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第3章
48,ファッションショー
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数店周り無理しないで辛かったら言うように、と何度か言ったのだがネーシャは終始笑顔で元気よく大丈夫です、と答えるのみだった。
新品の服を買ってもらえたのがよほど嬉しかったのだろう。
宿に戻ってくるまでにふらつくこともなく、気分が悪くなることもなく最後まで元気に笑顔だったネーシャに獣人の回復力のすごさを垣間見た気がする。
とはいってもやはりそこは傷を完璧に治療したおかげらしい。
エリザベートさんの推測によると傷の治療と同時に体力の方も回復していたのではないだろうか、ということだった。
通常ではありえないことだったが、MPを大量に消費することにより可能だとは知識としては知っていたと教えてくれた。
実際にネーシャの元気っぷりを見なければ信じられないことだったとも言っていた。
改めてすごい治療師だと太鼓判を押されたりもした。
おそらく回復力強化Lv3をかけていたのも効いていたのだろうと思ったがこれ以上話をややこしくしないためにも黙っておいた。強化系Lv3の取得に必要なポイントを考えるととてもじゃないが言わない方がいい。
「さてさて、帰って来たらやることは1つね!」
「え、なんですか? あぁ買ってきたものの検分ですね」
「えぇ~、違うわよ。ワタリちゃん!」
「え、じゃぁ何するんですか?」
「お店でも思ったんだけど……。ワタリちゃんってあんまりオシャレとか興味ないの……?」
「え、えぇと……」
「女の子がオシャレを楽しまないなんて……だめよ?」
ずずい、と真顔で近づくエリザベートさん。
美人の真顔は正直怖い。勢いに押されてちょっと後退ってしまったほどだ。
でもオレは女の子になってまだ数日なんでオシャレとか楽しめといわれても……正直困る。
「いや、あの……。でもほら私は今冒険者だから!」
「関係ありません。冒険者でも女は女。オシャレを楽しまない理由にはなりません」
「うっ」
ぴしゃり、と言い切られなんとも反論できない迫力にドンドン押されていく。
「というわけで今からお着替えしましょう」
「えっ」
「今日だって正直その格好で外出るのはどうかと思ったんだよ?
それどうみても男物でしょ?」
「え、そうですけど……」
「……はぁ。ワタリちゃん……。あなたすごく可愛いのよ?」
「え、えと……。ありがとうございます?」
「じゃぁまずは買ってきた服でファッションショーね!」
「えぇ!?」
「はいはい、アル君は一先ず外ね~」
「いいえ、私はワタリ様のお召し替えを手伝わねばなりません」
「それは私がやるからっ。ほら、出て」
「私はワタリ様の従者ですので、ワタリ様の」
「ネーシャちゃんも着替えるんだけど」
「……いいでしょう。この場は引きます。ですが」
「えぇ……。わかったわ」
「では、ワタリ様。何か御用がありましたらすぐにおよび下さいませ」
「……え、あ、アル……?」
アルなら着替えの手伝いを絶対譲るはずないだろうからそこから切り崩そうと思っていたら、謎のやり取りの後一礼して出て行ってしまった。
当てが外れて呆然としているとワキワキと手を動かして黒い微笑を浮かべるエルフさんがそこに居た。
「ちょ、ちょっとま」
「さぁまずは脱ぎ脱ぎしましょうねー!」
「た、たすけ! あ、アルー!」
オレの悲痛な叫びは聞こえていたはずなのにアルが助けに来ることは結局なかった。
ちなみにネーシャはあわあわとあたふたしていただけで結局助けてくれなかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「素敵よ! 素敵過ぎるわ、ワタリちゃん!」
「さすが我が主。このアル、感激で言葉もございません」
「お、お嬢様素敵です!」
オレが今着ている服は例の店のショーウィンドウに飾ってあった天使の羽付きのゴスロリの同種というかなんというか、かなり近い物だ。
胸元についているリボンが大きくなり、背中についている羽が少し小さくなっていたり、腰のリボンが大きくなっていたりしている。
全体的に白く、フリルいっぱいでふわふわ率が非常に高い。
首にはリボンがチョーカー代わりに巻かれ、髪はシンプルに小さくサイドテールにしてちょっと大きめの赤いリボンで纏められている。
靴も真っ白の厚めのウェッジソール。つま先が丸くなりシークレットブーツの全然隠してない感じというのが第一印象だった。小さな赤いリボンがその存在を主張するようについている。
全体的に白い中に強調されるように赤がちりばめられている。
エリザベートさん曰く、『コンセプトは純真さと力強さ』らしい。よくわからない。
だが着替え終わり入ってきたアルがそれを聞くと大きく頷き握手を交わしていた辺り彼らには通じるものだったらしい。よくわからない。
仲がよくなったのは喜ばしいが……。よくわからない。わかりたくない。
当然買ってきた服はそれだけではなかったので何度も着替え、何度もよくわからないコンセプトを聞かされ、そして何度もエリザベートさんとアルの握手は続いた。
「……そろそろ勘弁してください……」
「ワタリちゃん次はこれ! これよ!」
「次はこちらでしょう。ワタリ様、こちらです!」
「アル様! こっちはどうですか!」
「悪くないですね。ネーシャ次を持ってきなさい!」
「はい!」
オレの小さな呟きは燃え上がった2人といつの間にかアルのお手伝いを始めたもう1人が追加され、小さな火種が風に吹かれるかのように消えてしまう。
誰か……助けて……。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
解放されたのは日が沈み、とっかえひっかえ何度も何度も服を着て髪をセットされエリザベートさんにポーズを決めさせられ、惜しみない拍手と喝采を浴びせられたあとだった。
「お疲れ様でございます、ワタリ様」
「堪能したよ~、ワタリちゃん~」
「お、お嬢様、お疲れ様です!」
「ぐへー」
ベッドに大の字で口から魂的な何かを放出していると、2つあるテーブルを占領するかのように置かれていた色々なヘアセット用品と俺がへばっている以外の3つのベッドの上に置かれている大量の服を片付けながら3人が労ってくれる。
だが正直ネーシャを治療していたとき並に疲れきってしまったオレにはそんな言葉はあまり意味がない。
もう寝たい……。
でもよく考えれば今日ランニングしてないし、筋トレもしてない。
3日坊主どころか1日坊主とかどういうことだ。
でもまずはご飯を食べてなんとか元気をつけなければ……。
「うぅ……。まずは夕飯食べる……。夕飯食べるぅ……」
「そうだねー。もうおなかぺこぺこだねー」
疲れきってどんよりしたまま4人で食堂に降りていき、今日はテーブルで食事を取ることにした。
「大丈夫かい、ワタリちゃん?」
「マスタ~……聞いてくださいよ~。みんなが私を着せ替え人形にするんですよ~」
「すっごい可愛かったですよ! もうお持ち帰りしたいくらい!」
「ワタリ様の美しさは例えることが不可能な素晴らしきものです」
「お嬢様すごく綺麗でした!」
「はは、でも無理強いはいけないよ?」
「無理強いなんてしてないですよー」
「ワタリ様は常に美しいですので」
「お、お嬢様綺麗でした!」
アルだけじゃなくてネーシャも意味不明だ。もしかしてこの2人似たもの同士なのか……。
着せ替え人形状態の時も助けるどころかアル達を手伝ってたし……。
そういえばネーシャも着替えるといってアルを追い出したのに一度も着替えてなかったし……。
……おかしい、確か主人はオレのはずなのに……。どうしてこうなった。
余談だが、最初食堂でネーシャは椅子に座るのではなく床に座ろうとした。というか床に座った。
普通奴隷は同じテーブルで食事をすることはないそうだ。典型的な奴隷といった知識そのままなのかと、疲れた頭で思ったりもした。
すぐに食事はオレ達と一緒に同じように食べるように言ったら目を大きく見開き驚いていた。
少しずつでも慣れていってもらわないとな。
夕飯のメニューにも驚き、凝視してお腹が鳴るという一幕もあったりしたが概ね平和に終わった。
食べ終わっての雑談の中でネーシャはこんなに美味しい食事を2回も食べられるなんてすごく幸せです、と何度も笑顔で言っていた。
2回だけじゃなくてこれから毎日だ、と言ったら泣き出してしまったけれど嬉し泣きだと考えなくてもわかっていたので泣きやむまで微笑ましく見守ってあげた。
新品の服を買ってもらえたのがよほど嬉しかったのだろう。
宿に戻ってくるまでにふらつくこともなく、気分が悪くなることもなく最後まで元気に笑顔だったネーシャに獣人の回復力のすごさを垣間見た気がする。
とはいってもやはりそこは傷を完璧に治療したおかげらしい。
エリザベートさんの推測によると傷の治療と同時に体力の方も回復していたのではないだろうか、ということだった。
通常ではありえないことだったが、MPを大量に消費することにより可能だとは知識としては知っていたと教えてくれた。
実際にネーシャの元気っぷりを見なければ信じられないことだったとも言っていた。
改めてすごい治療師だと太鼓判を押されたりもした。
おそらく回復力強化Lv3をかけていたのも効いていたのだろうと思ったがこれ以上話をややこしくしないためにも黙っておいた。強化系Lv3の取得に必要なポイントを考えるととてもじゃないが言わない方がいい。
「さてさて、帰って来たらやることは1つね!」
「え、なんですか? あぁ買ってきたものの検分ですね」
「えぇ~、違うわよ。ワタリちゃん!」
「え、じゃぁ何するんですか?」
「お店でも思ったんだけど……。ワタリちゃんってあんまりオシャレとか興味ないの……?」
「え、えぇと……」
「女の子がオシャレを楽しまないなんて……だめよ?」
ずずい、と真顔で近づくエリザベートさん。
美人の真顔は正直怖い。勢いに押されてちょっと後退ってしまったほどだ。
でもオレは女の子になってまだ数日なんでオシャレとか楽しめといわれても……正直困る。
「いや、あの……。でもほら私は今冒険者だから!」
「関係ありません。冒険者でも女は女。オシャレを楽しまない理由にはなりません」
「うっ」
ぴしゃり、と言い切られなんとも反論できない迫力にドンドン押されていく。
「というわけで今からお着替えしましょう」
「えっ」
「今日だって正直その格好で外出るのはどうかと思ったんだよ?
それどうみても男物でしょ?」
「え、そうですけど……」
「……はぁ。ワタリちゃん……。あなたすごく可愛いのよ?」
「え、えと……。ありがとうございます?」
「じゃぁまずは買ってきた服でファッションショーね!」
「えぇ!?」
「はいはい、アル君は一先ず外ね~」
「いいえ、私はワタリ様のお召し替えを手伝わねばなりません」
「それは私がやるからっ。ほら、出て」
「私はワタリ様の従者ですので、ワタリ様の」
「ネーシャちゃんも着替えるんだけど」
「……いいでしょう。この場は引きます。ですが」
「えぇ……。わかったわ」
「では、ワタリ様。何か御用がありましたらすぐにおよび下さいませ」
「……え、あ、アル……?」
アルなら着替えの手伝いを絶対譲るはずないだろうからそこから切り崩そうと思っていたら、謎のやり取りの後一礼して出て行ってしまった。
当てが外れて呆然としているとワキワキと手を動かして黒い微笑を浮かべるエルフさんがそこに居た。
「ちょ、ちょっとま」
「さぁまずは脱ぎ脱ぎしましょうねー!」
「た、たすけ! あ、アルー!」
オレの悲痛な叫びは聞こえていたはずなのにアルが助けに来ることは結局なかった。
ちなみにネーシャはあわあわとあたふたしていただけで結局助けてくれなかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「素敵よ! 素敵過ぎるわ、ワタリちゃん!」
「さすが我が主。このアル、感激で言葉もございません」
「お、お嬢様素敵です!」
オレが今着ている服は例の店のショーウィンドウに飾ってあった天使の羽付きのゴスロリの同種というかなんというか、かなり近い物だ。
胸元についているリボンが大きくなり、背中についている羽が少し小さくなっていたり、腰のリボンが大きくなっていたりしている。
全体的に白く、フリルいっぱいでふわふわ率が非常に高い。
首にはリボンがチョーカー代わりに巻かれ、髪はシンプルに小さくサイドテールにしてちょっと大きめの赤いリボンで纏められている。
靴も真っ白の厚めのウェッジソール。つま先が丸くなりシークレットブーツの全然隠してない感じというのが第一印象だった。小さな赤いリボンがその存在を主張するようについている。
全体的に白い中に強調されるように赤がちりばめられている。
エリザベートさん曰く、『コンセプトは純真さと力強さ』らしい。よくわからない。
だが着替え終わり入ってきたアルがそれを聞くと大きく頷き握手を交わしていた辺り彼らには通じるものだったらしい。よくわからない。
仲がよくなったのは喜ばしいが……。よくわからない。わかりたくない。
当然買ってきた服はそれだけではなかったので何度も着替え、何度もよくわからないコンセプトを聞かされ、そして何度もエリザベートさんとアルの握手は続いた。
「……そろそろ勘弁してください……」
「ワタリちゃん次はこれ! これよ!」
「次はこちらでしょう。ワタリ様、こちらです!」
「アル様! こっちはどうですか!」
「悪くないですね。ネーシャ次を持ってきなさい!」
「はい!」
オレの小さな呟きは燃え上がった2人といつの間にかアルのお手伝いを始めたもう1人が追加され、小さな火種が風に吹かれるかのように消えてしまう。
誰か……助けて……。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
解放されたのは日が沈み、とっかえひっかえ何度も何度も服を着て髪をセットされエリザベートさんにポーズを決めさせられ、惜しみない拍手と喝采を浴びせられたあとだった。
「お疲れ様でございます、ワタリ様」
「堪能したよ~、ワタリちゃん~」
「お、お嬢様、お疲れ様です!」
「ぐへー」
ベッドに大の字で口から魂的な何かを放出していると、2つあるテーブルを占領するかのように置かれていた色々なヘアセット用品と俺がへばっている以外の3つのベッドの上に置かれている大量の服を片付けながら3人が労ってくれる。
だが正直ネーシャを治療していたとき並に疲れきってしまったオレにはそんな言葉はあまり意味がない。
もう寝たい……。
でもよく考えれば今日ランニングしてないし、筋トレもしてない。
3日坊主どころか1日坊主とかどういうことだ。
でもまずはご飯を食べてなんとか元気をつけなければ……。
「うぅ……。まずは夕飯食べる……。夕飯食べるぅ……」
「そうだねー。もうおなかぺこぺこだねー」
疲れきってどんよりしたまま4人で食堂に降りていき、今日はテーブルで食事を取ることにした。
「大丈夫かい、ワタリちゃん?」
「マスタ~……聞いてくださいよ~。みんなが私を着せ替え人形にするんですよ~」
「すっごい可愛かったですよ! もうお持ち帰りしたいくらい!」
「ワタリ様の美しさは例えることが不可能な素晴らしきものです」
「お嬢様すごく綺麗でした!」
「はは、でも無理強いはいけないよ?」
「無理強いなんてしてないですよー」
「ワタリ様は常に美しいですので」
「お、お嬢様綺麗でした!」
アルだけじゃなくてネーシャも意味不明だ。もしかしてこの2人似たもの同士なのか……。
着せ替え人形状態の時も助けるどころかアル達を手伝ってたし……。
そういえばネーシャも着替えるといってアルを追い出したのに一度も着替えてなかったし……。
……おかしい、確か主人はオレのはずなのに……。どうしてこうなった。
余談だが、最初食堂でネーシャは椅子に座るのではなく床に座ろうとした。というか床に座った。
普通奴隷は同じテーブルで食事をすることはないそうだ。典型的な奴隷といった知識そのままなのかと、疲れた頭で思ったりもした。
すぐに食事はオレ達と一緒に同じように食べるように言ったら目を大きく見開き驚いていた。
少しずつでも慣れていってもらわないとな。
夕飯のメニューにも驚き、凝視してお腹が鳴るという一幕もあったりしたが概ね平和に終わった。
食べ終わっての雑談の中でネーシャはこんなに美味しい食事を2回も食べられるなんてすごく幸せです、と何度も笑顔で言っていた。
2回だけじゃなくてこれから毎日だ、と言ったら泣き出してしまったけれど嬉し泣きだと考えなくてもわかっていたので泣きやむまで微笑ましく見守ってあげた。
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