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◆◇先手必勝◆◇
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◆◇先手必勝◆◇
「«岩の拘束(ロックバインド)!»」
とチサが魔法で先手をかける。
それに気づいた者は飛び退いて避け、反応が遅れたものはチサの魔法で足元を固定させられた。
「チサ!ラビ!ここは俺とリリオネでやる!二人は孤児院の中を頼む!」
「分かりました!「了解ぴょん!」」
と二人は言い敵の間を縫って孤児院の中に入っていった。
「リリオネ 行くぞ!」
「はい!師匠!«身体強化!»」
とリリオネは応え、身体強化をし剣を鞘から抜き構える。
『我ら黒の邪神者の邪魔をする者は排除するのみ!』
『火の矢(ファイヤーアロー)』
『水の矢(ウォーターアロー)』
『風の矢(ウィンドウアロー)』
『岩の拘束(ロックバインド)』
と黒装束達が一斉に魔法を唱え放ってくる。
仮面を被っているので少しくぐもって聴こえる。
「«水の壁(ウォーターウォール!)»」
「«炎の弾(ファイヤーバレット!)»」
と和樹が遠距離魔法の攻撃を壁で防ぎリリオネが拘束魔法を炎の弾で打ち砕く。
魔法では駄目だと思った黒装束達が武器を次々に抜き自身に身体強化を掛け、襲いかかってきた。
「リリオネ!二人を頼むぞ!俺は三人を相手する!」
「分かりました!師匠!」
と和樹達も走り出す。
カキンッ…カキンッ…ドゴーン!…カキンッ…と剣と剣がぶつかり合う音、重たい斧を振り降ろして地面が割れる音が静かな夜の街に鳴り響く。
暫くは互角以上にリリオネと闘っていた黒装束達は段々とリリオネに押され始めた。
そしてリリオネが最後の一撃を食らわせる。勿論死なせてはいない…後で色々と話してもらわないといけないからだ。
「そっちも終わったか?」
「はぁ…はぁ…はい!師匠!」
とリリオネは少し息が上がった声でそう和樹に応えた。
「特に怪我はなさそうだな…よしチサ達を見に行くぞ」
「はい!師匠!」
と和樹達は急いで孤児院の方に走った…。
『血の矢(ブローアロー)!!』
と走っている和樹とリリオネに向けて何処からかそう魔法が放たれた。
「«シールド!!»」
和樹はそれを三重にしたシールドで受け止める。
「何者です!姿を見せなさい!」
とリリオネが辺りを見渡しながら大声でそう言い放つ。
するとバサッと空から羽の音が聞こえた。
和樹とリリオネは空を見上げる。
そこには一人の女の子が飛んでいた…。
『妾はローズ…よくも邪魔をしてくれおったな
人間風情が…妾が葬ってやろう…』
とその少女…ローズがそう言った…。
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