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一章
6.元の話題からズレてる? き、気のせいだって
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「なぁ、名前が能力の影響受けてるのってどう思うよ」
部室で皆、思い思いの活動をしていた時に、唐突に健が話を始めた。
「どういうことだ」
説明が不足し過ぎだろ。
「いや、ほらさ、三人とも能力を持ってるわけだろ? 例えばだが、祐希は時を止める能力があるわけだから、名前に『時』という文字が入っているとか、歩香なら『影』が入ってたりとか、そういう、能力ありきの名前みたいなやつだ」
「なるほどな」
能力から名前を考えたやつか。ふむ、それなら、
「お前の場合は異能皆無なんて名前はどうだ。ぴったりだろ」
「お前は毎度毎度、悪意しか感じることができない言葉を発するよな」
む、軽く流されたか。仕方ない、ならば、
「あぁ、むしろ無能力の方が良いかもしれないな。なぁ、無能さん」
「無能って呼ばれると何か男としての矜持が傷つくからやめろよ!」
「え、健って無能だったの?」
歩香が参戦した。
「えぇ、そうね、少なくとも将来は無能と呼ばれるわね」
神流先輩まで参戦し始めた。いや、神流先輩。貴女のはシャレになりませんよ。
「おま、やめろよ! 俺は無能じゃねぇよ! 少なくとも一般生活は送れる程度には有能だわ!」
ついに健が騒ぎ始めた。まぁ、いつものことなので放っておく。そのうち静まるだろう。
「ところで祐希、無能ってなに?」
歩香は知らずに参戦してたのか。
「そうだな、端的に言えば要らない子だな」
「なるほど、健は要らない子なんだ! 確かにそうだね!」
「ちょっと待てぇぇぇい!! おい祐希! 何こいつに変なこと教えてんだよ! 俺は要らない子じゃねぇよ!」
おい、その言い方じゃ、俺が小さい子に要らない知識を教えてるみたいじゃないか。歩香はれっきとした高二だぞ。ちょっと言動は幼いがな。
「健うるさい」
「ついには話にすら入れてくれないだと!? 俺の話をしてるのに!?」
「そうね、叫び過ぎよ平塚君。そろそろ喉が潰れるわよ?」
「えっ······」
おぉ、すごい。一発で黙った。予知能力の影響力でかいな。
「冗談よ」
「なんなんすか! 俺ホントに喉が潰れるかと思って黙ったのに、冗談ですか!」
「そうね、仮に本当に喉が潰れるのであれば、私は一言も発しなかったと思うわ」
「それは酷すぎやしませんかねぇ!?」
さて、また同じような終わり方になってしまうが、そろそろ健がうるさ──
「あぁもう! 何で今日もアウェーがなんだよ!」
「おい健。ホントにうるさいぞ。まとめられないじゃないか。これ以上風呂敷を広げて何をするつもりだ。まとめるこっちの身にもなれ」
「まとめるってなんだよ!? お前はそういう発言して良いのかよ!?」
「良いか悪いかなんて知らないが、少なくとも、ただ叫んでるよりかはマシだと思うぞ」
「そうね、さすがにそろそろ頭が痛くなってきたわ」
「健いつもうるさい。邪魔」
「俺何か悪いことしたかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
──健の全力の叫びは恐らく外で活動してる部活にも聞こえたことだろう。なんせ、近くを通っていた教師が何事かと入ってきたくらいだからな。
そうだ、ちなみに翌日本当に喉を痛めて、一日、天●源一郎のようになっていたことも、一応伝えておこうか。とても聞き取りづらかったぞ。声の出し過ぎは良くないな。改めて学べて良かった。
部室で皆、思い思いの活動をしていた時に、唐突に健が話を始めた。
「どういうことだ」
説明が不足し過ぎだろ。
「いや、ほらさ、三人とも能力を持ってるわけだろ? 例えばだが、祐希は時を止める能力があるわけだから、名前に『時』という文字が入っているとか、歩香なら『影』が入ってたりとか、そういう、能力ありきの名前みたいなやつだ」
「なるほどな」
能力から名前を考えたやつか。ふむ、それなら、
「お前の場合は異能皆無なんて名前はどうだ。ぴったりだろ」
「お前は毎度毎度、悪意しか感じることができない言葉を発するよな」
む、軽く流されたか。仕方ない、ならば、
「あぁ、むしろ無能力の方が良いかもしれないな。なぁ、無能さん」
「無能って呼ばれると何か男としての矜持が傷つくからやめろよ!」
「え、健って無能だったの?」
歩香が参戦した。
「えぇ、そうね、少なくとも将来は無能と呼ばれるわね」
神流先輩まで参戦し始めた。いや、神流先輩。貴女のはシャレになりませんよ。
「おま、やめろよ! 俺は無能じゃねぇよ! 少なくとも一般生活は送れる程度には有能だわ!」
ついに健が騒ぎ始めた。まぁ、いつものことなので放っておく。そのうち静まるだろう。
「ところで祐希、無能ってなに?」
歩香は知らずに参戦してたのか。
「そうだな、端的に言えば要らない子だな」
「なるほど、健は要らない子なんだ! 確かにそうだね!」
「ちょっと待てぇぇぇい!! おい祐希! 何こいつに変なこと教えてんだよ! 俺は要らない子じゃねぇよ!」
おい、その言い方じゃ、俺が小さい子に要らない知識を教えてるみたいじゃないか。歩香はれっきとした高二だぞ。ちょっと言動は幼いがな。
「健うるさい」
「ついには話にすら入れてくれないだと!? 俺の話をしてるのに!?」
「そうね、叫び過ぎよ平塚君。そろそろ喉が潰れるわよ?」
「えっ······」
おぉ、すごい。一発で黙った。予知能力の影響力でかいな。
「冗談よ」
「なんなんすか! 俺ホントに喉が潰れるかと思って黙ったのに、冗談ですか!」
「そうね、仮に本当に喉が潰れるのであれば、私は一言も発しなかったと思うわ」
「それは酷すぎやしませんかねぇ!?」
さて、また同じような終わり方になってしまうが、そろそろ健がうるさ──
「あぁもう! 何で今日もアウェーがなんだよ!」
「おい健。ホントにうるさいぞ。まとめられないじゃないか。これ以上風呂敷を広げて何をするつもりだ。まとめるこっちの身にもなれ」
「まとめるってなんだよ!? お前はそういう発言して良いのかよ!?」
「良いか悪いかなんて知らないが、少なくとも、ただ叫んでるよりかはマシだと思うぞ」
「そうね、さすがにそろそろ頭が痛くなってきたわ」
「健いつもうるさい。邪魔」
「俺何か悪いことしたかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
──健の全力の叫びは恐らく外で活動してる部活にも聞こえたことだろう。なんせ、近くを通っていた教師が何事かと入ってきたくらいだからな。
そうだ、ちなみに翌日本当に喉を痛めて、一日、天●源一郎のようになっていたことも、一応伝えておこうか。とても聞き取りづらかったぞ。声の出し過ぎは良くないな。改めて学べて良かった。
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