に穴が開き、その奥に何やら広めのスペースが見えました。
絶望に打ちひしがれても、生きたいという本能が勝ったんでしょう。
這いつくばりながらそのスペースに入り込みました。
スライムの姿はそこからは死角になって見えません。
奥の方を見ると、光が全くないのに、随分と重厚そうな扉がありました。
そこに逃げ込めば何とかなる。
そのまま這って扉の元に辿り着き、しがみつきながら立ち上がって扉を開けました。
そこはちょっとしたスペースの小部屋でした。
そしてさらに奥には、もう一つ、同じような扉がありました。
しかし私はそこで力尽きました。
「このまま死んじゃうのかな……」
そう呟いたのは覚えてます。
瞼にも力が入らず、重く感じるままに目を閉じました。
遠くから「大丈夫か」という声が聞こえてきましたが、あの人達の誰かの声ではないことは分かりました。
助かった。
助かったわけじゃない。
この二つの思いを持ったまま、気を失いました。
再び目が覚めたのは、木の板に囲まれた部屋でした。
重厚そうな扉はありました。
不思議な台がその反対側に一つだけ。
そしていろんな人達がそこにいました。
口の中には、何か食べ物が入っているような感触。
そして仰向けの私を上から見おろして、喜んでいるような顔をする人達が目に入りました。
「助かった」
そんな安心を感じると同時に
「あの人達は助けてくれなかった」
そんな悲しみがうまれ、そしてダンジョンの中で感じた絶望もそのまま続いてました。
でも、スライムに襲われて「助かりっこない」という絶望ではありません。
冒険者の修練所の卒業時、チーム入会の勧誘を待っていました。
あの人達からしか、声をかけてもらえませんでした。
その人達からは、救いの手を伸ばしてもらえませんでした。
なら私は、誰からも必要とされてないのではないだろうか。
けれども私は、この不思議な部屋で、おにぎりという食べ物を持たされてました。
そんな絶望の中でも、おにぎりの味は分かりました。
温かく、しょっぱく、そして可愛い形と大きさに慰められました。
助けてくれた人は、そのおにぎりを作ってくれた人を紹介してくれました。
この人のおかげで、たくさんの冒険者達が救われているんだ、という話を聞きました。
おにぎりで助かったこの命は、何の役に立つんだろう。
そんな悩みを持ちました。
こんな小さい食べ物で、あんな苦痛がいつの間にかなくなってたことが不思議でした。
この人は、いったい何者なんだろう?
そんなことも感じました。
気が付いたら、私はその人にお願いしていました。
「こ、ここで働かせてくださいっ!」
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