92 / 183
第5章
91,財産 Part,1
しおりを挟む
役所で手続きを済ませ、冒険者ギルドに戻ってくるとすぐにギルドマスターに出迎えられた。
後ろには瞳に何も映していない顎――リオネットがいる。
「無事手続きは済ませたようだな。こっちも用は終わった。
そこでリオネットの買取金額だが……」
リオネットは今はオレの奴隷だし、その前からギルドマスターから買い取ることを約束している。
だが問題はやはり値段だ。
ギルドマスターは適正価格で買い取ると言っていたが、ランクSの冒険者の適正価格というのは天井知らずなのは言うまでもない。
普通の奴隷が金貨で大体2桁序盤くらいだ。
戦闘経験やステータスなどで一般奴隷と区別されるくらいの違いが出る。
冒険者としてのランクもこれに拍車をかけることになる。
しかもリオネットは自身をかなりの金額が予想される高級防具で固めて武器も恐らく凶悪な値段がするものだろう。
それに加え、リオネットはPTを組んでいる。
そのPTだがリオネットのPTは全てヤツの奴隷で構成されているので、ヤツの奴隷はもうすでにオレが所有しているのでその人達も必要となる。当然装備や道具も。
つまりリオネットを買い取っても今まで通りのランクS相当の行動を取らせるには相当な金額を積まなければいけないことになる。
さすがにギルドマスターといえどもそこまでのお金を動かす事はできない。
「そこでだ、リオネットは買い取るが装備は買い取れん。もちろん他の奴隷もだ。
そういう理由で相談なのだが、装備と奴隷を貸し出してくれんか。
もちろん期間契約として修理修繕整備はこちらで持つ。装備が大破した場合も保証しよう。必要道具類もギルドが支給する。
そちらで用意してもらうのは装備と奴隷だけだ」
ギルドマスターの出した提案というか相談はギルドとしてはかなりがんばっていると思う。
リオネットだけでも買い取るのが難しい金額になるのが簡単に予想がつくのにそれに加えて、買い取るよりはマシとはいえ安い金額では決してないはずの貸し出し契約。探索時の消耗品の類だけでなく修理や修繕、装備の保証までしてくれるという。
「どうだ? おまえさんには損はないと思うが」
「えーと、アル、どうかな?」
「一先ずワタリ様が受け取った財産を検分した方がよろしいかと存じます。その中に奴隷や装備なども入っておりますので」
「あー……それもそうか。とりあえずきちんと見てみないとね。その顎については買い取ってもらって構いませんけどね。
むしろ要らないので是非買い取ってください」
顎に向けて嫌そうな顔を向けて言ってやるが、感情の制御までされている奴隷契約では何の反応も返ってこない。
まぁ別にいいけど。
「そうかそうか。わかった。
ではリオネットの買取金額についてはこちらで適正価格をしっかり算出しておく。
一応その他貸し出し価格や期間の金額も算出しておこう。リオネットの使っている奴隷達のLvやステータスや装備は把握しているからな」
「わかりました。では私達はとりあえず見てきますね」
「あぁそうしてくれ。
……そうだ。リオネットの屋敷を見て驚かんようにな」
「え……はぁ、わかりました」
何やら意味深なギルドマスターの言葉に生返事を返してアルに手を引かれたままみんなでまたギルドを後にする。
ギルド前にはすでにあの豪華な馬車が用意されていてさっそく乗り込むと柔らかいクッションの利いたすわり心地抜群の腰掛が待っている。
一緒に乗り込んだネーシャは相変わらず固まったままで、レーネさんも少し緊張している。
なのでアルと雑談を交わしながらまったく揺れない馬車に揺られて十数分。
「お嬢様、到着いたしました」
御者席に続く窓から老執事の声が聞こえ、窓を覗いて見るとそこにはありえないナニカがあった。
「……ナニアレ」
「前の持ち主であるリオネットの建てられた屋敷にございます、お嬢様」
「あ、あんなのに住んでたの……?」
「はい」
老執事が何事もなかったかのように答える声に信じられないという言葉を返すが慣れているのか老執事はなんともない。
声を掛けられた時には正門前だったのだが、唖然としている間にすでに敷地内に入り大きな扉の前に横付けされた馬車から戸惑いながらも降りる。
まず目に入るのが完全に開け放たれている黄金の扉。
玄関となっている部分は大きなホールになっていてそこには使用人と思しき者達がずらっと整列している。
ホールの中も一面黄金。目に痛い。
屋敷の壁面、屋根に到るまで全て黄金色という徹底振りには目が痛いどころか見るのも辛い。
「なんちゅー成金趣味……」
「ワタリ様、こちらは本物の金ではなくメッキのようです」
「あぁ……なんというか一気にしょぼくみえた」
ネーシャとレーネさんはそれでも口をぽかーん、と開けて停止している。
停止している2人の手を取って引っ張って玄関に入ると並んでいた使用人達が一斉に頭を下げる。
その様は一糸乱れぬ統一感に溢れ、恐ろしいまでの迫力を伴っている。
おかげでネーシャがひっ、と声を上げてオレの後ろに隠れてしまったではないか。
ネーシャを後ろに隠したまま進み、老執事が案内したのは屋敷の奥にある大きな部屋だった。
ここがリオネットが使っていた主部屋らしい。
「くさ……。パス。掃除しといて。徹底的に」
「畏まりました」
部屋に入る前から臭っていたがやっぱり香水のにおいが酷い。
部屋のドアが開いた瞬間には老執事にすでに指示を出し速攻でその部屋を後にする。
あの部屋はだめだ。臭いが取れなかったら取り壊そう。
次に案内されたのは先ほどの部屋と同じ位の大きさの部屋だったが、こちらは匂いがなかった。
正確には匂いはあるのだが、香水臭かったりしない爽やかな植物の匂いが強い。
「こちらは客室の中でも最上級のものです」
「ふーん。海鳥亭とは雲泥の差だねぇ~」
とりあえずということでソファーに全員座るとすぐに紅茶の匂いを漂わせた蛍光色のいつもの飲み物が出てくる。
まったく音を立てずに用意されたそれらは所作だけでもプロの仕事だとわかる。
しかし飲んでみるとアルが淹れてくれるものに比べると香りが強いだけであまり美味しくなかった。
茶葉は高級っぽいけど、アルが淹れてくれる普通の茶葉の方が美味しい。
庶民の舌だからそう感じるのかな? よくわからない。
お茶を飲んで一息吐くと老執事が何やら目録のようなものを大量に運び込ませている。
「アレはなに?」
「こちらはお嬢様の取得なされた財産の目録になります」
「目録とか事前に用意しておくものなの?」
「いえ、奴隷契約で主人が1度に変動する場合はこういった物が必要になりますので、用意を進めておきました。
ですのでまだ全ての目録は完成しておりません。ご容赦を」
どうやら奴隷の主人が1度に大量に変更されるということは元の主人が奴隷になったということで解釈されるらしく、奴隷契約のLvが低くある程度の裁量を任されている奴隷は財産の目録を予め準備し対応するものらしい。
まぁこの老執事がすごく出来る執事である可能性が高いけど。
「こちらが各奴隷の目録になります。では入ってきなさい」
老執事が渡してきた目録を受け取ると、部屋に屈強な肉体にはちきれそうな服を纏ったそれなりの見た目の者達が入ってきた。
中には女性もいるがこちらはボンキュボン、を絵に描いたようなセクシーダイナマイトな体型だ。
どうやら目録によるとこの人達はリオネットの主戦力の奴隷のようだ。
全員が直立不動でこちらをみつめているが、敵意は感じない。むしろ新しい主人がどういう人物なのか探るような、だが決して値踏みするような視線ではない。
「お嬢様、こちらがギルドマスター殿が言っていた貸し出しを希望した者達になります」
「5人しかいないけど、リオネットを含めて6人で行くものなの?」
「はい、前主人リオネットのPT『破滅の牙』は6人で構成されています」
確か奴隷はPT限界数だけで考えればすごい人数組み込めるはずだ。
だが迷宮はそんな大人数では逆に邪魔になってしまうのだろう。それだけの人数がいると指示も大変だろうし、管理も大変になる。
食料などの物資もポーターを数人連れて行くにしても大変だろうし、結局少数精鋭に落ち着くものなのだろう。
「ではご説明させていただきます。
まず目録の最初の項目をご覧ください」
老執事がこちらの考えが落ち着いたのを見計らい話を続ける。
簡単に説明するとリオネットのPTはオーソドックスな構成よりも防御よりな感じだった。
敵の注意をひきつけて守る盾が2人。
後衛に回復と補助を使える弓使いが1人と攻撃魔法をメインとした火力が1人。
中衛に長槍が1人とリオネット。ポーターが2人いて合計の8人。
リオネットは長剣持ちだが、オレにも使ってきた例のスキルがあるので中衛のようだ。
盾2人が敵の攻撃を完全にシャットアウトして中衛と後衛による火力で殲滅する。
前衛が罠感知スキルと罠解除スキルを所持していて、罠などにも対応しているようだ。
ポーターは完全に荷運び用で戦闘能力こそないがHPが多めになっているので早々死にはしない感じだが、目録上には記載されているだけでここにはいない。どうやら彼らは完全に荷運び専用で交代制のようだ。
なかなか悪くないPTだと思う。
うちもアルが防御を担当してオレが後方から火力で殲滅するタイプなので似ている。
ちなみに全員BaseLvがかなり高い。
職業も上位職でしかもかなりLvが高く、ステータスもそれぞれ特化した感じだ。
スキルもそれに伴い特化されている。
今は奴隷だが、元はそれなりの冒険者だったそうだ。
それぞれ理由は異なるが奴隷となってリオネットに買い取られた。そして死んでも構わないくらいの鍛錬によりここまでに成長したようだ。
ここまで来るのにそれなりの数の奴隷が死んだそうだ。
優秀な奴隷を作り出すために選別する。これがリオネットのやり方なのだろう。
ちょっと眉を潜めてしまうやり方だが、とりあえず後で考えるという事で次々運び込まれる目録に目を通していくことにした。
後ろには瞳に何も映していない顎――リオネットがいる。
「無事手続きは済ませたようだな。こっちも用は終わった。
そこでリオネットの買取金額だが……」
リオネットは今はオレの奴隷だし、その前からギルドマスターから買い取ることを約束している。
だが問題はやはり値段だ。
ギルドマスターは適正価格で買い取ると言っていたが、ランクSの冒険者の適正価格というのは天井知らずなのは言うまでもない。
普通の奴隷が金貨で大体2桁序盤くらいだ。
戦闘経験やステータスなどで一般奴隷と区別されるくらいの違いが出る。
冒険者としてのランクもこれに拍車をかけることになる。
しかもリオネットは自身をかなりの金額が予想される高級防具で固めて武器も恐らく凶悪な値段がするものだろう。
それに加え、リオネットはPTを組んでいる。
そのPTだがリオネットのPTは全てヤツの奴隷で構成されているので、ヤツの奴隷はもうすでにオレが所有しているのでその人達も必要となる。当然装備や道具も。
つまりリオネットを買い取っても今まで通りのランクS相当の行動を取らせるには相当な金額を積まなければいけないことになる。
さすがにギルドマスターといえどもそこまでのお金を動かす事はできない。
「そこでだ、リオネットは買い取るが装備は買い取れん。もちろん他の奴隷もだ。
そういう理由で相談なのだが、装備と奴隷を貸し出してくれんか。
もちろん期間契約として修理修繕整備はこちらで持つ。装備が大破した場合も保証しよう。必要道具類もギルドが支給する。
そちらで用意してもらうのは装備と奴隷だけだ」
ギルドマスターの出した提案というか相談はギルドとしてはかなりがんばっていると思う。
リオネットだけでも買い取るのが難しい金額になるのが簡単に予想がつくのにそれに加えて、買い取るよりはマシとはいえ安い金額では決してないはずの貸し出し契約。探索時の消耗品の類だけでなく修理や修繕、装備の保証までしてくれるという。
「どうだ? おまえさんには損はないと思うが」
「えーと、アル、どうかな?」
「一先ずワタリ様が受け取った財産を検分した方がよろしいかと存じます。その中に奴隷や装備なども入っておりますので」
「あー……それもそうか。とりあえずきちんと見てみないとね。その顎については買い取ってもらって構いませんけどね。
むしろ要らないので是非買い取ってください」
顎に向けて嫌そうな顔を向けて言ってやるが、感情の制御までされている奴隷契約では何の反応も返ってこない。
まぁ別にいいけど。
「そうかそうか。わかった。
ではリオネットの買取金額についてはこちらで適正価格をしっかり算出しておく。
一応その他貸し出し価格や期間の金額も算出しておこう。リオネットの使っている奴隷達のLvやステータスや装備は把握しているからな」
「わかりました。では私達はとりあえず見てきますね」
「あぁそうしてくれ。
……そうだ。リオネットの屋敷を見て驚かんようにな」
「え……はぁ、わかりました」
何やら意味深なギルドマスターの言葉に生返事を返してアルに手を引かれたままみんなでまたギルドを後にする。
ギルド前にはすでにあの豪華な馬車が用意されていてさっそく乗り込むと柔らかいクッションの利いたすわり心地抜群の腰掛が待っている。
一緒に乗り込んだネーシャは相変わらず固まったままで、レーネさんも少し緊張している。
なのでアルと雑談を交わしながらまったく揺れない馬車に揺られて十数分。
「お嬢様、到着いたしました」
御者席に続く窓から老執事の声が聞こえ、窓を覗いて見るとそこにはありえないナニカがあった。
「……ナニアレ」
「前の持ち主であるリオネットの建てられた屋敷にございます、お嬢様」
「あ、あんなのに住んでたの……?」
「はい」
老執事が何事もなかったかのように答える声に信じられないという言葉を返すが慣れているのか老執事はなんともない。
声を掛けられた時には正門前だったのだが、唖然としている間にすでに敷地内に入り大きな扉の前に横付けされた馬車から戸惑いながらも降りる。
まず目に入るのが完全に開け放たれている黄金の扉。
玄関となっている部分は大きなホールになっていてそこには使用人と思しき者達がずらっと整列している。
ホールの中も一面黄金。目に痛い。
屋敷の壁面、屋根に到るまで全て黄金色という徹底振りには目が痛いどころか見るのも辛い。
「なんちゅー成金趣味……」
「ワタリ様、こちらは本物の金ではなくメッキのようです」
「あぁ……なんというか一気にしょぼくみえた」
ネーシャとレーネさんはそれでも口をぽかーん、と開けて停止している。
停止している2人の手を取って引っ張って玄関に入ると並んでいた使用人達が一斉に頭を下げる。
その様は一糸乱れぬ統一感に溢れ、恐ろしいまでの迫力を伴っている。
おかげでネーシャがひっ、と声を上げてオレの後ろに隠れてしまったではないか。
ネーシャを後ろに隠したまま進み、老執事が案内したのは屋敷の奥にある大きな部屋だった。
ここがリオネットが使っていた主部屋らしい。
「くさ……。パス。掃除しといて。徹底的に」
「畏まりました」
部屋に入る前から臭っていたがやっぱり香水のにおいが酷い。
部屋のドアが開いた瞬間には老執事にすでに指示を出し速攻でその部屋を後にする。
あの部屋はだめだ。臭いが取れなかったら取り壊そう。
次に案内されたのは先ほどの部屋と同じ位の大きさの部屋だったが、こちらは匂いがなかった。
正確には匂いはあるのだが、香水臭かったりしない爽やかな植物の匂いが強い。
「こちらは客室の中でも最上級のものです」
「ふーん。海鳥亭とは雲泥の差だねぇ~」
とりあえずということでソファーに全員座るとすぐに紅茶の匂いを漂わせた蛍光色のいつもの飲み物が出てくる。
まったく音を立てずに用意されたそれらは所作だけでもプロの仕事だとわかる。
しかし飲んでみるとアルが淹れてくれるものに比べると香りが強いだけであまり美味しくなかった。
茶葉は高級っぽいけど、アルが淹れてくれる普通の茶葉の方が美味しい。
庶民の舌だからそう感じるのかな? よくわからない。
お茶を飲んで一息吐くと老執事が何やら目録のようなものを大量に運び込ませている。
「アレはなに?」
「こちらはお嬢様の取得なされた財産の目録になります」
「目録とか事前に用意しておくものなの?」
「いえ、奴隷契約で主人が1度に変動する場合はこういった物が必要になりますので、用意を進めておきました。
ですのでまだ全ての目録は完成しておりません。ご容赦を」
どうやら奴隷の主人が1度に大量に変更されるということは元の主人が奴隷になったということで解釈されるらしく、奴隷契約のLvが低くある程度の裁量を任されている奴隷は財産の目録を予め準備し対応するものらしい。
まぁこの老執事がすごく出来る執事である可能性が高いけど。
「こちらが各奴隷の目録になります。では入ってきなさい」
老執事が渡してきた目録を受け取ると、部屋に屈強な肉体にはちきれそうな服を纏ったそれなりの見た目の者達が入ってきた。
中には女性もいるがこちらはボンキュボン、を絵に描いたようなセクシーダイナマイトな体型だ。
どうやら目録によるとこの人達はリオネットの主戦力の奴隷のようだ。
全員が直立不動でこちらをみつめているが、敵意は感じない。むしろ新しい主人がどういう人物なのか探るような、だが決して値踏みするような視線ではない。
「お嬢様、こちらがギルドマスター殿が言っていた貸し出しを希望した者達になります」
「5人しかいないけど、リオネットを含めて6人で行くものなの?」
「はい、前主人リオネットのPT『破滅の牙』は6人で構成されています」
確か奴隷はPT限界数だけで考えればすごい人数組み込めるはずだ。
だが迷宮はそんな大人数では逆に邪魔になってしまうのだろう。それだけの人数がいると指示も大変だろうし、管理も大変になる。
食料などの物資もポーターを数人連れて行くにしても大変だろうし、結局少数精鋭に落ち着くものなのだろう。
「ではご説明させていただきます。
まず目録の最初の項目をご覧ください」
老執事がこちらの考えが落ち着いたのを見計らい話を続ける。
簡単に説明するとリオネットのPTはオーソドックスな構成よりも防御よりな感じだった。
敵の注意をひきつけて守る盾が2人。
後衛に回復と補助を使える弓使いが1人と攻撃魔法をメインとした火力が1人。
中衛に長槍が1人とリオネット。ポーターが2人いて合計の8人。
リオネットは長剣持ちだが、オレにも使ってきた例のスキルがあるので中衛のようだ。
盾2人が敵の攻撃を完全にシャットアウトして中衛と後衛による火力で殲滅する。
前衛が罠感知スキルと罠解除スキルを所持していて、罠などにも対応しているようだ。
ポーターは完全に荷運び用で戦闘能力こそないがHPが多めになっているので早々死にはしない感じだが、目録上には記載されているだけでここにはいない。どうやら彼らは完全に荷運び専用で交代制のようだ。
なかなか悪くないPTだと思う。
うちもアルが防御を担当してオレが後方から火力で殲滅するタイプなので似ている。
ちなみに全員BaseLvがかなり高い。
職業も上位職でしかもかなりLvが高く、ステータスもそれぞれ特化した感じだ。
スキルもそれに伴い特化されている。
今は奴隷だが、元はそれなりの冒険者だったそうだ。
それぞれ理由は異なるが奴隷となってリオネットに買い取られた。そして死んでも構わないくらいの鍛錬によりここまでに成長したようだ。
ここまで来るのにそれなりの数の奴隷が死んだそうだ。
優秀な奴隷を作り出すために選別する。これがリオネットのやり方なのだろう。
ちょっと眉を潜めてしまうやり方だが、とりあえず後で考えるという事で次々運び込まれる目録に目を通していくことにした。
43
あなたにおすすめの小説
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
悪役令嬢発溺愛幼女着
みおな
ファンタジー
「違います!わたくしは、フローラさんをいじめてなどいません!」
わたくしの声がホールに響いたけれど、誰もわたくしに手を差し伸べて下さることはなかった。
響いたのは、婚約者である王太子殿下の冷たい声。
わたくしに差し伸べられたのは、騎士団長のご子息がわたくしを強く床に押し付ける腕。
冷ややかな周囲のご令嬢ご令息の冷笑。
どうして。
誰もわたくしを信じてくれないまま、わたくしは冷たい牢の中で命を落とした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる