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序章
種
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愛しのイヴ。
人類の始まりの少女。
皆、無条件に愛情を注ぐであろう…
だが、今度こそは間違えて、アダムにリンゴを与えてはいけないよ?
純粋無垢なままでいておくれ…
愛しきイヴよ。
???「お願い!!この子に手を出さないで!!」
???「その子を我らに手渡した方が安全だ。」
???「傷付けさせないわ!!
…ごめんなさい。ごめんなさい。これから、あなたは過酷な人生を遂げるわ…
でも、生きて…!世界は素晴らしいものよ?
そして、愛してあげて!
ごめんなさい…ごめんなさい…
愛してるわ。」
真っ暗の中で誰かが叫んでる…
パッ
真っ白の部屋。可愛い植物に可愛い縫いぐるみ。
今は絶滅してしまった「どうぶつ」らしいの。
わからないけど、きっとかわいいに違わないわ。
ウィーン
扉が開く音。
白衣を着た女性「お嬢様おはようございます。」
少女「おはよう!マリー!」
食事が運ばれてくる。
何だがよく分からないどろっとした見た目であまり、美味しくないけど、これが体に良いんだって。
んー。マリーはご飯を運んだら、注射して、遊んでくれないから寂しい!
ママとパパはお仕事で忙しいし…
でも、タブレットで絵本を見たり、今ではいない生き物を見たり、海は青かったり…沢山知れるから楽しい。
外は危ないからって部屋から滅多に出れないけど、きっと色んなものがあるんだろうなぁー!
白衣を着た女性「お嬢様、失礼します」
マリーは入る時と出る時しかあまり話してくれない。
少女「はぁ…もっとお話し出来たら良いのになぁ…」
ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…
「心電図安定」
「バイタル安定」
「それでは102番をこのまま、安定させたまま、検査を…種が感染していないか…」
「やめてぇ!!お願い!やめてぇ!」
「!?」
「ここは、立ち入り禁止です!落ちついてください!」
「その子を、その子を返して!!」
コポコポコポ…
「大丈夫です!種に汚染されている様子はありません!検査をするだけですから!」
「その子は私の子よ!私の遺伝子を継いでるの!!
もし、種に感染したら、外の子供達と同じに見殺しにするんでしょ!?」
コポコポ…
(…んー。んー。んー。)
「落ちついて!まだ早期に種の発見ならば、遅らせれるかもしれないのよ!?
だから、ちゃん…
ゴボ…
(起きて。)
ピッ…ピッピッ
「ん?心電図が…」
ゴボボ…
(起きて。お寝坊さん。)
ピーッピーッピーッピピーッ!!
「博士!!種の感染、種の成長が始まってます!」
「な、何故!?今の今までそんな反応は…!!はっ!」
「この子は、私の!!!」
「危ないから近寄らないで!!」
ズブ…
女性の体を突き抜け、木の枝のようなものが急激に成長していく
「ま…ま…だ……、だ…ぢ…け
ぐあああ、ああああああああああああ!」
「みんな、離れて!この研究室を閉鎖!」
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
だああず、だああああずげでえええ!
ぐ、ぐずぢいいいいい
みんな、いっじょにがえようおおお!!
見る見る、大きくなり肉体を突き破り、大きな大樹の様にうねり、枝が生えていく。
種…今の人類が恐れているもの
子供に感染しやすく、発症してしまうと身体中が木の根になり、体を蝕み、最終的に木になってしまう…
未だ原因が解明出来ず、
種に感染してるものは瞳が青く、髪の毛は白髪である事から施設の外へ出すの事にしている。
どの道、自然に還帰るのだ。
ただ、身体的に不思議な力が使えるがいつ種が発症するかわからず、暴走してしまうと非常に厄介なのだ…
残酷だがそう言う処置をするしかない。
そして、人でもなく樹になる前に
胞子を出す前に燃やすしかない。
人類は一度災害により、滅亡しかけた。
神は人間を消すためにこの様な事をしているのか…
わからないけど、これでは本当に人類は滅亡するだろう…
だけど諦めるわけには行かない。
生き残るために健康な子供を作り出すしかない。
そう…種自身は我々が作ってしまったのかもしれない。
ゴボボボ
(んー。んー。んー。遊ぼ?)
ピッ…ピ……ピーーー…
メキメキメキ
人類の始まりの少女。
皆、無条件に愛情を注ぐであろう…
だが、今度こそは間違えて、アダムにリンゴを与えてはいけないよ?
純粋無垢なままでいておくれ…
愛しきイヴよ。
???「お願い!!この子に手を出さないで!!」
???「その子を我らに手渡した方が安全だ。」
???「傷付けさせないわ!!
…ごめんなさい。ごめんなさい。これから、あなたは過酷な人生を遂げるわ…
でも、生きて…!世界は素晴らしいものよ?
そして、愛してあげて!
ごめんなさい…ごめんなさい…
愛してるわ。」
真っ暗の中で誰かが叫んでる…
パッ
真っ白の部屋。可愛い植物に可愛い縫いぐるみ。
今は絶滅してしまった「どうぶつ」らしいの。
わからないけど、きっとかわいいに違わないわ。
ウィーン
扉が開く音。
白衣を着た女性「お嬢様おはようございます。」
少女「おはよう!マリー!」
食事が運ばれてくる。
何だがよく分からないどろっとした見た目であまり、美味しくないけど、これが体に良いんだって。
んー。マリーはご飯を運んだら、注射して、遊んでくれないから寂しい!
ママとパパはお仕事で忙しいし…
でも、タブレットで絵本を見たり、今ではいない生き物を見たり、海は青かったり…沢山知れるから楽しい。
外は危ないからって部屋から滅多に出れないけど、きっと色んなものがあるんだろうなぁー!
白衣を着た女性「お嬢様、失礼します」
マリーは入る時と出る時しかあまり話してくれない。
少女「はぁ…もっとお話し出来たら良いのになぁ…」
ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…
「心電図安定」
「バイタル安定」
「それでは102番をこのまま、安定させたまま、検査を…種が感染していないか…」
「やめてぇ!!お願い!やめてぇ!」
「!?」
「ここは、立ち入り禁止です!落ちついてください!」
「その子を、その子を返して!!」
コポコポコポ…
「大丈夫です!種に汚染されている様子はありません!検査をするだけですから!」
「その子は私の子よ!私の遺伝子を継いでるの!!
もし、種に感染したら、外の子供達と同じに見殺しにするんでしょ!?」
コポコポ…
(…んー。んー。んー。)
「落ちついて!まだ早期に種の発見ならば、遅らせれるかもしれないのよ!?
だから、ちゃん…
ゴボ…
(起きて。)
ピッ…ピッピッ
「ん?心電図が…」
ゴボボ…
(起きて。お寝坊さん。)
ピーッピーッピーッピピーッ!!
「博士!!種の感染、種の成長が始まってます!」
「な、何故!?今の今までそんな反応は…!!はっ!」
「この子は、私の!!!」
「危ないから近寄らないで!!」
ズブ…
女性の体を突き抜け、木の枝のようなものが急激に成長していく
「ま…ま…だ……、だ…ぢ…け
ぐあああ、ああああああああああああ!」
「みんな、離れて!この研究室を閉鎖!」
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
だああず、だああああずげでえええ!
ぐ、ぐずぢいいいいい
みんな、いっじょにがえようおおお!!
見る見る、大きくなり肉体を突き破り、大きな大樹の様にうねり、枝が生えていく。
種…今の人類が恐れているもの
子供に感染しやすく、発症してしまうと身体中が木の根になり、体を蝕み、最終的に木になってしまう…
未だ原因が解明出来ず、
種に感染してるものは瞳が青く、髪の毛は白髪である事から施設の外へ出すの事にしている。
どの道、自然に還帰るのだ。
ただ、身体的に不思議な力が使えるがいつ種が発症するかわからず、暴走してしまうと非常に厄介なのだ…
残酷だがそう言う処置をするしかない。
そして、人でもなく樹になる前に
胞子を出す前に燃やすしかない。
人類は一度災害により、滅亡しかけた。
神は人間を消すためにこの様な事をしているのか…
わからないけど、これでは本当に人類は滅亡するだろう…
だけど諦めるわけには行かない。
生き残るために健康な子供を作り出すしかない。
そう…種自身は我々が作ってしまったのかもしれない。
ゴボボボ
(んー。んー。んー。遊ぼ?)
ピッ…ピ……ピーーー…
メキメキメキ
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