異世界に落っこちたら溺愛された

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本編

愛し子の元へ祝福をside創造神ララジール

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「…あの2人は相変わらずラブラブですね」


等身大の大きな丸型の鏡を覗きなら優雅に紅茶を飲むララジールの周りに、色とりどりの7つの淡い光が飛び回っている。

鏡の中に映されたのは手を繋ぎ満開の笑顔を咲かせるアサヒとそれを愛おしそうに見つめるレオンの姿だった。


「ララジール様~」

「あそぼ~」

「おっきな鏡だね~」

「何見てるの~?」

「だれだれ~…あっ!アサヒだぁ~!」

「えっ!どこ~!」

「みた~い!」


1つの光が鏡を覗きそこに映し出されたアサヒの姿を見て声を上げると、それに気づいた残りの6つの色とりどりな光がわらわらとララジールを囲むように近づき鏡にへばりつく。


「ふふっ…皆は旭が大好きですね」


その微笑ましい情景にララジールが微笑みながら淡い光をそっと優しく撫でるとキャッキャッといくつもの楽しそうな笑い声が聞こえる。


「僕アサヒが好き~」

「僕も~一緒にいるとあったかいの~」

「私も~!」

「俺は楽しくて元気なる~」

「「「わかる~!」」」


ほのぼのとしたやり取りに心が暖かくなるララジールはその7つの淡い光に向かって手をかざし金色の粒子が混じった光を浴びせる。


すると白い靄がかかったと思ったらぐんぐんと大きくなり淡い光だった存在が人型に変化した。


「わ~!」

「なにこれ~!」

「おっきくなった~」

「すご~い!」

「アサヒとお揃い~」

「ほんとだ~!」

「嬉しい~」


などそれぞれに感想を述べながらララジールの周りをはしゃぎ走り回る7人の子供がいた。

ララジールは微笑みながら一人ひとりと手を繋ぎ名前と創造神の祝福を授けた。


「ララジールの名のもとに皆に祝福を授ける」


火を司る赤い髪のイグニス
水を司る青い髪のアクア
風を司る緑の髪のアウラ
雷を司る黄の髪のフルメン
土を司る茶の髪のテラ
光を司る白の髪のルクス
闇を司る紫の髪のテネブレ


名付け終わったララジールは慈悲深い微笑みを浮かべながらこう言った。


「皆に私から祝福を授けました…その力で皆の大好きな旭に力を貸し、助けてあげなさい。そして皆も旭と共に世界を知り成長することを願っています。」

「「「「「「「はい」」」」」」」


ララジールの祝福で上位精霊となった7人の精霊たちは元気よく旅立って行く。


「行ってらっしゃい」


優しく手を振りながらララジールは旅立つ精霊たちを見送っていると後ろから声がかかった。


「ララジール様」


振り向くとそこには白くて美しい毛並みの白狼がいた。周囲にはキラキラと輝く粒子と神々しいオーラを纏っている。


「ギース…どうかしましたか?」

「我もアサヒの元へ導いてくれませぬか」

「おや…君がそんなこと願うとは」


ギースと呼ばれた白狼は恭しくララジールに向かって頭を下げながら自分もアサヒの元へ行きたいと願った。ララジールは少し驚いたがすぐ笑顔に戻し頷く。


「…良いでしょう。君も旭の元へ送ります。ふふっ…これから面白くなりますね」


ララジールは楽しそうに笑いながら白狼に向かって手をかざし先程、精霊たちに施したように祝福を授けた。


「ララジールの名において神獣ギースに祝福を授ける」

「創造神ララジール様の祝福、心より感謝申し上げる」

「ふふっ良いのです…さぁ君も旭の元へお行きなさい。そしてお互いに助け合い成長して行くのです」


ララジールは優しくギースの頭をひと撫でするとギースは足元から金色の粒子になり消えていった。




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