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VOID(ボイド)編
第58話 組織
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第58話 組織
ムエル 「湊様に修行を?」
ハイト 「あぁ、ここ数年以内にとてもつなく大きな戦いが起きる、その時に湊は歴代の勇者全てを越える強さを手にしなくちゃいけない」
ミーシェ 「それは貴方よりも強くってこと?」
ミーシェ 「初代勇者…二階堂 和樹(にかいどう かずき)さん…」
シメル 「初代勇者…?」
ハイト 「この世界には、数年に1回…地球という星から勇者として異世界人が召喚される」
ハイト 「そして数年以内に死ぬ」
シメル 「え?」
ムエル 「そんな事ありえません!歴代の勇者たちは魔の大陸に行って今も前線で戦ったり余生を過ごしたりしてるんでしょ?現に貴方だってここにいるではありませんか?」
ハイト 「勇者たちと呼ばれる異世界人のほとんどが魔の大陸に足を運び死んでいるんだ。」
ハイト 「現に俺が知っている異世界人はもう俺と湊くだけだ」
ミーシェ 「どうして数年以内に死ぬの?」
ハイト 「はっきりとした原因は分からないからこれは僕の推測になるけど、1つ目はエネルギー消耗が激しいんだ」
シメル 「エネルギー消耗?」
ハイト 「勇者…異世界人たちはとてもつなく大きな力を手に入れる代償に身体に物凄い負担がかかっているんだ。全ての魔法を行使するのも身体が気づいていないだけ相当な負担を要しているんだ」
ハイト 「そこで僕は、他の異世界人と共に魔の大陸にあると言われている刳越智憑(くおちつ)の実と言うものを探しに旅をした。」
シメル 「あの伝説の実?」
ハイト 「人が食べると一生何も食べずに永遠に全力疾走出来るほどのエネルギーを宿すと言われる世界樹に生えるその実を僕は食べたんだ」
ミーシェ 「食べたの?」
ハイト 「思った通り、身体は安定し死なない身体になった…僕以外はね」
ハイト 「他の仲間…その中に歴代の勇者も居たけど途中の魔物にやられてね…」
湊 「僕もその実を食べないと死ぬって事ですか?」
シメル 「湊様!」
ムエル「目を覚ましていたんですね!」
ハイト 「聞いての通りだ、湊くん。君は世界樹の実を取りに行くために君は魔の大陸に足を運ばなければならない!」
ハイト 「だが従来の鍛え方…修行方法だと時間がかかり過ぎる!魔の大陸に行くには最低でもレベル300は必要なんだ」
ミーシェ 「300って、騎士隊長レベルじゃない?湊くん今何レベルなの?」
湊 「まだ17レベル…です」
ハイト 「ちなみに僕のレベルは見えるかい?」
湊 「鑑定」
ハイト・イリュージア
二階堂 和樹(にかいどう かずき)
種族 人間
Lv 1235
【役職】元勇者
【体力】5400000/5400000
【魔力】2400570/2700570
【魔法】魔力創造・剣術(極)
湊 「格が違う…」
ハイト 「それはそうだ!僕は湊くんよりも長生きしてるからね!」
ミーシェ 「このレベルだったら魔の大陸でも余裕で生還出来ますよね?」
ハイト 「…あぁ、もちろん!」
ムエル 「でしたらハイト様と共に湊様もご一緒すれば…」
ハイト 「もちろん刳越智憑(くおちつ)の実を食べれば体力、魔力のみならずそれに伴い大きなレベルアップにも繋がるだろうけど肝はそこじゃない」
ハイト 「僕の経験値を湊くんに譲渡したい」
湊 「譲渡?」
ハイト 「そう、基本は魔物を倒せばその経験値は全部自分の物になるがあるアイテムを使えば経験値を丸ごと誰かに譲渡出来るんだ」
ハイト 「ただそのアイテムは世界に一つしかなくてしかも持っているのがある組織らしいんだ」
ミーシェ 「組織?」
ハイト 「その組織の名前は、」
? 「VOID(ボイド)、ですよね?」
ミーシェ 「貴方は…」
次回へ続く。
ムエル 「湊様に修行を?」
ハイト 「あぁ、ここ数年以内にとてもつなく大きな戦いが起きる、その時に湊は歴代の勇者全てを越える強さを手にしなくちゃいけない」
ミーシェ 「それは貴方よりも強くってこと?」
ミーシェ 「初代勇者…二階堂 和樹(にかいどう かずき)さん…」
シメル 「初代勇者…?」
ハイト 「この世界には、数年に1回…地球という星から勇者として異世界人が召喚される」
ハイト 「そして数年以内に死ぬ」
シメル 「え?」
ムエル 「そんな事ありえません!歴代の勇者たちは魔の大陸に行って今も前線で戦ったり余生を過ごしたりしてるんでしょ?現に貴方だってここにいるではありませんか?」
ハイト 「勇者たちと呼ばれる異世界人のほとんどが魔の大陸に足を運び死んでいるんだ。」
ハイト 「現に俺が知っている異世界人はもう俺と湊くだけだ」
ミーシェ 「どうして数年以内に死ぬの?」
ハイト 「はっきりとした原因は分からないからこれは僕の推測になるけど、1つ目はエネルギー消耗が激しいんだ」
シメル 「エネルギー消耗?」
ハイト 「勇者…異世界人たちはとてもつなく大きな力を手に入れる代償に身体に物凄い負担がかかっているんだ。全ての魔法を行使するのも身体が気づいていないだけ相当な負担を要しているんだ」
ハイト 「そこで僕は、他の異世界人と共に魔の大陸にあると言われている刳越智憑(くおちつ)の実と言うものを探しに旅をした。」
シメル 「あの伝説の実?」
ハイト 「人が食べると一生何も食べずに永遠に全力疾走出来るほどのエネルギーを宿すと言われる世界樹に生えるその実を僕は食べたんだ」
ミーシェ 「食べたの?」
ハイト 「思った通り、身体は安定し死なない身体になった…僕以外はね」
ハイト 「他の仲間…その中に歴代の勇者も居たけど途中の魔物にやられてね…」
湊 「僕もその実を食べないと死ぬって事ですか?」
シメル 「湊様!」
ムエル「目を覚ましていたんですね!」
ハイト 「聞いての通りだ、湊くん。君は世界樹の実を取りに行くために君は魔の大陸に足を運ばなければならない!」
ハイト 「だが従来の鍛え方…修行方法だと時間がかかり過ぎる!魔の大陸に行くには最低でもレベル300は必要なんだ」
ミーシェ 「300って、騎士隊長レベルじゃない?湊くん今何レベルなの?」
湊 「まだ17レベル…です」
ハイト 「ちなみに僕のレベルは見えるかい?」
湊 「鑑定」
ハイト・イリュージア
二階堂 和樹(にかいどう かずき)
種族 人間
Lv 1235
【役職】元勇者
【体力】5400000/5400000
【魔力】2400570/2700570
【魔法】魔力創造・剣術(極)
湊 「格が違う…」
ハイト 「それはそうだ!僕は湊くんよりも長生きしてるからね!」
ミーシェ 「このレベルだったら魔の大陸でも余裕で生還出来ますよね?」
ハイト 「…あぁ、もちろん!」
ムエル 「でしたらハイト様と共に湊様もご一緒すれば…」
ハイト 「もちろん刳越智憑(くおちつ)の実を食べれば体力、魔力のみならずそれに伴い大きなレベルアップにも繋がるだろうけど肝はそこじゃない」
ハイト 「僕の経験値を湊くんに譲渡したい」
湊 「譲渡?」
ハイト 「そう、基本は魔物を倒せばその経験値は全部自分の物になるがあるアイテムを使えば経験値を丸ごと誰かに譲渡出来るんだ」
ハイト 「ただそのアイテムは世界に一つしかなくてしかも持っているのがある組織らしいんだ」
ミーシェ 「組織?」
ハイト 「その組織の名前は、」
? 「VOID(ボイド)、ですよね?」
ミーシェ 「貴方は…」
次回へ続く。
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