99 / 493
三波新、定住編
アラタの店の、アラタな問題 あたしが洞窟で目覚めたら
しおりを挟む
「ん……んん……」
「お、起きたかあ? テンちゃあん」
「あ……モーナー……。あ、こ、ここは?! モーナーは大丈……痛っ!」
「落ち着けえ。無理すんなあ」
目が覚めた。
見覚えがない石造りの部屋。
ここはどこだろう。
何となく見覚えがある。
「ここ、ヨウミの部屋だあ。テンちゃんはあ、体大きいからあ、ベッドに寝せられなくてえ、石畳が痛いだろうけどお」
あぁ。
だから見覚えのないベッドがあったのか。
って言うか、人間の部屋に入ったの、初めてのような気がする。
「痛た……。体中が、何か痛いんだけど……」
「そりゃあしょうがねえぞお。三日も寝込んでたからなあ」
「三日?! 痛たっ」
痛いのは全身。
筋肉痛みたい。
でも足は全部普通に動く。
確か、左の後ろ足が……。
って、それどころじゃない!
「み、みんな、どうなったの?!」
「なんだあ? 覚えてないのかあ?」
「え? な、何を?」
「一番ひどい傷を負ってたのはあ、テンちゃんだったんだぞお。次にアラタあ。あとは無傷だったぞお」
「……子供達は? そうだ! ゴーレムは!」
「アラタがあ、ダンジョンに来てくれた時に倒したぞお」
「アラタが? アラタが来てくれたの?!」
覚えてない。
けど、そうだ。
モーナーに、自分の足を食べてくれって懇願したのは……覚えてる……。
その足が、普通に動く。
「あ、あたし……、モーナーに……」
そうだ。
あの時のこと。
巨人族の特性の話は、他の種族の話と共に、小さい頃に聞いたことがある。
「……あたしの足……普通に……動く……」
「骨え、折れてたっぽかったけどお、くっ付いたままだったからあ、固定しただけで治ったぞお」
「……あの……あたし……」
「テンちゃんはあ、ひどいぞお」
「え?」
やはり、赦してはいないんだ。
赦されてはいないんだ。
「巨人族はあ、確かにい、魔物を生きたまま食うとお、暴れやすくなるって聞いたけどお、俺はあ、人の種族混ざってるからあ、巨人族よりもお、暴れることないんだぞお」
「え?」
じゃあもしあの時、モーナーがあたしの足を食べてたら……。
「それでもお、テンちゃんの足とかあ食べてたらあ、逃げることはできてたと思うけどお」
……あたしの指示は間違っちゃいなかったってことだよね?
「そんな野蛮じゃないからあ」
……何と言うか。
誤解してたってことよね。
それは、それはまぁ、怒られても仕方がないか。
「……ごめん、なさい」
「それとお、あの黒っぽい子はあ、みんなと一緒だと思うぞお。昨日からあ、宿で泊まってるう」
あの子達が無事なら……。
いや、ゴーレムは……?
ゴーレムが地上に出てきたらまずいじゃない!
「三体のゴーレムは!」
「一体はあ、俺とテンちゃんとでやっつけてえ、一体はあ、岩盤に押しつぶされてえ、一体はあ、アラタが斃してくれたぞお」
あ……そういえば、ライムがアラタを包んで、あたしを助けてくれたこともあったっけ……。
そうだ。
あのとき確か、アラタに助けを……。
来て……くれたんだ……。
ホントに……アラタは……。
「んー? どっか痛いのかあ?」
「グスッ……。う、ううん、平気……。って、アラタは? アラタは大丈夫なの?!」
「アラタはあ、自分の部屋でえ、すやすや寝てるぞお。ヨウミとお、マッキーとお、ライムで看病中う」
寝てる……。
寝てるだけ、なら、怪我はしてないんだね。
良かった……。
「でもなあ、テンちゃあん」
「ん? な、何?」
「ひょっとしたらあ、あの時い、テンちゃんの足食べたらあ、みんな助けられたかもしれなかったけどお」
「う、うん」
「そんときはあ、テンちゃんの足い、ずっと五本だったぞお」
そりゃ、そうでしょ。
「みんな助かってえ、それでいいかもしれないけどお、俺のせいでえ、足を失ったままってのはあ、やっぱり悲しいぞお」
それは違う。
足を失うことも、あたしの罰だ。
「でも……それは……」
「それにテンちゃんはあ、俺を助けてくれたぞお」
「助けた?」
助けたこと、あったかな?
ゴーレムを一体倒したのは思い出した。
モーナーが吹っ飛ばして、こっちに来たゴーレムにカウンターの蹴りを当てたのを。
「助けてくれたぞお。それでアラタがやってきたんだろお?」
「え?」
「岩の向こうでも聞こえたぞお。アラタ、助けてってえ」
「あ……」
あの時、あたしは……。
それしか考えられなかった。
ただの人間だけど。
ただの人間に、ちょっとだけ特別な力がついてるだけだけど。
それでも助けに来てくれるって。
来るはずなんかない、来れるはずのないただの人間が。
なのに、来てくれるって、思ってしまった。
「俺はあ、アラタが来るなんてえ、思ってもみなかったぞお。でもお、テンちゃんが呼んでくれたんだぞお」
「そ、そんなわけないじゃない! あたしが呼んで、すぐに来たのよ? 地下十一階に。どんなに急いでもそんな短時間で来るわけが」
「でもお、アラタを呼ぶことを考えたのはあ、テンちゃんだけだったぞお。呼ぶ前に来たくれたかあ、呼んだ後に来てくれたかはあ、問題じゃないぞお」
そ、それは違うんじゃない?
私は……。
「それにい、薄暗い中をお、真っすぐ来てくれたっぽかったぞお」
そう言えば、あたしのところに真っ先に駆け付けてくれたって感じだった。
ライムも一緒とは言え……。
「テンちゃんの声があ、居場所を知らせたんだあ。それ以外にい、俺達の所にい、来る手掛かりはあ、アラタにはないぞお。だってえ、あの時初めて地下に入っただろお」
そう言えばそうだ。
地下に潜ったことがないのは、アラタとヨウミだけだった。
さらに下に潜るには、その構造を知らなきゃすぐには駆け付けられない。
行ったことのない場所に行くことを、意外と慎重派のあの人だったら普通なら思いつかないはずだ。
行こうと決める理由がなければ。
その理由は……先に逃げた子供達か。
でも詳しい状況はそれだけじゃ分からなかったはず。
となると、アラタが地下に潜ることを決めたのは、おそらく二組目の子供達が地上に出てから。
そんな短時間で、地図も持ってない、行ったことのない場所に行って、私達の場所に辿り着くには……。
「だからあ……テンちゃあん」
「……何、かしら……」
「ありがとうだぞお。助けてくれてえ、助けを呼んでくれてえ、そしてえ……」
涙が、止まらない。
手の代わりの羽根で拭えるけど……。
泣いてるのをどうやっても誤魔化せなくなる……。
「助けてくれてえ、ありがとう、だぞお」
「うぅ……」
「テンちゃあん」
「な、何……?」
喉がひくついて、言葉が上手く出てこない。
これ以上、何を言うの?
「悪いことをしたらあ、ごめんなさい、だぞお」
「う、うん」
「けどお、テンちゃんはあ、悪いことをしたと分かってえ、すぐにごめんなさい言ってたぞお」
「え……」
あの時、か。
何でそれを今頃。
「悪いことをしてえ、すぐにごめんなさいって言う奴はあ、いい奴なんだぞお」
「うぅ……」
「そんな奴があ、今度は俺を助けてくれたんだぞお。だからあ、テンちゃんはあ、いい奴なんだぞお」
「う……ぅぇぇ……」
「でテンちゃんはあ、俺とお、あの子をお、助けてくれたんだぞお。してくれてうれしかったからあ、ありがとうって言ったんだぞお」
「う……うん……」
「自分の足のことよりい、俺とあの子のことを助けようとしたんだぞお。で、俺はあ、アラタのお、仲間なんだぞお。テンちゃんもアラタの仲間だよなあ?」
ごめん。
もう、言葉が出てこない。
何か言おうとすると、泣き声しか出てこないから。
「だからあ、俺はあ、テンちゃんの仲間だぞお。テンちゃんもお、俺を仲間にしてほしいんだぞお」
「う、うん……な、かま……なって……くれる……の……?」
うぐっ!
も、モーナー?
抱きつかれたっ。
な、何?
「テンちゃんと俺え、仲間だぞお!」
「?!」
息が止まった。
そして息ができたと思ったら……。
「う……うわあああん! モーナあ! あり……」
「うん……うん」
「あり、がとおおぉ! うえぇぇん!」
「仲間、だぞお」
「テンちゃん! どうした……の……って……。何これ……」
マッキーが部屋に飛び込んできた。
そりゃ驚くよね。
でも、今、マッキーのこと気に留めてる暇、ないんだ。
泣くことしかできなかったから。
でも、すまないって思ってる。
ずっと大声で泣いちゃったから、そのせいでアラタを無理やり起こしちゃったぽかったから。
「お、起きたかあ? テンちゃあん」
「あ……モーナー……。あ、こ、ここは?! モーナーは大丈……痛っ!」
「落ち着けえ。無理すんなあ」
目が覚めた。
見覚えがない石造りの部屋。
ここはどこだろう。
何となく見覚えがある。
「ここ、ヨウミの部屋だあ。テンちゃんはあ、体大きいからあ、ベッドに寝せられなくてえ、石畳が痛いだろうけどお」
あぁ。
だから見覚えのないベッドがあったのか。
って言うか、人間の部屋に入ったの、初めてのような気がする。
「痛た……。体中が、何か痛いんだけど……」
「そりゃあしょうがねえぞお。三日も寝込んでたからなあ」
「三日?! 痛たっ」
痛いのは全身。
筋肉痛みたい。
でも足は全部普通に動く。
確か、左の後ろ足が……。
って、それどころじゃない!
「み、みんな、どうなったの?!」
「なんだあ? 覚えてないのかあ?」
「え? な、何を?」
「一番ひどい傷を負ってたのはあ、テンちゃんだったんだぞお。次にアラタあ。あとは無傷だったぞお」
「……子供達は? そうだ! ゴーレムは!」
「アラタがあ、ダンジョンに来てくれた時に倒したぞお」
「アラタが? アラタが来てくれたの?!」
覚えてない。
けど、そうだ。
モーナーに、自分の足を食べてくれって懇願したのは……覚えてる……。
その足が、普通に動く。
「あ、あたし……、モーナーに……」
そうだ。
あの時のこと。
巨人族の特性の話は、他の種族の話と共に、小さい頃に聞いたことがある。
「……あたしの足……普通に……動く……」
「骨え、折れてたっぽかったけどお、くっ付いたままだったからあ、固定しただけで治ったぞお」
「……あの……あたし……」
「テンちゃんはあ、ひどいぞお」
「え?」
やはり、赦してはいないんだ。
赦されてはいないんだ。
「巨人族はあ、確かにい、魔物を生きたまま食うとお、暴れやすくなるって聞いたけどお、俺はあ、人の種族混ざってるからあ、巨人族よりもお、暴れることないんだぞお」
「え?」
じゃあもしあの時、モーナーがあたしの足を食べてたら……。
「それでもお、テンちゃんの足とかあ食べてたらあ、逃げることはできてたと思うけどお」
……あたしの指示は間違っちゃいなかったってことだよね?
「そんな野蛮じゃないからあ」
……何と言うか。
誤解してたってことよね。
それは、それはまぁ、怒られても仕方がないか。
「……ごめん、なさい」
「それとお、あの黒っぽい子はあ、みんなと一緒だと思うぞお。昨日からあ、宿で泊まってるう」
あの子達が無事なら……。
いや、ゴーレムは……?
ゴーレムが地上に出てきたらまずいじゃない!
「三体のゴーレムは!」
「一体はあ、俺とテンちゃんとでやっつけてえ、一体はあ、岩盤に押しつぶされてえ、一体はあ、アラタが斃してくれたぞお」
あ……そういえば、ライムがアラタを包んで、あたしを助けてくれたこともあったっけ……。
そうだ。
あのとき確か、アラタに助けを……。
来て……くれたんだ……。
ホントに……アラタは……。
「んー? どっか痛いのかあ?」
「グスッ……。う、ううん、平気……。って、アラタは? アラタは大丈夫なの?!」
「アラタはあ、自分の部屋でえ、すやすや寝てるぞお。ヨウミとお、マッキーとお、ライムで看病中う」
寝てる……。
寝てるだけ、なら、怪我はしてないんだね。
良かった……。
「でもなあ、テンちゃあん」
「ん? な、何?」
「ひょっとしたらあ、あの時い、テンちゃんの足食べたらあ、みんな助けられたかもしれなかったけどお」
「う、うん」
「そんときはあ、テンちゃんの足い、ずっと五本だったぞお」
そりゃ、そうでしょ。
「みんな助かってえ、それでいいかもしれないけどお、俺のせいでえ、足を失ったままってのはあ、やっぱり悲しいぞお」
それは違う。
足を失うことも、あたしの罰だ。
「でも……それは……」
「それにテンちゃんはあ、俺を助けてくれたぞお」
「助けた?」
助けたこと、あったかな?
ゴーレムを一体倒したのは思い出した。
モーナーが吹っ飛ばして、こっちに来たゴーレムにカウンターの蹴りを当てたのを。
「助けてくれたぞお。それでアラタがやってきたんだろお?」
「え?」
「岩の向こうでも聞こえたぞお。アラタ、助けてってえ」
「あ……」
あの時、あたしは……。
それしか考えられなかった。
ただの人間だけど。
ただの人間に、ちょっとだけ特別な力がついてるだけだけど。
それでも助けに来てくれるって。
来るはずなんかない、来れるはずのないただの人間が。
なのに、来てくれるって、思ってしまった。
「俺はあ、アラタが来るなんてえ、思ってもみなかったぞお。でもお、テンちゃんが呼んでくれたんだぞお」
「そ、そんなわけないじゃない! あたしが呼んで、すぐに来たのよ? 地下十一階に。どんなに急いでもそんな短時間で来るわけが」
「でもお、アラタを呼ぶことを考えたのはあ、テンちゃんだけだったぞお。呼ぶ前に来たくれたかあ、呼んだ後に来てくれたかはあ、問題じゃないぞお」
そ、それは違うんじゃない?
私は……。
「それにい、薄暗い中をお、真っすぐ来てくれたっぽかったぞお」
そう言えば、あたしのところに真っ先に駆け付けてくれたって感じだった。
ライムも一緒とは言え……。
「テンちゃんの声があ、居場所を知らせたんだあ。それ以外にい、俺達の所にい、来る手掛かりはあ、アラタにはないぞお。だってえ、あの時初めて地下に入っただろお」
そう言えばそうだ。
地下に潜ったことがないのは、アラタとヨウミだけだった。
さらに下に潜るには、その構造を知らなきゃすぐには駆け付けられない。
行ったことのない場所に行くことを、意外と慎重派のあの人だったら普通なら思いつかないはずだ。
行こうと決める理由がなければ。
その理由は……先に逃げた子供達か。
でも詳しい状況はそれだけじゃ分からなかったはず。
となると、アラタが地下に潜ることを決めたのは、おそらく二組目の子供達が地上に出てから。
そんな短時間で、地図も持ってない、行ったことのない場所に行って、私達の場所に辿り着くには……。
「だからあ……テンちゃあん」
「……何、かしら……」
「ありがとうだぞお。助けてくれてえ、助けを呼んでくれてえ、そしてえ……」
涙が、止まらない。
手の代わりの羽根で拭えるけど……。
泣いてるのをどうやっても誤魔化せなくなる……。
「助けてくれてえ、ありがとう、だぞお」
「うぅ……」
「テンちゃあん」
「な、何……?」
喉がひくついて、言葉が上手く出てこない。
これ以上、何を言うの?
「悪いことをしたらあ、ごめんなさい、だぞお」
「う、うん」
「けどお、テンちゃんはあ、悪いことをしたと分かってえ、すぐにごめんなさい言ってたぞお」
「え……」
あの時、か。
何でそれを今頃。
「悪いことをしてえ、すぐにごめんなさいって言う奴はあ、いい奴なんだぞお」
「うぅ……」
「そんな奴があ、今度は俺を助けてくれたんだぞお。だからあ、テンちゃんはあ、いい奴なんだぞお」
「う……ぅぇぇ……」
「でテンちゃんはあ、俺とお、あの子をお、助けてくれたんだぞお。してくれてうれしかったからあ、ありがとうって言ったんだぞお」
「う……うん……」
「自分の足のことよりい、俺とあの子のことを助けようとしたんだぞお。で、俺はあ、アラタのお、仲間なんだぞお。テンちゃんもアラタの仲間だよなあ?」
ごめん。
もう、言葉が出てこない。
何か言おうとすると、泣き声しか出てこないから。
「だからあ、俺はあ、テンちゃんの仲間だぞお。テンちゃんもお、俺を仲間にしてほしいんだぞお」
「う、うん……な、かま……なって……くれる……の……?」
うぐっ!
も、モーナー?
抱きつかれたっ。
な、何?
「テンちゃんと俺え、仲間だぞお!」
「?!」
息が止まった。
そして息ができたと思ったら……。
「う……うわあああん! モーナあ! あり……」
「うん……うん」
「あり、がとおおぉ! うえぇぇん!」
「仲間、だぞお」
「テンちゃん! どうした……の……って……。何これ……」
マッキーが部屋に飛び込んできた。
そりゃ驚くよね。
でも、今、マッキーのこと気に留めてる暇、ないんだ。
泣くことしかできなかったから。
でも、すまないって思ってる。
ずっと大声で泣いちゃったから、そのせいでアラタを無理やり起こしちゃったぽかったから。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる