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転生直後編
第11話 門番
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第11話 門番
門番「そこの馬車止まって下さい」
そう言われラーグが馬の足を止める
門番は3人居て…1人だけ違う格好をしていた。
その姿は…
佐藤 (騎士…?)
騎士「あ、ラーグさんじゃないですか~?久しぶりですねぇ、そちらの御二方は?」
ラーグ「おぉクレンか、久しぶりだの」
佐藤 (2人は知り合いなのか)
ラーグ 「この2人は商品の輸送中にレッドウルフに襲われたんだが助けてくれた恩人じゃ」
クレン「駄目じゃないですかぁ、ちゃんと護衛をつけないと」
ラーグ「つけたんじゃ!」
…それからあれこれと2人が喋り続け5分後。
ラーグ「それで騎士のお前さんがなんで門番なんてしておるんだ?」
騎士「それはですね、隣国のギース教国で殺人事件が起きてましてね、その警戒として騎士がそれぞれこのルアラス王国の4つの門に配備されてるんですよ」
ラーグ「殺人事件だと?」
クレン「貴族…兵士…一般人含め、27人殺害された最悪の事件らしいですよ、だからこの国に初めてくる人にはこの嘘発見器ことシーライ君を使っていくつか質問して答えてもらいます!」
佐藤 (この人のテンション高いな)
ラーグ「俺はやらなくていいのか」
クレン「はい!ラーグさんは身分証持ってますし~僕が顔見知りなのでOKです!」
リア 「なんか緩いですね」
リアが思わず突っ込む
クレン「じゃあとりあえずそこのお嬢さんから」
リアが馬車から降りる
クレン「このシーライ君はね、優秀な機械なんだ。手を乗せてくれるだけで心臓の鼓動…脈拍…嘘をついた時の特徴を全てとらえた上で嘘を言っているのか言っていないのかを総合的に判断して僕に教えてくれるんだ」
リア 「ギン様…この人急に真面目になると怖いです」
佐藤 「そ、そうだな」
クレン「じゃあ、いくつか質問するよ~」
クレン「君はギース教国に行ったことがあるかい?」
リア「ありません」
クレン「君はギース教国の事件に関係しているかい?」
リア「関係ありません」
クレン「うーん、大丈夫そうだね!お疲れ様でした!」
ラーグ「こんなに短くていいのか」
クレン「大丈夫ですよ~、多分本人なら質問する前に逃げると思うからね」
佐藤 (なるほど形だけの質問で実際はその前の行動を見てるんだな)
クレン「ん?君は…なるほどね」
クレンという騎士が不敵に笑う
クレン「じゃあ質問しまーす!君はギース教国に行ったことがありますか?」
佐藤 「ないです」
クレン「君はギース教国の事件に関連していますか?」
佐藤「していません」
佐藤 (さっきのリアと同じ質問だな)
クレン「君は僕より強いのかい」
佐藤 (…!?なんだこの質問)
佐藤「強くありません」
クレン「おーけー!2人とも大丈夫そうだね!身分証持ってないようなら冒険者ギルドか市役所に行って手続きして貰ったほうがいいね!」
クレン「冒険者ギルドならそこのラーグさんが言えばすぐに手続きしてもらえるからお願いした方がいいかもね!」
ラーグ「言われなくてもするつもりだわい」
クレン「ようこそルアラス王国へ」
そう言われラーグが馬にムチをうち馬車を門内に走らせた。
…
門番「クレンさん、先程なぜあのような質問をしたんですか?」
クレン「さっきのあの銀髪の男…僕に分析か鑑定魔法を使っていた」
門番「え?」
クレン「しかも神力まで感じたんだ」
門番「では先程の質問どうだったんですか?」
クレン「あの男、僕の鑑定結果を見てからのあの嘘…僕より強いらしい」
門番「え?騎士団長のクレンさんよりも!?」
クレン「全く持って面白い!ギンとか言ってたな…覚えておこう!」
…
佐藤(絶対あの嘘バレたな…)
クレン・シリアラ
種族 人間
Lv 475
【役職】騎士
【体力】37250/37250
【魔力】960/960
【神力】9/9
【魔法】瞬足・瞬撃
次回に続く…
門番「そこの馬車止まって下さい」
そう言われラーグが馬の足を止める
門番は3人居て…1人だけ違う格好をしていた。
その姿は…
佐藤 (騎士…?)
騎士「あ、ラーグさんじゃないですか~?久しぶりですねぇ、そちらの御二方は?」
ラーグ「おぉクレンか、久しぶりだの」
佐藤 (2人は知り合いなのか)
ラーグ 「この2人は商品の輸送中にレッドウルフに襲われたんだが助けてくれた恩人じゃ」
クレン「駄目じゃないですかぁ、ちゃんと護衛をつけないと」
ラーグ「つけたんじゃ!」
…それからあれこれと2人が喋り続け5分後。
ラーグ「それで騎士のお前さんがなんで門番なんてしておるんだ?」
騎士「それはですね、隣国のギース教国で殺人事件が起きてましてね、その警戒として騎士がそれぞれこのルアラス王国の4つの門に配備されてるんですよ」
ラーグ「殺人事件だと?」
クレン「貴族…兵士…一般人含め、27人殺害された最悪の事件らしいですよ、だからこの国に初めてくる人にはこの嘘発見器ことシーライ君を使っていくつか質問して答えてもらいます!」
佐藤 (この人のテンション高いな)
ラーグ「俺はやらなくていいのか」
クレン「はい!ラーグさんは身分証持ってますし~僕が顔見知りなのでOKです!」
リア 「なんか緩いですね」
リアが思わず突っ込む
クレン「じゃあとりあえずそこのお嬢さんから」
リアが馬車から降りる
クレン「このシーライ君はね、優秀な機械なんだ。手を乗せてくれるだけで心臓の鼓動…脈拍…嘘をついた時の特徴を全てとらえた上で嘘を言っているのか言っていないのかを総合的に判断して僕に教えてくれるんだ」
リア 「ギン様…この人急に真面目になると怖いです」
佐藤 「そ、そうだな」
クレン「じゃあ、いくつか質問するよ~」
クレン「君はギース教国に行ったことがあるかい?」
リア「ありません」
クレン「君はギース教国の事件に関係しているかい?」
リア「関係ありません」
クレン「うーん、大丈夫そうだね!お疲れ様でした!」
ラーグ「こんなに短くていいのか」
クレン「大丈夫ですよ~、多分本人なら質問する前に逃げると思うからね」
佐藤 (なるほど形だけの質問で実際はその前の行動を見てるんだな)
クレン「ん?君は…なるほどね」
クレンという騎士が不敵に笑う
クレン「じゃあ質問しまーす!君はギース教国に行ったことがありますか?」
佐藤 「ないです」
クレン「君はギース教国の事件に関連していますか?」
佐藤「していません」
佐藤 (さっきのリアと同じ質問だな)
クレン「君は僕より強いのかい」
佐藤 (…!?なんだこの質問)
佐藤「強くありません」
クレン「おーけー!2人とも大丈夫そうだね!身分証持ってないようなら冒険者ギルドか市役所に行って手続きして貰ったほうがいいね!」
クレン「冒険者ギルドならそこのラーグさんが言えばすぐに手続きしてもらえるからお願いした方がいいかもね!」
ラーグ「言われなくてもするつもりだわい」
クレン「ようこそルアラス王国へ」
そう言われラーグが馬にムチをうち馬車を門内に走らせた。
…
門番「クレンさん、先程なぜあのような質問をしたんですか?」
クレン「さっきのあの銀髪の男…僕に分析か鑑定魔法を使っていた」
門番「え?」
クレン「しかも神力まで感じたんだ」
門番「では先程の質問どうだったんですか?」
クレン「あの男、僕の鑑定結果を見てからのあの嘘…僕より強いらしい」
門番「え?騎士団長のクレンさんよりも!?」
クレン「全く持って面白い!ギンとか言ってたな…覚えておこう!」
…
佐藤(絶対あの嘘バレたな…)
クレン・シリアラ
種族 人間
Lv 475
【役職】騎士
【体力】37250/37250
【魔力】960/960
【神力】9/9
【魔法】瞬足・瞬撃
次回に続く…
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