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第四話
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多少の寄り道をしたせいで、オノノコ町に着いたのはもう日が沈みかけた頃だった。
オノノコ町はドッカノ村の五倍ほどの面積があり、その外周は土壁でぐるりと囲われている。
「すいませーん!待ってくださーい」
入り口らしき門が閉められそうだったので慌てて声をかけた。もちろんジョブと衣装は変えてある。
「わっ、お前どっから現れた?」
「ええっ!ひどいなぁ、街道歩いて来たに決まってるじゃないですか」
「街道を?」
「はい」
「…………」
「?」
門番の反応は何だか微妙だ。何かあったのだろうか。
「……まあいい。身分証はあるか?」
「いえ、なので冒険者ギルドに登録しようと思ってます。あ、これ見てください」
そう言って私は、筒状に丸めた一枚の手紙を見せる。こんな事もあろうかとハルクに一筆書いてもらったのだ。
「なんだ……ああ、ハルクの知り合いなのか。ならいい。門閉めちまうからさっさと入んな」
「はーい」
備えあれば何とかよね~。
無事、町に入れた私は門番さんに教えてもらった冒険者ギルドへと急ぐ。なにせ私は無一文なのだ。
しばらく小走りすると石造りの立派な建物が見えてきた。ハルク情報によれば、町に魔物の侵入を許した際、避難所としても使えるようにどの街のギルドも頑丈な造りになっているのだとか。
ちょっと重いドアを開けて中に入る。
中はまるで役所か銀行みたいだ。想像したより綺麗で定番のカウンターや掲示板があり、奥を見ればやっぱり酒場も併設していた。これも避難所にした際、避難している人に食事を提供出来るようにだそうだ。
「すいません、まだ大丈夫ですか?」
「はい、あら依頼ですか?」
カウンターの中の受付嬢や職員にはどこか閉店前のような慌ただしさがあった。もう閉める直前だったのだろう。危ない危ない。
「いえ、登録と買い取りをお願いしたいんです」
「まあ貴女が?でも、ごめんなさい。今日はもう登録出来ないわ。登録者以外からの買い取りもだめなのよ」
「ええええっ!」
ヤバい、間に合わなかった。無一文なのに、どうしよう……。
「大丈夫?何か事情でも?」
「あの……私、持ち合わせが無くて……」
いよいよ詰んでしまった私は、受付のお姉さんに正直に文無しだと話した。まあ、話したところでどうなるものでもないし、野宿するしかないのかなぁ……。
「ふう、それは困ったわね。ちなみに貴女のジョブは何かしら?」
「え……と、多分……踊り子」
「え?」
「いや、だから踊り子らしい……です」
お姉さんの反応は、何だか可哀想なものを見るような感じだ。初めて聞いたようでは無いのが救いだが、この世界でもやはり過疎ってる不遇職なんだろうか。
「ああ、ごめんなさいね。ローブを着てたから魔法系統か治癒術師かと思ったのよ。それなら宿代くらいは今からでも稼げるかなって思って……」
「ああ……」
そうだよね。回復や治癒魔法が使える職業なら、帰ってくる冒険者相手に簡単な治療してお金が稼げるか。まあ、私もジョブチェンジすればそれっぽいの色々使えるんだけど、派手にやりすぎるのはちょっとね……。
「踊り子だからって、酒場で踊って稼ぐわけにもいかないでしょうし……」
「それだ!」
「えっ!」
「お姉さんありがとう!」
「いや、ジョブだからって貴女みたいな若い女の子が酒場でなんて……」
「大丈夫大丈夫!じゃ、早速稼いできますか!」
心配そうな顔の受付のお姉さんにヒラヒラと手を振り、私は冒険者で賑わう酒場へ急いだ。
◆◆◆
一週間後……。
「せーのぉっ!」
「「「アヤメちゃーーーーん!!」」」
まず結果から言っちゃうとね、うん大成功だった。
とりあえず、踊り子職の初期スキル『豊穣の舞(HP小回復)』と『鼓舞の舞(士気上昇小)』で試してみたら、これがもう大好評。
確かに、クエスト終わらせてまったりと酒場で飲んじゃってる人達に、余剰な回復とテンション上げしたりすれば、そりゃあ心も体も昂ぶってノってきちゃう訳で、これが酒場じゅうを巻き込んでの大盛り上がり。深夜になって酒場が閉店となり、渋々帰って行く冒険者達に「明日も絶対来るからよろしく」なんて口々に頼まれる始末。
結果、みんながくれた『おひねり』だけで宿代どころかちょっとしたお小遣いまで稼げてしまい、それからは毎日夕方から酒場に通って所謂『アヤメちゃんオンステージ』を開いちゃってる訳ですよ。まあ、歌ったりはしてないけどね。だけど踊る分にはスキル発動させるだけで勝手に体が動いてくれちゃうから問題ないのさ。
「アヤメちゃんお疲れ!」
「ああ、マスターどもども」
この日も一回目のステージが終わりカウンター席に座ると、酒場のマスターが差し入れに夕食とジュースを持ってきてくれた。これは売上に貢献したお礼として毎日マスターからタダで提供されているものだ。正直助かる。
「ああ、そうそう。受付のハンナが手が空いたら窓口に顔を出してくれって言ってたぞ」
「ひゃ、ひょうはひょ?(あ、そうなの)」
「……ったく、いつ見てもいい食いっぷりだよ。ガッハッハ」
食べ物を目一杯頬ばりリスのように頬を膨らませたまま気の抜けた返事を返すと、マスターは大笑いしながら奥へと戻って行った。
「ハンナさん、呼ばれました?」
食事が終わると次のステージの前に用事を済ませてしまおうと受付に向かった。ハンナさんというのは、初日に担当してくれた受付嬢さんで、翌日には彼女が冒険者登録もしてくれたのだ。
「ああ、アヤメちゃん忙しいところ御免なさいね」
「いえ、ちょうど休憩でしたから」
「毎日本当にすごい盛り上がりよね。このところ町の冒険者達の町への帰還時間がアヤメちゃんのステージ見たさに随分早くなってるって聞いたわ。大人気じゃない!」
「あはは。これもハンナさんのアドバイスのお陰です。ありがとうございます」
「まあ、いいのよ。これは貴女の才能だったんだから……そんなことより」
ハンナさんの雰囲気が変わった。さっきまでニコニコしていたのに、今の表情は真剣そのものである。
「アヤメちゃんは冒険者になったのよね」
「はい、ピッカピカの新人F級冒険者でっす!」
「そ、そうよね。忘れていなかったみたいで安心したわ」
「そりゃもう、ハンナさんに登録してもらっちゃいましたから」
胸を張って答える私。いったい何なんだろう?
「一つ聞いていいかしら、アヤメちゃんが一番最近こなした依頼って何?」
ハンナさんの声のトーンがさらに一段下がる。
「えっと……んむむ……ん?」
「無いわよね?」
「んー無い……みたいです」
実際酒場での稼ぎだけでそこらの冒険者並みには稼げているので、生活に困ることはなかったから何の依頼もしてなかったなあ。
「はあ、あのねアヤメちゃん。登録時にも説明したけど最下級のF級冒険者は一週間に最低一件は依頼をこなさなきゃ自動的に登録抹消よ?」
「へ?」
「もう、何それって顔しないの!ちゃんと言いましたからね。でも全然依頼の受付にこないし……。わかってるの、明日で一週間なのよ?」
「わ、忘れてたぁぁーーーー!」
てへ、やっちまったい。
明日は何か依頼受けなきゃ……。
オノノコ町はドッカノ村の五倍ほどの面積があり、その外周は土壁でぐるりと囲われている。
「すいませーん!待ってくださーい」
入り口らしき門が閉められそうだったので慌てて声をかけた。もちろんジョブと衣装は変えてある。
「わっ、お前どっから現れた?」
「ええっ!ひどいなぁ、街道歩いて来たに決まってるじゃないですか」
「街道を?」
「はい」
「…………」
「?」
門番の反応は何だか微妙だ。何かあったのだろうか。
「……まあいい。身分証はあるか?」
「いえ、なので冒険者ギルドに登録しようと思ってます。あ、これ見てください」
そう言って私は、筒状に丸めた一枚の手紙を見せる。こんな事もあろうかとハルクに一筆書いてもらったのだ。
「なんだ……ああ、ハルクの知り合いなのか。ならいい。門閉めちまうからさっさと入んな」
「はーい」
備えあれば何とかよね~。
無事、町に入れた私は門番さんに教えてもらった冒険者ギルドへと急ぐ。なにせ私は無一文なのだ。
しばらく小走りすると石造りの立派な建物が見えてきた。ハルク情報によれば、町に魔物の侵入を許した際、避難所としても使えるようにどの街のギルドも頑丈な造りになっているのだとか。
ちょっと重いドアを開けて中に入る。
中はまるで役所か銀行みたいだ。想像したより綺麗で定番のカウンターや掲示板があり、奥を見ればやっぱり酒場も併設していた。これも避難所にした際、避難している人に食事を提供出来るようにだそうだ。
「すいません、まだ大丈夫ですか?」
「はい、あら依頼ですか?」
カウンターの中の受付嬢や職員にはどこか閉店前のような慌ただしさがあった。もう閉める直前だったのだろう。危ない危ない。
「いえ、登録と買い取りをお願いしたいんです」
「まあ貴女が?でも、ごめんなさい。今日はもう登録出来ないわ。登録者以外からの買い取りもだめなのよ」
「ええええっ!」
ヤバい、間に合わなかった。無一文なのに、どうしよう……。
「大丈夫?何か事情でも?」
「あの……私、持ち合わせが無くて……」
いよいよ詰んでしまった私は、受付のお姉さんに正直に文無しだと話した。まあ、話したところでどうなるものでもないし、野宿するしかないのかなぁ……。
「ふう、それは困ったわね。ちなみに貴女のジョブは何かしら?」
「え……と、多分……踊り子」
「え?」
「いや、だから踊り子らしい……です」
お姉さんの反応は、何だか可哀想なものを見るような感じだ。初めて聞いたようでは無いのが救いだが、この世界でもやはり過疎ってる不遇職なんだろうか。
「ああ、ごめんなさいね。ローブを着てたから魔法系統か治癒術師かと思ったのよ。それなら宿代くらいは今からでも稼げるかなって思って……」
「ああ……」
そうだよね。回復や治癒魔法が使える職業なら、帰ってくる冒険者相手に簡単な治療してお金が稼げるか。まあ、私もジョブチェンジすればそれっぽいの色々使えるんだけど、派手にやりすぎるのはちょっとね……。
「踊り子だからって、酒場で踊って稼ぐわけにもいかないでしょうし……」
「それだ!」
「えっ!」
「お姉さんありがとう!」
「いや、ジョブだからって貴女みたいな若い女の子が酒場でなんて……」
「大丈夫大丈夫!じゃ、早速稼いできますか!」
心配そうな顔の受付のお姉さんにヒラヒラと手を振り、私は冒険者で賑わう酒場へ急いだ。
◆◆◆
一週間後……。
「せーのぉっ!」
「「「アヤメちゃーーーーん!!」」」
まず結果から言っちゃうとね、うん大成功だった。
とりあえず、踊り子職の初期スキル『豊穣の舞(HP小回復)』と『鼓舞の舞(士気上昇小)』で試してみたら、これがもう大好評。
確かに、クエスト終わらせてまったりと酒場で飲んじゃってる人達に、余剰な回復とテンション上げしたりすれば、そりゃあ心も体も昂ぶってノってきちゃう訳で、これが酒場じゅうを巻き込んでの大盛り上がり。深夜になって酒場が閉店となり、渋々帰って行く冒険者達に「明日も絶対来るからよろしく」なんて口々に頼まれる始末。
結果、みんながくれた『おひねり』だけで宿代どころかちょっとしたお小遣いまで稼げてしまい、それからは毎日夕方から酒場に通って所謂『アヤメちゃんオンステージ』を開いちゃってる訳ですよ。まあ、歌ったりはしてないけどね。だけど踊る分にはスキル発動させるだけで勝手に体が動いてくれちゃうから問題ないのさ。
「アヤメちゃんお疲れ!」
「ああ、マスターどもども」
この日も一回目のステージが終わりカウンター席に座ると、酒場のマスターが差し入れに夕食とジュースを持ってきてくれた。これは売上に貢献したお礼として毎日マスターからタダで提供されているものだ。正直助かる。
「ああ、そうそう。受付のハンナが手が空いたら窓口に顔を出してくれって言ってたぞ」
「ひゃ、ひょうはひょ?(あ、そうなの)」
「……ったく、いつ見てもいい食いっぷりだよ。ガッハッハ」
食べ物を目一杯頬ばりリスのように頬を膨らませたまま気の抜けた返事を返すと、マスターは大笑いしながら奥へと戻って行った。
「ハンナさん、呼ばれました?」
食事が終わると次のステージの前に用事を済ませてしまおうと受付に向かった。ハンナさんというのは、初日に担当してくれた受付嬢さんで、翌日には彼女が冒険者登録もしてくれたのだ。
「ああ、アヤメちゃん忙しいところ御免なさいね」
「いえ、ちょうど休憩でしたから」
「毎日本当にすごい盛り上がりよね。このところ町の冒険者達の町への帰還時間がアヤメちゃんのステージ見たさに随分早くなってるって聞いたわ。大人気じゃない!」
「あはは。これもハンナさんのアドバイスのお陰です。ありがとうございます」
「まあ、いいのよ。これは貴女の才能だったんだから……そんなことより」
ハンナさんの雰囲気が変わった。さっきまでニコニコしていたのに、今の表情は真剣そのものである。
「アヤメちゃんは冒険者になったのよね」
「はい、ピッカピカの新人F級冒険者でっす!」
「そ、そうよね。忘れていなかったみたいで安心したわ」
「そりゃもう、ハンナさんに登録してもらっちゃいましたから」
胸を張って答える私。いったい何なんだろう?
「一つ聞いていいかしら、アヤメちゃんが一番最近こなした依頼って何?」
ハンナさんの声のトーンがさらに一段下がる。
「えっと……んむむ……ん?」
「無いわよね?」
「んー無い……みたいです」
実際酒場での稼ぎだけでそこらの冒険者並みには稼げているので、生活に困ることはなかったから何の依頼もしてなかったなあ。
「はあ、あのねアヤメちゃん。登録時にも説明したけど最下級のF級冒険者は一週間に最低一件は依頼をこなさなきゃ自動的に登録抹消よ?」
「へ?」
「もう、何それって顔しないの!ちゃんと言いましたからね。でも全然依頼の受付にこないし……。わかってるの、明日で一週間なのよ?」
「わ、忘れてたぁぁーーーー!」
てへ、やっちまったい。
明日は何か依頼受けなきゃ……。
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