人嫌い騎士長様は異世界でモテモテ

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第一

誘拐されました

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宿に戻る前に軽くギルド内を見て回った。ギルドにも食道があるらしく、夕方になるにつれ利用者が多くなるらしい。闘技場にも顔を出したが、魔法を使うと言うことで小さいながらも砂漠や森や湖があった。そのうち、誰かに魔法は習おうと思うしか、様々な状況での戦闘という面でもこの闘技場の設備は凄い


「闘技場も見たし、軽く掲示板も見たし...後は大丈夫かな」


ハスミスさんにはお金について軽く教えて貰ったから、金銭的な問題はなくなった
銅貨十枚で銀貨一枚分
銀貨十枚で金貨一枚分
で、宿泊料金は金貨二枚だから、後銀貨が十枚必要なわけだ。明日採取依頼を受ければ払えるだろう


「...結局、誰なんだろ......ハロスさんと戦ったのって...」


宿に帰る途中に考えてしまった。そして、現魔王のハロスさんのことを考えてしまった
悪い人には見えなかった...魔族だからと、全滅させて良いことなどない。全ての種族がバランスをとっているなら滅ぼしていい種族なんて...ないはずだ


「......ハロスさん......悪そうに見えなかったのになぁ」


そんなことを思いながら宿の自分の部屋に戻った

それからの記憶がなくなった

******************

「...リ...ク...ラリック様...起きてください」


「.......んぁ?.....すぴーあ?」


スピーアに起こされた。人の気配が近づくだけで起きる俺が、スピーアがこんなに間近に居て無防備に寝てたのか?
体を起こしてみると、知らない部屋にいた
宿にいたはずなのに....ここどこだ?


「ここは魔王城です...睡眠魔法をかけられて連れ出されたのでしょう」


「は?......連れ出された?睡眠魔法?」


「睡眠魔法とは、文字通り眠りを誘う魔法のことです。主に盗賊団や反王制組織が重鎮誘拐もしくは暗殺によく使われているものです」


物騒だけど、確かに寝て貰ってるときが一番誘拐とか暗殺がしやすい。どんなに警戒心が強くても寝ていれば関係ない
...........ん?
なんで、俺なんかにそんなのかけたの?


「恐らく魔王の命令でしょう」


魔王って......
ハロスさんのこと?
えっ......あの人が命令したの?


「なんで....」


「......はぁ...無自覚にも程がありますよ」


「は?...無自覚?」


「..........ほんとに自覚無しですか...この先思いやられます」


ほんとに、なんだよ...
無自覚って何に対してだよ...
......そーいや、全く同じ事を副騎士長に言われたことあるなぁ...俺より年上の二十二歳で頼れる大人って感じだったけど...
アイツも俺のこと無自覚って...
いったい何のこと言ってんだか...


「...どうされますか?魔王城は容易く抜け出せる場所ではありませんよ」


あ...そうだった
俺、攫われてたんだ



─────────────────

どうも、腐です。
久々の更新なんですが......

そろそろネタが尽きそうです(´;ω;`)

◎◎とラリックの絡みを読みたーいとか、ラリックのベットシーンを増やせ!等のリクエストを募集します

心優しき人、気まぐれな人、冷やかしの人等々...
気が向いたら、コメントよろしくお願いします

そして、例のごとく誤字脱字があればご報告お願いします
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