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腕をへし折る
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「博士ぇ、あのドM女のいる実験室に行ったんですけど、次の実験はまだかって凄い迫ってくるんですよ。もぉ目が狂人の目でゾッとしましたよ、早く次の実験をしないと何かやらかしますよ、あの女」
「ふむ、痛みを与えなければ暴走するとは、珍しい人間もいたものだ。しかしまぁ次にやる予定の実験も死ぬということはないはずだ。ちょうどいい、あのドMちゃんに実験体になってもらおうか」
「それがいいです、それで今回の実験はなにをするんですか?」
「うむ、今回は腕をへし折ろうと思う」
「おお、それはあのドMちゃんも喜びますね」
「そうだろう。そして君には腕を折る役をやってもらう、私の力では腕をへし折るなど到底出来ないからな」
「そうですよね、博士はか弱い乙女ですもんね」
「そう言われると照れるな。乙女など、これまでの人生で言われたことがない」
「またまたぁ、博士は結構可愛い顔してるんですよぉ。一体その美貌で何人の男を落としてきたんだか」
「...うるさいぞ、ほら、行くぞっ」
「照れちゃって~」
ガチャ
そこには片目をなくしたドMちゃんがいた。拘束はされていない、逃げ出そうという気が全くないからだ。
「来た!!!キタキタキタキタキタキタキタキタ!!!ねぇ今回は何をしてくれるの!!はやくはやく!!」
「おお、これは思ったよりもヤバい奴化しているな」
「でしょ、捕まる前のドMちゃんは大人しい女の人だったのに...」
「人間とは本性を隠して生きる生き物だ。ドMちゃんの本性が現れているだけさ」
「ねぇ!!何を喋ってるの!!早くしてよ!!私、まだかまだかと待ち続けたのよ!!」
「わかったわかった、ほら、やってやれ」
「了解でーす、ほらドMちゃん、お持ちかねの痛みだよ!!えいっ!」
バギッ
「アガッゥゥゥゥ、一瞬でくる絶大な痛みとその後に続く永続的なジンジンと焼けるような痛み...、こんな痛みもあったのね!!!いたぃぃぃぃ」
「すごい!!データを取らずとも事細かに説明してくれますよ!」
「うむ、ドMちゃんは実験体になるべくして生まれてきたのだろう。このドMは神の賜物だ」
「ほら!!足も!足もやっちゃって!!」
「ええ!!博士、どうします?」
「ドMちゃん、もう骨折のデータは取れたんだ、足までやる必要は無い。私達はデータが欲しいだけで治りが遅くなるようなことはあまりしたくないんだ...」
「お願い!!もう1回骨折の痛みを味わいたいの!!お願い!!これで満足するから!!」
「ふむぅ、これはこれでやっかいだな、やってやれ...」
「まったくドMちゃん!!これが最後だからね!!おりゃーー!!」
バギッ
「イダいっ、すごい!痛い痛い!!さっきよりも痛い!ァァァァァァゥゥゥゥ...」
「しかも足の方が永続的な痛みが長く続くぞ。良かったな、これで満足か?」
「ええ!!もちろんよ!!痛い痛い!!最高!!」
「よし、満足してもらえたなら良かった、助手よ、行こうか」
「了解でーす」
ガチャン
「ふぅ、ドMちゃんは実験に積極的なのはいいが、痛みを欲するあまりに実験が長引いてしまうな」
「全くです、まぁ僕も人の事あまり言えませんけどね、えへへ」
「そうだった、お前のカリバリストも問題だった...」
プルルプルル
「博士!電話です!えっと、ドMちゃんの実験室からです...」
「だいたい予想はついた、私が電話に出よう」
ガチャ
「こちら医療班!!この女、治療をすると言った途端急に目の色変えて暴れだして、 手に負えません!!」
「わかった、私が行く」
「え?まさか殺すんですか?」
「いやもっといい方法がある...」
「ふむ、痛みを与えなければ暴走するとは、珍しい人間もいたものだ。しかしまぁ次にやる予定の実験も死ぬということはないはずだ。ちょうどいい、あのドMちゃんに実験体になってもらおうか」
「それがいいです、それで今回の実験はなにをするんですか?」
「うむ、今回は腕をへし折ろうと思う」
「おお、それはあのドMちゃんも喜びますね」
「そうだろう。そして君には腕を折る役をやってもらう、私の力では腕をへし折るなど到底出来ないからな」
「そうですよね、博士はか弱い乙女ですもんね」
「そう言われると照れるな。乙女など、これまでの人生で言われたことがない」
「またまたぁ、博士は結構可愛い顔してるんですよぉ。一体その美貌で何人の男を落としてきたんだか」
「...うるさいぞ、ほら、行くぞっ」
「照れちゃって~」
ガチャ
そこには片目をなくしたドMちゃんがいた。拘束はされていない、逃げ出そうという気が全くないからだ。
「来た!!!キタキタキタキタキタキタキタキタ!!!ねぇ今回は何をしてくれるの!!はやくはやく!!」
「おお、これは思ったよりもヤバい奴化しているな」
「でしょ、捕まる前のドMちゃんは大人しい女の人だったのに...」
「人間とは本性を隠して生きる生き物だ。ドMちゃんの本性が現れているだけさ」
「ねぇ!!何を喋ってるの!!早くしてよ!!私、まだかまだかと待ち続けたのよ!!」
「わかったわかった、ほら、やってやれ」
「了解でーす、ほらドMちゃん、お持ちかねの痛みだよ!!えいっ!」
バギッ
「アガッゥゥゥゥ、一瞬でくる絶大な痛みとその後に続く永続的なジンジンと焼けるような痛み...、こんな痛みもあったのね!!!いたぃぃぃぃ」
「すごい!!データを取らずとも事細かに説明してくれますよ!」
「うむ、ドMちゃんは実験体になるべくして生まれてきたのだろう。このドMは神の賜物だ」
「ほら!!足も!足もやっちゃって!!」
「ええ!!博士、どうします?」
「ドMちゃん、もう骨折のデータは取れたんだ、足までやる必要は無い。私達はデータが欲しいだけで治りが遅くなるようなことはあまりしたくないんだ...」
「お願い!!もう1回骨折の痛みを味わいたいの!!お願い!!これで満足するから!!」
「ふむぅ、これはこれでやっかいだな、やってやれ...」
「まったくドMちゃん!!これが最後だからね!!おりゃーー!!」
バギッ
「イダいっ、すごい!痛い痛い!!さっきよりも痛い!ァァァァァァゥゥゥゥ...」
「しかも足の方が永続的な痛みが長く続くぞ。良かったな、これで満足か?」
「ええ!!もちろんよ!!痛い痛い!!最高!!」
「よし、満足してもらえたなら良かった、助手よ、行こうか」
「了解でーす」
ガチャン
「ふぅ、ドMちゃんは実験に積極的なのはいいが、痛みを欲するあまりに実験が長引いてしまうな」
「全くです、まぁ僕も人の事あまり言えませんけどね、えへへ」
「そうだった、お前のカリバリストも問題だった...」
プルルプルル
「博士!電話です!えっと、ドMちゃんの実験室からです...」
「だいたい予想はついた、私が電話に出よう」
ガチャ
「こちら医療班!!この女、治療をすると言った途端急に目の色変えて暴れだして、 手に負えません!!」
「わかった、私が行く」
「え?まさか殺すんですか?」
「いやもっといい方法がある...」
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