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最終章
35.万能ではない能力
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ノート騒動の翌日。
まだ数日しか経っていないのに、エミリアが居るのがデフォルトになってきているため、今回はそこには触れないでおく。
「で、エミリア。このノートはどこで拾ったんだ?」
教室とかの前ならそのクラスの人の可能性が高いんだが。
「昇降口ね。下駄箱の前に落ちていたわ」
昇降口か。となると、どの学年でも通ることになるな。
エミリアはそんな考えを見抜いた様に口を開いた。
「少し言葉が足らなかったわね。二年生の下駄箱の前よ」
ふむ、つまり二年生の可能性が高いか。
朝から放置されてたなんて事はないだろうから、帰る時にでも落としたのだろうか。
「ノートの落ちてた場所を考えると、放課後に落としたというのが一番有力ね」
神流先輩が、俺の言葉を先読みしたように言う。
「帰宅部かな? 運動部だったらストーキングする時間無いと思うし」
まぁ、そうなるな。うちの学校、なぜか運動部だけ厳しいからな。サボったら大変な事になるらしいし。
「じゃあ、二年生の帰宅部を調べれば良いんですか?」
そうもいかないんだよな。
「いや、そう言っても、帰宅部だけ調べるわけにもいかないんだよな。休みだった部活もあるだろうし、そもそも二年生の下駄箱の前ってだけで、二年生と決まったわけじゃない」
「ほぇ~······」
聞いてるのだろうか?
琴音ちゃんは少し長く喋るとすぐにこうなる。まぁ、これも個性だとは思うが。
「ちなみに神流先輩。能力使って持ち主見えたりしませんか?」
俺達がノートを返す未来があれば、自ずと見えて来るだろうし。
「ちょっと待ってて。·········ダメね。不確定な要素が多いわ。いくつも重なり過ぎて、よく見えない」
ふむ。ってことは俺達がここで考えるのを止める可能性もあるのか。
「分からないんじゃ仕方ないな。これは部室に保管しておくか」
言ったそばから健が考えるのを止めた。
だが、俺達はそれを許さない。
「ストーキングされたままで良いのか?」
「健だけ後ろから刃物でサックリ殺られたりしないかな」
「あら、ストーキングされるのが趣味なのかしら?」
「落とし物を届けないのはダメですよ先輩。そういうのがダメな人を作るんですよ」
「使えないわね、この部長」
俺、歩香、神流先輩、琴音ちゃん、エミリアの順で罵声を浴びせた。
「お前ら今まで特に攻撃してこないと思ったら溜めてたのか!? チャージでもしてたのか!?」
健、涙目。ノックアウト寸前である。
「まぁ、それは置いといてノートの持ち主を探しだして、ストーキングを止めるように言わないとな」
「置いとくなよ! 結構俺傷ついたからな!?」
うるさいな。それだから無視されるんだよ。
「個人でそれぞれ、ノート持ってそうな人当たってみるか」
「それが良いのかな」
「無駄が多いけど、この際仕方ないわね」
「一年生も当たってみます」
賛成的な意見が多いし、問題ないな。
「よし、じゃあ、今日の活動終了ー」
『おー』
「もう俺の出番ホントにねぇよなぁ!?」
まだ数日しか経っていないのに、エミリアが居るのがデフォルトになってきているため、今回はそこには触れないでおく。
「で、エミリア。このノートはどこで拾ったんだ?」
教室とかの前ならそのクラスの人の可能性が高いんだが。
「昇降口ね。下駄箱の前に落ちていたわ」
昇降口か。となると、どの学年でも通ることになるな。
エミリアはそんな考えを見抜いた様に口を開いた。
「少し言葉が足らなかったわね。二年生の下駄箱の前よ」
ふむ、つまり二年生の可能性が高いか。
朝から放置されてたなんて事はないだろうから、帰る時にでも落としたのだろうか。
「ノートの落ちてた場所を考えると、放課後に落としたというのが一番有力ね」
神流先輩が、俺の言葉を先読みしたように言う。
「帰宅部かな? 運動部だったらストーキングする時間無いと思うし」
まぁ、そうなるな。うちの学校、なぜか運動部だけ厳しいからな。サボったら大変な事になるらしいし。
「じゃあ、二年生の帰宅部を調べれば良いんですか?」
そうもいかないんだよな。
「いや、そう言っても、帰宅部だけ調べるわけにもいかないんだよな。休みだった部活もあるだろうし、そもそも二年生の下駄箱の前ってだけで、二年生と決まったわけじゃない」
「ほぇ~······」
聞いてるのだろうか?
琴音ちゃんは少し長く喋るとすぐにこうなる。まぁ、これも個性だとは思うが。
「ちなみに神流先輩。能力使って持ち主見えたりしませんか?」
俺達がノートを返す未来があれば、自ずと見えて来るだろうし。
「ちょっと待ってて。·········ダメね。不確定な要素が多いわ。いくつも重なり過ぎて、よく見えない」
ふむ。ってことは俺達がここで考えるのを止める可能性もあるのか。
「分からないんじゃ仕方ないな。これは部室に保管しておくか」
言ったそばから健が考えるのを止めた。
だが、俺達はそれを許さない。
「ストーキングされたままで良いのか?」
「健だけ後ろから刃物でサックリ殺られたりしないかな」
「あら、ストーキングされるのが趣味なのかしら?」
「落とし物を届けないのはダメですよ先輩。そういうのがダメな人を作るんですよ」
「使えないわね、この部長」
俺、歩香、神流先輩、琴音ちゃん、エミリアの順で罵声を浴びせた。
「お前ら今まで特に攻撃してこないと思ったら溜めてたのか!? チャージでもしてたのか!?」
健、涙目。ノックアウト寸前である。
「まぁ、それは置いといてノートの持ち主を探しだして、ストーキングを止めるように言わないとな」
「置いとくなよ! 結構俺傷ついたからな!?」
うるさいな。それだから無視されるんだよ。
「個人でそれぞれ、ノート持ってそうな人当たってみるか」
「それが良いのかな」
「無駄が多いけど、この際仕方ないわね」
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