【R18】カッコウは夜、羽ばたく 〜従姉と従弟の托卵秘事〜

船橋ひろみ

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第二章 初秋の恋人たち

※第十七話

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 栞が唇を離すと、粘り気のある唾液が糸を引き、首筋に落ちた。
 ぬくもりのある粘液の感触にぞわりとくる。

 (なんで、今日はこんなにエッチな気分なんだろう……?)

 栞は、いつもとちがう快感の湧き上がりに戸惑っていた。
 欲望に身体が火照り、翔太の手を、指を、肌を、そして背後でいきり立っている男根を、まるで喉が渇いたみたいに欲しがっている。

 (……セックスしたくって、たまらない)

 思わず口に出してしまいそうになる。
 しかし、年下で後輩である翔太に屈服してしまうのが何だか悔しくて、言葉を飲み込んでしまう。

 (さっきだって……中指が挿入はいっただけなのに……すぐイッちゃったし……)

 絶頂した膣内の感触は、まだありありと残っている。

 子宮が彼の中指を咥え込むと、指は媚肉がかき分け、ためらうことなく子宮の奥に侵入してきた。
 そして、狙ったようにGスポットに触れ、ぐいっと掻き出すようにまさぐられた瞬間、頭の奥で光が弾けて意識が遠のいた。

 びくんっと身体が弾け、快感電流で痺れた後に来る、満たされた心地よい感覚。

 (まだ足りない……もっと、欲しい。もっと。)

 頭の中で虹色の光が瞬いているせいか、ぼんやりとそんなことを考えるくらいしかできない。
 意識と関係なく、達した余韻に震える身体をくねらせながら、快楽に身をゆだねる栞であった。

「んんっ! ……くうっ……ああ」

 緩んだ膣口から、ぬちゃり、と引き抜かれた中指は、ぬめぬめと粘液にまみれたまま、肉ひだを撫でまわしている。

 (今まで、イクことを発さずに絶頂してしまったことがあったかな?)

 女唇に指が這い回る感覚に身体をヒクつかせながら、記憶をたどる。
 何度か身体を重ねているが、そんなことは一度もなかった。
 きっと、お互いの身体が馴染んできたこともあるのだろう。しかし、それ以上に湧き上がる感情があった。

 翔太がまとう、」に対する嫉妬である。

 栞以外に付き合っている女性の影。

 確証はない。

 しかし、自分以外に親密な女性がいる気がしてならない。

「翔太の彼女は私」という自信と「知らない女性に盗られたくない」という不安が入り交じり、彼の肌を渇望する。
 もう、高校生や大学生の恋愛ではないとわかっているし、どっしり構えていれば良いのだろうが、栞はそこまでできるほど、翔太との時間をすごした自信はなかった。

 まだ、付き合って一年に満たないのである。
 どうしても、自信より不安が勝るのだ。
 今もこうして肌を重ねているというのに、不安がこみ上げる。

 栞はふるふると首を振ったあと、ぐいっと身体をひねり、翔太に正面から抱きついた。

「うわっ……どうした?」
「ねぇ……翔太」
「……?」
「お互いの、舐めっこしたい……」

 すかさず片手で男根を握ると、翔太はうぅ、と呻いて身体を震わせた。
 二人きりだからだろうか、それとも不安だからだろうか。ためらいもなく大胆なおねだりを口にした理由は、発した栞本人もわからない。
 握る手に力がこもる。栞の指に漏れ出たカウパーが飛び散り、肉茎にぬめぬめとした感触があった。
 脈動を手のひらに感じながら、ずりゅっずりゅっ、とゆっくりしごき始める。

「うくぅっ、また上手くなった、栞ぃ……気持ちいい」

 彼の呻くような喘ぎとともに、目の前の亀頭から、熱い粘液が噴き出すと、子宮がきゅんと疼く。

「ああ……翔太からエッチなお汁が……あんっ」

 シンクロするように栞の秘所から、ごぼりと熱い蜜液が滴り落ちる。

「ねぇ……翔太のおち⚪ちん、舐めたいの……こんなに固いの……我慢できないの……」

 肉欲にのぼせ上がった栞は、思わず自分で卑猥なおねだりをして、唾液を亀頭にたらす。
 唾液と分泌液まみれの男根をしごくと、くちゅくちゅといういやらしい音が部屋に響いた。

「ああ……エッチな音……もっと聞きたい」
「う、うああ……」

 栞は徐々に体重をかけてベッドに翔太を押し倒すと、ためらうことなく彼の眼前に秘所をさらけ出した。ぽたぽたと蜜液がこぼれていくのがわかる。

「す……すごい濡れてる……というか、溢れてるよ、栞」
「だって、欲しくてたまらないんだもん」
「欲しいって何を」
「この硬いおち〇ちんも、すべすべの肌も、全部だよ……んちゅっ」
「おおぅっ……先っぽをそんなに……」

 感じて言葉の続かない翔太の荒い息が、女唇に吹き込まれる。
 膣口伝いに恋人の興奮を感じて、蕩けるような悦楽が身体の奥深くから湧き上がる。

 翔太を貪りつくしたくなり、無意識に肉棒を咥え込む。
 びくっ、と翔太の身体がバウンドした。

「うぉっ……! 栞っ……」

 悶える恋人に構わず、栞は喉まで熱い男根を飲み込んだ。
 口の中を、熱く膨張した肉塊が暴れまわる。

 ぶちゅっ、ぶべぢゅっ、じゅぽっ。

 唾液をたっぷり含んだ口淫は、ひときわ大きな音を立てて、栞自身の肉欲を煽りたてる。

 (我慢できない……なんていやらしい私……)

 しごきながら後ろを振り返ると、自分の尻越しに悶えている翔太が見えた。
 女蜜をぽたぽたと垂らしながら、艶めかしく腰を動かして恋人の愛撫を誘う。

「翔太……自分ばっかり気持ちよくなってズルいよ……私も気持ちよくして」
「し、栞のフェラが上手すぎて……」
「気持ちよくしてくれたら、もっと気持ちよくしてあげる」
「……」
「うあっ!! あああっ!! い……いきなりっ……はぅぅっ!!」

 短い吐息とともに、恋人の口が女襞に吸い付いた。
 強烈な快感電流が流れて、栞の身体はびくっと跳ね上がった。
 翔太は悶える栞に構わず、じゅるじゅると湧き出る愛液を呑み込んでいく。

 (もっと、もっと……エッチ以外の余計なこと、考えたくない……)

 そのまま膣に口を吸い付けたまま、尖った舌先が秘穴や女唇を撫でていく。
 弾ける快感に頭の中が占領されて、翔太の心身を貪りつくすことに没頭する。
 子宮が蕩けそうな快感に悶えながら、夢中で男根にしゃぶりつき、呑み込み、舌を絡ませる。

「んんんっ!! あんんんんっ!! きもちいい……」
「栞のマ〇コ、エロいな……」
「翔太のおち⚪ちんだって、おっきくて……いやらしいよ……あむぅ」

 目の前で、てらてらと光る亀頭は、ことのほか卑猥に見えた。
 たまらず夢中でしゃぶりつく。
 唾液たっぷりに咥え込んだ肉棒は、先走り汁を吹き出しながら、さらに膨らんでいく。
 口淫を受けつつ、相手にも口淫をしていると、二人が融け合うような感覚に陥る。
 自分の意思と関係なく腰が揺れ、さらに膣の愛撫をねだる。

「きゃうっ! ……っ! ……っっ!」

 細くした翔太の舌先が、巻き付くように陰核クリトリスに触れると、子宮から熱波のような快感が身体中に拡がった。
 男根を握っていた手が止まり、のけ反りながら悶絶する。

 (欲しい、欲しい……翔太が欲しい)

 肉欲ではち切れそうな栞は、悶える身体で再び翔太にむしゃぶりついた。
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