楽座CrazyParty

禅乃蓮

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アイチの歌

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 月に見守られながら出勤して、月を眺めながら帰る。
 それが私の生活の全てだった。
 休みなんて取れないから給料は溜まる一方。食事も、飲食店なんてとうに閉まってる時間にしか出歩けないからコンビニ一択。
 いつの間にか世間に疎くなって。
 仕事しかすることがなくなって。
 いつも顔を合わせる同僚たちと適当に会話を合わせて。
 何事もなく一日を終えられれば、それでよかった。
 疲れすぎたせいで蓄積した疲労に気付かなくなっていた。

 今日もまた一日が終わる。寝て起きたら、また明日も同じ一日。
 そんな空虚に満ちた心で歩く帰宅路。
 ふと、ほんの少しの変化が欲しくて。
 私は普段なら使いもしない歩道橋に上がった。
 そんなことで何かが変わるはずなんてないと、思っていたんだ。
 歩道橋の上からみた道路には、深夜に差し掛かっていたのもあり車すら通ってなかった。
 いつもより高い位置から見る街がわずかに灯す家庭の光がキレイだな、なんて思っていた。

 降りる階段に片足がかかる。
 よそ見しながらだったせいで滑り止めにつま先が引っ掛かった。
 え? と思った時には身体は中空に放り出されていて。
 怖い、そう思った直後には意識が亡くなった。

 痛いとは感じなかった。痛みを感じる間もなく、私は頭を強打して死んだのだ。


 落ちていく。
 どこまでもどこまでも。
 そんな感覚を味わっていると、ふと落ちる感覚がなくなったように感じた。

「……?」

 どうして?
 私は閉じていた目を開けてみる。
 するとどうだろう。
 私の目に、ドアップで超絶美形な顔が映されるではないか!
 どう美形か?
 えと、大きな目は気が強そうで、顔立ちが整ってて。前髪長めのボーイッシュショートは全体的に快晴の青色なんだけど、前髪だけ一房白いアクセントが混じってて? うん、まあ、芸能人に居そうだよねって顔!
 落ち着いて俯瞰してみると、どうも目の前の美形に姫だけにされて顔を覗き込まれていた。

「あああああああ、すみませんすみません!!」
「はっはっは、落ち着き給え」
「ぎゃっ」

 突然叫んだ私を落ち着かせるためなのか、美形はパッと手を離して容赦なく私を落とした。
 がん、と、容赦なく腰から着地した。痛みを覚悟してギュッと目を閉じたんだけど……着地したところで痛みを感じることはなかった。
 えええ? と思いながら腰を上げてみるけれど、落ちたところには何もない。そう、地面すらなく、ただひたすら闇が広がっていた。
 ナニコレどうなってるの? 混乱する私を、美形はニヤニヤ笑って見守っていた。

「あ、あの?」
「おや? 怒らないんだ? 普通の人は大体怒って噛みついてくるのに」

 男にしては高く、女にしては低い絶妙なハスキーボイスが指摘してくる。

(……普通?)

 たしかに、抱っこしてていきなり放り出すなんて扱いされたら怖い。
 でも、わざわざ怒って波風立てるべきことだろうか?

(面倒なだけだよ、そんなの)

 今日が終わればまた明日が続く。同じ顔と面突き合わせて同じ仕事を繰り返すのだ。
 些細なことでもめて、陰鬱な気分を引きずるほうが嫌だ。
 そんなことより、ここがどこかはよくわからないが、とりあえず受け止めてもらった礼を述べておくほうが大切だと思った。

「あの、ありがとうございました」
「何が?」
「え、と、受け止めてもらったこと?」
「それがありがたいことだったのか余計なことだったのかはまだわからないんじゃない?」
「え?」

 難解すぎてよくわからない。あてこするように意味不明な発言が私を混乱させる。

「私、助けてもらったんじゃないんですか?」
「まさか」

 美形が容赦なく否定する。
 え? 本格的に意味が解らない。どういうことなのだろう?
 私の混乱を目を細めて見守っていた美形がニヤリと唇を歪める。

「ほら、ご覧」
「え?」

 美形が空? 上? を指さす。視線を誘導されるままにそちらを見ると、なんとそこには頭を下に真っ逆さまに落ちていく男が見えた。

「え?!」

 思わず彼を助けようと手を伸ばした私を、美形が抱きしめて引き留める。
 落ちていく男がすがるような目で私を見た。でも美形の腕に捕らわれた私は何もできずただ彼が落ちていくのを見ているしかなかった。
 男は遥か下降、わずかに見えるかどうかの赤い沼に落ちたように見えた。
 そしてそこで明らかに人には見えない何かに襲われていた。

「あ、の、あれ!!」
「助けられないよ。堕ちるのは自業自得だもの」
「え?」

 美形が、男が落ちた先を覗き込む。

「あそこは大叫喚地獄かな? 人を殺し、酒におぼれ、窃盗を繰り返し……そんな罪を背負った人間が堕ちるところさ」
「地獄?」

 ぞくりと悪寒が走る。
 何となく察していたことが目の前につきつけられつつある。男が地獄に堕ちたことよりもそっちのほうが私には怖かった。
 だって、私は自分が死んだのを知っている。
 にもかかわらず、何故私としての意識が残っているのか。そのほうが不思議だったんだ。
 視線を美形に戻す。
 多分怯えが顔に出ているのだろう私を見て、ニンマリと笑った。

「ああ、ようやく自分のことに興味が沸いた?」
「は、はい」

 それでも、すぐには問うことができなかったのは覚悟する時間が欲しかったからだ。
 私はいくつか深呼吸して、自分の心に受け入れられる余裕を作る。
 私が落ち着くまで美形は急かすことなく待ってくれていた。この人はいい人なんだな、というのを薄々感じ取る。

「お待たせしました」
「いえいえ、慣れてます」

 言い草にホッとする。怒らせてないだけで気が楽になった。
 私は改めてその人に向き合い尋ねた。

「あの、ここはどこなのでしょう?」
「一度しか言いません。死ぬ気で理解頑張って」
「?」

 目の前の人物が右腕を振り上げる。手首をくるりと回すと、いつの間にかその手にはマイクが現れていた。
 私の混乱をよそに、美形がマイクを口元に寄せる。

「さあさ皆様ご照覧! 今宵新たな魂がここに!!」

 左の掌で周囲を撫でる。口上に驚いてその動きを目で追って私は後悔した。
 いる。
 近くはないが、こちらが見えないわけでもない距離に、とてつもなく大量の人間がいる。
 彼らは突然始まった口上に興味を示し、こちらを見ている。

「どこかと問われりゃ答えましょう! ここは天国? それとも地獄? いえいえそんなじゃございんせん!」
「え、ちょ……」

 明瞭でもっと聞いていたくなるような魅惑のボイス。しかし魅惑なだけあって聞きたいのは私だけじゃないんです。たくさんの人の耳目を引いているんですその視線にさらされる私も恥ずかしいです!

「食? 死んでんだ必要ない! 痛み? 肉体なんだ感じやしない! 生きるのに必要なものは全部現世に捨てて来た!」

 咄嗟に止めようと片手を伸ばす。彼はその手に自分の手を重ねて押しとどめた。
 え? アイドルと手を繋いでる状態なんじゃないですこれ?!
 混乱MAXの私を放置してその人は続ける。

「ここは楽座! 地獄に堕ちる罪もなく、天国に行くには未練が重い。そんな全てにおいて中途半端な人間だけが招かれる魂の掃き溜めさ!」

 えらいいわれようだ。
 だけど……ちょっとわかる。
 私、生きてるとき、本当に生きてるか解らなかった。生きてるうちに解らなくなっていった。
 だからきっと天国にも行けなかったし、地獄から受け取り拒否されたんだ。
 私はどこにもいらないんだ。

「楽座にあるのはただ一つ。満たしたい欲望それだけだ! お前の欲望は何だ? 音に乗せて答えてみせろ!!」

 どこからか音楽が鳴り始める。
 と同時に、ブチあがる観客の歓声があがる。
 ああ、この人、人気のある人なんだ。
 そんな人が私と手を合わせ、目を合わせて問いかけてきてる。
 でも、でも。
 満たしたい欲望……私にそんなもの……

【現世のしがらみ 楽座に意味なし】

 音楽に歌声が乗る。
 歌い出したその人は、私の手を振り払うと観客に向き合う。たったそれだけで観客は黄色い悲鳴を上げた。

【お前が求めるのは 何なのか 答えてみろよ】

 マイクを観客に向けると、合いの手を入れるようにぴーちゃん!! と観客が叫んだ。
 え? この美形、ぴーちゃんっていうの?

【求めろ ここにいたいなら 楽座にいるならつかみ取れ】

 ぴーちゃんが私を振り向く。
 挑発的な笑み。そしてそこから繰り出される容赦のない歌。

【それとも 食われて消えるだけのクズかい?】

 クズ。
 その言葉が私に突き刺さる。

 クズ? 私クズなの?
 あんなに毎日頑張った。
 毎日毎日始発で終電。行きたい店も旅行も全部我慢して仕事に打ち込んで。
 親しくもない同僚と摩擦もなく働いて。
 あんなに頑張ったのに。
 死んだ途端にクズ扱いなの?

(違う)

 仕事を頑張った? そんなのどうだっていい。
 そもそもあんな仕事のために生きてたんじゃない。少なくとも小さい頃はもっといろんな夢を見てた。
 なのに、人の顔色ばかりうかがって、波風立てまいと我慢ばかりして使い潰すなんてしょうもない人生に、私がしてしまったんだ。
 でもね。
 それを他人にどうこう言われるいわれはないのよ!

 ふつふつとした怒りが沸き起こる。
 気づけば私は右腕を振り上げていた。

(ぴーちゃんはさっき、こうしてた!)

 右手首をくるりと回す。
 すると、手に重みを感じる。
 見なくても解る。私の手に、マイクが握られている。

【食われたりしない】

 音に乗り切らない言葉。ラップにもなってない。
 なんだろう、歌いにくい。
 ぴーちゃんの澄んだ歌声に合わせた演奏は、私には綺麗すぎて合わないんだ。
 私の歌いたい演奏。
 それは、ぴーちゃんのようなバラードじゃない。
 地面の底から揺るがすような、ハードビートなヘビメタだ。

【誰に口きいてんだ こっちは本気だぜ Bro!】

 演奏が変わる。そう、これだ。私が欲しい4つ打ちのビート!

【くだらん人生に終止符を 余生全部をぶち込めよ】

 喉が痛まないって素敵。こんな地面を這うような声で歌えばのど飴必須だったのに。
 私、本当に死んでるんだ。おかげでこんな声が出し放題だ。
 私が歌い始めたのに何かを感じたのだろう。ぴーちゃんの顔が嬉しそうに歪んでいく。

【ならば問おうかNewFace! お前、何が欲しくてここにいる】

 何となくわかる。
 ぴーちゃんと私、歌うのは交互。 
 ぴーちゃんのときはバラード調、私のときはヘビメタ調。それぞれの想いに答えて演奏は変わる。
 そして。
 相手の演奏に引きずられて曲調が変えられなかったとき、勝敗は決するんだ。

【今までの仮面脱ぎ捨て! 私自身を取り戻す!】
 
 重たいビートに乗せて口にする。私自身が忘れていた想い。
 仕事に忙殺されて忘れてしまった私自身のこと。

【必要ないだろそんなもの 似合ってるぜそのスーツ】
【私の戦いに必要なの 可愛いでしょこのドレス】

 上司に言われて作ったちょっといいスーツ。でも、私が本当に着たかったのは街中で見かけた黒と白を基調としたフリルがたくさんついためっちゃ可愛いゴシックロリータ調のドレスだったんだ。
 私が思い描くと願いをかなえるように私の服が変わっていく。灰色のスーツから、お人形さんが来ているような黒基調で青色のフリルがたくさんのドレスへと。
 これが楽座の特典。想像したものを纏うことができる。きっと魂しか持ち物がないから、服なんていくらでも変更し放題なのだ。

【脱ぎなよ派手なドレス 地味な面にゃ役不足】
【ありがとう化粧で仕上げるわ】

 死んだときのナチュラルメイクじゃたしかに今のドレスは荷が勝つよね。イメージイメージ。
 顔だけじゃなく、髪型もセットで可愛らしいものをイメージする。黒のひっ詰め髪が金色の立て巻ロールのポニーテールに、地味なヘアピンを大きな青いバラのついたヘッドドレスに。顔は、真っ白に塗りつぶして、目元をしっかり黒にぬって。ああでも、唇は可憐な桜の色に。

 ぴーちゃんが満足げに笑う。
 ああ、きっと合格点の変身ができたんだと解った。
 でもそれだけじゃだめだ。
 今は歌で勝たなくちゃ。

【ここに居たいか 願いは何か】
【そんなの知らない 解るのは】
 
【【お前から勝利をもぎ取れと 心が叫ぶのさ】】

 どちらの演奏とも解らない音なのに、ぴーちゃんと私の歌声が重なる。
 そっか。
 ぴーちゃんの願いも私の願いも変わらない。
 求めるのは勝利。それだけなんだ。

【逆らうな 従え はみ出すなと】
【小うるさい奴は 黙らせろ】

【【勝利の美酒を手にするのは お前じゃないと】】

 声が重なるたびにビリビリしびれる。ぴーちゃんが乗せる圧なんだと思う。
 でも、私が乗せた圧もぴーちゃんにぶつかってる。お互いが譲れないモノをかけて、今声をぶつけあってる。

【名乗れよ挑戦者 俺はぴーちゃん】

 ん、ださい!
 笑いそうになるけれど、でも笑わない。笑ったら負ける!
 私も名乗らなきゃ。
 あー……でも本名って何だったっけ……、うーん……ヤバイ脳みそを現世に置いてきたせいで忘れちゃった。
 もういいや。自分でつけよう!
 今からこの名が楽座での私の名だ!

【心に刻め 私はアイチ!! 楽座を治める王の名だ!!】

 ぴーちゃんが一瞬口笛を吹いた。挑発するように。……私を認めるように。

【勝者は二人もいらない】
【敗者となって這いつくばるがいい】
【【今決する 勝敗の行方】】

 ぴーちゃんと私の歌が最高潮の盛り上がりを見せる。
 伴奏はバラードとヘビメタが混ざり合ってる。どちらも負けていない。

(足りてない)

 勝敗を決するには、まだ言葉がたりない。
 ぴーちゃんもそれは解っている。お互い目配せして、もうワンフレーズ紡ごうとする。

【【今宵の勝者は】】

「クラウンだ」

 わああああああああああああああああああああああああああああああああ

 横やりのように、涼しい声が私とぴーちゃんの曲を遮った。直後、割れんばかりの歓声が響き渡る。観客の何人かが真っ白な煙となってふわふわと消えていったのが見えた。
 え? と思って声をしたほうを見ると、4人の男がマイクを構えている。
 彼らは私やぴーちゃんと観客の間に割り込むと歌い始めた。完璧に調和したハモリ、誰に妨害されることもない演奏、ダンス。彼らがたった1小説パフォーマンスをしただけで観客のテンションが上がっていく。

(えーー)

 持っていかれた、というのがハッキリわかった。
 さっきまで興味で私たちの歌を聞いてくれていた観客たちは、今やクラウンと名乗った彼らのパフォーマンスに夢中で私に目もくれない。そんなのあり? と眉を下げる私に、ぴーちゃんが歩み寄ってくる。

「まあ、仕方ない。ここは場を譲るぞ。アイチ、来るがよい」
「はーい……」

 観客の目を汚さないよう、私はこそこそとぴーちゃんについていく。そんな私に一瞥をくれて、「しゃっきり歩きたまえ」とぴーちゃんは冷たく言い放った。

 クラウンのパフォーマンス会場となった場所から離れたところで、ぴーちゃんは私を振り返った。

「とまあ、楽座とはこんなところだ。最後の未練を断ち切るべく、あるものはコモンズと呼ばれる群衆となりアーティストを支える。アーティストはコモンズを昇天させるため最高のパフォーマンスを繰り広げる。ここに居るのが幸福か不幸かは本人にしかわからんのさ」
「昇天?」
「未練を断ち切り天国へ行くことさ。天国へ行くということは今生の死を受け入れること。辛かった記憶何もかもを忘れて新たな人生に向かうことでもある」
「……あっ」

 ――「それがありがたいことだったのか余計なことだったのかはまだわからないんじゃない?」

 ぴーちゃんが私を抱き留めてくれたときに行った言葉。
 その真意がここにあった。
 私はここで歌いたいと思った。
 でも、人によっては天国でも地獄でもいいからすぐにでも行きたい人がいるかもしれない。
 ぴーちゃんからは降ってくる人がどちらを望んでいるか解らない。だからこの発言になったんだと解った。

 なら、伝えないと。
 私、楽座に来れなかったらきっと。
 きっと、人生はくだらないものだと思ったまま終わってたんだ。

「あのね、ぴーちゃん」
「ん?」

 ぴーちゃんが私を見た。

「私、ここに来れてよかったと思った」
「そか」
「私の人生ね、面白みのないものだったの。きっとあのまま終わってたら、生まれ変わっても無気力なまま生きてたと思う」
「うむ」
「私、一杯やりたいことがあったの、歌いながら思い出したの。あれもしたい、これもしたい」
「うん」
「めいいっぱいおしゃれしたいし、たくさん歌いたい」
「うん」
「私のこと馬鹿にした上司が地獄に堕ちていくのも見たいし」
「うん?」
「なにより、楽座のアーティスト皆を私に平伏させたいの!」
「ん?!」

 あ、まずい。欲望が溢れてくる。
 死んだように生きてた反動かな? それでも、口に出し始めたら止まらないや。

「だから、お願いピーちゃん! もっともっと楽座のことを教えてほしい!!」
「危険人物を招いた気しかしないんだけどな?!」

 私の欲望を直接聞いてぴーちゃんの顔が引きつってるけど、もういいや!
 
「私、楽座の王になるよ! それにコモンズもいっぱい昇天させる!! 力貸してくれる?」

 私が握手を求めて手を伸ばす。
 ぴーちゃんは酷く戸惑っていたけれど。

「まぁ……面白そうだしいっか」
「ありがとう!」

 ぴーちゃんが手を取ってくれる。私たちはがっちり握手をかわした。

「じゃあ、手始めにクラウン攻略から!!」
「の前に、諸所の基礎からだの」

 ぴーちゃんは呆れた声で言った。
 こうして、私は楽座という世界で人生の最期を謳歌し始めたのだった。

―――

 とうじょうじんぶつ

 アイチ
 社畜OL 何の仕事かは知らんがなんせ休みなく働いてたせいで疲れ蓄積、結果、階段から落ちて死亡した
 多分まだ若い人
 本名は覚えておらず、勤め先の会社入っていた「愛知」という言葉だけを覚えていた

 ぴーちゃん
 美形の男のようにみえる……

 クラウン
 4人組のアーティスト
 楽座でも絶対的な人気を誇る
 ある目的のために楽座に留まっている

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