9 / 75
◆◇チサの冒険者登録◇◆
しおりを挟む「ご飯も食べたところですし、そろそろ依頼を受けに行きましょうか」
と昼食を食べ終わりぶらぶらと歩いているとリリオネがそう言った。
「そうだな…そろそろ依頼を受けに行くか」
「はい!マスター!」
とチサも賛成する。
そして三人揃ってギルドに向かった。
~~~~~
ギルドのクエストボードにはFランクからAランクまでの依頼がずらりと分けられて貼られている。和樹達(チサは除く)はAランクなのでAランクの依頼のどれを受けるかリリオネと話しながら探す。
ちなみにSランクからはギルドからの指名依頼か王都からの指名依頼以外にはほとんど仕事をしない、たまに暇なSランカーはAランクの依頼を受けていたりする(S、SSランカーはこの国には12程しかいないらしい…)。
「これなんてどうですか?」
「ロッキ山に住み着いているワイバーン10体討伐…報酬は金貨5枚、なかなか良いんじゃないか?」
“それでは依頼を受けてきますね”とリリオネは上位種のワイバーンの討伐依頼が書いてある紙を剥がして受付所まで持っていった。
「マスター、私はどうしたら良いのでしょうか?」
「チサは戦えるのか?」
「いえ…初心者の中ぐらいのステータスに設定してありますので…」
「そうか…今回は近くで隠れて見ていてくれ、」
「分かりました」
「師匠!受けてきました~」
「ありがとうな、後チサのギルドカードを作りに行かないとな」
“そうですね”とリリオネはチサをいつの間にか抱いて応える。
「あの…ギルド登録したいんだが…」
「…///ぁっはい!でっでは、この紙に名前、性別を書いてください!」
と何故かびっくりした様にあわあわと紙とペンを出してくる。
和樹はチサを抱っこして受付台に置いてある紙に名前と性別を書いてもらいそれを提出させた。受付嬢さんが驚いていたが気にしないことにする。
「これがFランクのギルドカードです。紛失した場合には白銀貨2枚で再発行できます。説明は必要でしょうか?」
「大丈夫だ、一度聞いた。」
“それでは頑張ってください”と言って他の冒険者を相手し始めた。
ギルドカードを受け取ったチサは喜んでいた。
和樹達はワイバーンが住み着いている所に向かった。
グァァァァァァーーーー!!
グァァァァァァーーーー!!
とワイバーンの上位種、下位種が群れをなして鳴いている。
「師匠、凄い数ですね…依頼には10体と書いてありましたが…」
「ぁあ…流石にこれ程いるとは聞いてないぞ…20は居るんじゃないか…」
「マスター、凄い数ですね…」
と三人ともそれぞれに語る。暫く呆然と三人は木の影で隠れて見ていた。しかしここに居ても依頼は達成できない和樹はそう考え口を開いたら。
「そろそろ…狩りに行くか…」
「そうですね…」
「リリオネさん、マスター頑張ってください!」
と和樹とリリオネはチサの応援を聞いてワイバーンを討伐しに行った。
(チサ、経験値付与をチサとリリオネに分けて付けてくれ)
《分かりました!«経験値付与»》
「«身体強化»はああっー!!」
とリリオネが一匹のワイバーンに突っ込んでいく、和樹もそれに合わせ魔法を撃ちまくる。
「«アイスランス»«ファイアランス»«サンダーランス»」
氷の槍、炎の槍、雷を纏った槍を次々に創り出しワイバーンに向けて放つ。
「グゥグァァァァァァー!!」
とワイバーンもブレスを撃って反撃してくる。
「くぅっ!«風波!»」
とリリオネがワイバーンを遠くに剣圧で飛ばす。
「リリオネ!大丈夫か!?」
「大丈夫です!師匠!」
とまた体勢を立て直しワイバーンに突っ込んでいく。戦い始めてから三十分がたった。そしてやっと二体までワイバーンの数を減らした。
「「これで最後だ!」最後です!」
と最後の二体をリリオネと和樹は同時に倒す。
「リリオネさん!マスター!お疲れ様です!」
と木の影で隠れていたチサが戦いが終わると出てきてこちらにテクテクと駆け寄ってきた。
「はぁ…はぁ…師匠…疲れました…」
「精神的に疲れたな…」
「大丈夫ですか?」
と地面に腰を下ろしているリリオネと和樹に近づいてチサは聞いた。
「チサちゃん~こっちに来てください~」
とリリオネに呼ばれてチサはテクテクと近づいていくと抱きつかれた。
和樹は一人でワイバーン達をアイテムボックスに仕舞っていく。
「リリオネ~もう大丈夫か~」
「もう元気いっぱいです!」
とリリオネはチサを抱きしめながら応える。
「二人共ステータスを確認してみてくれ」
“はーい”と声を揃えて二人は応える。
「どうだ?」
「師匠!またレベルが2上がりました!」
「マスター!13レベルが上がりました」
と二人はステータス版を見せてくる。いや…見えないから、ステータスオープンって言ってもらわないと見えないから…と和樹は思う。
察してくれたのか二人はステータスオープンと言ってもう一度見せてきた。
-----------------------
名前 リリオネ・ラ・アルフォード
種族 人間
称号 勇者の末裔・最強師匠の弟子・勇者・触手が嫌い
レベル 95
HP997640/997640
MP66978/66498
攻789500
防55620
速54540
精7550
スキル
片手剣Lv.58→59
火魔法中級Lv.34
水魔法初級Lv.25
聖魔法上級Lv.67
火耐性中級Lv.45→48
水耐性中級Lv.43
聖剣召喚
-----------------------
名前 チサ
種族 人間(設定上)
称号 和樹のスキル・愛される者・マスターのナビ
レベル39
HP14520/14520
MP8950/8950
攻8760
防12530
速9650
精6666
スキル双剣術Lv.15
家事Lv.15
魔法全属性Lv.50
-----------------------
「ステータスも見れた所だしそろそろ戻るか!」
「そうですね!早く帰ってご飯を食べましょう!」
おー!と二人は手を高くあげて叫んでいる。
ギルドに着くとソフィアさんがやって来て闘技場に案内され、ここにワイバーンを置くように言われた。和樹は言われた通りにワイバーンをアイテムボックスから次々にだして並べていった。そして20体もワイバーンがいた事を伝えておく。報酬は明日渡しますので今日はお帰りになって下さいと言われて和樹達は闘技場を後にした。
二人はよっぽどお腹が空いていたのかよく食べた。チサは宿に着くなり和樹の部屋のベットにダイブして眠った。
そういえば…もうそろそろ刀出来るかなぁ~と和樹も思ってソファーで眠りについた。
0
あなたにおすすめの小説
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる