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未熟な冒険者のコルト
コルトの困惑 神官の事情 俺の試練
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褒めてもらいたい相手から褒めてもらうと、そりゃもう一日中ハッピーな気分になるだろう。
どんなに気持ちが凹んでても、一気に元気や勇気が出たりするもんだろうし。
けど、そんな言葉をかけてもらわずとも、大切な人が見ている、大事な人が見守ってくれてる、なんてことを知ると、やる気もますます出てくるってもんだろう。
この二人、まさにそんな心境だと思う。
コルトは訳の分からないうちに、見知らぬ二人から覚えのない畏敬の念を持たれてしまった。
そして自らその仕事を代わりにするという。
その場限りの仕事をされても困るのだが。
もっともコルトがいなかったら、俺はずっと猫の手も借りたいくらいの心境が続いてた。
そして今、結果としては、その猫の手どころか人の手を借りることができたと言ったところか。
なんせ、あっという間に握り飯の配給が終わってしまった。
二人の神官は、最後のトレイを戻しに来た時、俺にはドヤ顔を見せつけた。
そしてコルトには、褒めて褒めてとせがむように、目をキラキラと輝かせながらコルトに礼拝のようなことをしていた。
「あー……ご苦労様。で、お話し聞かせてもらっていいか?」
無視された。
コルトは困った顔をこちらに向ける。
「コルト、お前からいろいろ聞き出せ。俺が言っても聞く耳持たなさそう」
遠くからコルトに声をかけた。
やはり二人は俺の声に無関心っぽい。
「わ、私がですかぁ?」
「いいじゃないか。お前の居場所がそっちにもできて」
余計なことを口にしてしまった自覚はある。
コルトの困惑した顔は、悲しそうな表情に変わったからな。
だが反省はしていない。
この部屋がある俺の世界は、お前の世界じゃないからな。
けどおそらく……。
いや、今は言わないでおくか。
にしてもコルトも押しに弱いな。
加勢してやるか。
「就寝時間が来るまで話聞かせてもらっていいか?」
コルトに近寄って神官二人に声をかけた。
が、何だよその敵意に満ちた目は。
猛犬注意のシールが貼られている家の番犬かよ、お前ら。
「……聖母って言ってたよな。どう見ても十五……六? 七? そんな感じの顔つきだろ」
体つきは十四くらいかもしれないがな。
「……七十八です」
かすかな声が耳に入って来た。
コルトの声のような気がしたが。
「あ?」
「……ですから、七十八ですっ」
はっきり聞こえた。
コルトの声だ。
「……七十八?」
「……ですっ」
あー……エルフって種族なんだっけ?
寿命、何年なんだ?
いやそれよりも。
「……婆さんじゃん」
「そっちの概念は知りませんけど、普通のエルフの女性ですっ! 時々子ども扱いするから気になってましたけどっ!」
「俺の祖母ちゃん、確か九十三才で亡くなったんだぞ! そっちに年が近いじゃん!」
「失礼な事言わないでくださいっ!」
神官二人をほったらかしての口喧嘩は、冒険者達の娯楽になってしまった。
「……コホン。で、せい……プフッ」
「……笑わないでくださいっ」
いや、笑うだろ。
「聖母ってば、母のイメージじゃん。年齢はともかく、子供っぽい所、割とあるぞ? それなのに聖母って……ぷっ」
「何がおかしいのですかっ! この方とお見受けしました!」
「しかも名前も同じです! 笑いものにするとは何事ですか!」
神官が憤慨している。
冗談とか通じないのかな。
「コホン。あー、話し戻すぞ。聖母って言葉はどこから出てきたんだ?」
納得いかない顔の二人。
俺がコルトに敬意を表しないから、だろうな。
そっちの常識をこっちに押し付けんなよ。
ましてや事実未確認のままでさぁ。
「……あれは一か月ほど前のことでしょうか。子供四人が行方不明になりました」
「……まさか、その現場はダンジョンとか迷宮とかか?」
「その通りです。指導された方は不幸にも命を落とされ、グールに変貌したとか」
まさかの一致。
「コルト。あの子らの名前は聞いてたか?」
「ううん。無理して聞き出したら悪いと思って……」
その思いやりは大切だが、こっちの事情とそっちの事情が合致するとは限らんぞ?
ここにいる冒険者達も、一か月も滞在してる奴なんていないだろうし。
だが指導員が屍鬼に変わってしまったって言ってたな。
ふーむ。
「扉をくぐって入ったところ、コルトというお姉さんが慰めてくれて、何やら色がついたボール状の食べ物をくれたとか」
チャーハンのおにぎりのことか?
まぁ……一致してるよな。
「そして一晩中、一緒の布団のような、でも布団ではない……袋状の物に一緒に入って、眠るまでずっと慰めてもらった、と」
「まるで母親に慰めてもらってるような、とにかく安らぎの気持ちで満ち溢れたとか」
寝袋で一緒になって寝てたよな。
一致してると見ていいか?
「この世での終わりの時を迎えた気持ちの者が、それだけ救われた思いをしたのです。聖母以外の敬称が思いつきませんっ!」
「どうか私達の所にお出でになって、我々の苦しみをお救いくださいませっ」
随分前に、異世界転移の神様扱いされたよなー。
今度は聖母かー。
……マジで俺に押し付けられた救世主の渾名を擦り付けとこうかな。
いや、ちょっと待て。
「ひょっとしておたくら二人、コルトを連れ出すためにここに来たの?」
初めて俺に敵意のない目を向けたな、こいつら。
言おうか言うまいか迷ってそうな顔してるぞ?
「実は、冒険者のパーティから依頼を受け、回復要員として参加したのです」
「トレジャーハンターならば断わったのですが、ダンジョンに棲みつく魔物を減らすため、と言う理由でした」
それで、ダンジョンの浄化をそいつらの活動の目的に付け足してもらって参加したと。
ふーん。
「思わぬ強襲に遭い、離散してしまいまして」
「身動きが取れない所で、ここへの扉を見つけました。その道は一度通ったのですが、その時にはこの扉はなく……」
「その時に初めてここの扉を見つけたんですね?」
「そうです、聖母様」
プッ……、いかん、笑うところじゃない。
笑ったら、この二人は何も語らなくなるぞっ……。堪えろ、堪えるんだ、コウジっ!
「あの子らが見つかってすぐに救護したのは我々です。その時に、聖母様の話を伺いました。最初はただの奉仕者と思ってましたが、話を聞いているうちに聖母様かもしれない、と」
「ところが先日、そのパーティからの依頼を受けてから、彼らから話を聞きました。危機に陥った時に妙な扉があったらそこへ逃げ込め、という指示がありました。ひょっとしたらと思いまして」
はなっからここに来ることが目的じゃなかったのは、まぁいいとしてだ。
同じ世界から、しかも別の者が、そんなに間を置かずにやって来る。
これは珍しいケースだよな。
しかもここに来ることを狙ってたわけじゃない、か。
どんなに気持ちが凹んでても、一気に元気や勇気が出たりするもんだろうし。
けど、そんな言葉をかけてもらわずとも、大切な人が見ている、大事な人が見守ってくれてる、なんてことを知ると、やる気もますます出てくるってもんだろう。
この二人、まさにそんな心境だと思う。
コルトは訳の分からないうちに、見知らぬ二人から覚えのない畏敬の念を持たれてしまった。
そして自らその仕事を代わりにするという。
その場限りの仕事をされても困るのだが。
もっともコルトがいなかったら、俺はずっと猫の手も借りたいくらいの心境が続いてた。
そして今、結果としては、その猫の手どころか人の手を借りることができたと言ったところか。
なんせ、あっという間に握り飯の配給が終わってしまった。
二人の神官は、最後のトレイを戻しに来た時、俺にはドヤ顔を見せつけた。
そしてコルトには、褒めて褒めてとせがむように、目をキラキラと輝かせながらコルトに礼拝のようなことをしていた。
「あー……ご苦労様。で、お話し聞かせてもらっていいか?」
無視された。
コルトは困った顔をこちらに向ける。
「コルト、お前からいろいろ聞き出せ。俺が言っても聞く耳持たなさそう」
遠くからコルトに声をかけた。
やはり二人は俺の声に無関心っぽい。
「わ、私がですかぁ?」
「いいじゃないか。お前の居場所がそっちにもできて」
余計なことを口にしてしまった自覚はある。
コルトの困惑した顔は、悲しそうな表情に変わったからな。
だが反省はしていない。
この部屋がある俺の世界は、お前の世界じゃないからな。
けどおそらく……。
いや、今は言わないでおくか。
にしてもコルトも押しに弱いな。
加勢してやるか。
「就寝時間が来るまで話聞かせてもらっていいか?」
コルトに近寄って神官二人に声をかけた。
が、何だよその敵意に満ちた目は。
猛犬注意のシールが貼られている家の番犬かよ、お前ら。
「……聖母って言ってたよな。どう見ても十五……六? 七? そんな感じの顔つきだろ」
体つきは十四くらいかもしれないがな。
「……七十八です」
かすかな声が耳に入って来た。
コルトの声のような気がしたが。
「あ?」
「……ですから、七十八ですっ」
はっきり聞こえた。
コルトの声だ。
「……七十八?」
「……ですっ」
あー……エルフって種族なんだっけ?
寿命、何年なんだ?
いやそれよりも。
「……婆さんじゃん」
「そっちの概念は知りませんけど、普通のエルフの女性ですっ! 時々子ども扱いするから気になってましたけどっ!」
「俺の祖母ちゃん、確か九十三才で亡くなったんだぞ! そっちに年が近いじゃん!」
「失礼な事言わないでくださいっ!」
神官二人をほったらかしての口喧嘩は、冒険者達の娯楽になってしまった。
「……コホン。で、せい……プフッ」
「……笑わないでくださいっ」
いや、笑うだろ。
「聖母ってば、母のイメージじゃん。年齢はともかく、子供っぽい所、割とあるぞ? それなのに聖母って……ぷっ」
「何がおかしいのですかっ! この方とお見受けしました!」
「しかも名前も同じです! 笑いものにするとは何事ですか!」
神官が憤慨している。
冗談とか通じないのかな。
「コホン。あー、話し戻すぞ。聖母って言葉はどこから出てきたんだ?」
納得いかない顔の二人。
俺がコルトに敬意を表しないから、だろうな。
そっちの常識をこっちに押し付けんなよ。
ましてや事実未確認のままでさぁ。
「……あれは一か月ほど前のことでしょうか。子供四人が行方不明になりました」
「……まさか、その現場はダンジョンとか迷宮とかか?」
「その通りです。指導された方は不幸にも命を落とされ、グールに変貌したとか」
まさかの一致。
「コルト。あの子らの名前は聞いてたか?」
「ううん。無理して聞き出したら悪いと思って……」
その思いやりは大切だが、こっちの事情とそっちの事情が合致するとは限らんぞ?
ここにいる冒険者達も、一か月も滞在してる奴なんていないだろうし。
だが指導員が屍鬼に変わってしまったって言ってたな。
ふーむ。
「扉をくぐって入ったところ、コルトというお姉さんが慰めてくれて、何やら色がついたボール状の食べ物をくれたとか」
チャーハンのおにぎりのことか?
まぁ……一致してるよな。
「そして一晩中、一緒の布団のような、でも布団ではない……袋状の物に一緒に入って、眠るまでずっと慰めてもらった、と」
「まるで母親に慰めてもらってるような、とにかく安らぎの気持ちで満ち溢れたとか」
寝袋で一緒になって寝てたよな。
一致してると見ていいか?
「この世での終わりの時を迎えた気持ちの者が、それだけ救われた思いをしたのです。聖母以外の敬称が思いつきませんっ!」
「どうか私達の所にお出でになって、我々の苦しみをお救いくださいませっ」
随分前に、異世界転移の神様扱いされたよなー。
今度は聖母かー。
……マジで俺に押し付けられた救世主の渾名を擦り付けとこうかな。
いや、ちょっと待て。
「ひょっとしておたくら二人、コルトを連れ出すためにここに来たの?」
初めて俺に敵意のない目を向けたな、こいつら。
言おうか言うまいか迷ってそうな顔してるぞ?
「実は、冒険者のパーティから依頼を受け、回復要員として参加したのです」
「トレジャーハンターならば断わったのですが、ダンジョンに棲みつく魔物を減らすため、と言う理由でした」
それで、ダンジョンの浄化をそいつらの活動の目的に付け足してもらって参加したと。
ふーん。
「思わぬ強襲に遭い、離散してしまいまして」
「身動きが取れない所で、ここへの扉を見つけました。その道は一度通ったのですが、その時にはこの扉はなく……」
「その時に初めてここの扉を見つけたんですね?」
「そうです、聖母様」
プッ……、いかん、笑うところじゃない。
笑ったら、この二人は何も語らなくなるぞっ……。堪えろ、堪えるんだ、コウジっ!
「あの子らが見つかってすぐに救護したのは我々です。その時に、聖母様の話を伺いました。最初はただの奉仕者と思ってましたが、話を聞いているうちに聖母様かもしれない、と」
「ところが先日、そのパーティからの依頼を受けてから、彼らから話を聞きました。危機に陥った時に妙な扉があったらそこへ逃げ込め、という指示がありました。ひょっとしたらと思いまして」
はなっからここに来ることが目的じゃなかったのは、まぁいいとしてだ。
同じ世界から、しかも別の者が、そんなに間を置かずにやって来る。
これは珍しいケースだよな。
しかもここに来ることを狙ってたわけじゃない、か。
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