1 / 2
異世界に行く前に
しおりを挟む
異世界転生。素晴らしい響きだ。
僕は異世界にやって来た様だった。
異世界とは夢の国。正に天国。
主人公の僕は最強。絶対。無敵。
逆らえる者など存在しない。何もしなくてもモテるし、何かしたら全ての女性は僕のもの。素晴らしい!
じゃあ、そろそろ主人公を始めようかな?
異世界主人公始めまーす!
「あなたは異世界に転生しました!」
そんな声が脳内に鳴り響く。無職の引きこもりの僕に話しかける奴なんていないはずなんだけど……?
僕は声の聞こえる方に目を向ける。
そこには美しい少女が立っていた。少女の服は女神って感じ。杖も持ってる。そんな彼女は衝撃的な発言を僕にした。
「あなたは死にました。」
「えっと……なんで死んだの?」
「あなたは不運な事に前の世界で殺されてしまったのです……それは壮絶に。」
「なるほどねー。じゃあ僕は異世界に転生する訳だ。女神様?お名前はなんといいますか?」
「私の名前はゴド=シール。」
「女神シールといいます。気軽にシールとお呼びください。」
「あなたは異世界転生する訳ですが、その前に異世界の説明をしようと思います。」
「あなたが行く異世界は剣と魔法のファンタジー世界……ではなく普通の世」
彼女がそのセリフを言う前に僕は動いた。
「そんなのダメだよ。つまんないよ。読者様が許さない。こりゃダメかな。やり直し」
「そんなつまらない異世界は絶対にあっちゃならないんだよ」
そう言って僕はとりあえず女神様を異世界の主人公のチートスキル。【スーパーファイア】をぶつける。すると女神様に火がついた。燃え上がる女神様にさらに
【スーパーファイア】女神様は燃え上がる。苦しくて絶叫している様だ。かわいそう……あ、死んだ。【スーパーファイア】
女神様は消炭になった。なんだか苦しそうだったなぁ……
次は一瞬で殺してあげないとね。とりあえず白紙にしないと。異世界へ行く前の転生ゾーンを破壊する。
そこで異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【オールブレイク】
世界はガラスの様に割れてなくなった。
真っ白な世界になったところで僕は溜息をついた。
「ダメだよ。こんな展開じゃ、読者様が望んでいるものと違う。やり直し。」
僕はやっていて感じた問題点を上げて、
修正する事にした。
とりあえず問題点を箇条書きにするかな…僕は異世界主人公なら誰でも持ってる、チートスキル【クリエイトアイテム】の能力を行使してホワイトボードとペンを創る。読者様。ここが問題点なんです。
*ホワイトボード*
・そもそも主人公の僕がイケメン男子高校生じゃなかった。女の子だった。普通に肉体を破壊して作り直すべき。
・無職の引きこもりは不適切。無職童貞のニート兼ネトゲ廃人かつ普通のいじめられっ子のとても正義感のあるイケメンかつ優しい高校生が適切。
・美しい少女の顔がダメ。現実の普通の美人。超美少女アニメ顔じゃないので骨格レベルから形を変える必要がある。
・女神っぽい服も不適切。ミニスカニーソスケスケ胸強調エロエロ服じゃないと異世界にふさわしくない。
・女神の性格も問題。事務的な感じでつまらない。ツンデレにすべき。
・女神の名前が変。かわいい名前にすべき。アリスとかアリスとかアリスとか。
・女神が僕に惚れてない。チョロイン以外は認めない。
・死んだ理由がダメダメ。異世界主人公たるものアニメ顔の美少女をかばってトラックに引かれてミンチになるべき。
・剣と魔法のファンタジー世界じゃないと異世界ではない。他の世界は全て破壊するべき。
これらが問題点かな?とりあえず修正していこう。まずは僕の外見だ。僕は普通の異世界主人公なら持ってるはずのチートスキル【自爆ボム】を発動。
僕の体は爆発四散した。
少女だったはずの僕の体は見る影もなく内臓と血液を撒き散らして死んでいる。そして普通の異世界主人公なら持ってるはずのチートスキル【キャラクターメイク】でイケメン男子高校生を作る。我ながら完璧な出来栄えだ。素晴らしい!そしてその体で異世界主人公なら持ってるはずのチートスキル【バキュームフード】を行使。
前の体の内臓と血液を全て飲み込んで綺麗にする。次は設定だね。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【経歴改竄】を起動。
僕は無職童貞のニート兼ネトゲ廃人かつ普通のいじめられっ子のとても正義感のあるイケメンかつ優しい高校生になった。無職童貞のニート兼ネトゲ廃人かつ普通のいじめられっ子のとても正義感のあるイケメンかつ優しい高校生は異世界主人公の基本だよね!
次は女神か……消炭になった女神に普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【ハイスピードリペア】
をかける。女神は瞬く間に元に戻った。
「うーん……?私は一体なにをしていたのでしょうか……?なんだか変な夢?を見ていた様な気がするのです。あなたに焼かれる夢です。」
「女神様。安心してください。ちゃんとあなたを消炭にしましたよ。」
「いまからあなたを綺麗にして上げますからじっとしていてくださいね。」
そういうと僕は女神に対して普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【無免許全身整形】を使う。すると女神の体が軋みを上げ始める。
「痛いです。痛いです。やめてください痛い痛い痛いから痛いからやめ痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いィィィィィィィィイ!!」
女神は絶叫している。あっ……麻酔忘れた……どうしよう…めんどいしこのままやりますね~~
関節が変な方向に曲がり、頭蓋骨が変形する。目玉が肥大化し、鼻が消滅する。
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
痛すぎて気絶しちゃったみたい。
体は理想の形になって、髪の毛が全て抜け落ちて、そして鮮やかなピンク色の髪の毛に生え変わる。髪の毛、睫毛、眉毛以外の体毛は全て削除され、肌の質も変化する。女神の肌は細胞がなくなり、白磁の様な完璧な1つのパーツになった。そして僕は死んだ女神様を蘇生する。
「よし!完璧な超美少女だ!アニメ顔のかわいい女の子になれたね!とても性的欲求が沸くよ!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい頼みますから痛いのはもうやめてくださいお願いします何でもしますだから痛いのは許して許して許して許して…………」
「大丈夫だよ。もう痛くはしないから安心してね。」
つぎは性格と名前かな。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【洗脳教育】で脳にアクセスする。
すると女神の脳から様々な文字が書かれたノートがでてくる。僕はそれを開いて
彼女の脳内にある不要な性格やデータを全て削除。そしてツンデレのデータを記入する。さらに名前の欄をアリスに書き換える。最後に僕に対する狂愛を追加する。
これでアニメ顔の超絶美少女チョロイン女神アリスちゃんの出来上がり。結構大変だと思う。異世界主人公って。
「べっ別にあんたのことが好きで異世界転生させてあげるんじゃないんだからね!」
「あとなにも覚えてないのもあんたのためじゃないんだからね!」
「痛いのも嫌いじゃないわ!私はあんたのことなんて大好きよ!!」
うんうん。これが異世界小説のヒロインだよね。あとは服だけかな?
「えっと全裸になってくれるかな?」
「わかったわ!全裸になればいいのね!」
「あんたの為に服を脱ぐのは癪だけど、仕方ないからぬいであげるわ!」
「逆らったら死ぬから従ってるワケじゃないのよ!」
女神アリスは一糸纏わぬ姿になった。あとは服を用意するだけだね。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【ファッションファクトリー】
を使って服を作る。とりあえずミニスカニーソスケスケ胸強調エロエロ服を1セットほど作る。他にもいろんな服の着せ替えがしたいから服はもっと作るべきだね。
「このミニスカニーソスケスケ胸強調エロエロ服を来てくれないかな。来てくれたらキスしてあげる。」
「しかたないわねー!!」
「べっ別にあんたとキスがしたいからこの服をきてあげるワケじゃないんだからね!勘違いしないでよね!!」
「キス///ちょっとうれしいかも……」
小声で呟いている。聴こえないくらいの小声で言ったつもりかもしれないけど、異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【ヘル=イヤー】で丸聞こえなんだけどね。
「良い子にはご褒美をあげないと。キスしたげるからおいで。ディープなやつをたっぷりねっとりとね。」
そう言って僕はアリスの唇を貪った。彼女が僕のこと以外考えられないように。彼女の僕への愛がみたされるように。僕は彼女が窒息寸前になるまで舌を入れてするキスをし続けた。
「…………」。
時間にしたらたったの5分にも満たない時間だったが、彼女はどうやら嬉し過ぎて気絶してしまったようだ。否。酸欠で気絶しただけかな?
よし!あとは剣と魔法の世界を作るだけだね。読者様。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【スペースビルダー】を使って宇宙をつくる。でも剣と魔法の世界がどこにあるかわからないな。よし。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【Gogleで検索】を使って探す。
結果。該当12件。最初の検索結果をクリック。
すると目の前に地球型惑星が現れる。地球型惑星だが、大陸や海の配置は全く違うようだ。
さあこれで修正終了したよ。読者様。あとはこの地球?に入るだけだね。僕はアリスをお姫様抱っこしながら、その惑星に突入する。
さあ、異世界生活を始めよう!
