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勇者編
第55話 実戦
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第55話 実戦
ムエル 「それよりも、湊様。そろそろレベルも上がってきましたし実戦の方に行きましょうか」
湊 「実戦?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
湊 「ここって…」
ムエル 「冒険者ギルドです」
シメル 「ここで湊様には実戦経験を積んでもらいます」
湊 「でも前、シメルが王国側と冒険者側には亀裂があるって、」
シメル 「はい、ですから今回の湊様は偽名で冒険者に登録させてもらいます」
湊 「偽名?」
シメル 「勇者とは1人で軍隊に匹敵する存在にならないといけません。そんな湊様が入隊しても成長が遅くなりますし連携は邪魔になるほどの強さを手に入れられるはずです」
シメル「なので初めからソロの戦闘経験を積めば良いとの結論が出ました」
ムエル 「初めは勇者である湊様も弱いので私達2人がサポートしますのでご安心を」
湊 「そんな、弱いってハッキリ言わなくても…」
この街並みは、中世ヨーロッパみたいな感じだけど、所々で日本…地球には無い技術が使われている。
?「おいおい、こんなギルドの前で立ち止まってると迷惑だぞ」
振り向くと誰もいない…?
?「お前…喧嘩売ってんのか…」
下を向くと小柄な少女が居た。
湊 「迷子…?」
シメル 「湊様、この方はここ、アミニア支部のギルドマスターですよ」
湊 「え?こんな子供が…」
? 「ほう?子供とはな…」
物凄く怒っている感じが伝わってきた。
ミーシェ「私の名前は、ミーシェ。アミニア支部のギルドマスターをしている」
湊 「僕は湊です。失礼ですがミーシェさんは何歳なんですか?」
ミーシェ 「永遠の14歳だ」
…
突然静かな空気になる
湊 (聞かない方が良かったな)
ミーシェ 「それにしてもお前が噂の転移者か」
湊 「何でそれを?」
ミーシェ 「まぁ私にだけ事前に情報を貰ってるからな」
ミーシェ 「お前の試験が楽しみだ」
湊 「試験?」
ムエル 「冒険者になるためには、魔力測定と戦闘測定があり、それらに合格する必要があります。」
ミーシェ 「まぁ、冒険者になるための基準は支部ごとに若干違ったりするんだけどね。かなり変わったやり方してるのはレイシー支部かな」
ミーシェ 「この前、レイシー支部では4桁の魔力量を出したとんでもない新人も居たみたいだけど」
そんな感じで話していると紫色の水晶玉の前に連れてこられた。
ミーシェ 「さぁ触れてみろ」
湊 (魔力…か)
湊 (というか表示魔法で自分の魔力が100って分かってるんですけど…)
ミーシェ 「ほぉ、98か」
ミーシェ 「転移者にしては少ないな」
湊 「あれ?」
シメル 「おそらく表示魔法の方が正確です。この魔力測定晶かなり年季が入っているので」
湊 「なるほど」
ミーシェ 「次は戦闘測定だな」
ミーシェ 「特別な空間で擬似戦闘を行えるようになってある」
ミーシェ 「対魔物か、対人戦があるぞ」
湊 「擬似戦闘?」
ミーシェ 「簡単に言えば、対魔物戦…通称モンスターマッチでは、レート1から999の敵が出て来て倒せばそのレートになる」
ミーシェ 「Lv100の敵を倒せばランク100になる」
ミーシェ 「対人戦、通称ヒューマンマッチでは、実際に戦って戦闘不能にさせた方が倒した相手のレートを少し奪えるという感じだ、負ければ減るがな」
湊 (ゲームみたいだな)
ミーシェ「ちなみにモンスターマッチの1位はランク992だ」
湊 「凄いのかどうか分からないけど凄そうだ」
ミーシェ 「ヒューマンマッチの世界1位は、レート999でカンストしていて1回も対人戦で負けた事が無いそうだ」
ミーシェ「おっと前置きが長すぎたな、早速湊に戦ってもらおうか」
ミーシェ 「Lv100の敵と…」
湊 「え?」
次回へ続く。
ムエル 「それよりも、湊様。そろそろレベルも上がってきましたし実戦の方に行きましょうか」
湊 「実戦?」
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湊 「ここって…」
ムエル 「冒険者ギルドです」
シメル 「ここで湊様には実戦経験を積んでもらいます」
湊 「でも前、シメルが王国側と冒険者側には亀裂があるって、」
シメル 「はい、ですから今回の湊様は偽名で冒険者に登録させてもらいます」
湊 「偽名?」
シメル 「勇者とは1人で軍隊に匹敵する存在にならないといけません。そんな湊様が入隊しても成長が遅くなりますし連携は邪魔になるほどの強さを手に入れられるはずです」
シメル「なので初めからソロの戦闘経験を積めば良いとの結論が出ました」
ムエル 「初めは勇者である湊様も弱いので私達2人がサポートしますのでご安心を」
湊 「そんな、弱いってハッキリ言わなくても…」
この街並みは、中世ヨーロッパみたいな感じだけど、所々で日本…地球には無い技術が使われている。
?「おいおい、こんなギルドの前で立ち止まってると迷惑だぞ」
振り向くと誰もいない…?
?「お前…喧嘩売ってんのか…」
下を向くと小柄な少女が居た。
湊 「迷子…?」
シメル 「湊様、この方はここ、アミニア支部のギルドマスターですよ」
湊 「え?こんな子供が…」
? 「ほう?子供とはな…」
物凄く怒っている感じが伝わってきた。
ミーシェ「私の名前は、ミーシェ。アミニア支部のギルドマスターをしている」
湊 「僕は湊です。失礼ですがミーシェさんは何歳なんですか?」
ミーシェ 「永遠の14歳だ」
…
突然静かな空気になる
湊 (聞かない方が良かったな)
ミーシェ 「それにしてもお前が噂の転移者か」
湊 「何でそれを?」
ミーシェ 「まぁ私にだけ事前に情報を貰ってるからな」
ミーシェ 「お前の試験が楽しみだ」
湊 「試験?」
ムエル 「冒険者になるためには、魔力測定と戦闘測定があり、それらに合格する必要があります。」
ミーシェ 「まぁ、冒険者になるための基準は支部ごとに若干違ったりするんだけどね。かなり変わったやり方してるのはレイシー支部かな」
ミーシェ 「この前、レイシー支部では4桁の魔力量を出したとんでもない新人も居たみたいだけど」
そんな感じで話していると紫色の水晶玉の前に連れてこられた。
ミーシェ 「さぁ触れてみろ」
湊 (魔力…か)
湊 (というか表示魔法で自分の魔力が100って分かってるんですけど…)
ミーシェ 「ほぉ、98か」
ミーシェ 「転移者にしては少ないな」
湊 「あれ?」
シメル 「おそらく表示魔法の方が正確です。この魔力測定晶かなり年季が入っているので」
湊 「なるほど」
ミーシェ 「次は戦闘測定だな」
ミーシェ 「特別な空間で擬似戦闘を行えるようになってある」
ミーシェ 「対魔物か、対人戦があるぞ」
湊 「擬似戦闘?」
ミーシェ 「簡単に言えば、対魔物戦…通称モンスターマッチでは、レート1から999の敵が出て来て倒せばそのレートになる」
ミーシェ 「Lv100の敵を倒せばランク100になる」
ミーシェ 「対人戦、通称ヒューマンマッチでは、実際に戦って戦闘不能にさせた方が倒した相手のレートを少し奪えるという感じだ、負ければ減るがな」
湊 (ゲームみたいだな)
ミーシェ「ちなみにモンスターマッチの1位はランク992だ」
湊 「凄いのかどうか分からないけど凄そうだ」
ミーシェ 「ヒューマンマッチの世界1位は、レート999でカンストしていて1回も対人戦で負けた事が無いそうだ」
ミーシェ「おっと前置きが長すぎたな、早速湊に戦ってもらおうか」
ミーシェ 「Lv100の敵と…」
湊 「え?」
次回へ続く。
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