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テレビから命令されました
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『貴方を拉致しました』
『貴方にはこれからある仕事をして頂きます』
『それは』
それは?
『箱庭掃除です』
箱庭掃除。
「箱庭掃除?」
『このリビングの隣の部屋に箱庭があります』
『1日1回は必ず手入れをすること』
『それが貴方にして頂く仕事です』
取り敢えず行ってみるか。
廊下に出るとドアが三つ。
一つずつ開けて確認してみると、トイレ、風呂場、そして箱庭と直径約2mぐらいの白い球があった。
その白い球は三本の交互に斜めになった棒で支えられている。
何か分からないので箱庭を見てみる。
ガラス板で囲まれた、幅約1m、横約2mの大きな箱庭だった。
予想よりデカい。
箱庭の中は半分程の高さに黒いものが溜まっている。
触るのも怖いので一旦テレビの前に戻った。
テレビ画面は先程の文字のままで、俺がソファーに座ると続きの文字が映し出された。
監視されてるのか…?
『掃除用具、食事、他に欲しい物があればテレビの横にあるメニュー表を見てテレビから注文して下さい』
「注文って、俺、金無いんだけど」
『費用はこちら持ちです』
ホッ
『インターネットはテレビ画面を使用して下さい。キーボードはガラステーブルの引き出しにあります。メニュー表に無い物で欲しい物があれば別枠で注文して下さい』
ガラステーブルの下に引き出しがあり、そこからキーボードを取り出す。
まさかキーボードもアイボリー色とは。
『それでは宜しくお願いします』
そうしてテレビの文字は消えた。
多分これは人間ウォッチングだ。
少し前に小説や漫画で流行った、人間を拉致って殺人ゲームやらバトルロイヤルやらさせて、その様子を主催者や見ている客が楽しむみたいなやつ。
俺は1人だが、他にも別の場所に拉致られて同じ様に箱庭掃除をさせられているのだろう。
逃がさないように番犬も置いて。
誰が1番に箱庭を綺麗にするか、掛けなんかも行われているのかもしれない。
俺の様に仕事も家も無くした人間ばかりを集めているのだろうか?
そうなら今の状況は悪くない。
箱庭掃除をするだけで衣食住が提供されるのだから。
あ、火事。
俺はキーボードを使い、自分の住んでいた地区の火事について調べてみた。
テレビの画面だと見やすいな。
箱庭掃除以外の時間は映画でもダウンロードして見てみるか。
ずっと仕事が忙しくて見れなかったしな。
火事情報の中から住んでいたアパートの記事を見つけて、俺は息を飲んだ。
死亡者欄に俺の名前があった。
あの時俺は外から眺めるだけで、燃え盛るアパートに入ろうとはしなかった。
だとしたら、誰かが俺の部屋に居たことになる。
俺を尋ねる人間等思い浮かばない。
泥棒か?そいつが火をつけた点けた?
それか、俺を拉致した人間の仕業?
背中が妙にゾクリとする。
最悪、俺を拉致した奴は人を殺す事を躊躇しないと言うことだ。
『貴方にはこれからある仕事をして頂きます』
『それは』
それは?
『箱庭掃除です』
箱庭掃除。
「箱庭掃除?」
『このリビングの隣の部屋に箱庭があります』
『1日1回は必ず手入れをすること』
『それが貴方にして頂く仕事です』
取り敢えず行ってみるか。
廊下に出るとドアが三つ。
一つずつ開けて確認してみると、トイレ、風呂場、そして箱庭と直径約2mぐらいの白い球があった。
その白い球は三本の交互に斜めになった棒で支えられている。
何か分からないので箱庭を見てみる。
ガラス板で囲まれた、幅約1m、横約2mの大きな箱庭だった。
予想よりデカい。
箱庭の中は半分程の高さに黒いものが溜まっている。
触るのも怖いので一旦テレビの前に戻った。
テレビ画面は先程の文字のままで、俺がソファーに座ると続きの文字が映し出された。
監視されてるのか…?
『掃除用具、食事、他に欲しい物があればテレビの横にあるメニュー表を見てテレビから注文して下さい』
「注文って、俺、金無いんだけど」
『費用はこちら持ちです』
ホッ
『インターネットはテレビ画面を使用して下さい。キーボードはガラステーブルの引き出しにあります。メニュー表に無い物で欲しい物があれば別枠で注文して下さい』
ガラステーブルの下に引き出しがあり、そこからキーボードを取り出す。
まさかキーボードもアイボリー色とは。
『それでは宜しくお願いします』
そうしてテレビの文字は消えた。
多分これは人間ウォッチングだ。
少し前に小説や漫画で流行った、人間を拉致って殺人ゲームやらバトルロイヤルやらさせて、その様子を主催者や見ている客が楽しむみたいなやつ。
俺は1人だが、他にも別の場所に拉致られて同じ様に箱庭掃除をさせられているのだろう。
逃がさないように番犬も置いて。
誰が1番に箱庭を綺麗にするか、掛けなんかも行われているのかもしれない。
俺の様に仕事も家も無くした人間ばかりを集めているのだろうか?
そうなら今の状況は悪くない。
箱庭掃除をするだけで衣食住が提供されるのだから。
あ、火事。
俺はキーボードを使い、自分の住んでいた地区の火事について調べてみた。
テレビの画面だと見やすいな。
箱庭掃除以外の時間は映画でもダウンロードして見てみるか。
ずっと仕事が忙しくて見れなかったしな。
火事情報の中から住んでいたアパートの記事を見つけて、俺は息を飲んだ。
死亡者欄に俺の名前があった。
あの時俺は外から眺めるだけで、燃え盛るアパートに入ろうとはしなかった。
だとしたら、誰かが俺の部屋に居たことになる。
俺を尋ねる人間等思い浮かばない。
泥棒か?そいつが火をつけた点けた?
それか、俺を拉致した人間の仕業?
背中が妙にゾクリとする。
最悪、俺を拉致した奴は人を殺す事を躊躇しないと言うことだ。
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