あぁ…でも大気圏突入したらアリスが焼けてなくなった。作り直さないと。異世界主人公は大変だなぁ……としみじみ思いました。
僕は異世界にやって来た様だった。
異世界とは夢の国。正に天国。
主人公の僕は最強。絶対。無敵。
逆らえる者など存在しない。何もしなくてもモテるし、何かしたら全ての女性は僕のもの。素晴らしい!
じゃあ、そろそろ主人公を始めようかな?
異世界主人公始めまーす!
「あなたは異世界に転生しました!」
そんな声が脳内に鳴り響く。無職の引きこもりの僕に話しかける奴なんていないはずなんだけど……?
僕は声の聞こえる方に目を向ける。
そこには美しい少女が立っていた。少女の服は女神って感じ。杖も持ってる。そんな彼女は衝撃的な発言を僕にした。
「あなたは死にました。」
「えっと……なんで死んだの?」
「あなたは不運な事に前の世界で殺されてしまったのです……それは壮絶に。」
「なるほどねー。じゃあ僕は異世界に転生する訳だ。女神様?お名前はなんといいますか?」
「私の名前はゴド=シール。」
「女神シールといいます。気軽にシールとお呼びください。」
「あなたは異世界転生する訳ですが、その前に異世界の説明をしようと思います。」
「あなたが行く異世界は剣と魔法のファンタジー世界……ではなく普通の世」
彼女がそのセリフを言う前に僕は動いた。
「そんなのダメだよ。つまんないよ。読者様が許さない。こりゃダメかな。やり直し」
「そんなつまらない異世界は絶対にあっちゃならないんだよ」
そう言って僕はとりあえず女神様を異世界の主人公のチートスキル。【スーパーファイア】をぶつける。すると女神様に火がついた。燃え上がる女神様にさらに
【スーパーファイア】女神様は燃え上がる。苦しくて絶叫している様だ。かわいそう……あ、死んだ。【スーパーファイア】
女神様は消炭になった。なんだか苦しそうだったなぁ……
次は一瞬で殺してあげないとね。とりあえず白紙にしないと。異世界へ行く前の転生ゾーンを破壊する。
そこで異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【オールブレイク】
世界はガラスの様に割れてなくなった。
真っ白な世界になったところで僕は溜息をついた。
「ダメだよ。こんな展開じゃ、読者様が望んでいるものと違う。やり直し。」
僕はやっていて感じた問題点を上げて、
修正する事にした。
とりあえず問題点を箇条書きにするかな…僕は異世界主人公なら誰でも持ってる、チートスキル【クリエイトアイテム】の能力を行使してホワイトボードとペンを創る。読者様。ここが問題点なんです。
*ホワイトボード*
・そもそも主人公の僕がイケメン男子高校生じゃなかった。女の子だった。普通に肉体を破壊して作り直すべき。
・無職の引きこもりは不適切。無職童貞のニート兼ネトゲ廃人かつ普通のいじめられっ子のとても正義感のあるイケメンかつ優しい高校生が適切。
・美しい少女の顔がダメ。現実の普通の美人。超美少女アニメ顔じゃないので骨格レベルから形を変える必要がある。
・女神っぽい服も不適切。ミニスカニーソスケスケ胸強調エロエロ服じゃないと異世界にふさわしくない。
・女神の性格も問題。事務的な感じでつまらない。ツンデレにすべき。
・女神の名前が変。かわいい名前にすべき。アリスとかアリスとかアリスとか。
・女神が僕に惚れてない。チョロイン以外は認めない。
・死んだ理由がダメダメ。異世界主人公たるものアニメ顔の美少女をかばってトラックに引かれてミンチになるべき。
・剣と魔法のファンタジー世界じゃないと異世界ではない。他の世界は全て破壊するべき。
これらが問題点かな?とりあえず修正していこう。まずは僕の外見だ。僕は普通の異世界主人公なら持ってるはずのチートスキル【自爆ボム】を発動。
僕の体は爆発四散した。
少女だったはずの僕の体は見る影もなく内臓と血液を撒き散らして死んでいる。そして普通の異世界主人公なら持ってるはずのチートスキル【キャラクターメイク】でイケメン男子高校生を作る。我ながら完璧な出来栄えだ。素晴らしい!そしてその体で異世界主人公なら持ってるはずのチートスキル【バキュームフード】を行使。
前の体の内臓と血液を全て飲み込んで綺麗にする。次は設定だね。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【経歴改竄】を起動。
僕は無職童貞のニート兼ネトゲ廃人かつ普通のいじめられっ子のとても正義感のあるイケメンかつ優しい高校生になった。無職童貞のニート兼ネトゲ廃人かつ普通のいじめられっ子のとても正義感のあるイケメンかつ優しい高校生は異世界主人公の基本だよね!
次は女神か……消炭になった女神に普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【ハイスピードリペア】
をかける。女神は瞬く間に元に戻った。
「うーん……?私は一体なにをしていたのでしょうか……?なんだか変な夢?を見ていた様な気がするのです。あなたに焼かれる夢です。」
「女神様。安心してください。ちゃんとあなたを消炭にしましたよ。」
「いまからあなたを綺麗にして上げますからじっとしていてくださいね。」
そういうと僕は女神に対して普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【無免許全身整形】を使う。すると女神の体が軋みを上げ始める。
「痛いです。痛いです。やめてください痛い痛い痛いから痛いからやめ痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いィィィィィィィィイ!!」
女神は絶叫している。あっ……麻酔忘れた……どうしよう…めんどいしこのままやりますね~~
関節が変な方向に曲がり、頭蓋骨が変形する。目玉が肥大化し、鼻が消滅する。
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
痛すぎて気絶しちゃったみたい。
体は理想の形になって、髪の毛が全て抜け落ちて、そして鮮やかなピンク色の髪の毛に生え変わる。髪の毛、睫毛、眉毛以外の体毛は全て削除され、肌の質も変化する。女神の肌は細胞がなくなり、白磁の様な完璧な1つのパーツになった。そして僕は死んだ女神様を蘇生する。
「よし!完璧な超美少女だ!アニメ顔のかわいい女の子になれたね!とても性的欲求が沸くよ!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい頼みますから痛いのはもうやめてくださいお願いします何でもしますだから痛いのは許して許して許して許して…………」
「大丈夫だよ。もう痛くはしないから安心してね。」
つぎは性格と名前かな。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【洗脳教育】で脳にアクセスする。
すると女神の脳から様々な文字が書かれたノートがでてくる。僕はそれを開いて
彼女の脳内にある不要な性格やデータを全て削除。そしてツンデレのデータを記入する。さらに名前の欄をアリスに書き換える。最後に僕に対する狂愛を追加する。
これでアニメ顔の超絶美少女チョロイン女神アリスちゃんの出来上がり。結構大変だと思う。異世界主人公って。
「べっ別にあんたのことが好きで異世界転生させてあげるんじゃないんだからね!」
「あとなにも覚えてないのもあんたのためじゃないんだからね!」
「痛いのも嫌いじゃないわ!私はあんたのことなんて大好きよ!!」
うんうん。これが異世界小説のヒロインだよね。あとは服だけかな?
「えっと全裸になってくれるかな?」
「わかったわ!全裸になればいいのね!」
「あんたの為に服を脱ぐのは癪だけど、仕方ないからぬいであげるわ!」
「逆らったら死ぬから従ってるワケじゃないのよ!」
女神アリスは一糸纏わぬ姿になった。あとは服を用意するだけだね。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【ファッションファクトリー】
を使って服を作る。とりあえずミニスカニーソスケスケ胸強調エロエロ服を1セットほど作る。他にもいろんな服の着せ替えがしたいから服はもっと作るべきだね。
「このミニスカニーソスケスケ胸強調エロエロ服を来てくれないかな。来てくれたらキスしてあげる。」
「しかたないわねー!!」
「べっ別にあんたとキスがしたいからこの服をきてあげるワケじゃないんだからね!勘違いしないでよね!!」
「キス///ちょっとうれしいかも……」
小声で呟いている。聴こえないくらいの小声で言ったつもりかもしれないけど、異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【ヘル=イヤー】で丸聞こえなんだけどね。
「良い子にはご褒美をあげないと。キスしたげるからおいで。ディープなやつをたっぷりねっとりとね。」
そう言って僕はアリスの唇を貪った。彼女が僕のこと以外考えられないように。彼女の僕への愛がみたされるように。僕は彼女が窒息寸前になるまで舌を入れてするキスをし続けた。
「…………」。
時間にしたらたったの5分にも満たない時間だったが、彼女はどうやら嬉し過ぎて気絶してしまったようだ。否。酸欠で気絶しただけかな?
よし!あとは剣と魔法の世界を作るだけだね。読者様。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【スペースビルダー】を使って宇宙をつくる。でも剣と魔法の世界がどこにあるかわからないな。よし。普通の異世界主人公なら誰でも持ってるはずのチートスキル【Gogleで検索】を使って探す。
結果。該当12件。最初の検索結果をクリック。
すると目の前に地球型惑星が現れる。地球型惑星だが、大陸や海の配置は全く違うようだ。
さあこれで修正終了したよ。読者様。あとはこの地球?に入るだけだね。僕はアリスをお姫様抱っこしながら、その惑星に突入する。
さあ、異世界生活を始めよう!
あぁ…でも大気圏突入したらアリスが焼けてなくなった。作り直さないと。異世界主人公は大変だなぁ……としみじみ思いました。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
1 / 2
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる