漆黒の魔術師と金の聖女ー時空転移は永遠の出会いー

雛瀬智美

文字の大きさ
31 / 42
第二章

番外編「サブリナル」(☆)

しおりを挟む
彼女を愛することは、潜在意識に刷り込まれていた。契約の証として、身体を重ねたあの日に。





「行ってくる。今日は晩餐に呼ばれているから、夕食はいらない」

「行ってらっしゃい。お気をつけて」

貴族の正装姿のクライヴを、

一瞬ほうけたように見るルシアに彼は苦笑する。そんなに、きらきらした眼差しを向けられると、さすがに照れる。

街へ行く時もこんなに、かしこまった格好はせず、砕けた格好のため、物珍しいのだろう。

「無理をせず、ゆっくり過ごせよ」

「はい」

クライヴは、振り返りもせず城を出て馬を駆った。

領民の屋敷を訪れても頭の中は愛妻のことでいっぱいだ。

彼女は、よく立ち働く。懐妊がわかってからも変わらず動こうとするから、クライヴは、

時折、縛りつけて部屋に閉じ込めておきたい

衝動に駆られた。

妊娠が、まだわかったばかりの頃、悪阻(つわり)が、ひどかったにも関わらず口にもせずに、城内を掃除して回った挙句に、めまいを起こして倒れた。

クライヴは、万が一のことが起きたらと、不安でたまらず、今まで、見せたことがないほど激昂し怒鳴りつけた。クライヴの激情に、ルシアは、怯えてはいなかったが、しおしおと萎れ、見るからに落ち込んで元気を失くした。ごめんなさいと謝って、1粒だけ涙を落とした。

安定期に入っているが、過剰な労働をする必要は無い。

適度な運動が必要なら、城内を歩き回れば十分だ。生まれてくる命も大事だが、それ以上に、妻の身体が心配だ。

使用人でも雇えばいいのだろうか。

クライヴが生まれた生家では、執事、

洗濯、料理、掃除など家事をこなすメイド達、執事の補佐をする従僕、馬を扱う馬丁など

多数の使用人たちが暮らしていた。

彼らは、クライヴが不祥事を起こした際、屋敷を逃げているので、今も無事であるはずだ。

歳をとった家老はともかくとして。

使用人が、入り込むといちいち面倒くさい。

公爵の位を賜りながら黒魔術師としての顔を持つクライヴは、彼を理解し仕えてくれる

存在など端から期待していなかった。

ルシアを一時も離さず守って過ごしたいが、

領主としての仕事があるため、毎日そばにはいてやれない。

領地の管理は、城でできる帳簿付けなどの事務仕事から、外に赴き、領民と会って、

暮らしの状況を聞いたり様々あった。

ルシアのおかげか、昔は煙たがられていたクライヴも、今は昔より慕われるようになった。

結婚した旨を伝えに2人で訪れたとある、

屋敷では、大層に歓迎された。

クライヴは、ルシアはの存在にどれだけ助けられ、救われているかわからない。

「フェアウェル公爵」

クライヴは、応接間リビングルームで、

話しかけられ、我に返った。

(まずい。思考に囚われすぎていた)

「どうかされたんですか、公爵」

「……いや、税を下げるという相談でしたね」

「難しそうなお顔をなさっておいででしたが、

話は聞いておられたようですね」

「もちろんです」

クライヴは、しれっと答えた。うわ言で、ルシアの名を呼んだりしてなくてよかった。

頭の中は、ルシアのことが、7割を占めていたが、きちんと話は聞いていたし書類も確認していた。脳の右と左で別のことを考えられるのは、彼の持って生まれた特性である。

「作物の収穫量も問題ないですし、

王室に収める量も、足りている。

税を下げても領地の管理が傾くということは

ないでしょう。王室に報告しても許可は難なく下りるはずです」

「……ありがとうございます」

領民は、深々と頭を下げた。

明日にでも王城へ行かねばならない。

「奥様は、順調ですか? 」

「おかげさまで。もうあと3ヶ月で生まれます」

「おめでたいことです」

「ありがとうございます」

領民に見送られ、クライヴは、招待を受けた別の領民の屋敷で晩餐の席についた。ささやかだが、贅をこらしたもてなしは、

クライヴのために用意されたもので感謝しつつ、

食事をした。二刻ほど滞在したのち、帰路についたクライヴは、

ルシアの満面の笑みに出迎えられた。

その頬と額に口づけて、腕の中に抱きしめる。

「……おかえりなさい、あなた」

「悪くない響きだな」

「うふふ。でもこれって何気に独占欲の象徴なんですよ。私のあなたって意味ですから」

少し怖いセリフでも、ルシアが言うとかわいいだけだ。

「独占欲で俺に勝てるとでも思っているのか? 」

「ふぇっ? 」

上ずった声を出したルシアを横抱きにし、

寝室へと転移した。サンルームではなく、

今まで使っていた2階の寝室。



クライヴは、そっとルシアを寝台ベッドに横たえると、燭台の火を灯す。淡い光の中、

金の髪と青い瞳が、照らし出されている。

髪を撫で、頬を手で押し抱く。

大きな瞳を瞬かせて、ルシアはクライヴを見つめた。腕の柵で囲い込み、見下ろすと、

彼女の心臓は高鳴り始める。

(三ヶ月間、軽い戯れだけだったが、今夜は容赦しない)

「……体調は大丈夫か? 」

「はい。ゆっくり過ごさせてもらいました」

「ルシア……優しくするから抱きたい」

胸の鼓動が、うるさいほどに響いた。閉じ込めた腕の中で、愛妻が、顔を赤らめる。まるで、何も知らない生娘のごとく。

「も、もうクライヴったら直球ストレートなんだから」

「嫌いじゃないだろ」

「はい。あ、お願いがあります。

ゆっくり、今のその姿を見せてくれませんか」

「……いいよ」

クライヴは、ルシアの懇願にくすっ、と笑った。今すぐ抱きしめたい。キスしたい。

「……やっぱり素敵。もっと見せてほしいのに」

トップハット、ダークカラーのジャケット、シルクのシャツに、臙脂色のクラヴァット(タイ)、正しく伝統的な貴族のスタイルだった。

ステッキは、必要ないので持たなかったものの未だにトップハット(帽子)は被ったままだった。ルシアは、うっとりと、クライヴを見つめ、彼の帽子を取った。ジャケットを脱ぎ、

クラヴァットも外したクライヴは、

ルシアに向き直る。

着ていたものは寝台ベッドの横に置く。

「……素敵すぎて目がくらみました。やはり、

あなたは貴族なのですね」

「俺としては、いつもの長衣ローブの方が、着慣れていて楽だが」

「……ぷっ」

ルシアは、屈託なく笑い、クライヴの背中に腕を回した。

「私、まだ王城に拝謁に伺ってませんよね。正式な妻なのでしょうか? 」

クライヴは柔らかな仕草で、愛妻の髪を撫でた。公爵夫人として、王家に拝謁して正式に、

認められていないこと。ルシアはそこにこだわる。

「忙しなく結婚して子供を授かったからな。

王城には、1度俺一人で、結婚の報告に行っているし問題ない。また、子が生まれて落ち着いてから行こう」

手のひらで頬を包み込む。ルシアは、首に腕を絡めてクライヴの耳元でささやく。

「抱いて……」

甘い熱に侵食されて手に負えない。

「俺の脳内が、命じてくるよ。お前を愛せと。ルシアを愛することは、とっくに刷り込まれ刻み込まれてるのにな」

「んっ……」

耳朶に舌を這わせる。

ちゅ、とキスをしたら、ルシアはそれだけで、 表情を変えた。

「愛しているだけじゃ足りないのか? 

俺はお前しか見ていない。大切な女にようやく出逢えたんだから」

「……本来はここにいるはずのない人間だったから、怖かった。ごめんなさい、あなた」

「俺のそばにお前は存在しているよ。

心も、姿も美しい……俺の愛するルシア」

「私も美しく素敵なクライヴに愛されて幸せです」

首筋にキスをする。足りない何かを埋め合わせるには、言葉以上に優れた術がある。 

「……私は黒魔術師のあなたも、公爵であるあなたも好きよ、クライヴ」

「嬉しいよ、ありがとう」

ゆったりとした部屋着を脱がせる。クライヴが払い落とすまでもなく、彼女は下着さえ自分で、床に落とした。

「大胆なお前も好きだよ」

真っ白な肌に、唇を落とし、舌を這わせると、くすぐったそうにするから、刺激を強くした。

あらわになった豊かなふくらみをいきなり揉みしだく。びくん、と跳ねる身体は、とても敏感で、私はあなたが好きと、伝えてくるかのよう。固くなりつつある先端を弾いたら、くぐもった声をあげた。 

薄く開いた唇の隙間から舌を潜り込ませる。

何度か絡ませると、ルシアもつたなく、それに応えた。

口内を探って感度を確かめたら、体調は悪くないのがわかって、クライヴはこのまま抱いていいのだと、安堵し、身震いする。歯止めを利かせなければ、恐ろしいことになりそうだとも思う。こちらを褒め殺しにする誘惑を仕掛けてきたルシアに、身も心も落とされてしまった。

女に慣れていても、恋愛には慣れていなかった。愛なんて知らなかった。陰湿で冷淡な黒魔術師は、過去の時代から、呼んだ少女に、愛をという魔法をかけられた。

きっと、それは永久の眠りを享受するまで、

溶ける日はない。

シャツも、着ていたものすべて脱いで覆い被さる。柔らかな乳房が、ぶつかって、

たちまち、みなぎってきた。 単純だが、

ルシアにしかこんな反応はしない。

1人で慰めたこともなかった。

「クライヴ……っ」

「……ルシア」

背中に腕を回し、抱きしめる。大きくふくらんだ腹部のせいで、少し隙間があるが、肌を

晒して抱きしめ合うのは心地よかった。

互いの温度がわかる。

啄むだけのキスを何度となく交わした。

ふらちな指先は、ルシアの豊かな乳房をこねては、頂きをつまんだ。

寝台ベッドに散らばった金の髪が、

証明に照らされ輝く。

鎖骨の上に残した口づけの印も、赤黒く浮かび上がっていた。クライヴは、手を伸ばし、

不必要な明かりを消した。



手を伸ばしてくる愛しい女を抱き上げる。

膝の上に乗せたら、肩に頬を寄せた。

魔術で人の心までは奪えない。クライヴは、つくづく感じている。

そそり立つ欲望は、ルシアに触れているが、まだ何もしない。背中をかき抱いて、

撫でる。 暴れだしたい気持ちと、ずっとこうしていたい気持ちがせめぎ合っている。

イケナイ事をしている気分になりながら、

ルシアの柔肌を手のひらで、愛で唇を寄せた。

反った頤おとがいを、抱えて、影を重ねる。上唇を吸って、下唇へ。 

甘く噛んで、ゆっくり舌を口内にもぐらせる。

背中を撫でる指は、腰までを辿り、柔らかな臀部へ。やわやわと、揉みしだいたら、

鼻から抜ける息を漏らす。

ルシアの表情は暗闇の中でも手に取るようにわかる。快楽に歪み、その時を待ちわびるかのように、唇を薄く開いている。

クライヴの熱の暴走は、なだめすかしながら、じっくりとルシアを愛していく。

乳房の先にくらいついては放す。

唇で啄ばむのを繰り返す度、濡れて硬くなった。ぶるん、と弾んだ乳首を勢いよく吸い上げる。乳房を揉みしだきながら、下腹部に手を伸ばすと、しとどに濡れていた。

淡い茂みをかき分けて、蕾、秘裂を中指で擦る。奥に薬指を突き立てたら、

何度か声を上げて、ルシアは達した。

「……クライヴっ」

彼の名を呼んで果てたのは初めてだった。

耳朶を唇で食み、

ほぐれたやわ肌に、慎重に腰を押し進める。

怒張が、最奥まで辿りついた時、お互いに、

吐息を漏らしていた。

あたたかく包み込むルシアの子宮ナカ。

子を宿しているルシアの奥に自身を擦りつけるのは、甘えているようで、やましい気分にもなるが、止められない。本気で、嫌なら無理に抱くつもりなどなかった。ルシアも求めてくれていると、確信したからこそ、

クライヴも、彼女を抱くことにした。

濡れた唇を触れ合わせると、じん、と身体の奥が熱くなる。角度を変えて、やさしいキスをする。それだけで、襞が、ざわめいて、クライヴを絡めとるようだ。

「ルシア……」

背中に回った腕。爪を立てられて、更に引き寄せられる。勢いあまって、鋭く突き上げてしまうと、ルシアは呼吸を乱しながら、

啼いた。甘く切ない声で。

「はぁ……はぁ……」

「悪い……無茶はしないつもりだった」

「謝らなくていいわ」

「甘やかすとろくなことにならないぞ」

「私もあなたを感じたかったんです」

睦言は、闇に溶ける。

2人はどこまでも思い合っていて、

一方的に欲をぶつける行為でもなんでもなかった。打ち寄せてくる快楽の波。

「……愛してる。また思いきり抱くから、待ってろ」

クライヴは、ルシアの乳房の先を唇に挟み、

大きく突き上げた。蕾を人差し指の腹で擦る。

あまやかな声をあげた妻を愛しげに見つめると、シーツの上に横たえた。

しばらく、胎内ナカにとどまったあと、

出ていく。張りつめた怒張から、滴が、流れ落ち、シーツを汚した。



横向きに抱きしめ合いながら語らう。しっとりと、汗ばんだ肌が、交歓の余韻を残している。

「……辛くないか」

「平気よ。あなたは優しすぎるわ」

「お前も俺に抱かれたかったか。うわべではなく、本気で」

愚かな問いにも、ルシアは気分を害することなく

答えてくれる。

「ええ……女として愛されたいって願っているから。母親としては失格ね」

「俺も父親失格だ」

愛し合いたい気持ちを抑えられないのだから。

髪をひと掬いすると、口づける。

ルシアは、鼓動を弾ませた。

「ルシアの願いは、この先ずっと叶えてやる」

恋をして、愛した少女が、

更に美しく変貌するその様をずっと見続けていたい。クライヴは、ルシアの外見もだが、中身を愛していた。

刷り込みでも、依存でもない。

愛されて、愛したいと深く願うようになったのだ、

















しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

忘れ去られた婚約者

かべうち右近
恋愛
『僕はレベッカしか選ばない』 甘い声音でそう話したはずの王太子サイラスは、レベッカを忘れてしまった。 レベッカは、王太子サイラスと付き合っていることを、ある事情により隠していた。舞踏会で関係を公表し、婚約者に指名される予定だったのに、舞踊会の夜にサイラスは薬を盛られて倒れ、記憶喪失になってしまう。 恋人が誰なのかわからないのをいいことに、偽の恋人が次々と名乗りをあげ王太子の婚約者の座を狙ってくる。おかげで不信に陥ったサイラスに、レベッカは自分が恋人だと名乗り出せなくなってしまった。 サイラスの記憶喪失を解消するため、薬師兼魔女であるレベッカは恋人であることを隠しながら、事件調査を協力することになった。そうして記憶が戻らないまま二人の距離は再び近づいていく。だが、そんなおりにサイラスの偽の恋人を名乗りでた令嬢たちが、次々と襲われる事件も起き始めて……!? ※他のサイトにも掲載しています。 毎日更新です。

冷たい王妃の生活

柴田はつみ
恋愛
大国セイラン王国と公爵領ファルネーゼ家の同盟のため、21歳の令嬢リディアは冷徹と噂される若き国王アレクシスと政略結婚する。 三年間、王妃として宮廷に仕えるも、愛されている実感は一度もなかった。 王の傍らには、いつも美貌の女魔導師ミレーネの姿があり、宮廷中では「王の愛妾」と囁かれていた。 孤独と誤解に耐え切れなくなったリディアは、ついに離縁を願い出る。 「わかった」――王は一言だけ告げ、三年の婚姻生活はあっけなく幕を閉じた。 自由の身となったリディアは、旅先で騎士や魔導師と交流し、少しずつ自分の世界を広げていくが、心の奥底で忘れられないのは初恋の相手であるアレクシス。 やがて王都で再会した二人は、宮廷の陰謀と誤解に再び翻弄される。 嫉妬、すれ違い、噂――三年越しの愛は果たして誓いとなるのか。

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません

ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは 私に似た待望の男児だった。 なのに認められず、 不貞の濡れ衣を着せられ、 追い出されてしまった。 実家からも勘当され 息子と2人で生きていくことにした。 * 作り話です * 暇つぶしにどうぞ * 4万文字未満 * 完結保証付き * 少し大人表現あり

さようならの定型文~身勝手なあなたへ

宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」 ――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。 額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。 涙すら出なかった。 なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。 ……よりによって、元・男の人生を。 夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。 「さようなら」 だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。 慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。 別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。 だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい? 「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」 はい、あります。盛りだくさんで。 元・男、今・女。 “白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。 -----『白い結婚の行方』シリーズ ----- 『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。

世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない

二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。 ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。 当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。 だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。 ――君の××××、触らせてもらえないだろうか?

【R18】熱い夜の相手は王太子!? ~婚約者だと告げられましたが、記憶がございません~

世界のボボブラ汁(エロル)
恋愛
激しい夜を過ごしたあと、私は気づいてしまった。 ──え……この方、誰? 相手は王太子で、しかも私の婚約者だという。 けれど私は、自分の名前すら思い出せない。 訳も分からず散った純潔、家族や自分の姿への違和感──混乱する私に追い打ちをかけるように、親友(?)が告げた。 「あなた、わたくしのお兄様と恋人同士だったのよ」 ……え、私、恋人がいたのに王太子とベッドを共に!? しかも王太子も恋人も、社交界を騒がすモテ男子。 もしかして、そのせいで私は命を狙われている? 公爵令嬢ベアトリス(?)が記憶を取り戻した先に待つのは── 愛か、陰謀か、それとも破滅か。 全米がハラハラする宮廷恋愛ストーリー……になっていてほしいですね! ※本作品はR18表現があります、ご注意ください。

処理中です...