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◆◇王都カルデア◆◇
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◆◇王都カルデア◆◇
和樹said
カチャカチャ、ジュージュー、ザクザクと台所の方から二人程の足音と何かを炒める音、焼く音、切る音が聞こえる。
そうだ…ラビの家で泊まってたんだった
リリオネとチサはまだ寝ているなと隣を見る。
脱ぎ去られている毛布を掛け直し台所の方に向かう。
台所にはラビとラビのお母さんのラーラさんが居た。
「カズキおはようだぴょん!」
と俺に気付いたラビが手を止めてそう言う。俺はおはようと返す。
「カズキ君 おはよう 昨日は恥ずかしい姿を見せてしまったわね あと運んでくれたんですってね ありがとう」
「ただ運んだだけですからお礼なんて… それとおはようございます」
と俺はラーラさんと挨拶を交わす。
“カズキ、朝ご飯あと少しで出来るぴょんよ”とラビがお皿に料理を盛り付けながらそう話してくる。
ラーラさんも最後の仕上げに入っていた。
「今日は早く出て行くのでしょう?」
とラーラさんからそう質問されそれに俺は“そうですね ”と返した。
「だから朝ご飯だけでも食べていって これでよし!ラビそっちも出来た?」
とラーラさんが聞くと“出来たぴょん!”とラビは答える。
そして俺はリリオネとチサを起こしてくれとラーラさんに言われて居間に戻った。
「チサ~リリオネ~朝ご飯だぞ~クアリスも起きろ~」
とゆさゆさとチサとリリオネの体を揺する。
「……ふわあぁ~…おはようございます…ご飯…ですか?…師匠…」
と最初に起きたのはリリオネだった。
「おはよう ラーラさんとラビが作った朝ご飯だぞ」
と言うとリリオネは“手伝ってきます”と言って行ってしまった。
クアリスもリリオネの歩いていく音で目が覚めたのか座って目を擦っている。
よし…残るはこの仲間の中で一番の眠り姫チサだ
「こら~チサ起きろ~」
とさっきよりも速く揺すって言ってみる。
「むにゃむにゃ…」
起きるかと思いきやまた眠りに入るチサ
よしあの手で行こう…
「チサ 起きなかったらここに置いて行くからな」
と耳元で囁いてやる。
するとムクっとチサが起き上がった。
「起きます…マスター…だから…置いていかないでください」
とチサは俺の方を今にも寝てしまいそうな目で見て言う。
「よしよし…起きたから置いていかないぞ」
と俺はチサの頭を撫でる。
やっぱりこれは効くな…ジローさんの村の時にやって以来だけど
チサはまだ眠いのかコクコクと船を漕いでいる。
「キュイ?」
とクアリスが鳴いて近づいてきた。
俺の手を取ってクアリスは自分の頭に乗せる。これは撫でて欲しいのか?可愛いやつめ
「おはよう クアリス」
と俺は言って撫でてやる。気持ちよさそうだ。
クアリスを撫で回していると“師匠、ご飯の準備出来ましたよ”とリリオネが呼びに来た。
「チサも行くぞ」
と俺は言ってチサを立たせる。
そして席に着いて朝ご飯を食べ始める。
ラーラさんとラビが作った朝ご飯はとても美味しかった。
「さて…準備も出来たし出発するか」
と馬車に荷物を詰め終わった後に俺はそう言う。
「もう…行ってしまうのね…ラビ王都に行ったらお父さんに会いに行ってあげてすっごく心配していたから」
「分かったぴょん!お母さん行ってきますぴょん!」
「行ってらっしゃい!怪我に気をつけるのよ…カズキ君、リリオネちゃん、チサちゃんラビの事お願いしますね」
とラーラさんが頭を下げてそう言ってきた。
俺は慌てて頭を上げるように言う。
「任せてくださいラーラさん」
と俺は答えておく。
そしてラーラさんに見送られながら王都カルデアに向けて馬車を走らせた。
王都カルデア到着
「まずは宿を取るぞ チサいい店はあるか?」
「左の道を行来ますと『小麦宿』と言う名前の宿があります。そこは宿代も安くご飯も美味しいそうです」
とチサは丁寧に説明してくる。うん…チサは頼りになるな
俺達はその宿に向かった。
いつものように部屋は二つ取った。
そして荷物を置いて部屋を出た。
「まずは聴き込みをする ここ数日の奴らの情報があるかもしれない 俺とチサ、リリオネとラビで二手に別れる。それと二時間後にここに集合だ」
「分かりました」
「はい!マスター」
「了解ぴょん!」
とリリオネ達から返ってくる。
そして俺達は聴き込みを始めた。
王様から聞いた情報の通り孤児院にいる孤児ばかり狙っているな…
それも狙う孤児院の位置がバラバラだ…これは捜査をしにくい様にする為だな
リリオネ達と合流してから最近事件にあった孤児院にでも行ってみるか…
「チサそろそろ二時間経つし戻るぞ」
「はいマスター!」
と俺とチサは宿屋前に戻った。
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やっと王都に着きました!
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