~神のミスで転移したんですけど勇者が弟子にしてくださいと言ったので弟子にしてみた~

ユリカ

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◇◆ルルネ村へ出発!◇◆

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遅くなりました!m(_ _)m
今回は長いです!
長いので誤字や脱字があるかも知れません…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                  ◇◆ルルネ村へ出発!◇◆



和樹達は朝早くに起きると出発の荷造りを始める。
コンコン…バンッ!
「カズキ!私ビックになってないぴょん!帰れないぴょん!」
とラビが今思い出したかのように和樹の方の部屋に入って来るなりそう言ってくる。
「いや十分ビックになっていると思うぞ?だってほら勇者リリオネと一緒に旅してるだろ?」
と和樹はそれに言い返す。
ラビは少し考えて“そうだったぴょん!”と自分が誰と居るのか再度認識すると上機嫌になって出ていった。
「......キュイ?」
と鳴いてクアリスが起きた。
「クアリス起きたのか」
「キュイ!」
と和樹の言葉に応えるようにクアリスは小さい前足を上げて一声鳴く。
「チサ 準備出来たか?」
「はい!準備OKですマスター!」
「リリオネ達を呼んで行くか」
と和樹とチサとクアリスは部屋を出てリリオネとラビと合流して朝食をとった後チェックアウトをして宿屋を出た。


宿屋前~
「さてと、ラビの知り合いの所にこんな朝早くから行くのも迷惑だろうし少しぶらぶらと店を回ってから行くか」
「「「はい!(了解だぴょん!)」」」「キュイ!」
とリリオネ達が答える。
その後和樹達はぶらぶらと店を回ってラビに案内されてラビの知り合いの人の家の前まで来た。
コンコン…
「こんにちはぴょん! ラビぴょん!」
とラビが家の扉を叩いてそう大声で告げる。
は~いと言う女の子の声が聞こえて扉が開いた。
「ラビだ! 久しぶり!」
と家の中から出てきたのは茶色い髪を後ろで一つに結った熊の耳が生えているラビより少し身長の高い女の子だった。その子はラビに嬉しそうに抱きついていた。
「キャルロ苦しいぴょん…」
とラビはキャルロと呼ばれた少女の背中をペシペシと叩く。
「ごめんごめん…会いに来るって言って全然会いに来てくれなかったからついね」
とキャルロはごめんと手を合わせてそう言う。
「ラビ 後ろの人達はお仲間の人?」
「そうだぴょんよ!カズキ、リリオネ、チサぴょん!でこの小さいドラゴンはクアリスぴょん!」
「カズキだ よろしく」
「リリオネです。よろしくです!」
「チサです。よろしくお願いします!」
「キュイ!」
「キャルロです!よろしく!」
と和樹達とキャルロは自己紹介をする。
「カズキさん、クアリスちゃんを撫でてもいいですか?」
とキャルロがクアリスをガン見しながら和樹に聞く。
「いいぞ なぁクアリス」
「キュイ!」
とクアリスからの許可もおりる。
チサからクアリスを受け取ったキャルロは嬉しそうに目をキラキラさせて撫で始めた。
「うわぁ~硬い鱗だと思ったのに意外に柔らかいしすべすべしてるクマ~可愛いクマ~」
「「「クマ?」」」
と和樹とチサとリリオネはさっきまで付いていなかったのに“クマ”とキャルロが言っていることに首を傾げる。
「あぁ~キャルロは語尾を付けるのが嫌でいつも気をつけているんだぴよん だけど気が緩んだり、慌てたり、怒ったりするとああやって語尾にクマが付くぴょん」
「「「なるほど~(なのです)」」」
とラビの説明に納得する和樹達。
「キャルロ そろそろ中に入っていいぴょん?」
とデレデレの顔でクアリスを撫でているキャルロに肩をトントンと叩いてラビはそう聞く。
「はっ! 忘れていたクマ!上がっていいク…いいよ」
とキャルロは玄関でずっと和樹達を立たせていた事を思い出し中に入ってもらう様に言う。語尾にも気がついたのか最後に直していた。
『お邪魔します(ぴょん!)』
と和樹達はキャルロの後に続いて中に入る。

「そう言えばキャルロのお母さんは?」
「お母さんは下の妹弟を起こしているところだと思うよ もうすぐ降りてくると思うけど…あっ降りてきた!」
と階段を誰かが降りてくる音を聴いてキャルロは言う。
「キャルロ 誰か来たの?」
と階段の降りる音と共にそう女性の声が聴こえる。
「お母さん ラビとそのお仲間の人が来たよ!」
「まあ!そうなの!ラビちゃん久しぶりね!」
「キャルロのお母さん久しぶりぴょん! それでこっちがカズキでこっちがリリオネでチサぴょん!」
「カズキ君、リリオネちゃん、チサちゃんね キャルロの母のローネです よろしくね♪」
とローネはにっこりと微笑みそれぞれの名前を呼び挨拶をしてくる。
キャルロのお母さんはキャルロと同じ茶色い髪を緩く三つ編みに結んでいる。少しタレ目でとても優しそうな人だ。
「もうすぐロロとレレも降りてくると思うから騒がしくなると思うけどいいかしら?」
とローネは和樹達の方を見る。
「大丈夫だよな?」
「「大丈夫です!」」
と和樹の後にリリオネとチサもそう言う。
「まぁゆっくりしていってね♪」
とローネは和樹達を居間に通した。
暫くするとドタドタと階段を降りてくる足音が聞こえる。
「俺の勝ちー!」
「負けた~!」
と五歳くらいの双子がそう言って居間に走り込んできた。
「おはよう ロロ、レレ」
「「お母さんおはようクマ!」」
「おはよう ロロ、レレ」
「「お姉ちゃんおはようクマ!」」
「おはようぴょん!」
「「ラビ姉ちゃんだ!おはようクマ!」」
とロロとレレは元気よくおはようの挨拶をする。すると見た事のない人が居ることに二人は気づいた。
「「お母さんだぁれクマ?」」
「ラビお姉ちゃんのお仲間のカズキ君、リリオネちゃん、チサちゃんよ ほらご挨拶しなさい」
「「おはようクマ!」」
「おはよう 俺がカズキだ」
「おはようなのです 私がリリオネです!」
「おはようです。私がチサです」
「俺ロロ!よろしくカズキ兄ちゃん!リリオネお姉ちゃん!チサお姉ちゃん!」
「私レレ!よろしくカズキ兄ちゃん!リリオネお姉ちゃん!チサお姉ちゃん!」
と和樹達が自己紹介をするとそれに習ってロロとレレも自己紹介をした。
「「遊ぼう!」」
「ロロ、レレ朝ご飯を先に食べてからね」
「「はーい♪」」
と元気な返事を返して椅子に座って朝ご飯を食べ始めるロロとレレ。
十分程するとロロとレレがご飯を食べ終わった。
「「ごちそうさまクマ! 」」
「もう遊んでもいいわよ」
「「遊ぼう!」」
と言って和樹達の方に寄ってくる。
「何して遊ぶ?」
「「ん~隠れんぼ!」」
「じゃあ俺が鬼するから皆隠れてくれ30秒したら探し始めるからな」
と和樹が数を数え始める。
「「かくれろ~クマ~」」
とロロとレレはキャッキャ言いながら隠れに行った。リリオネ達も隠れ場所を探しに走っていく。
それから昼近くまで何度も隠れんぼと鬼ごっことだるまさんがころんだをした。

「つ…疲れた…」
「疲れました…」
「疲れた…です…」
とバテて座っている和樹とリリオネとチサ。
「どうしたぴょん?」
「大丈夫ですか?」
「「もう一回しよ!」」
とまだまだ元気なラビ、キャルロ、ロロとレレ。
「皆~そろそろご飯にしましょう~」
とその時ローネの声がキッチンの方から聞こえた。
その声を聞いたロロとレレが真っ先に居間に向かった。
お昼を食べ終わり休んでいると和樹の膝の上に座って絵本を見ていたロロとレレがうとうととし始め寝てしまった。
「あらあら~遊び過ぎて疲れたのね~カズキ君毛布持ってくるからもう少しそのままでいてくれる?」
「分かった」
と和樹が言うとローネは二階に毛布を取りに行った。
ローネが毛布を持って降りてきた。和樹がロロとレレを床にそっと寝かしてローネが毛布をかける。
「寝顔が可愛いです~」
「可愛いですね~」
「そうだな~」
「可愛いいぴょん~」
とロロとレレの寝顔を覗いてそう口々に言う。
「さてと…そろそろ行くか」
と和樹が言う。
「もう行くの?」
とキャルロは和樹に言い返す。
和樹は“あぁ…”と言う。

玄関前~
「また帰りによるぴょん!」
「約束だよ!ラビ」
「約束ぴょん!」
「カズキさんとリリオネちゃんとチサちゃんもね!」
「「「約束だ(です!)」」」
と最後にそう言葉を交わす。
“またね~”とキャルロが手を振って見送りしてくる。
和樹達もそれに手を振り返す。
こうして和樹達はカルン村を後にした。

カルン村とルルネ村の間にあるサルミ村を迂回して四時間程でルルネ村に到着した。
「ここがラビの故郷か」
「そうぴょん!家はあっちだぴょん!」
とラビが自分の家まで和樹達を先導した。
「お母さん!ただいまぴょん!」
と家に着くなりラビは玄関を勢い良く開けてそう大声で言った。
「ラビなの?ラビなのね!」
とラビに似た人がラビに抱きついた。
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