【R18】カッコウは夜、羽ばたく 〜従姉と従弟の托卵秘事〜

船橋ひろみ

文字の大きさ
8 / 17
第一章 そぼ降る雨のいとこたち

※第八話

しおりを挟む
 あかねの嬌声と二人の荒い息遣い。
 ギシギシとソファの軋む音と翔太の愛撫による粘液のぴちゃぴちゃという音。
 広いラブホの部屋は、火照ったフェロモンと『快楽の音』による言葉のない会話で充満していた。
 翔太の人差し指が膣口を撫でまわす。秘口がひくひくと絶頂の余韻で緩んでいると見るや、中指に添うように侵入してきた。

「ほら、人差し指も入ったよ……いやらしいアソコ」
「ああっ……あううう」

 翔太の二つの指が子宮内を踊るように刺激していく。
 同時に、親指が陰核を柔らかく圧迫する。鋭敏な箇所をいくつも愛撫されたあかねの身体は、うねうねと悶えた。

 ぐぐっ、ぐちゅり。

 膣口に近い箇所を、翔太の二本の指が掻き出すように柔らかく圧迫し、頭の奥で快感電流の火花が散る。

「んあぁぁっ!  いやぁっ、そこっ、気持ちいい……」
「うん、あかねぇちゃんの感じるところ、指が覚えてるからね……」

 (お膣内なかに指を入れてもらいながら、親指でクリをいじられて感じたの、いつだっけ……)

 あかねは波のように拡がる快感に浸りながら、ふと考えた。
 確か自分の20歳のお祝いを翔太にしてもらって、そのまま勢いでセックスしたときだった、はずだ。
 それまでにない快感電流が身体を巡り、幸福感で心身が満たされたことを昨日のことのように覚えている。

 (あの時は、もう、毎日のようにセックスしてたな)

 二人が関係を持ったのは、高校三年の秋。ちょうど今くらいの季節だった。
 入学した時から気になっていた同学年の男子に、あかねが手ひどくフラれ、翔太に慰めてもらった勢いで結ばれた。
 小さいころから「あかねぇちゃん」「翔ちゃん」とじゃれあう仲であったし、思春期にお互いを意識していた。
 あかねの失恋があってもなくても、いずれ結ばれていただろうことは、容易に想像できる。
 しかし、いくら心を通わせていても、近すぎる血縁同士の交際は、お互いの両親が認めるはずもなかった。

 若い男女の恋ごころは、障害が大きいほど燃え上がる。

 親族に隠れて、二人はお互いのをひそやかに育てながら、今もこうして関係は続いている。
 、翔太は高校一年で、子どもっぽさが残る顔立ちだった。
 あどけなさが残る高校生の翔太の顔と、目の前の翔太の顔が重なったとたん、下腹部から熱い快感が疾駆り、思わずのけ反る。

 ずにゅっ。くちゅり。にちゃっ。

「んあっ!!  ……翔ちゃんっ、翔ちゃ……んむぅっ!!」

 甘美な思い出は、官能的刺激に割り込まれて一瞬にして霧散してしまった。
 興奮して火照った従弟の吐息を間近に感じたとたん、あえぐ口をキスでふさがれる。

 ぷちゅっ、ちゅぱっ。ちゅちゅっ。

 差し込まれた翔太の舌が、あかねの口腔内を暴れまわり、舌を絡めとられた。
 たわわな乳房は柔らかく揉みしだかれ、カチカチに勃起した乳首を指でクリクリと弄ばれる。
 そして陰核は、粘液まみれの指に蹂躙され、膣内は翔太の指が動き回り、快感スイッチを刺激して回っている。
 唇、乳房、陰核、膣。淫靡な刺激対して鋭敏となった四つの部位は、翔太の狙いすましたような愛撫を受けて、快感電流を一斉に発した。
 子宮が熱く燃え上がるリズムに合わせて腰がさざ波打ち、全身が淫らに悶えうねる。

 ちゅぶっ、ちゅちゅちゅっ、はふっ。
 くにっ、くにくにっ。
 ぐちゅっ、じゅぶぶぶっ、にちゅにちゅっ。

「……っ!! ……っっっ!! ……ーっ!!」

 (いやぁ……敏感なところをそんなにされちゃ……おかしくなっちゃうよ)

 まだ、部屋に入ってそれほど立っていないというのに、頭が靄がかかったように快感でいっぱいになる。
 好きな従弟の的確な愛撫なのだ。猛スピードで快感が昂ぶる。
 バラバラだった快感が、しだいにあかねの中で一つのリズムとしてまとまり、大きなうねりとなって身体中に駆け巡る。

 ちゅっ、ちゅちゅちゅっ、れろっ。
 にちゅにちゅにちゅっ、ぬぬっ。
 くちゅくちゅくちゅっ、ずぷちゅっ。

「いやぁっ! ……っ、っっっ!」

 足先からビリビリと快楽の痺れが走り、膣内で弾けると、身体が跳ね上がった。
 ぐっと息が詰まった直後に、ひくひくと身体が痙攣し、腰が別の生き物であるかのようにバウンドする。

「はっ……はっ……はっ……はあぁぁっ」
「あかねぇちゃん、ダメだよ、黙ってイッちゃ」
「だ……だって、いつもより感じちゃうんだもん……んうぅっ!」
「そうだよな、すごいひくひくしてるよ、アソコ」
「んんっ……わかってる……すごく欲しかったんだもん」
「ひくひくしながら、僕の指が締め上げられてる」

 視線が定まらないあかねは、満足と安堵が混じったような従弟の顔をぼんやりと眺めた。

 (私、こんなにいやらしかったかな……?)

 何日も前から欲していた翔太の愛撫であった。
 翔太に会うの待ち遠しく、今朝は子宮が疼いて、身体が火照っていた。
 ミーティングに同席していた同僚から、発熱の心配もされたが、本当のことなど言えるわけはない。
 待ちわびていた分、従弟の愛撫はいつもより快楽中枢を刺激したのは確かだ。
 ただ、それを差し引いても、自分はなんといやらしいのだろうと思う。
 従弟に四か所同時に愛撫され、あられもない嬌声を上げて悶絶した挙句、「イク」とも言わずに絶頂してしまった。

 (でも、こうされると、気持ちよくて自由を感じるのよね)

『好きな人に愛撫されて感じている自分』を改めて認識して、翔太との世界に没頭する。
 仕事や夫との生活から解き放たれ、ずぶずぶと愛欲の湖に沈んて行く感覚。翔太とセックスするとき、あかねが味わう満ち足りた感覚だ。

「あふぅっ……んんんっ……いつもよりずっと気持ちいい」
「そうか……よかった」
「ねぇ……翔ちゃん」
「何? ……ううっ!」

 びくり、と翔太の身体が反応した。
 あかねがにやけながら、従弟の男根を撫で上げたのである。
 盛り上がったボクサーブリーフは先走った粘液で湿っていて、熱く脈動していた。

「翔ちゃん、バスルーム行こうよ、キレイキレイしてあげる」

 翔太はあかねの身体を堪能したのだろうが、あかねは翔太の身体を味わっていないのだ。
 余韻が残る淫体を起こすと、あかねは従弟の手を包み、艶やかな笑みを浮かべた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...