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第六話
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術力が回復するまでに二日かかった
街は元通り活気を取り戻していた
壊された家屋や店の修理の音も聞こえてくる
賑やかだった旅館だか、静かになった
きっと閉じこもっていた戦士達が帰ったのだろう
はてさてどんな武勇伝を話すのか興味のある月詠だった
旅館を引き払おうと帳場に行くと王城の官吏がいた
「このお二人ですよ、腐獣を退治したのは」
なんだ、しっかり見ていたのではないか
月詠は呆れた
二人の官吏は丁寧にお辞儀をした
「この度の惨事をおおさめ下さり感謝申し上げます」
「つきましては、我が国王が礼を申したいと仰せです」
「ええと、王城から来られたのですか?」
「そうでございます」
畏まった態度に戸惑って月詠は困って冷をみる
「分かった。挨拶して来よう」
冷はニヤリと笑った
何やら楽しげな冷と反して月詠は渋っている
「行くんですか? 王城に?」
「月詠は皇城に行っただろう。びくつくなんておかしい」
「それは慣れているから」
「ハハハ、皇城に慣れている方が珍しいんだ。大丈夫だ、ちょっと顔を出すだけだ」
「帰らないんですか?」
「俺達が行かないとあらゆる武勇伝が作られる。腐獣を浄化したのは月詠なんだ。顔を出すくらいで済む」
「そんな事を言って...」
困ってしまった月詠だが、冷は官吏の後について行ってしまう
仕方なくその背を追った
旅館の前に馬車が二台停まっていた
王城の徽章が描かれている
街びとが物珍しげに眺めていた
二人の官吏は前の馬車に乗り込む
御者に促されて二台目に冷と月詠は乗り込んだ
馬車が出発すると、月詠は物思いにふけってしまった
そんな姿を見て、冷は首を傾げた
「どうしてそんなに気に病むんだ?」
月詠は直ぐには答えなかった
随分と考え込んでポツリと言った
「何だか嫌な予感がします」
「考えすぎだろう」
「そうだといいのですけれど...」
月詠の声は小さい
「月詠が光界びとだと明かせば大丈夫だろう」
「それは最後の手段です」
そう言ってまた考え込んでしまった
冷は月詠の杞憂を気にしなかった
馬車が狗城の城下町に入ったのは夕方になっていた
ここまで一度馬を変えただけだ
昼前に出てきたというのに、軽食も出さない
そんなに急いでいるのだろうか
確かに、陽が沈むと城門は閉ざされる
閉門迄に到着したかったのは理解出来た
しかし、何かがおかしい
月詠は城下町の光景を楽しそうに見ている
少しは気が紛れたらしい
馬車は王城の門を潜った
二人の官吏に案内されて城内を進む
ここ狗城は堅牢といった印象があった
華美な装飾は無く、殺風景にも思えた
床には絨毯も敷いていない
一行の足音が廊下に響いていた
一際大きな扉の前で官吏達は立ち止まった
それぞれが把手を持ち手前に引く
「どうぞ中へ」
促されて中に入る
すると、勢いよく扉が閉まった
その音に冷も月詠も動揺したりしなかった
この広い部屋は謁見の間だろう
奥に玉座が設えられてある
冷と月詠はそれ以上動かなかった
「よく来た!」
右翼から実直そうな壮年の男が入ってきた
城は質素なのに、恐らく狗国王であろう、宝飾だらけで豪奢な毛皮まで着ていた
王冠は高さ一尺はありそうだ
ゴテゴテと大きな宝玉が嵌め込まれている
顔は実直そうなのに華美を通り越して悪趣味だ
この不整合さは何なのだろう
狗王は玉座に座ると手を叩いた
すると壁際に衛兵が整列した
「よく来たな。ペテン師共」
冷は腕組みをして首を捻った
「不敬罪である。朕の前で武器を携帯するとは!」
そう言って立ち上がり右腕を突き出した
「朕を騙そうとするペテン師共、朕は聞いた。大量の腐獣をあっさり倒し、あまつさえ、空を飛び、雷を操り、獅子に化けるとは! この者共は邪術使いである。ひっ捕らえよ!」
一斉に衛兵が動いた
冷と月詠は衛兵に囲まれた
そして身体検査され、武器と通行手形を取り上げられた
両手に鎖が巻かれ、体に回される
その先を四人の衛兵が握っていた
ここまで二人は無言で抵抗もしなかった
牢に入れられたとしても直ぐに逃げられるからだ
衛兵に連れて行かれたのは別々の牢だった
「入れ!」
言われて素直に従った
入れられた牢は石造りだった
扉は鉄格子で明かり取りの窓もない
暗くて冷気が漂っている
牢屋に入れられた二人は同じ事を考えていた
別に寝なくても、食事を摂らなくてもいい体で良かった
馬車に揺られたので二人は床に寝転んだ
狗王は政務を執り行っていた
山積みで無く、数枚の書類に署名と押印しただけだ
「あの邪術使い共はどうしている。大人しく認めたか」
この問いに重臣たちは気まずそうに顔を見合わせていた
さて、誰が報告するのか
互いの顔を見やりながら押し付け合いが始まった
「朕の問いに答えよ!」
狗王はバン、と執務机を叩いた
その音にビクッと体を震わせた重臣たちだ
結局、宰相が畏って口を開いた
「あれから十日経ちますが、二人とも達者でございます」
「何だと?! 飯を出したのか」
「一日に一度乾飯と汁物を」
「そんなに食べさせたのか! 弱らせて処刑する計画だったろう」
狗王は拳を握り、忌々しげに言った
「早く弱らせよ」
「国王様、相手は邪術使いであります」
「何だ、その奥歯にモノが挟まったような言い方は」
「国王様自らご視察されました方がよろしいかと」
「分かった、牢に行くぞ」
狗王が先頭に立ち、重臣たちがその後をついて行く
ぞろぞろと大名行列の一行は城の北、地下牢へと向かった
狭いので重臣たちは入りきれない
狗王と宰相が地下牢に入った
最下層の重罪人が入る区画だ
そこは煌びやかになっていた
各部屋に角灯が掛けられて昼間のように明るい
邪術使いの部屋を覗いてみると、豪奢な居室になっていた
薪暖炉、毛並みの厚い絨毯が敷かれ、寝台にはふかふかの布団が敷かれていた
それに書机まである
二人の部屋は同じようだった
丁度、光界の文献庫から興味のある書籍を選んでいるところだった
「貴様、何をしている!」
怒鳴られても月詠は狗王を見ようともしない
「暇なので読書と術の学習をしております」
「何だと、邪術使いが」
狗王は鉄格子を蹴った
「片付けろ!」
「国王様、それは無駄でございます」
と、宰相が身を縮めて言った
「これらは邪術使いか持ってきたものになります」
「持ってきた? どうやって、出鱈目を申すな!」
「嘘偽りではございません」
「空間の術ですよ、狗国王さま」
「邪術か」
月詠は書籍を探しながら続けた
「空間転移の術です。光界の。あちらの彼は妖術の空間転移の術を使って居心地の良い部屋にしてくれたのです」
「何を戯言を!」
「そろそろ通達が来るんじゃないですか? 帝都から、私達の身分証明書が届く頃だと思いますよ」
「さようか?!」
宰相は首を振った
「そのような物は届いておりません」
すると、狗王は得意げな顔になる
「邪術使いは重罪だ、誰が助けるか、この馬鹿者め」
ふん、と鼻を鳴らして狗国王は出て行った
静けさが戻ると月詠は憂鬱そうな顔になる
外を歩きたいな
閉じ込められて、しかし、冷があれこれと調達してくれたので不自由はない
牢番の巡回もないので好きな時に帝都の犀形屋に戻って湯を使ったり着替えをしている
戻ったついでに帝王宛に手紙を書いて送ってある
そろそろ身分証明書が届く頃だ
「何かあったのか?」
向かいの牢屋から冷の声がした
ちょっと所用で自宅に戻っていたのだ
「悪趣味な国王さまが見分に来られたんですよ。あんなにゴテゴテとした指輪だらけで手が重くならないのか不思議でしたよ」
「そうか、そろそろ身分証明書が届く。確認してきた」
「そろそろお花見の季節ですから、早く帰りたいですね」
「まったくだ」
街は元通り活気を取り戻していた
壊された家屋や店の修理の音も聞こえてくる
賑やかだった旅館だか、静かになった
きっと閉じこもっていた戦士達が帰ったのだろう
はてさてどんな武勇伝を話すのか興味のある月詠だった
旅館を引き払おうと帳場に行くと王城の官吏がいた
「このお二人ですよ、腐獣を退治したのは」
なんだ、しっかり見ていたのではないか
月詠は呆れた
二人の官吏は丁寧にお辞儀をした
「この度の惨事をおおさめ下さり感謝申し上げます」
「つきましては、我が国王が礼を申したいと仰せです」
「ええと、王城から来られたのですか?」
「そうでございます」
畏まった態度に戸惑って月詠は困って冷をみる
「分かった。挨拶して来よう」
冷はニヤリと笑った
何やら楽しげな冷と反して月詠は渋っている
「行くんですか? 王城に?」
「月詠は皇城に行っただろう。びくつくなんておかしい」
「それは慣れているから」
「ハハハ、皇城に慣れている方が珍しいんだ。大丈夫だ、ちょっと顔を出すだけだ」
「帰らないんですか?」
「俺達が行かないとあらゆる武勇伝が作られる。腐獣を浄化したのは月詠なんだ。顔を出すくらいで済む」
「そんな事を言って...」
困ってしまった月詠だが、冷は官吏の後について行ってしまう
仕方なくその背を追った
旅館の前に馬車が二台停まっていた
王城の徽章が描かれている
街びとが物珍しげに眺めていた
二人の官吏は前の馬車に乗り込む
御者に促されて二台目に冷と月詠は乗り込んだ
馬車が出発すると、月詠は物思いにふけってしまった
そんな姿を見て、冷は首を傾げた
「どうしてそんなに気に病むんだ?」
月詠は直ぐには答えなかった
随分と考え込んでポツリと言った
「何だか嫌な予感がします」
「考えすぎだろう」
「そうだといいのですけれど...」
月詠の声は小さい
「月詠が光界びとだと明かせば大丈夫だろう」
「それは最後の手段です」
そう言ってまた考え込んでしまった
冷は月詠の杞憂を気にしなかった
馬車が狗城の城下町に入ったのは夕方になっていた
ここまで一度馬を変えただけだ
昼前に出てきたというのに、軽食も出さない
そんなに急いでいるのだろうか
確かに、陽が沈むと城門は閉ざされる
閉門迄に到着したかったのは理解出来た
しかし、何かがおかしい
月詠は城下町の光景を楽しそうに見ている
少しは気が紛れたらしい
馬車は王城の門を潜った
二人の官吏に案内されて城内を進む
ここ狗城は堅牢といった印象があった
華美な装飾は無く、殺風景にも思えた
床には絨毯も敷いていない
一行の足音が廊下に響いていた
一際大きな扉の前で官吏達は立ち止まった
それぞれが把手を持ち手前に引く
「どうぞ中へ」
促されて中に入る
すると、勢いよく扉が閉まった
その音に冷も月詠も動揺したりしなかった
この広い部屋は謁見の間だろう
奥に玉座が設えられてある
冷と月詠はそれ以上動かなかった
「よく来た!」
右翼から実直そうな壮年の男が入ってきた
城は質素なのに、恐らく狗国王であろう、宝飾だらけで豪奢な毛皮まで着ていた
王冠は高さ一尺はありそうだ
ゴテゴテと大きな宝玉が嵌め込まれている
顔は実直そうなのに華美を通り越して悪趣味だ
この不整合さは何なのだろう
狗王は玉座に座ると手を叩いた
すると壁際に衛兵が整列した
「よく来たな。ペテン師共」
冷は腕組みをして首を捻った
「不敬罪である。朕の前で武器を携帯するとは!」
そう言って立ち上がり右腕を突き出した
「朕を騙そうとするペテン師共、朕は聞いた。大量の腐獣をあっさり倒し、あまつさえ、空を飛び、雷を操り、獅子に化けるとは! この者共は邪術使いである。ひっ捕らえよ!」
一斉に衛兵が動いた
冷と月詠は衛兵に囲まれた
そして身体検査され、武器と通行手形を取り上げられた
両手に鎖が巻かれ、体に回される
その先を四人の衛兵が握っていた
ここまで二人は無言で抵抗もしなかった
牢に入れられたとしても直ぐに逃げられるからだ
衛兵に連れて行かれたのは別々の牢だった
「入れ!」
言われて素直に従った
入れられた牢は石造りだった
扉は鉄格子で明かり取りの窓もない
暗くて冷気が漂っている
牢屋に入れられた二人は同じ事を考えていた
別に寝なくても、食事を摂らなくてもいい体で良かった
馬車に揺られたので二人は床に寝転んだ
狗王は政務を執り行っていた
山積みで無く、数枚の書類に署名と押印しただけだ
「あの邪術使い共はどうしている。大人しく認めたか」
この問いに重臣たちは気まずそうに顔を見合わせていた
さて、誰が報告するのか
互いの顔を見やりながら押し付け合いが始まった
「朕の問いに答えよ!」
狗王はバン、と執務机を叩いた
その音にビクッと体を震わせた重臣たちだ
結局、宰相が畏って口を開いた
「あれから十日経ちますが、二人とも達者でございます」
「何だと?! 飯を出したのか」
「一日に一度乾飯と汁物を」
「そんなに食べさせたのか! 弱らせて処刑する計画だったろう」
狗王は拳を握り、忌々しげに言った
「早く弱らせよ」
「国王様、相手は邪術使いであります」
「何だ、その奥歯にモノが挟まったような言い方は」
「国王様自らご視察されました方がよろしいかと」
「分かった、牢に行くぞ」
狗王が先頭に立ち、重臣たちがその後をついて行く
ぞろぞろと大名行列の一行は城の北、地下牢へと向かった
狭いので重臣たちは入りきれない
狗王と宰相が地下牢に入った
最下層の重罪人が入る区画だ
そこは煌びやかになっていた
各部屋に角灯が掛けられて昼間のように明るい
邪術使いの部屋を覗いてみると、豪奢な居室になっていた
薪暖炉、毛並みの厚い絨毯が敷かれ、寝台にはふかふかの布団が敷かれていた
それに書机まである
二人の部屋は同じようだった
丁度、光界の文献庫から興味のある書籍を選んでいるところだった
「貴様、何をしている!」
怒鳴られても月詠は狗王を見ようともしない
「暇なので読書と術の学習をしております」
「何だと、邪術使いが」
狗王は鉄格子を蹴った
「片付けろ!」
「国王様、それは無駄でございます」
と、宰相が身を縮めて言った
「これらは邪術使いか持ってきたものになります」
「持ってきた? どうやって、出鱈目を申すな!」
「嘘偽りではございません」
「空間の術ですよ、狗国王さま」
「邪術か」
月詠は書籍を探しながら続けた
「空間転移の術です。光界の。あちらの彼は妖術の空間転移の術を使って居心地の良い部屋にしてくれたのです」
「何を戯言を!」
「そろそろ通達が来るんじゃないですか? 帝都から、私達の身分証明書が届く頃だと思いますよ」
「さようか?!」
宰相は首を振った
「そのような物は届いておりません」
すると、狗王は得意げな顔になる
「邪術使いは重罪だ、誰が助けるか、この馬鹿者め」
ふん、と鼻を鳴らして狗国王は出て行った
静けさが戻ると月詠は憂鬱そうな顔になる
外を歩きたいな
閉じ込められて、しかし、冷があれこれと調達してくれたので不自由はない
牢番の巡回もないので好きな時に帝都の犀形屋に戻って湯を使ったり着替えをしている
戻ったついでに帝王宛に手紙を書いて送ってある
そろそろ身分証明書が届く頃だ
「何かあったのか?」
向かいの牢屋から冷の声がした
ちょっと所用で自宅に戻っていたのだ
「悪趣味な国王さまが見分に来られたんですよ。あんなにゴテゴテとした指輪だらけで手が重くならないのか不思議でしたよ」
「そうか、そろそろ身分証明書が届く。確認してきた」
「そろそろお花見の季節ですから、早く帰りたいですね」
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