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最終章
168,大災害級の倒し方
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グレーさんを寝かせている部屋の前に着くとノックをして返事を待つ。
待つといってもすぐにレーネさんのか細い声が聞こえたような聞こえなかったような。
アルを見ると頷いているので聞こえたっぽい。
「レーネさん、グレーさんの具合はどうですか?」
「ぁ、ワタリさん。はい、まだ目は覚ましませんが顔色も良いですし……何よりもワタリさんが治療したんですから、大丈夫です」
「それはよかった」
PTを組んでずっとオレの力を間近で見ているレーネさんだ。その辺の心配はしていない様子。
でもそれとこれとは関係なく、ずっと付き添っているのはやはり敬愛するお兄さんだからだろう。
「話を聞きたかったんですけど起きるまで待ちますか。
レーネさんもどうですか?」
「頂きます」
さっそくアルがベッドの近くにセッティングしたテーブルにいつもの紅茶が置かれる。
芳醇な香りなのに蛍光色。
もう慣れたとはいえ、いつ見ても目が行ってしまうのは仕方ないよね。
「グレーさん、今起きればアルの美味しいお茶が飲めますよ~」
「ふふ……。ワタリさん、兄様はそんなに食いしん坊ではないですよ」
「むむ……作戦失敗ですか」
「はい」
軽い冗談で場を和ませてゆっくりと紅茶を口に含む。
うん、やっぱりアルの淹れる紅茶が1番だねぇ。
「……それで……エステリア姫様からは……」
弱々しくも笑ってくれたレーネさんだけど、次の瞬間には紅茶のカップを両手で包み今にも握りつぶしそうにしながら俯いて小さな声を零した。
……まぁ気になるよね。
「レーネさん、カップが潰れたらいくらレーネさんでも少し火傷しちゃいますよ。落ち着いて」
「ぁ……すみません……」
カップを潰した程度ではレーネさんの手に怪我は出来ない。
でも適温に調整されている紅茶を手に被る事になる。まぁその程度なら火傷といえるようなレベルのものもできないけど、念のためだ。
「相手はやはりあの時のオークロード。
どうやらオークションでエリア姫が競り落とした魔結晶を人工的に融合させた特殊な個体だそうです。
大災害級って呼んでました」
「……大災害級……そんな……」
「エリア姫は討伐する気満々でした。私も参加することになりそうです。
レーネさんは……うん、一緒に行きましょう」
「はい!」
オレの言葉に不安そうにしていた表情は一瞬でどこかへいってしまった。
残ったのは覚悟を決めた、気弱な雰囲気などどこにもない屈強な戦士の顔だ。
迷宮探索の再開のために準備をしていたオレ達はいつでも出れる状態だ。
あとはエリア姫が場所を特定するのみ。
すぐに決戦となるのか、それとも……。
「相手はグレーさんをあそこまで傷つける事が出来る存在です。
発見次第最大火力で有無を言わさず殲滅しようと思ってます」
「はい、それがいいと思います」
「まぁその際にエリア姫が連れてくるだろう彼女の仲間とエリア姫に見られちゃうのはこの際仕方ないですね。
今回はきっと戦闘よりもそっちの方が大変だと思うなぁ」
「そうかもしれませんね……。ワタリさんの力は色々と規格外ですし、誰もが欲しがる逸材です」
「ん~。私は別に地位も名誉も欲しくないしなぁ……。そんなのただの足枷でしかないし」
「そうかもしれません。確かに面倒な事の方が多いかもしれませんね。
ワタリさんは自由にしているのが1番だと思いますし」
「ですよね。適当にかわしてとっとと迷宮探索を再開しましょうか!」
「はい!」
倒せないなどとは微塵も思っていない。
慢心ではなく、特化構成の破壊力というのはそれほどまでの力だという事だ。
今回は特に装備も今までで最高のものだし。
これで倒せないなら世界の危機ってやつだ。そうなれば勇者の出番だね!
「……もしかしたらエリア姫が残りの勇者の装備とか持ってくるかもしれないですね」
「勇者の、装備ですか?」
「ほら、どり……アリアローゼさんに貸し出しているのは一部だけじゃないですか?
残りは首都の王城の方で厳重に保管してるって話だけど、ぶっちゃけ今回は大災害級だから出し惜しみしてる場合じゃないって感じだし?」
「そうかもしれませんね。あちらはワタリさんの強さを回復のみと思っているようですし」
「うんうん。だから勇者の装備を持ち出して来たら私達に試させるはず。
……そこで、レーネさんが全部装備しちゃいましょう」
「……えっ」
満面の笑みでニッコリと微笑みながら言ってあげたのだが、当のレーネさんはやっぱりビシリと音が聞こえてきそうな勢いで凍り付いてしまった。
ドリルさんが勇者の装備に認められているのはシトポーの祝福のおかげだ。
ならば同じシトポーの祝福を受けているオレ達、いやレーネさんも同様に認められるはず。
強さや勇者に必要とされる高潔さなんかもレーネさんなら申し分ない。
オレに高潔さとか求められてもきついしね。
「あ、あの勇者の装備は付与効果がすごいですし……ワタリさんが装備した方が……」
「私にはネーシャとユユさんが作ってくれた物がありますし、基本的に後衛です。
危険が1番高い前衛を務めてもらうレーネさんこそ最高の装備をするべきです」
「……そ、それは……うぅ……ずるいです、ワタリさん」
「私はずるいですよ~むふふ」
「うぅ」
ガックリと項垂れて諦めたレーネさんに小悪魔的な笑顔を向ける。
だが実際前衛であるレーネさんには最高の装備で固めて欲しい。
発見次第最大火力で即殲滅するつもりだが、場所によってはそれが出来ない可能性も高い。
そうなれば誘い出す必要があるし、その役目は必然的に前衛のレーネさんにも回ってくる。
備えはしっかりしなくては。
……ついでに後にオレに降りかかってくる被害を軽減する。
まぁレーネさんに降りかかってくる被害はオレに降りかかってくる被害とある意味一緒なのだが、その辺は分散できると助かるしね。主に精神的に。
あとは場を和ますための冗談だ。ほんとだよ?
「あまり、妹をいじめないであげてくれ」
「兄様!」
「おはようございます、グレーさん。ご気分はいかがですか?」
「すまない、レーネ。心配をかけた」
「いいえ、いいえ! レーネは心配などしていませんでした! 兄様はワタリさんが治療してくださったのです!
心配などする意味もありません!」
「はは。そうか……。ありがとう、キリサキ。おかげで命拾いしたようだ」
「お礼はレーネさんに。レーネさんのお兄さんじゃなければ助けませんでしたからね」
「そう、か。ありがとう、レーネ」
「兄様……はいっ」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
目を覚ましたグレーさんは割りと元気だったのでそのまま話を聞くことが出来た。
結果としてエリア姫の話の裏づけは十分に取れた。
オークロードの依頼自体は研究者の転生者ではなく、パトロンというかその力に目をつけて匿っていた上級貴族が出したものだそうだ。
ちなみにその上級貴族も転生者と一緒にオークロードに殺されたそうだ。
最早責任の追及できる相手は残っておらず、後始末をするのみだそうだ。
だがその後始末が問題。
実際に戦ったグレーさんの話から一筋縄ではいかない事が判明した。
オークロードは大災害級に相応しい聞いた事のない能力を使ってきたそうだ。
一瞬で全てを闇の中に包み、全ての魔道具を完全停止させる、という恐ろしい能力だ。
この世界――ウイユベールの強力な装備はそのほとんどが魔導具でもある。
魔道具を完全停止させられるというのは実質的に戦力を大幅にダウンさせられるということでもあるのだ。
狐槌舞姫の首飾りももちろん魔道具だ。
グレーさんが言っていた闇の中に包まれたらコレも機能を停止させられる可能性が高い。
しかし勇者の装備はどうだろうか?
勇者の装備は魔道具ではなく神具。
神具に対してどの程度効果を及ぼすのかわからないが仮にも神の力を宿す装備だ。魔道具よりはマシだろう。
だがやはりその能力を使わせる前に最大火力を叩き込む、不意打ちによる殲滅がベストだろう。
やることは変わらないっぽいな。
一通り話を聞いた後、グレーさんにはもう1度休んでもらった。
王族の不文律を併用した回復魔法は体力も一緒に回復させるからすぐにでも動けるようになるのだが念の為だ。
グレーさんは現状でただ1人進化したオークロードと対峙した人だしね。
決戦時には同行するだろうし、今のうちにしっかりと休んでもらおう。
待つといってもすぐにレーネさんのか細い声が聞こえたような聞こえなかったような。
アルを見ると頷いているので聞こえたっぽい。
「レーネさん、グレーさんの具合はどうですか?」
「ぁ、ワタリさん。はい、まだ目は覚ましませんが顔色も良いですし……何よりもワタリさんが治療したんですから、大丈夫です」
「それはよかった」
PTを組んでずっとオレの力を間近で見ているレーネさんだ。その辺の心配はしていない様子。
でもそれとこれとは関係なく、ずっと付き添っているのはやはり敬愛するお兄さんだからだろう。
「話を聞きたかったんですけど起きるまで待ちますか。
レーネさんもどうですか?」
「頂きます」
さっそくアルがベッドの近くにセッティングしたテーブルにいつもの紅茶が置かれる。
芳醇な香りなのに蛍光色。
もう慣れたとはいえ、いつ見ても目が行ってしまうのは仕方ないよね。
「グレーさん、今起きればアルの美味しいお茶が飲めますよ~」
「ふふ……。ワタリさん、兄様はそんなに食いしん坊ではないですよ」
「むむ……作戦失敗ですか」
「はい」
軽い冗談で場を和ませてゆっくりと紅茶を口に含む。
うん、やっぱりアルの淹れる紅茶が1番だねぇ。
「……それで……エステリア姫様からは……」
弱々しくも笑ってくれたレーネさんだけど、次の瞬間には紅茶のカップを両手で包み今にも握りつぶしそうにしながら俯いて小さな声を零した。
……まぁ気になるよね。
「レーネさん、カップが潰れたらいくらレーネさんでも少し火傷しちゃいますよ。落ち着いて」
「ぁ……すみません……」
カップを潰した程度ではレーネさんの手に怪我は出来ない。
でも適温に調整されている紅茶を手に被る事になる。まぁその程度なら火傷といえるようなレベルのものもできないけど、念のためだ。
「相手はやはりあの時のオークロード。
どうやらオークションでエリア姫が競り落とした魔結晶を人工的に融合させた特殊な個体だそうです。
大災害級って呼んでました」
「……大災害級……そんな……」
「エリア姫は討伐する気満々でした。私も参加することになりそうです。
レーネさんは……うん、一緒に行きましょう」
「はい!」
オレの言葉に不安そうにしていた表情は一瞬でどこかへいってしまった。
残ったのは覚悟を決めた、気弱な雰囲気などどこにもない屈強な戦士の顔だ。
迷宮探索の再開のために準備をしていたオレ達はいつでも出れる状態だ。
あとはエリア姫が場所を特定するのみ。
すぐに決戦となるのか、それとも……。
「相手はグレーさんをあそこまで傷つける事が出来る存在です。
発見次第最大火力で有無を言わさず殲滅しようと思ってます」
「はい、それがいいと思います」
「まぁその際にエリア姫が連れてくるだろう彼女の仲間とエリア姫に見られちゃうのはこの際仕方ないですね。
今回はきっと戦闘よりもそっちの方が大変だと思うなぁ」
「そうかもしれませんね……。ワタリさんの力は色々と規格外ですし、誰もが欲しがる逸材です」
「ん~。私は別に地位も名誉も欲しくないしなぁ……。そんなのただの足枷でしかないし」
「そうかもしれません。確かに面倒な事の方が多いかもしれませんね。
ワタリさんは自由にしているのが1番だと思いますし」
「ですよね。適当にかわしてとっとと迷宮探索を再開しましょうか!」
「はい!」
倒せないなどとは微塵も思っていない。
慢心ではなく、特化構成の破壊力というのはそれほどまでの力だという事だ。
今回は特に装備も今までで最高のものだし。
これで倒せないなら世界の危機ってやつだ。そうなれば勇者の出番だね!
「……もしかしたらエリア姫が残りの勇者の装備とか持ってくるかもしれないですね」
「勇者の、装備ですか?」
「ほら、どり……アリアローゼさんに貸し出しているのは一部だけじゃないですか?
残りは首都の王城の方で厳重に保管してるって話だけど、ぶっちゃけ今回は大災害級だから出し惜しみしてる場合じゃないって感じだし?」
「そうかもしれませんね。あちらはワタリさんの強さを回復のみと思っているようですし」
「うんうん。だから勇者の装備を持ち出して来たら私達に試させるはず。
……そこで、レーネさんが全部装備しちゃいましょう」
「……えっ」
満面の笑みでニッコリと微笑みながら言ってあげたのだが、当のレーネさんはやっぱりビシリと音が聞こえてきそうな勢いで凍り付いてしまった。
ドリルさんが勇者の装備に認められているのはシトポーの祝福のおかげだ。
ならば同じシトポーの祝福を受けているオレ達、いやレーネさんも同様に認められるはず。
強さや勇者に必要とされる高潔さなんかもレーネさんなら申し分ない。
オレに高潔さとか求められてもきついしね。
「あ、あの勇者の装備は付与効果がすごいですし……ワタリさんが装備した方が……」
「私にはネーシャとユユさんが作ってくれた物がありますし、基本的に後衛です。
危険が1番高い前衛を務めてもらうレーネさんこそ最高の装備をするべきです」
「……そ、それは……うぅ……ずるいです、ワタリさん」
「私はずるいですよ~むふふ」
「うぅ」
ガックリと項垂れて諦めたレーネさんに小悪魔的な笑顔を向ける。
だが実際前衛であるレーネさんには最高の装備で固めて欲しい。
発見次第最大火力で即殲滅するつもりだが、場所によってはそれが出来ない可能性も高い。
そうなれば誘い出す必要があるし、その役目は必然的に前衛のレーネさんにも回ってくる。
備えはしっかりしなくては。
……ついでに後にオレに降りかかってくる被害を軽減する。
まぁレーネさんに降りかかってくる被害はオレに降りかかってくる被害とある意味一緒なのだが、その辺は分散できると助かるしね。主に精神的に。
あとは場を和ますための冗談だ。ほんとだよ?
「あまり、妹をいじめないであげてくれ」
「兄様!」
「おはようございます、グレーさん。ご気分はいかがですか?」
「すまない、レーネ。心配をかけた」
「いいえ、いいえ! レーネは心配などしていませんでした! 兄様はワタリさんが治療してくださったのです!
心配などする意味もありません!」
「はは。そうか……。ありがとう、キリサキ。おかげで命拾いしたようだ」
「お礼はレーネさんに。レーネさんのお兄さんじゃなければ助けませんでしたからね」
「そう、か。ありがとう、レーネ」
「兄様……はいっ」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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結果としてエリア姫の話の裏づけは十分に取れた。
オークロードの依頼自体は研究者の転生者ではなく、パトロンというかその力に目をつけて匿っていた上級貴族が出したものだそうだ。
ちなみにその上級貴族も転生者と一緒にオークロードに殺されたそうだ。
最早責任の追及できる相手は残っておらず、後始末をするのみだそうだ。
だがその後始末が問題。
実際に戦ったグレーさんの話から一筋縄ではいかない事が判明した。
オークロードは大災害級に相応しい聞いた事のない能力を使ってきたそうだ。
一瞬で全てを闇の中に包み、全ての魔道具を完全停止させる、という恐ろしい能力だ。
この世界――ウイユベールの強力な装備はそのほとんどが魔導具でもある。
魔道具を完全停止させられるというのは実質的に戦力を大幅にダウンさせられるということでもあるのだ。
狐槌舞姫の首飾りももちろん魔道具だ。
グレーさんが言っていた闇の中に包まれたらコレも機能を停止させられる可能性が高い。
しかし勇者の装備はどうだろうか?
勇者の装備は魔道具ではなく神具。
神具に対してどの程度効果を及ぼすのかわからないが仮にも神の力を宿す装備だ。魔道具よりはマシだろう。
だがやはりその能力を使わせる前に最大火力を叩き込む、不意打ちによる殲滅がベストだろう。
やることは変わらないっぽいな。
一通り話を聞いた後、グレーさんにはもう1度休んでもらった。
王族の不文律を併用した回復魔法は体力も一緒に回復させるからすぐにでも動けるようになるのだが念の為だ。
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