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開戦3
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制圧してから二日後、砦の建物は残し壁のみの解体をゴーレムに命じて行っていた帝国軍は、国境から金山、鉱山への道程確認をさせるべく別部隊を向かわせることになった。
今回指揮を取っているフォーグ総師団長はまだ20代後半と言う若さだが、剣の実力、統率力が認められ総師団長に選ばれた筋骨隆々の猛者である。
2mを超えるその姿や獰猛な顔付きで子供には泣かれるが、部下の信望は厚い。
部下への指導も丁寧で、弟分であるマッシモを通じて如月、坂下も良く話すようになった。
フォーグにはタナトスから金山とミスリル鉱山の周りの状況の把握も命じられており、精霊術師が現れる前に、如月、マッシモ率いる第七師団に近辺調査を頼んだのだ。
「ミスリル鉱山とかあったのを帝国軍は知ってたんですね」
如月達が出立準備をする為に出て行った部屋にはフォーグとフォーグの直の部下である副師団長のミスオが残っていた。
この部屋は砦の一室であるが、砦内の様子が確認出来る外側に作られた展望室でもあった。
窓から入って来た田代からそう言葉を投げかけられたフォーグは驚きもしない。
「タシロ殿、出来ればノックしてドアから来て欲しいものだが」
「すみません。壁の取り壊しがほぼ済んだことをお伝えしようと思いまして」
「そうか、報告ありがとう。タシロ殿が聞きたいのは金山とミスリル鉱山のことかな?」
「はい。僕はこの戦争を仕掛けるに当たって、アナスタシア妃殿下様のことしか聞いてなかったので」
幼さだろうか。勇者とは言われているが、田代が冷静さを取り繕っているのが見えたフォーグは、さて、何処まで話すべきかと考えた。
田代の陛下への心酔ぶりはフォーグも聞いている。このままの状態を是非とも保ちたいとタナトスにも言われていることだった。
「無駄な血を流さない為に、陛下や宰相殿は前々から王国上層部に接触を試みておられた」
「スパ……密偵が入っているってことは聞いていましたが」
「そうだ。陛下の願いは王国を制圧することでは無い。飽くまでもアナスタシア様を蔑ろにしたヴェズリー王族への復讐と死に追いやった者の身柄だ」
「身柄って……犯人が分かっているのですか??」
フォーグは田代に席に着くように促し、ミスオに茶の用意をさせる。
「影からの調査報告と王国の協力者によって判明した。アナスタシア様を暗殺したのは闇の精霊術師、サリカニールと言う女だ。この女は氷結の精霊術師と身体の関係があってな。嫉妬から暗殺行為に至ったらしい」
「え??何故そこで氷結の精霊術師が出て来るんですか?」
アナスタシア妃殿下は正妃として嫁いだはずだ。国王に蔑ろにされていたとは聞かされたが、そこに氷結の精霊術師の話は出てこなかった。
色恋沙汰は苦手な田代には訳が分からなかった。
「氷結の精霊術師はアナスタシア様に懸想していたそうだ。その報告を受けて、当時アナスタシア様の侍女を務めていた二人に確認したところ、熱心に口説かれていたと白状したらしい。外聞が悪い為、侍女達は秘匿していたそうだが」
「それって……ヴェズリー国王に隠れてですか?それとも国王も知っていたのですか?」
「協力者の話によれば、氷結の精霊術師に請われてアナスタシア様を下賜したことになっていたらしい」
「……馬鹿にするにも程がある……」
田代が荒々しく机を拳で叩くが、その様子にフォーグの口元が上に上がる。
「我が国民になってくれたタシロ殿がそこまで憤るのだ。陛下や我々が王国に対してどう思うか分かるだろう?しかし陛下は自身の御心を抑えて王国の協力者と交渉するに至った。これは荒事の殆ど無かった世界から来た君達への配慮でもあるのだ」
「え?」
「本当ならゴーレムで王国を蹂躙し尽くしてもおかしくない心情を抑えて、人死にが出て君達の心が疲弊しない様にと考えておられたのだ。
その交渉で王国から金山とミスリル鉱山、闇の精霊術師を得る代わりに捕虜や民間人への配慮も制約されている。
一番の問題は残っている精霊術師だ。
我々では精霊術師には敵わない。君達は精霊術師に対抗する手段であり、我々帝国人の希望であるのだ。
私は今回指揮を取らせて貰っているが君達からも思いついた事があればどんどん意見を言って欲しい」
「へ、陛下が……僕達のことをそこまで……」
田代の心が高揚していく。身体に今まで感じたことの無い気持ちの良い震えが走り、今直ぐにでも窓から飛び出して叫びたい気持ちに駆られた。
「協力者を通じて王都に居る精霊術師への報告を遅らせることになっている。マッシモ達には周辺を探って貰うようになったが、タシロ殿も身体に負担がかからない程度に上空から監視をして欲しい」
「はい!陛下の為に!僕に出来ることであれば何でもやります!」
「あぁ、頼む。勇者殿」
田代はフォーグの予想通り窓から飛び出して行った。
「しかし……あの様に純粋だと少し気が引けるな」
「フォーグ様」
「分かっている。彼等勇者達には精霊術師を殲滅して貰わねばならん。前面に出てな」
「はい。あの様子であればタシロ殿は大丈夫そうですね」
「キサラギ殿も単純であるから大丈夫そうだがな。ジンノ殿は後衛サポートだが……サカシタ殿が何処まで通用するか……今サカシタ殿は何処に居る?」
ミスオは15cm四方程の板を取り出し何回か表面に触れる。
「現在は……調理室でジンノ殿と一緒に居る様ですね」
「そうか。定期的にキサラギ殿の動向も確認してくれ。マッシモが付いているから大丈夫だとは思うが」
「はい、勇者達に埋め込んである発信魔石も滞り無く機能しておりますし、抜かりはありませんが、貴方のお気に入りのマッシモを偵察に出すのにはビックリしましたよ」
「そうか?妹の婿にどうかと思ってるんだが、武功を立てさせてやりたいのもあってな」
「まぁ、気持ちは分かりますが」
フォーグとミスオは微笑み合う。
二人はフォーグの妹も含めた幼なじみである。
この戦争が終わったらフォーグの妹とマッシモを合わせる予定だ。
フォーグの妹は兄に似ず、小動物を思わせる様な小柄な美少女である。
きっとマッシモも気に入るだろうと二人は考えていた。
地図で確認しながらゴーレム五体と如月、マッシモ達は周辺を確認していた。
道が正確であるか、地形に問題は無いか、害を及ぼす魔獣が居ないかの確認である。
「あそこに集落があるな」
マッシモの言葉に如月、他騎士達が警戒する。
「確認の為に行ってみるか?」
「少し近付いて様子を見よう」
ゴーレムを待機させ、マッシモと如月で集落に近付いてみるとゴブリンが数匹見れた。
しかしゴブリンの集落にしてはキチンと組まれた木の家が十数件並んでいる。
更に近付いて確認したマッシモが「ウッ」と声を漏らす。
所々に血に塗れた人間が倒れており、ゴブリンに喰われている最中であった。
ゴブリンだけでは無い。ゴブリンから進化すると言われているホブゴブリンまで数体存在し、女達を囲んで事に及んでいた。
マッシモは直ぐに待機していた騎士とゴーレムを呼び付け、その間に如月はホブゴブリンへ向かって行った。
「この!」
如月に気付いたゴブリン達が一斉に向かって来るが、如月の敵では無い。
特製のガントレットを着けた如月の拳はゴブリンの頭や身体を無情に貫いて行く。
ホブゴブリンの頭にもその拳は向けられ、数体居たホブゴブリンは全て頭が吹き飛ばされた死体に変わった。
「カケル!」
マッシモ達も残りのゴブリンを全て処理し、如月の元に集まった。
「ったく、こんなの想像して無かったぜ!」
如月はゴブリン達に蹂躙された、既に息の無い女達や、手足、内臓を喰われて所々損壊した子供や男達、老人達を見て怒りで震えた。
マッシモは、ゴブリン達の体液が付いたままの如月のガントレットを洗浄の魔道具で綺麗にしてやる。
「……すまん。頭に血が上った」
「初めてみたんだろう?それなら仕方ない。帝国の田舎でも偶にあることなんだ。特にゴブリンは一匹見付けたら30匹は居ると言われてるぐらい繁殖力が高いから」
「うぅ……まるでGみたいだ」
「G?まぁ兎に角ゴブリンや村人が残っていないか確認したら一旦砦に戻って魔物対策隊を組まないといけないな」
「そうだな。もう少しゴーレムを連れて来てもいいかもしれない。ついでに龍太郎も連れて来るかな」
「そうだな、上から見てもら……ガッ!」
「マッシモ!」
「やった!やったぞ!帝国人を一人殺したぞ!」
背中を反らせ倒れていくマッシモを抱えた如月の目に、建物の影に隠れて血の着いた剣を握りながら笑っている男が見えた。
今回指揮を取っているフォーグ総師団長はまだ20代後半と言う若さだが、剣の実力、統率力が認められ総師団長に選ばれた筋骨隆々の猛者である。
2mを超えるその姿や獰猛な顔付きで子供には泣かれるが、部下の信望は厚い。
部下への指導も丁寧で、弟分であるマッシモを通じて如月、坂下も良く話すようになった。
フォーグにはタナトスから金山とミスリル鉱山の周りの状況の把握も命じられており、精霊術師が現れる前に、如月、マッシモ率いる第七師団に近辺調査を頼んだのだ。
「ミスリル鉱山とかあったのを帝国軍は知ってたんですね」
如月達が出立準備をする為に出て行った部屋にはフォーグとフォーグの直の部下である副師団長のミスオが残っていた。
この部屋は砦の一室であるが、砦内の様子が確認出来る外側に作られた展望室でもあった。
窓から入って来た田代からそう言葉を投げかけられたフォーグは驚きもしない。
「タシロ殿、出来ればノックしてドアから来て欲しいものだが」
「すみません。壁の取り壊しがほぼ済んだことをお伝えしようと思いまして」
「そうか、報告ありがとう。タシロ殿が聞きたいのは金山とミスリル鉱山のことかな?」
「はい。僕はこの戦争を仕掛けるに当たって、アナスタシア妃殿下様のことしか聞いてなかったので」
幼さだろうか。勇者とは言われているが、田代が冷静さを取り繕っているのが見えたフォーグは、さて、何処まで話すべきかと考えた。
田代の陛下への心酔ぶりはフォーグも聞いている。このままの状態を是非とも保ちたいとタナトスにも言われていることだった。
「無駄な血を流さない為に、陛下や宰相殿は前々から王国上層部に接触を試みておられた」
「スパ……密偵が入っているってことは聞いていましたが」
「そうだ。陛下の願いは王国を制圧することでは無い。飽くまでもアナスタシア様を蔑ろにしたヴェズリー王族への復讐と死に追いやった者の身柄だ」
「身柄って……犯人が分かっているのですか??」
フォーグは田代に席に着くように促し、ミスオに茶の用意をさせる。
「影からの調査報告と王国の協力者によって判明した。アナスタシア様を暗殺したのは闇の精霊術師、サリカニールと言う女だ。この女は氷結の精霊術師と身体の関係があってな。嫉妬から暗殺行為に至ったらしい」
「え??何故そこで氷結の精霊術師が出て来るんですか?」
アナスタシア妃殿下は正妃として嫁いだはずだ。国王に蔑ろにされていたとは聞かされたが、そこに氷結の精霊術師の話は出てこなかった。
色恋沙汰は苦手な田代には訳が分からなかった。
「氷結の精霊術師はアナスタシア様に懸想していたそうだ。その報告を受けて、当時アナスタシア様の侍女を務めていた二人に確認したところ、熱心に口説かれていたと白状したらしい。外聞が悪い為、侍女達は秘匿していたそうだが」
「それって……ヴェズリー国王に隠れてですか?それとも国王も知っていたのですか?」
「協力者の話によれば、氷結の精霊術師に請われてアナスタシア様を下賜したことになっていたらしい」
「……馬鹿にするにも程がある……」
田代が荒々しく机を拳で叩くが、その様子にフォーグの口元が上に上がる。
「我が国民になってくれたタシロ殿がそこまで憤るのだ。陛下や我々が王国に対してどう思うか分かるだろう?しかし陛下は自身の御心を抑えて王国の協力者と交渉するに至った。これは荒事の殆ど無かった世界から来た君達への配慮でもあるのだ」
「え?」
「本当ならゴーレムで王国を蹂躙し尽くしてもおかしくない心情を抑えて、人死にが出て君達の心が疲弊しない様にと考えておられたのだ。
その交渉で王国から金山とミスリル鉱山、闇の精霊術師を得る代わりに捕虜や民間人への配慮も制約されている。
一番の問題は残っている精霊術師だ。
我々では精霊術師には敵わない。君達は精霊術師に対抗する手段であり、我々帝国人の希望であるのだ。
私は今回指揮を取らせて貰っているが君達からも思いついた事があればどんどん意見を言って欲しい」
「へ、陛下が……僕達のことをそこまで……」
田代の心が高揚していく。身体に今まで感じたことの無い気持ちの良い震えが走り、今直ぐにでも窓から飛び出して叫びたい気持ちに駆られた。
「協力者を通じて王都に居る精霊術師への報告を遅らせることになっている。マッシモ達には周辺を探って貰うようになったが、タシロ殿も身体に負担がかからない程度に上空から監視をして欲しい」
「はい!陛下の為に!僕に出来ることであれば何でもやります!」
「あぁ、頼む。勇者殿」
田代はフォーグの予想通り窓から飛び出して行った。
「しかし……あの様に純粋だと少し気が引けるな」
「フォーグ様」
「分かっている。彼等勇者達には精霊術師を殲滅して貰わねばならん。前面に出てな」
「はい。あの様子であればタシロ殿は大丈夫そうですね」
「キサラギ殿も単純であるから大丈夫そうだがな。ジンノ殿は後衛サポートだが……サカシタ殿が何処まで通用するか……今サカシタ殿は何処に居る?」
ミスオは15cm四方程の板を取り出し何回か表面に触れる。
「現在は……調理室でジンノ殿と一緒に居る様ですね」
「そうか。定期的にキサラギ殿の動向も確認してくれ。マッシモが付いているから大丈夫だとは思うが」
「はい、勇者達に埋め込んである発信魔石も滞り無く機能しておりますし、抜かりはありませんが、貴方のお気に入りのマッシモを偵察に出すのにはビックリしましたよ」
「そうか?妹の婿にどうかと思ってるんだが、武功を立てさせてやりたいのもあってな」
「まぁ、気持ちは分かりますが」
フォーグとミスオは微笑み合う。
二人はフォーグの妹も含めた幼なじみである。
この戦争が終わったらフォーグの妹とマッシモを合わせる予定だ。
フォーグの妹は兄に似ず、小動物を思わせる様な小柄な美少女である。
きっとマッシモも気に入るだろうと二人は考えていた。
地図で確認しながらゴーレム五体と如月、マッシモ達は周辺を確認していた。
道が正確であるか、地形に問題は無いか、害を及ぼす魔獣が居ないかの確認である。
「あそこに集落があるな」
マッシモの言葉に如月、他騎士達が警戒する。
「確認の為に行ってみるか?」
「少し近付いて様子を見よう」
ゴーレムを待機させ、マッシモと如月で集落に近付いてみるとゴブリンが数匹見れた。
しかしゴブリンの集落にしてはキチンと組まれた木の家が十数件並んでいる。
更に近付いて確認したマッシモが「ウッ」と声を漏らす。
所々に血に塗れた人間が倒れており、ゴブリンに喰われている最中であった。
ゴブリンだけでは無い。ゴブリンから進化すると言われているホブゴブリンまで数体存在し、女達を囲んで事に及んでいた。
マッシモは直ぐに待機していた騎士とゴーレムを呼び付け、その間に如月はホブゴブリンへ向かって行った。
「この!」
如月に気付いたゴブリン達が一斉に向かって来るが、如月の敵では無い。
特製のガントレットを着けた如月の拳はゴブリンの頭や身体を無情に貫いて行く。
ホブゴブリンの頭にもその拳は向けられ、数体居たホブゴブリンは全て頭が吹き飛ばされた死体に変わった。
「カケル!」
マッシモ達も残りのゴブリンを全て処理し、如月の元に集まった。
「ったく、こんなの想像して無かったぜ!」
如月はゴブリン達に蹂躙された、既に息の無い女達や、手足、内臓を喰われて所々損壊した子供や男達、老人達を見て怒りで震えた。
マッシモは、ゴブリン達の体液が付いたままの如月のガントレットを洗浄の魔道具で綺麗にしてやる。
「……すまん。頭に血が上った」
「初めてみたんだろう?それなら仕方ない。帝国の田舎でも偶にあることなんだ。特にゴブリンは一匹見付けたら30匹は居ると言われてるぐらい繁殖力が高いから」
「うぅ……まるでGみたいだ」
「G?まぁ兎に角ゴブリンや村人が残っていないか確認したら一旦砦に戻って魔物対策隊を組まないといけないな」
「そうだな。もう少しゴーレムを連れて来てもいいかもしれない。ついでに龍太郎も連れて来るかな」
「そうだな、上から見てもら……ガッ!」
「マッシモ!」
「やった!やったぞ!帝国人を一人殺したぞ!」
背中を反らせ倒れていくマッシモを抱えた如月の目に、建物の影に隠れて血の着いた剣を握りながら笑っている男が見えた。
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