5 / 8
5:ブリュンヒルド
しおりを挟む
遠征先の沼地までは、徒歩で向かう。
街道を進む間は、一応宿を取って休んだが。
アスピドケロンが出る沼の傍では、野営をしなければならない。
そこでペグを打ち込み、ちまちまとテントの設営をしているジークの脇で、ブリーは魔道具のテントをぽいと設置するだけだ。
──くそっ。高位冒険者の経済力か……。
とはいえ、ジークは自身が高位冒険者になるつもりは微塵もない。
高位になれば、それに伴う義務が増え、同時に貴族や王族と言った〝面倒な連中〟と付き合わねばならなくなる。
──絶対に、お断りだ。
「ねえ、なにしてるの?」
気づけば、ブリーがジークの真後ろに立っていた。
「見りゃわかるだろ。設営してんだよ」
「こっちの、広いよ? いらないよ?」
「未婚の男女が二人きりでテント泊まりなんて、しちゃ駄目でしょうが!」
ジークのセリフに、ブリーはきょとんとした顔をしたままだ。
「そりゃ、おまえさんはアルファで、非力な四級如きになんかされるなんて想像も出来ないかもしれないけどっ!」
「うん。ダイジョブ。だからジークも、こっちで寝よ?」
「駄目つってんでしょっ!」
「なんで? もしかしてオメガだから心配してる?」
「そーいう、なんか俺のなんかをゴリゴリ削る発言しないで」
「……ごめんなさい……」
しょんぼりと謝られると、自分が悪いような気がして、ジークは頭を掻いた。
「すまん……」
「悪いのは、僕。……ジークのテント、手伝うね」
ブリーはペグを掴むと、地面に突き立てた。
ドンッ! と地面に響く振動が響く。
見れば、ペグが地面にめり込んでいた。
が、問題はそこではない。
「おい……」
ペグを中心に、地面がえぐれていた。
「あ……」
ジークは再び、先ほどとは全く違う意味でガリガリと頭を掻く。
明らかにテントを張れない範囲で、えぐれた地面。
「ごめんなさい……」
「もーいーよ……」
無理にテントの場所を確保すると、煮炊きができなくなる。
それは、ジークが同行した本来の仕事を放棄することだ。
ため息を吐いて、ジークはテント張りを放棄した。
§
ジークは石を積み、簡易のかまどをこしらえ、アイテムボックスから鍋を取り出した。
「カリーがいい」
「はあ?」
「ごはん、カリーがいい」
ジークは少し困り顔になる。
「明日の朝の予定だったんだが……」
「なんで?」
「おまえさんが言う討バフ効果があるからさ」
「なんでジークのごはん食べると、討バフつくの?」
「ハーブには、血行促進みたいな健康効果があってな。組み合わせによっちゃ、闘志向上とか反射速度アップ、あとは魔力循環の効率が上がったりするんだよ。まぁ、微々たるもんだけどな」
「そういう魔法薬があるのは、知ってる。でもマズい」
「そりゃそうだ。元を正せば草だし」
「なんで、ジークのおいしいの?」
「カリーは、俺の故郷の料理をアレンジしてんだ。辛味と香りの強いハーブを使って、バフ効果のある薬草の苦みを感じさせないように調整したからな」
「辛いのおいしい。食べたい」
「バフが付いて、寝られなくなっても知らねェぞ」
呆れ顔のジークに、ブリーは大きくうんうんと頷いてみせる。
結局、押し切られて夕食はカリーになった。
「ジークのごはん、おいしい。宿よりおいしい」
「いや、宿屋の飯、美味かったじゃん」
「ジークのほうがおいしい」
「そりゃ、バフの所為だろ」
──こうも真っ向から褒められるのは、苦手だ……。
ジークはブリーから目を逸らし、意識的に焚き火の炎を見つめた。
とにかくブリーの態度は、ジークの意表を突きまくっている。
個人で一個師団ほどの戦力を持つ一級冒険者。
国家の依頼ですら、気が向かなければ応じない。
だが──。
市場での言動もそうだが、とにかくブリーは常識が欠けている。
放っておくと何をしでかすかわからない……とは、ハーゲンの言葉だが。
──確かにこりゃあ、持て余すわな。子供みたいに、本能だけで行動してやがる……。
心の中でため息を吐き、次にジークが唱えた言葉は「くわばらくわばら」だった。
§
テントの中は、想像以上に立派な〝部屋〟だった。
魔道具のテントは、ポイと地面に投げるだけで、設置も固定も勝手にされる。
更に、中は空調も管理された快適空間であり、外部からの衝撃にも強く、外敵の接近や襲撃時には警鐘も鳴る。
──至れり尽くせりだよなぁ。
ジークも冒険者になって間もない頃は、この魔道具に憧れを持ったが。
魔道具とは、使用するたび、核に魔力供給が必要で、自分ではそれが維持できないと知って諦めた。
「なんで寝袋に入ってるの?」
「そりゃ、俺の寝具がこれだからに決まってんだろ」
テントに置かれたベッドの上で、ブリーが首を傾げている。
「一緒に寝れるよ? 僕、寝相悪くない」
「だから! 俺は男女の同衾に抵抗あるって言ってんだよっ!」
「ジーク、動悸してるの?」
「健康の話はしてないの! 倫理の話をしてるの!」
ブリーの不満そうな顔を無視して、ジークは寝袋の口をぴっちり閉めると、ベッドに背を向け横になった。
会話を拒否した態度が功を奏したのか、ブリーは黙って室内の明かりを落とすと、自分もごそごそ横たわる気配がする。
ため息を吐いて、ジークは目を閉じた。
とはいえ、完全に気を抜いて安堵したわけではない。
しばらくは息を詰めて、ブリーの様子を伺う。
もそもそと動く音はするが、大人しく就寝しようとしているらしい気配。
そして、しばらくすると落ち着いた寝息が聞こえてきた。
──はあ、やれやれだ……。
今度こそはと、ジークも眠ることにした。
§
うとうとと眠りについて、どれくらいの時間が経ったことだろうか?
ジークは、不穏な空気に眠りを妨げられた。
だからといって、テントの外敵察知が起動したわけではない。
聞こえてくるのは、荒い息遣い。
ジークは寝袋から出て、ブリーの様子を見る。
肩で息をしているように見えて、ジークは手を伸ばす。
「おい……」
「……っ!」
バッと振り返ったブリーは、今まで見せたこともない獣じみた表情に、アルファ特有の暗闇ですら光って見える、赤い瞳をしていた。
「ちょ……!」
ヤバいと思って逃げようとしたが、間に合わなかった。
腕を掴まれてグイと引かれると、抵抗の余地もなくベッドに引っ張り込まれる。
そして、ブリーはいきなりジークのバンダナに噛みついた。
「おまえ……なんで発情起こしてんだっ!」
「ふーっ! ふしゅーっ!」
返事はない。
バンダナを食い破らんばかりに噛み付き、それが叶わないとなったら、両手がジークの服を引き裂いた。
「ちょっ! よせっ! くすぐってぇ! やめろっ!」
最初はうひゃうひゃ笑っていたジークだが、ブリーの息遣いの荒さに事態が急を要す深刻さであると感じる。
「ちょっ、マジやめろってっ!」
押し返そうにも、ブリーの力に叶うわけもない。
「いいにおい……、ジーク、おいしそう……」
──ヤベッ!
ゾクリとした瞬間、自身の身体が己の意に反して、なんらかの反応を始めたことにジークは気付いた。
ふんふんと体を嗅ぎ回るブリーに、ジークは危機感を覚えて思わず両手でパンツの紐を握りしめた。
「いいにおい……、ここからする……」
「やめろ! よせっ! そこは不可侵領域だっ!」
しかしそんな抵抗虚しかった。
「きゃーーーーー!」
闇の中に、甲高い男性の悲鳴が響いた。
街道を進む間は、一応宿を取って休んだが。
アスピドケロンが出る沼の傍では、野営をしなければならない。
そこでペグを打ち込み、ちまちまとテントの設営をしているジークの脇で、ブリーは魔道具のテントをぽいと設置するだけだ。
──くそっ。高位冒険者の経済力か……。
とはいえ、ジークは自身が高位冒険者になるつもりは微塵もない。
高位になれば、それに伴う義務が増え、同時に貴族や王族と言った〝面倒な連中〟と付き合わねばならなくなる。
──絶対に、お断りだ。
「ねえ、なにしてるの?」
気づけば、ブリーがジークの真後ろに立っていた。
「見りゃわかるだろ。設営してんだよ」
「こっちの、広いよ? いらないよ?」
「未婚の男女が二人きりでテント泊まりなんて、しちゃ駄目でしょうが!」
ジークのセリフに、ブリーはきょとんとした顔をしたままだ。
「そりゃ、おまえさんはアルファで、非力な四級如きになんかされるなんて想像も出来ないかもしれないけどっ!」
「うん。ダイジョブ。だからジークも、こっちで寝よ?」
「駄目つってんでしょっ!」
「なんで? もしかしてオメガだから心配してる?」
「そーいう、なんか俺のなんかをゴリゴリ削る発言しないで」
「……ごめんなさい……」
しょんぼりと謝られると、自分が悪いような気がして、ジークは頭を掻いた。
「すまん……」
「悪いのは、僕。……ジークのテント、手伝うね」
ブリーはペグを掴むと、地面に突き立てた。
ドンッ! と地面に響く振動が響く。
見れば、ペグが地面にめり込んでいた。
が、問題はそこではない。
「おい……」
ペグを中心に、地面がえぐれていた。
「あ……」
ジークは再び、先ほどとは全く違う意味でガリガリと頭を掻く。
明らかにテントを張れない範囲で、えぐれた地面。
「ごめんなさい……」
「もーいーよ……」
無理にテントの場所を確保すると、煮炊きができなくなる。
それは、ジークが同行した本来の仕事を放棄することだ。
ため息を吐いて、ジークはテント張りを放棄した。
§
ジークは石を積み、簡易のかまどをこしらえ、アイテムボックスから鍋を取り出した。
「カリーがいい」
「はあ?」
「ごはん、カリーがいい」
ジークは少し困り顔になる。
「明日の朝の予定だったんだが……」
「なんで?」
「おまえさんが言う討バフ効果があるからさ」
「なんでジークのごはん食べると、討バフつくの?」
「ハーブには、血行促進みたいな健康効果があってな。組み合わせによっちゃ、闘志向上とか反射速度アップ、あとは魔力循環の効率が上がったりするんだよ。まぁ、微々たるもんだけどな」
「そういう魔法薬があるのは、知ってる。でもマズい」
「そりゃそうだ。元を正せば草だし」
「なんで、ジークのおいしいの?」
「カリーは、俺の故郷の料理をアレンジしてんだ。辛味と香りの強いハーブを使って、バフ効果のある薬草の苦みを感じさせないように調整したからな」
「辛いのおいしい。食べたい」
「バフが付いて、寝られなくなっても知らねェぞ」
呆れ顔のジークに、ブリーは大きくうんうんと頷いてみせる。
結局、押し切られて夕食はカリーになった。
「ジークのごはん、おいしい。宿よりおいしい」
「いや、宿屋の飯、美味かったじゃん」
「ジークのほうがおいしい」
「そりゃ、バフの所為だろ」
──こうも真っ向から褒められるのは、苦手だ……。
ジークはブリーから目を逸らし、意識的に焚き火の炎を見つめた。
とにかくブリーの態度は、ジークの意表を突きまくっている。
個人で一個師団ほどの戦力を持つ一級冒険者。
国家の依頼ですら、気が向かなければ応じない。
だが──。
市場での言動もそうだが、とにかくブリーは常識が欠けている。
放っておくと何をしでかすかわからない……とは、ハーゲンの言葉だが。
──確かにこりゃあ、持て余すわな。子供みたいに、本能だけで行動してやがる……。
心の中でため息を吐き、次にジークが唱えた言葉は「くわばらくわばら」だった。
§
テントの中は、想像以上に立派な〝部屋〟だった。
魔道具のテントは、ポイと地面に投げるだけで、設置も固定も勝手にされる。
更に、中は空調も管理された快適空間であり、外部からの衝撃にも強く、外敵の接近や襲撃時には警鐘も鳴る。
──至れり尽くせりだよなぁ。
ジークも冒険者になって間もない頃は、この魔道具に憧れを持ったが。
魔道具とは、使用するたび、核に魔力供給が必要で、自分ではそれが維持できないと知って諦めた。
「なんで寝袋に入ってるの?」
「そりゃ、俺の寝具がこれだからに決まってんだろ」
テントに置かれたベッドの上で、ブリーが首を傾げている。
「一緒に寝れるよ? 僕、寝相悪くない」
「だから! 俺は男女の同衾に抵抗あるって言ってんだよっ!」
「ジーク、動悸してるの?」
「健康の話はしてないの! 倫理の話をしてるの!」
ブリーの不満そうな顔を無視して、ジークは寝袋の口をぴっちり閉めると、ベッドに背を向け横になった。
会話を拒否した態度が功を奏したのか、ブリーは黙って室内の明かりを落とすと、自分もごそごそ横たわる気配がする。
ため息を吐いて、ジークは目を閉じた。
とはいえ、完全に気を抜いて安堵したわけではない。
しばらくは息を詰めて、ブリーの様子を伺う。
もそもそと動く音はするが、大人しく就寝しようとしているらしい気配。
そして、しばらくすると落ち着いた寝息が聞こえてきた。
──はあ、やれやれだ……。
今度こそはと、ジークも眠ることにした。
§
うとうとと眠りについて、どれくらいの時間が経ったことだろうか?
ジークは、不穏な空気に眠りを妨げられた。
だからといって、テントの外敵察知が起動したわけではない。
聞こえてくるのは、荒い息遣い。
ジークは寝袋から出て、ブリーの様子を見る。
肩で息をしているように見えて、ジークは手を伸ばす。
「おい……」
「……っ!」
バッと振り返ったブリーは、今まで見せたこともない獣じみた表情に、アルファ特有の暗闇ですら光って見える、赤い瞳をしていた。
「ちょ……!」
ヤバいと思って逃げようとしたが、間に合わなかった。
腕を掴まれてグイと引かれると、抵抗の余地もなくベッドに引っ張り込まれる。
そして、ブリーはいきなりジークのバンダナに噛みついた。
「おまえ……なんで発情起こしてんだっ!」
「ふーっ! ふしゅーっ!」
返事はない。
バンダナを食い破らんばかりに噛み付き、それが叶わないとなったら、両手がジークの服を引き裂いた。
「ちょっ! よせっ! くすぐってぇ! やめろっ!」
最初はうひゃうひゃ笑っていたジークだが、ブリーの息遣いの荒さに事態が急を要す深刻さであると感じる。
「ちょっ、マジやめろってっ!」
押し返そうにも、ブリーの力に叶うわけもない。
「いいにおい……、ジーク、おいしそう……」
──ヤベッ!
ゾクリとした瞬間、自身の身体が己の意に反して、なんらかの反応を始めたことにジークは気付いた。
ふんふんと体を嗅ぎ回るブリーに、ジークは危機感を覚えて思わず両手でパンツの紐を握りしめた。
「いいにおい……、ここからする……」
「やめろ! よせっ! そこは不可侵領域だっ!」
しかしそんな抵抗虚しかった。
「きゃーーーーー!」
闇の中に、甲高い男性の悲鳴が響いた。
0
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
運命よりも先に、愛してしまった
AzureHaru
BL
幼馴染で番同士の受けと攻め。2人は運命の番ではなかったが、相思相愛だった。そんな時、攻めに運命の番が現れる。それを知った受けは身籠もっていたが、運命の番同士の子供の方が優秀な者が生まれることも知っており、身を引く事を決め姿を消す。
しかし、攻めと運命の番の相手にはそれぞれに別の愛する人がいる事をしり、
2人は運命の番としてではなく、友人として付き合っていけたらと話し合ってわかれた。
その後、攻めは受けが勘違いしていなくなってしまったことを両親達から聞かされるのであった。
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?
詩河とんぼ
BL
前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
隣の番は、俺だけを見ている
雪兎
BL
Ωである高校生の湊(みなと)は、幼いころから体が弱く、友人も少ない。そんな湊の隣に住んでいるのは、幼馴染で幼少期から湊に執着してきたαの律(りつ)。律は湊の護衛のように常にそばにいて、彼に近づく人間を片っ端から遠ざけてしまう。
ある日、湊は学校で軽い発情期の前触れに襲われ、助けてくれたのもやはり律だった。逃れられない幼馴染との関係に戸惑う湊だが、律は静かに囁く。「もう、俺からは逃げられない」――。
執着愛が静かに絡みつく、オメガバース・あまあま系BL。
【キャラクター設定】
■主人公(受け)
名前:湊(みなと)
属性:Ω(オメガ)
年齢:17歳
性格:引っ込み思案でおとなしいが、内面は芯が強い。幼少期から体が弱く、他人に頼ることが多かったため、律に守られるのが当たり前になっている。
特徴:小柄で華奢。淡い茶髪で色白。表情はおだやかだが、感情が表に出やすい。
■相手(攻め)
名前:律(りつ)
属性:α(アルファ)
年齢:18歳
性格:独占欲が非常に強く、湊に対してのみ甘く、他人には冷たい。基本的に無表情だが、湊のこととなると感情的になる。
特徴:長身で整った顔立ち。黒髪でクールな雰囲気。幼少期に湊を助けたことをきっかけに執着心が芽生え、彼を「俺の番」と心に決めている。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる