232 / 493
店の日常編
その人への思い込みを俺に押し付けるな その4
しおりを挟む
明日来るだの、明日来ますだの言う客は、その言葉通り営業時間前から店の前に並んでた。
「おはよう、アラタ殿。ヨウミ殿、それにみなさん」
「アラタ殿、お早うございます」
「噂のミナミアラタさんですか。初めまして。俺はルーサイって言います。初めまして」
何で二回繰り返した?
まぁいいけどさ。
「いらっしゃい。で、ルーサイ、さんね。初めまして。で、何にする?」
「え? 何にする? と言いますと?」
何を言ってんだこいつは。
「ここはおにぎりの店だ。店に来るってのは、普通は買い物しに来るもんだろ? まさかウィンドウショッピングしに来たわけじゃねぇだろ?」
おにぎりをショーケース越しに見てそれで終わり、ってどんな人生なんだよ。
それを娯楽にするには、あまりに人生観狭すぎねぇか?
「あ、ああ、それもそうですね」
「しょうがねぇなオイ。うちらで一番の若手なんだ。変に緊張するとこあるが、勘弁してくれ」
「買い物は、梅、昆布、筋子の三個にお茶のセット。それを三つね」
一体親衛隊の間で、どんな噂が流れてるんだか。
にしても、サミーの剃髪の時といい、昨日といい今日といい、夜盗の捕物の時とは打って変わって何と言うか……。
素人目でも品質が劣る装備をしてる。
あの時の装備は見た目、金属製って感じだったけど、今のこいつらの装備、ボロボロとまではいかないが、傷が目立つ皮鎧。
間違いなく品質は劣る。
だが、今日初めて見た親衛隊のメンバーの装備品にも二人と同じマークが鎧の一部に小さく刻まれている。
「昨日から気になってたが、その装備、どっかのメーカーか? 他の冒険者の装備品じゃ見ることがあまりなかったが」
「え?」
「防具、腰回りの上の方、胸の防具と重なってる陰の」
「おーっとアラタ殿―っ。おにぎりのセットはまだかなーっと!」
「確か筋子と昆布と梅頼んだわよねーっと!」
グリプスとレーカが同時に大声を上げたもんだから、後ろの客達の注目を浴びた。
突然の大声を目の前で上げられりゃ、誰だって驚くわな。
「お……おう……。ヨウミ……」
とヨウミに振り返る。
「こ、ここにあるわよ。えっと会計は……百五十円が三個に百円の三セット」
「千六百五十円になります」
ヨウミとクリマーが会計している間、グリプスが小声で話しかけてきた。
「こいつぁメーカーのマークじゃねぇ。王家の紋章だよ。この防具は私物だが、隊員でいる間は私物も支給してくれるんだ。支給品にはみんなついてる。国民全員知ってる紋章だから、見えたらまずいだろ?」
そう言うことか。
確かに見えづらい部分だ。
しかもよく見ると、彫り込んでるんじゃなく、外周は円形の紋章の真ん中は盛り上がっている。
立体的なんだな。
多分偽物作製防止のためなんだろうな。
「まぁなんだ、いろいろご苦労さんっ。今日も元気に行ってらっしゃいっ!」
と、俺もわざと大声を出す。
他の客達の注目を、この三人の装備のその位置から逸らすため。
なのにこいつら……。
「おう、いってくるぜー」
「余裕があったら、お土産持ってくるわねー」
「はいっ! 行ってきますっ!」
更に大きな声で返してどうすんだ!
またそっちに衆目が移るだろうが!
現地じゃこいつらとさらに接近することもあるだろうによ!
そこで正体ばれても、俺はそこまで責任持てねぇぞ!
「お早うございます、アラタさん。昨日は失礼しましたー」
「んぁ?」
次の客は打って変わって、上品そうなソプラノめいた声。
目を向けると、普通だったら真っ先に目に入る白銀の鎧。それも三つ。
だがあの三人の体格のおかけで、俺の視界からははみ出てしまってた。
昨日、俺の作業に付き添うとか言いながら、すぐに離脱したあのお嬢様方三名だった。
「あ、あの、今の三名の方、どなたなんです?」
「バカッ! マーナッ! いきなり何言ってんのよ! ……あはは、いきなり失礼しました。えっと、ご交友の範囲が広いんですね」
何かこの三人グダグダだな。
俺のファンクラブに入ってるとか言いながら、間違いなく目当ては俺じゃない。
それなら昨日感じた違和感は、完全に解消される。
まぁこの世界に来る前から似たような体験は積んできた。
ちやほやされた挙句、財布扱いされたことが何度あっただろうか。
もちろんこっちはそれで浮かれ気分になったことはない。
その魂胆が見え見えだったっての。
でもそれを避けたところで、無理やり飲み会に参加させられるのも目に見えてる。
一回断ったという罰を与える、みたいなことも何度も言われた。
俺を煽てるようなことを言う奴は、誰もが俺をダシにしようって考えてるもんだ。
紅丸だって、結局はそうだったからな。
俺への実害は特になかったから、あいつへの罰則は執行猶予、みたいなことを言ってやったけどさ。
「ただの冒険者だろ? 俺はよく知らん」
「え? でも」
食いつくなぁ。
昨日初対面の相手に、そこまで言われる筋合いねぇだろ? 普通なら。
「嘘ついてるとでも? だったら本人に聞けばいいだろ? 俺のファンクラブに入ってようが入っていまいが、一々俺がその許可を出すような暇はねぇよ。年会費払ってんなら、俺とは関係のない奴に渡ってるんだろうよ。俺は知らん」
何か、三人が戸惑いながら互いに見合わせてやがる。
ともかく金銭トラブルなら俺は全く関知してねぇんだからな?
「で、でも」
「お前らいい加減注文言えよ。ここはおにぎりの店だぞ?」
何をごねたがってんだか。
俺は俺の仕事をするだけだ。
「ねぇちゃんら、済まんが買い物する気ねぇんなら、順番俺らに譲ってくんねぇか? アラタ。こいつら買う気ねぇみてぇだから俺ら注文していいか?」
「決まってんならどうぞ」
三人のお嬢様方はそのまま列から弾き飛ばされた。
それを見たヨウミ達はオロオロしてるが、俺にも次の順番の冒険者達にも、何ら非はない。
つか、このお嬢さん方、浮いてる存在なんだよな。
汚れるなんて真っ平ご免って感じがするのは……俺が捻くれてるだけなんだろうかね。
「おはよう、アラタ殿。ヨウミ殿、それにみなさん」
「アラタ殿、お早うございます」
「噂のミナミアラタさんですか。初めまして。俺はルーサイって言います。初めまして」
何で二回繰り返した?
まぁいいけどさ。
「いらっしゃい。で、ルーサイ、さんね。初めまして。で、何にする?」
「え? 何にする? と言いますと?」
何を言ってんだこいつは。
「ここはおにぎりの店だ。店に来るってのは、普通は買い物しに来るもんだろ? まさかウィンドウショッピングしに来たわけじゃねぇだろ?」
おにぎりをショーケース越しに見てそれで終わり、ってどんな人生なんだよ。
それを娯楽にするには、あまりに人生観狭すぎねぇか?
「あ、ああ、それもそうですね」
「しょうがねぇなオイ。うちらで一番の若手なんだ。変に緊張するとこあるが、勘弁してくれ」
「買い物は、梅、昆布、筋子の三個にお茶のセット。それを三つね」
一体親衛隊の間で、どんな噂が流れてるんだか。
にしても、サミーの剃髪の時といい、昨日といい今日といい、夜盗の捕物の時とは打って変わって何と言うか……。
素人目でも品質が劣る装備をしてる。
あの時の装備は見た目、金属製って感じだったけど、今のこいつらの装備、ボロボロとまではいかないが、傷が目立つ皮鎧。
間違いなく品質は劣る。
だが、今日初めて見た親衛隊のメンバーの装備品にも二人と同じマークが鎧の一部に小さく刻まれている。
「昨日から気になってたが、その装備、どっかのメーカーか? 他の冒険者の装備品じゃ見ることがあまりなかったが」
「え?」
「防具、腰回りの上の方、胸の防具と重なってる陰の」
「おーっとアラタ殿―っ。おにぎりのセットはまだかなーっと!」
「確か筋子と昆布と梅頼んだわよねーっと!」
グリプスとレーカが同時に大声を上げたもんだから、後ろの客達の注目を浴びた。
突然の大声を目の前で上げられりゃ、誰だって驚くわな。
「お……おう……。ヨウミ……」
とヨウミに振り返る。
「こ、ここにあるわよ。えっと会計は……百五十円が三個に百円の三セット」
「千六百五十円になります」
ヨウミとクリマーが会計している間、グリプスが小声で話しかけてきた。
「こいつぁメーカーのマークじゃねぇ。王家の紋章だよ。この防具は私物だが、隊員でいる間は私物も支給してくれるんだ。支給品にはみんなついてる。国民全員知ってる紋章だから、見えたらまずいだろ?」
そう言うことか。
確かに見えづらい部分だ。
しかもよく見ると、彫り込んでるんじゃなく、外周は円形の紋章の真ん中は盛り上がっている。
立体的なんだな。
多分偽物作製防止のためなんだろうな。
「まぁなんだ、いろいろご苦労さんっ。今日も元気に行ってらっしゃいっ!」
と、俺もわざと大声を出す。
他の客達の注目を、この三人の装備のその位置から逸らすため。
なのにこいつら……。
「おう、いってくるぜー」
「余裕があったら、お土産持ってくるわねー」
「はいっ! 行ってきますっ!」
更に大きな声で返してどうすんだ!
またそっちに衆目が移るだろうが!
現地じゃこいつらとさらに接近することもあるだろうによ!
そこで正体ばれても、俺はそこまで責任持てねぇぞ!
「お早うございます、アラタさん。昨日は失礼しましたー」
「んぁ?」
次の客は打って変わって、上品そうなソプラノめいた声。
目を向けると、普通だったら真っ先に目に入る白銀の鎧。それも三つ。
だがあの三人の体格のおかけで、俺の視界からははみ出てしまってた。
昨日、俺の作業に付き添うとか言いながら、すぐに離脱したあのお嬢様方三名だった。
「あ、あの、今の三名の方、どなたなんです?」
「バカッ! マーナッ! いきなり何言ってんのよ! ……あはは、いきなり失礼しました。えっと、ご交友の範囲が広いんですね」
何かこの三人グダグダだな。
俺のファンクラブに入ってるとか言いながら、間違いなく目当ては俺じゃない。
それなら昨日感じた違和感は、完全に解消される。
まぁこの世界に来る前から似たような体験は積んできた。
ちやほやされた挙句、財布扱いされたことが何度あっただろうか。
もちろんこっちはそれで浮かれ気分になったことはない。
その魂胆が見え見えだったっての。
でもそれを避けたところで、無理やり飲み会に参加させられるのも目に見えてる。
一回断ったという罰を与える、みたいなことも何度も言われた。
俺を煽てるようなことを言う奴は、誰もが俺をダシにしようって考えてるもんだ。
紅丸だって、結局はそうだったからな。
俺への実害は特になかったから、あいつへの罰則は執行猶予、みたいなことを言ってやったけどさ。
「ただの冒険者だろ? 俺はよく知らん」
「え? でも」
食いつくなぁ。
昨日初対面の相手に、そこまで言われる筋合いねぇだろ? 普通なら。
「嘘ついてるとでも? だったら本人に聞けばいいだろ? 俺のファンクラブに入ってようが入っていまいが、一々俺がその許可を出すような暇はねぇよ。年会費払ってんなら、俺とは関係のない奴に渡ってるんだろうよ。俺は知らん」
何か、三人が戸惑いながら互いに見合わせてやがる。
ともかく金銭トラブルなら俺は全く関知してねぇんだからな?
「で、でも」
「お前らいい加減注文言えよ。ここはおにぎりの店だぞ?」
何をごねたがってんだか。
俺は俺の仕事をするだけだ。
「ねぇちゃんら、済まんが買い物する気ねぇんなら、順番俺らに譲ってくんねぇか? アラタ。こいつら買う気ねぇみてぇだから俺ら注文していいか?」
「決まってんならどうぞ」
三人のお嬢様方はそのまま列から弾き飛ばされた。
それを見たヨウミ達はオロオロしてるが、俺にも次の順番の冒険者達にも、何ら非はない。
つか、このお嬢さん方、浮いてる存在なんだよな。
汚れるなんて真っ平ご免って感じがするのは……俺が捻くれてるだけなんだろうかね。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる