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一話完結
私の幼馴染 女子視点
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私には幼馴染がいる。一人目は、優君。クールで静かな春君が大好きな男子。ちなみに背が高くて、話すとき必ず首が痛くなる。「痛いわぁ~」とアピールしても、かがんでもくれない。しかも「ちっっさww」と馬鹿にしてくる。マジ腹立つ!
二人目は春君。さっき言ってた子だよ。優君が大好きな子。春君は、優しくて子犬みたいな性格でみんなに人気なんだ。私も可愛がってるよ。大体は優君に邪魔されるけどね。
そんないつもの毎日。
私たちは同じ高校に進んで、2年になった。私のクラスで優君と春君が付き合ってるんじゃないかって噂になった。この二人が噂になったのは、告白を断っているからだ。二人は顔がいい。しかも春君は性格も満点。優君は…まぁ、ね。私も腐女子だから、この話は美味しい。けど、彼らの本性がバレたら恐いな。
2年生になって、夏が終わるころ。体育祭の出来事で、春君の人気が爆発した。告白する女子が多くなった。毎度の放課後、春君が呼び出されるたび優君は不機嫌になる。私にメールしてきて、残って愚痴を聞かされる。(まぁほとんど惚気みたいな感じ、ごっちゃんです)
あぁ、告白する子の中に私の友達がいたんだ。春君のこと好きみたい。二人の噂は学校内で有名だし、恋は盲目というくらいだから聞いてないのかなって思ったけど知ってるらしい。
それで、幼馴染の私に確認してほしいって頼んできた。数日後に打ち上げでカラオケに行くんだってそこで告白するらしい。表向きには打ち上げって言ってたけど、多分合コンの類になる気がする…。
ん、あぁ地獄耳。優君から、メールが来ちゃった。ごめんよ同士、先に帰ってくれ…。
呼び出されるのは、放課後限定。校舎の人気が無い家庭科室。窓の外を観察しながら、イヤホンで何かを聞いてる。少し乱暴にドアを開けて入れば、睨まれた。お前が呼び出したんだろが!こっちは推しのドラマCD発売日なんぞ!来ただけ感謝しろや!
「やっほ~優君。推し活抑えてきたんだから、感謝してよね」
「ん……春のこと好きなの?」
「…主語、主語!そんな聞き方されたら、私が好きみたいじゃん!」
「春は…俺のだよ」
「そりゃ解ってるわよ。何年一緒にいると思ってんのよ。しかも見せつけてきたじゃん」
「ん、美味しかったでしょw」
「そりゃもう、ごっちゃんです‼」
そうなの。めちゃくちゃ見せつけられた。マジで心臓止まるかと思った。知りたい?
休み時間にね、いつも二人くっついてんの。優君が春君をバックハグしてんの。
窓際でカーテンがユラユラ揺れてんの。その時にね、ぶわってカーテンが二人を隠したの。
一瞬の隙にね、優君が春君をアゴクイしてキスしたの。軽くだったけど、見ちゃった私は永遠のような感じがした。マジ、青春って感じだった。
「そういえばいいの?春君、合コン行っちゃったけど」
「…春が、俺以外要らないの知ってるでしょ。君も最初から全部わかってるくせに」
「さぁ、なんのことかな」
「ひどい奴。じゃ、俺は春のこと迎えに行ってくるわ」
そう言って優君は帰っていった。私は優君がいた場所を陣取って、外を見る。
「夕陽が綺麗ですね………なぁんて」
「あ、あの!ハル君。聞いてほしいことがあるの!」
カラオケ店の廊下で男女が立ち止る。周りは盛り上がっている部屋ばかりで、色んな曲が混ざって聞こえてくる。女子は、顔を赤くして男子に何か伝えようとしていた。
だけど男子は、冷めきった表情で女子を見下ろしていた。
「私、ずっと前からハル君のことg「あぁごめん」」
冷たく低い声が放たれた。同じ“春”なのかと疑うほど、春は彼女を睨んでいた。
「無理だし、君に興味ないから。つか、名前も知らない女子に告られるとかない」
女子は酷く怯えた表情で彼を見る。
「僕さ、優以外必要ないんだよ。この意味わかるよね」
二人目は春君。さっき言ってた子だよ。優君が大好きな子。春君は、優しくて子犬みたいな性格でみんなに人気なんだ。私も可愛がってるよ。大体は優君に邪魔されるけどね。
そんないつもの毎日。
私たちは同じ高校に進んで、2年になった。私のクラスで優君と春君が付き合ってるんじゃないかって噂になった。この二人が噂になったのは、告白を断っているからだ。二人は顔がいい。しかも春君は性格も満点。優君は…まぁ、ね。私も腐女子だから、この話は美味しい。けど、彼らの本性がバレたら恐いな。
2年生になって、夏が終わるころ。体育祭の出来事で、春君の人気が爆発した。告白する女子が多くなった。毎度の放課後、春君が呼び出されるたび優君は不機嫌になる。私にメールしてきて、残って愚痴を聞かされる。(まぁほとんど惚気みたいな感じ、ごっちゃんです)
あぁ、告白する子の中に私の友達がいたんだ。春君のこと好きみたい。二人の噂は学校内で有名だし、恋は盲目というくらいだから聞いてないのかなって思ったけど知ってるらしい。
それで、幼馴染の私に確認してほしいって頼んできた。数日後に打ち上げでカラオケに行くんだってそこで告白するらしい。表向きには打ち上げって言ってたけど、多分合コンの類になる気がする…。
ん、あぁ地獄耳。優君から、メールが来ちゃった。ごめんよ同士、先に帰ってくれ…。
呼び出されるのは、放課後限定。校舎の人気が無い家庭科室。窓の外を観察しながら、イヤホンで何かを聞いてる。少し乱暴にドアを開けて入れば、睨まれた。お前が呼び出したんだろが!こっちは推しのドラマCD発売日なんぞ!来ただけ感謝しろや!
「やっほ~優君。推し活抑えてきたんだから、感謝してよね」
「ん……春のこと好きなの?」
「…主語、主語!そんな聞き方されたら、私が好きみたいじゃん!」
「春は…俺のだよ」
「そりゃ解ってるわよ。何年一緒にいると思ってんのよ。しかも見せつけてきたじゃん」
「ん、美味しかったでしょw」
「そりゃもう、ごっちゃんです‼」
そうなの。めちゃくちゃ見せつけられた。マジで心臓止まるかと思った。知りたい?
休み時間にね、いつも二人くっついてんの。優君が春君をバックハグしてんの。
窓際でカーテンがユラユラ揺れてんの。その時にね、ぶわってカーテンが二人を隠したの。
一瞬の隙にね、優君が春君をアゴクイしてキスしたの。軽くだったけど、見ちゃった私は永遠のような感じがした。マジ、青春って感じだった。
「そういえばいいの?春君、合コン行っちゃったけど」
「…春が、俺以外要らないの知ってるでしょ。君も最初から全部わかってるくせに」
「さぁ、なんのことかな」
「ひどい奴。じゃ、俺は春のこと迎えに行ってくるわ」
そう言って優君は帰っていった。私は優君がいた場所を陣取って、外を見る。
「夕陽が綺麗ですね………なぁんて」
「あ、あの!ハル君。聞いてほしいことがあるの!」
カラオケ店の廊下で男女が立ち止る。周りは盛り上がっている部屋ばかりで、色んな曲が混ざって聞こえてくる。女子は、顔を赤くして男子に何か伝えようとしていた。
だけど男子は、冷めきった表情で女子を見下ろしていた。
「私、ずっと前からハル君のことg「あぁごめん」」
冷たく低い声が放たれた。同じ“春”なのかと疑うほど、春は彼女を睨んでいた。
「無理だし、君に興味ないから。つか、名前も知らない女子に告られるとかない」
女子は酷く怯えた表情で彼を見る。
「僕さ、優以外必要ないんだよ。この意味わかるよね」
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