150 / 493
紅丸編
行商人とのコンタクト その9
しおりを挟む
サミーと一緒だが、テンちゃんとライム、この二人と一緒に行動するのはいつ以来だったか。
ライムを身に纏ってテンちゃんを助けに行ったことがあったような。
あれから随分経った。
ヨウミはともかくこいつらは、ホントよくもまあ俺についてきたもんだ。
まともな性格じゃないことは自覚してる。
けどまともにゃ戻れねぇな。
何も知らない幼い頃とは違うんだ。
「ドシタノ? アラタ」
只今テンちゃんが、俺とサミーとライムを乗せて飛行中。
サミーを後ろから抱え込み、後ろにライムを背負う格好で乗っている。
テンちゃんに能力があるのか、風圧や低温は感じない。
ただ、風の音は耳に入る。
それでもライムが俺に話しかけたのは、俺に密着してるせいか。
「あ? あぁ、何でもねぇよ。高いところが苦手なだけだ」
「テンチャンカラハ、オチナイカラヘイキダヨ」
とりあえず誤魔化せた。
詮索されたくないときは、余計なことは言わないに限る。
だが高いところが苦手なのも確かだ。
テンちゃんには、背に乗せた人を落とさない能力もあることは知ってはいるだが、怖いものは怖い。
魔物の中には空を飛ぶものもいる。
しかし今テンちゃんが飛んでいる高度にいる魔物には、テンちゃんの早さについて来れる者はいない。
早く飛べる魔物もいるが、そんな奴らは大概体がどでかい。
そいつらが飛ぶときは、常に遥かに高い上空にいるし、たとえ獲物がいたとしても地面が平らなところには降りたがらない。
俺からは快適とは言えないが、移動時間が相当短縮でき、しかも安全ということは言える。
それにしても……。
俺はともかく、人間ってのは、この世界ではどうかは知らんがそもそもそれは飛べない。
体を何かに変化させることもできない。
そして俺の話になると、この世界では魔法が使える人間がいるようだが俺は使えないし、体力は同じ年代の平均値以下だろう。
少なくともモーナーには敵わないし、ドーセンにも劣る。
明らかに俺についてくる魔物達よりも、劣る部分が多すぎるしその差もありすぎる。
何でまたこんなに懐かれたりついて来られたりするのやら……。
「あ、ほら、あそこだよ」
「……ん? あ、あれか?」
船が地上にあるのは見える。
その周りを、広めに柵で囲っている。
船の外にも、何かのアトラクションだのなんだのがあるようだ。
「ん……。偶然にしてはちと多すぎるな」
「ドウシタノ?」
「ん? あぁ……。紅丸がいるんだよ。船の外にいるが……どこか分からん」
柵の外には人がうじゃうじゃ。
時間は……午前九時前。
開場時間前ってことか?
で、その柵の中にいるってことは……。
仕事らしい仕事、してるってことだよな。
時間待ちの客の中に一緒にいたって何の意味もない。
しかし柵の中にいる人は、誰もが作業服っぽい服装だ。
青とピンクで、おそらく性別か作業内容で区別してるんだろう。
「じゃあ船のそばに降りるね」
「バカ、やめろ。悪目立ちしすぎる。混雑は俺も嫌いだが、ルールは守れ。人混みの一番外側だ。」
「えー?」
えー? じゃねぇよ! 馬鹿天馬!
長く待ってる人達から何と責められるか想像もつかんわ!
※※※※※ ※※※※※
着地、そして待機。
やがて開場時間がきて、客たちがどんどん中に入る。
柵の外から押し出されるように中に入る客達。
つくづく、俺達の店にはこんなに殺到することなくて有り難い。
こんなに人が来たら、まず捌ききれない。
だがおそらく、娯楽を楽しみたいという欲求だけじゃない。
なんせ、俺たちの周りからみんな遠ざかりたがってたからな。
俺達からなるべく遠くに離れたがってた。
理由は間違いなくライム。
綺麗な色彩とは言え、一般人なら感情が読み取れないスライム。
そりゃ溶かされるとか思うだろうよ。
待ってる間も、警備員っぽい人から警戒されたし質問も受けた。
ちなみにライムの外出は、今回が初めて。
「人に不安を与えるのは不味いよなぁ。ま、今更だな」
「ライム、キニシナイ」
「お、おう……」
周りが気にするというか、極度の緊張感をもたらすんだよな。
何かの姿形に変えさせても、何かが変化した物、いわゆる何者かの擬態ってことがすぐばれるし。
一々安全ですって触れ回るのも変な話だ。
「さーて、最初はどこに行こっか? ね? サミー?」
「ミャウミャウ」
お前はお前でもう少し周りに気を遣えよ。
まぁいいけどさ。
でも気になるのが一つある。
「中には入らん」
「えー?」
「ドコイクノ?」
こいつらは気付かなかったらしいな。
この船の後ろの方で何やら作業していた一人。
その作業場に近づくと、どこにいるかが分かった。
一人だけサングラスを、いつもと違いしっかりとかけている。
「あー、すいません。ここ、関係者以外立ち入り禁止なんで。それと……それ、スライム、ですか? 危険な魔物はちょっと……」
近くにいる作業員から声をかけられた。
随分ガタイがいいな。
つか、ここ立ち入り禁止だったのか?
「あ、ああ。そこの人に用事があって、見かけたのでつい。……紅丸さーん、ご苦労さんでーす」
「え? え……っと」
「んー? どなたさー……って、アラタさんやないですか! どしたんです? あ、ああ、俺の知り合いや。俺の事気に」
「えー、なるべく早く済ませてくださいよ? 仕事、あるんですから。では、失礼」
えーと……。
代表取締役、だよな? こいつ。
なんで注意されてんだ?
まぁ、肩書が上でも、そうやって注意してくれる人がいるだけでも有り難いもんなんだろうが。
「はいよー。……アラタさん、どしたんです? こんなところまで」
「いや、紅丸が仕事してたっぽいから様子を見に」
「よぅ分かったのぉ」
「分かったも何も、サングラスしてるし」
「それだけでよう分かったの」
いや、サングラス、いつもかけてたじゃねぇか。
しかも仕事中にサングラスってどうよ。
けど肘で額を撫でて拭うほど、顔から汗が滲み出ている。
力仕事もやるんだな。
「しかし……箱を運んでんのか。結構多いな」
「あ? あぁ。まぁ、な。……で、どしたの。……スライム、なんていたか? アラタさんとこに」
「あぁ。お前が来た時には居合わせなかっただけだ。それにしても、代表取締役、なんだよな?」
「おう。それが?」
いや、それが? って……。
「普段の仕事、それ?」
「資格が必要のない雑用なら何でもするで? 顎でこき使うなんてとてもとても。そしたら部下から顎でこき使われてるっちゅー境遇。なんじゃこりゃ。わははは」
笑っていいのか?
「で、その積んだ箱たくさんあるが、何? これ」
「ん? あぁ。本船に運び込んだり降ろしたり。布で覆ってるのは、それを見た客がこっちに押し寄せて来んようにな」
「中に何入ってんだ?」
「いろいろやな。本船にいるもんたちの生活必需品とかを運び込んて、本船で生産したいろんな品を降ろす。まさに棚卸やな」
えーと。
笑っていいのか?
納得していいのか?
ツッコんでいいのか?
「……コホン。客はいろんな人が来よるでな。一般人だけならただの布でもええが、魔力を感知させん細工もしとる。だから布の周りを鎖で囲ってな」
「それだけ大切なもんを入れてるってことか」
「そゆことや。なんせ休みの日の冒険者も来よるし、アラタさんみたいな魔物連れもおるからな」
「客が騒ぎ出さないような工夫か。しかしここ、娯楽施設なんだろ? そんな場所に持ち込んだり運び出したりする物があるのか?」
「娯楽ちゅーても、気晴らしって意味やで? トレーニングマシンだって、娯楽の道具と見る奴はおる。まぁ体を動かして楽しむ施設っちゅーことやな」
なるほど。
新規のアトラクションとかがあれば、そっちの人気が高まることがある。
我先にと駆け出せば、予測不能な事故も起きないとも限らない。
「それに、夢中になったら楽しい思いばかりやないやろ? 疲れたっちゅー人もいるはずや。ここにだって休息の場は必要ちゅうことで、ここにもいくつか飲食店はあるでな。シャワー室とかももちろんあるしの」
至れり尽くせりだ。
「……すんません、お客さん。失礼します。……社長? お喋りもそのへんで」
「い?! あ、あぃ、すんません……。現場じゃわぁしが一番下だもんでの。ま、時間の限りゆっくりしとぉせー」
まただ。
何か違和感はある。
いや、下の者から指示されて動くトップ、ということではなく。
「ねぇアラタ。ここにいちゃいけないんでしょ? さっさとここから離れようよ」
「お、おう、そうだな」
意外と良識、弁えてんじゃねぇか。
「イコウイコウ! ナカ、タノシミー!」
足に纏わりつくな!
歩きづらいっての!
それとサミー。
お前少し体重増えたか?
背中が重いんだが。
ライムを身に纏ってテンちゃんを助けに行ったことがあったような。
あれから随分経った。
ヨウミはともかくこいつらは、ホントよくもまあ俺についてきたもんだ。
まともな性格じゃないことは自覚してる。
けどまともにゃ戻れねぇな。
何も知らない幼い頃とは違うんだ。
「ドシタノ? アラタ」
只今テンちゃんが、俺とサミーとライムを乗せて飛行中。
サミーを後ろから抱え込み、後ろにライムを背負う格好で乗っている。
テンちゃんに能力があるのか、風圧や低温は感じない。
ただ、風の音は耳に入る。
それでもライムが俺に話しかけたのは、俺に密着してるせいか。
「あ? あぁ、何でもねぇよ。高いところが苦手なだけだ」
「テンチャンカラハ、オチナイカラヘイキダヨ」
とりあえず誤魔化せた。
詮索されたくないときは、余計なことは言わないに限る。
だが高いところが苦手なのも確かだ。
テンちゃんには、背に乗せた人を落とさない能力もあることは知ってはいるだが、怖いものは怖い。
魔物の中には空を飛ぶものもいる。
しかし今テンちゃんが飛んでいる高度にいる魔物には、テンちゃんの早さについて来れる者はいない。
早く飛べる魔物もいるが、そんな奴らは大概体がどでかい。
そいつらが飛ぶときは、常に遥かに高い上空にいるし、たとえ獲物がいたとしても地面が平らなところには降りたがらない。
俺からは快適とは言えないが、移動時間が相当短縮でき、しかも安全ということは言える。
それにしても……。
俺はともかく、人間ってのは、この世界ではどうかは知らんがそもそもそれは飛べない。
体を何かに変化させることもできない。
そして俺の話になると、この世界では魔法が使える人間がいるようだが俺は使えないし、体力は同じ年代の平均値以下だろう。
少なくともモーナーには敵わないし、ドーセンにも劣る。
明らかに俺についてくる魔物達よりも、劣る部分が多すぎるしその差もありすぎる。
何でまたこんなに懐かれたりついて来られたりするのやら……。
「あ、ほら、あそこだよ」
「……ん? あ、あれか?」
船が地上にあるのは見える。
その周りを、広めに柵で囲っている。
船の外にも、何かのアトラクションだのなんだのがあるようだ。
「ん……。偶然にしてはちと多すぎるな」
「ドウシタノ?」
「ん? あぁ……。紅丸がいるんだよ。船の外にいるが……どこか分からん」
柵の外には人がうじゃうじゃ。
時間は……午前九時前。
開場時間前ってことか?
で、その柵の中にいるってことは……。
仕事らしい仕事、してるってことだよな。
時間待ちの客の中に一緒にいたって何の意味もない。
しかし柵の中にいる人は、誰もが作業服っぽい服装だ。
青とピンクで、おそらく性別か作業内容で区別してるんだろう。
「じゃあ船のそばに降りるね」
「バカ、やめろ。悪目立ちしすぎる。混雑は俺も嫌いだが、ルールは守れ。人混みの一番外側だ。」
「えー?」
えー? じゃねぇよ! 馬鹿天馬!
長く待ってる人達から何と責められるか想像もつかんわ!
※※※※※ ※※※※※
着地、そして待機。
やがて開場時間がきて、客たちがどんどん中に入る。
柵の外から押し出されるように中に入る客達。
つくづく、俺達の店にはこんなに殺到することなくて有り難い。
こんなに人が来たら、まず捌ききれない。
だがおそらく、娯楽を楽しみたいという欲求だけじゃない。
なんせ、俺たちの周りからみんな遠ざかりたがってたからな。
俺達からなるべく遠くに離れたがってた。
理由は間違いなくライム。
綺麗な色彩とは言え、一般人なら感情が読み取れないスライム。
そりゃ溶かされるとか思うだろうよ。
待ってる間も、警備員っぽい人から警戒されたし質問も受けた。
ちなみにライムの外出は、今回が初めて。
「人に不安を与えるのは不味いよなぁ。ま、今更だな」
「ライム、キニシナイ」
「お、おう……」
周りが気にするというか、極度の緊張感をもたらすんだよな。
何かの姿形に変えさせても、何かが変化した物、いわゆる何者かの擬態ってことがすぐばれるし。
一々安全ですって触れ回るのも変な話だ。
「さーて、最初はどこに行こっか? ね? サミー?」
「ミャウミャウ」
お前はお前でもう少し周りに気を遣えよ。
まぁいいけどさ。
でも気になるのが一つある。
「中には入らん」
「えー?」
「ドコイクノ?」
こいつらは気付かなかったらしいな。
この船の後ろの方で何やら作業していた一人。
その作業場に近づくと、どこにいるかが分かった。
一人だけサングラスを、いつもと違いしっかりとかけている。
「あー、すいません。ここ、関係者以外立ち入り禁止なんで。それと……それ、スライム、ですか? 危険な魔物はちょっと……」
近くにいる作業員から声をかけられた。
随分ガタイがいいな。
つか、ここ立ち入り禁止だったのか?
「あ、ああ。そこの人に用事があって、見かけたのでつい。……紅丸さーん、ご苦労さんでーす」
「え? え……っと」
「んー? どなたさー……って、アラタさんやないですか! どしたんです? あ、ああ、俺の知り合いや。俺の事気に」
「えー、なるべく早く済ませてくださいよ? 仕事、あるんですから。では、失礼」
えーと……。
代表取締役、だよな? こいつ。
なんで注意されてんだ?
まぁ、肩書が上でも、そうやって注意してくれる人がいるだけでも有り難いもんなんだろうが。
「はいよー。……アラタさん、どしたんです? こんなところまで」
「いや、紅丸が仕事してたっぽいから様子を見に」
「よぅ分かったのぉ」
「分かったも何も、サングラスしてるし」
「それだけでよう分かったの」
いや、サングラス、いつもかけてたじゃねぇか。
しかも仕事中にサングラスってどうよ。
けど肘で額を撫でて拭うほど、顔から汗が滲み出ている。
力仕事もやるんだな。
「しかし……箱を運んでんのか。結構多いな」
「あ? あぁ。まぁ、な。……で、どしたの。……スライム、なんていたか? アラタさんとこに」
「あぁ。お前が来た時には居合わせなかっただけだ。それにしても、代表取締役、なんだよな?」
「おう。それが?」
いや、それが? って……。
「普段の仕事、それ?」
「資格が必要のない雑用なら何でもするで? 顎でこき使うなんてとてもとても。そしたら部下から顎でこき使われてるっちゅー境遇。なんじゃこりゃ。わははは」
笑っていいのか?
「で、その積んだ箱たくさんあるが、何? これ」
「ん? あぁ。本船に運び込んだり降ろしたり。布で覆ってるのは、それを見た客がこっちに押し寄せて来んようにな」
「中に何入ってんだ?」
「いろいろやな。本船にいるもんたちの生活必需品とかを運び込んて、本船で生産したいろんな品を降ろす。まさに棚卸やな」
えーと。
笑っていいのか?
納得していいのか?
ツッコんでいいのか?
「……コホン。客はいろんな人が来よるでな。一般人だけならただの布でもええが、魔力を感知させん細工もしとる。だから布の周りを鎖で囲ってな」
「それだけ大切なもんを入れてるってことか」
「そゆことや。なんせ休みの日の冒険者も来よるし、アラタさんみたいな魔物連れもおるからな」
「客が騒ぎ出さないような工夫か。しかしここ、娯楽施設なんだろ? そんな場所に持ち込んだり運び出したりする物があるのか?」
「娯楽ちゅーても、気晴らしって意味やで? トレーニングマシンだって、娯楽の道具と見る奴はおる。まぁ体を動かして楽しむ施設っちゅーことやな」
なるほど。
新規のアトラクションとかがあれば、そっちの人気が高まることがある。
我先にと駆け出せば、予測不能な事故も起きないとも限らない。
「それに、夢中になったら楽しい思いばかりやないやろ? 疲れたっちゅー人もいるはずや。ここにだって休息の場は必要ちゅうことで、ここにもいくつか飲食店はあるでな。シャワー室とかももちろんあるしの」
至れり尽くせりだ。
「……すんません、お客さん。失礼します。……社長? お喋りもそのへんで」
「い?! あ、あぃ、すんません……。現場じゃわぁしが一番下だもんでの。ま、時間の限りゆっくりしとぉせー」
まただ。
何か違和感はある。
いや、下の者から指示されて動くトップ、ということではなく。
「ねぇアラタ。ここにいちゃいけないんでしょ? さっさとここから離れようよ」
「お、おう、そうだな」
意外と良識、弁えてんじゃねぇか。
「イコウイコウ! ナカ、タノシミー!」
足に纏わりつくな!
歩きづらいっての!
それとサミー。
お前少し体重増えたか?
背中が重いんだが。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる